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第七章 天使転輪
第135話 スノードロップ
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「まぁそう言わずにさぁ、もっと楽しもうとよ。姉さん!」
「だから、遊んでいる暇はないのですわよ!」
「ひっひっひ」
花蓮は自分の周りに薔薇の剣を無数に作り出して涼香へと放つ。涼香はそれを避けながら塔の上から落ちた。落ちながら涼香も無数の氷の刃を作り出して応戦する。そして、落下する花蓮は束の間の空中戦を楽しんでいた。
「ひっひっひ、まだまだいくよ!それ!それー!」
「はぁ、鬱陶しいですわね!」
塔から地面までのおよそ五秒の間、二人は互いの異能の刃を激しく交えた。撃っては撃ち落とし、薙ぎ払い、弾き返す。そして、地面へ二人が着地すると互いへ向かって走りだし、再び刃を交えた。
「ひっひっ!やっばり、私についてこれるのは姉さんだけだ!楽しい!」
「ついてこれる?それは勘違いですわよ。私はまだ手加減をしているんですもの」
「はぁ?じゃあ、本気できなよ!相手してあげるからさぁ!」
「それはこっちのセリフですわよ!」
二人で激しく刃を交えながら、花蓮は器用にも地面に咲いている花を操作して涼香を攻撃する。
涼香は向かってくる花の刃見ることもなく花蓮との打ち合いの最中に起きる斬撃で飛ばし、散らして凍らせる。
「いい加減飽きましたわね!」
涼香は花蓮の剣を自らの氷の刃で押さえつけ動きを止める。
「そう?私は永遠にこうしたいけど?」
「それは、、遠慮しますわ!」
「残念、、」
花蓮は後退して、涼香を見据えた。
「じゃあ、次は何をしようか?」
「もういいですわ」
「え?」
「本当は使いたくなかったのですが。仕方ありませんわね、、、火氷零結天冷帝!」
花蓮は瞬き一つで涼香の世界へと飛ばされた。そして何故か、不気味微笑む。
「ひっひっ、ようやく使ったね。これを待っていたんだ!ようやく本当の姉さんに会える」
「はぁ、全く。今のあなたに会わせるわけがないでしょう」
次の瞬間、花蓮の全身が一瞬にして凍った。
「これで、とりあえずは頭が冷えるまで待っておきましょうか。全く、世話の焼ける子ですわ」
涼香は凍った花蓮に触れる。
「!?」
次の瞬間、凍った花蓮の表面から白い花が無数に咲き出した。そして、その中で一際大きい花から花蓮が出てきた。
「まさか、この世界を克服するなんて。また一段と厄介になりましたわね、花蓮」
「ひっひっひ、もうこの世界には対応した。さて、本物に会わせてもらうよ!」
花蓮の足元から白い花が円を描く様に咲き広がりだした。
「こ、これは、、」
「姉さんはスノードロップって知ってる?」
「冬の花ですわね」
「そうそう!さすが姉さん!んで、これがその花で、これから姉さんの世界をいただく」
「一体、あなたは何がしたいんですの?」
「私は、私の世界が欲しい。そしてここにはそれがある。何も不純物がない、美しい白と青の世界。そこを冬の花で染め上げる。私はただ美しい世界が作りたいだけだよ」
「はぁ、本当にあなたは一体何者なんですかね」
「とりあえず、城へ向かうよ私は!ひっひっひ」
花蓮はそう言って足元にスノードロップを大量に生み出して、まるでサーフィンでもするかの様に花の上に乗って、城へと向かう。
「止めれるなら、止めてみてよ!ひっひ」
「ふざけたことを」
涼香は花を凍らせようと試みるが、何故か花が全く凍らなかった。
「ひっひっひ、その花はどんなに冷たい中でも咲き誇る美しい花なんだよ、凍るわけないじゃんか、ひっひっひ」
「そろそろ、限界ですわね」
涼香のイライラは、かなり限界に達していた。
「だから、遊んでいる暇はないのですわよ!」
「ひっひっひ」
花蓮は自分の周りに薔薇の剣を無数に作り出して涼香へと放つ。涼香はそれを避けながら塔の上から落ちた。落ちながら涼香も無数の氷の刃を作り出して応戦する。そして、落下する花蓮は束の間の空中戦を楽しんでいた。
「ひっひっひ、まだまだいくよ!それ!それー!」
「はぁ、鬱陶しいですわね!」
塔から地面までのおよそ五秒の間、二人は互いの異能の刃を激しく交えた。撃っては撃ち落とし、薙ぎ払い、弾き返す。そして、地面へ二人が着地すると互いへ向かって走りだし、再び刃を交えた。
「ひっひっ!やっばり、私についてこれるのは姉さんだけだ!楽しい!」
「ついてこれる?それは勘違いですわよ。私はまだ手加減をしているんですもの」
「はぁ?じゃあ、本気できなよ!相手してあげるからさぁ!」
「それはこっちのセリフですわよ!」
二人で激しく刃を交えながら、花蓮は器用にも地面に咲いている花を操作して涼香を攻撃する。
涼香は向かってくる花の刃見ることもなく花蓮との打ち合いの最中に起きる斬撃で飛ばし、散らして凍らせる。
「いい加減飽きましたわね!」
涼香は花蓮の剣を自らの氷の刃で押さえつけ動きを止める。
「そう?私は永遠にこうしたいけど?」
「それは、、遠慮しますわ!」
「残念、、」
花蓮は後退して、涼香を見据えた。
「じゃあ、次は何をしようか?」
「もういいですわ」
「え?」
「本当は使いたくなかったのですが。仕方ありませんわね、、、火氷零結天冷帝!」
花蓮は瞬き一つで涼香の世界へと飛ばされた。そして何故か、不気味微笑む。
「ひっひっ、ようやく使ったね。これを待っていたんだ!ようやく本当の姉さんに会える」
「はぁ、全く。今のあなたに会わせるわけがないでしょう」
次の瞬間、花蓮の全身が一瞬にして凍った。
「これで、とりあえずは頭が冷えるまで待っておきましょうか。全く、世話の焼ける子ですわ」
涼香は凍った花蓮に触れる。
「!?」
次の瞬間、凍った花蓮の表面から白い花が無数に咲き出した。そして、その中で一際大きい花から花蓮が出てきた。
「まさか、この世界を克服するなんて。また一段と厄介になりましたわね、花蓮」
「ひっひっひ、もうこの世界には対応した。さて、本物に会わせてもらうよ!」
花蓮の足元から白い花が円を描く様に咲き広がりだした。
「こ、これは、、」
「姉さんはスノードロップって知ってる?」
「冬の花ですわね」
「そうそう!さすが姉さん!んで、これがその花で、これから姉さんの世界をいただく」
「一体、あなたは何がしたいんですの?」
「私は、私の世界が欲しい。そしてここにはそれがある。何も不純物がない、美しい白と青の世界。そこを冬の花で染め上げる。私はただ美しい世界が作りたいだけだよ」
「はぁ、本当にあなたは一体何者なんですかね」
「とりあえず、城へ向かうよ私は!ひっひっひ」
花蓮はそう言って足元にスノードロップを大量に生み出して、まるでサーフィンでもするかの様に花の上に乗って、城へと向かう。
「止めれるなら、止めてみてよ!ひっひ」
「ふざけたことを」
涼香は花を凍らせようと試みるが、何故か花が全く凍らなかった。
「ひっひっひ、その花はどんなに冷たい中でも咲き誇る美しい花なんだよ、凍るわけないじゃんか、ひっひっひ」
「そろそろ、限界ですわね」
涼香のイライラは、かなり限界に達していた。
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