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Twitterでの企画
Twitterでの企画③★
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寝所に入ると、更に音は無くなり、互いの呼吸の音しか聞こえなかった。
優しく寝台の上に寝かされる。
いつも使っている寝台で、叶わない夢と想っていた相手と、現実に結ばれる。
一夜の幻だけど、それでも良い。
でも、やっぱり…!
(緊張する…!!)
ぎゅっと目を閉じ、早鐘の鼓動の音が聞こえてしまわないか、セリアは気が気ではなかった。
「あの…ア、リル?」
「うん?」
どうした?と優しく笑みと共に返される。
「あの、知ってると思うけど…。
私、初めてなの…。
だから、その…。
上手く出来ないと思うけど…」
ごめんなさい…。と、ゴニョゴニョと告げる。
「何だ、そんな事か」と、クスクス笑う。
「ゴメンね、セリア。
女の子に、言わせる台詞では無いよね。
大切にするから。
少しでも、痛かったり怖かったら、遠慮無く言ってくれ」
「…はい。
…ありがとう。アリル」
おずおず、とアリルの首に腕を絡める。
それを合図に、優しく啄む様なキスをする。
ちゅ、ちゅっと甘い水音が響く。
先程の荒々しい仕草は皆無で、本当に甘く優しい愛撫を髪や背にする。
「ん…。ふぁ…ん…」
セリアの口から吐息にも似た甘い声が漏れる。
背中が弱いのか、時折びくりと身体を震わせる。
怖がらせない様に、それでいてモタつかせ無い様に。
アリルは巧みな手付きで、セリアの服をを脱がす。
気付くと、既に上半身は裸で、下半身も下着のみになっていた。
「アリル、や、あっ」
背後から抱き締められていたと思うと、耳を甘噛みされながら、胸を触られる。
背中には、裸のアリルの胸が当たっている。
「セリア…、気持ちいい…?」
「ゃ、みみもとで、しゃべらないで…!」
「そう言えば、さっきも耳元で話しかけたら感じていたよね…?」
わざと吐息を絡めながら話し、その合間に耳に舌を入れたりもした。
「や、ぁっ!だめ!」
飲まれそうな快楽から、少しでも逃れようと身を捩るが、抱き締められているので当然敵わない。
寧ろ、逃げようとした罰なのか触っていただけの指先が、硬くなり始めた胸の先を転がし始める
「やっ!ば、あんっ」
「セリアの胸、可愛いな…」
耳を解放されたかと思えば、今度は首筋に舌を這わす。
舌先を尖らせ、つっと這わせたかと思えば、ぢゅっと音を立てながら吸い付き、紅い痕を散らす。
「っっ…!むね、ちっさ…やなの…ぉ」
相変わらず両の指先は先端を転がしたり摘んだりと、放して貰えず、与えられる快楽を甘受する他は無い。
「嫌なの?こんなに可愛いのに…。
何より敏感で、やらしいよね?」
「なに、いって…」
敏感なのは、アリルが触ってくるからでしょ、と抗議しようと、何とか自由の利く首だけ振り返る。
ふと、アリルと視線がぶつかった。
銀髪の髪の隙間から、紫の瞳。
「きれい…」
「ん?なにが?」
「アリル。月明かりに照らされて、凄くキレイだわ」
「ありがとう」
ふっと笑うと、セリアの身体をクルリと反転させ、抱き寄せる。
流れる仕草で、一瞬の後にアリルの腕の中にスッポリと収まっていた。
「でもね、ぼくからすれば、セリア。
君は誰よりも美しくて可愛くて、愛おしいよ?」
指をつ、と顎に添えるとキスをして、そのまま優しく舌を挿入した。
「ん…」
どちらの声とも分からない声だけが響く。
互いの舌と吐息を絡ませ、寸分の隙間も無く抱き合っていた。
「ん、ふ、んん…」
どちらも退かずに、互いを貪り合う。
無意識のうちに、セリアの細い指はアリルの首筋、胸、乳首、脇腹と辿った。
「ん、はぁ…」
拙い快感に、熱い息を吐く。
それを見たセリアは、もっと喜ばせたいと、先程彼にされた様に、耳元に口付けた。
「ぅあっ!」
ビクリ、身体が大きく跳ね、寝台に倒れ込む。
「アリル…?」
「ごめ、…ぼく、耳が弱いんだよ…」
まさか弱点を突かれるとは思ってもいなかったらしく、暗がりでも分かる程に顔を赤くしていた。
(アリル、可愛い…!)
経験の無いセリアだが、何かに目覚めた様に、アリルにのし掛かる。
辿々しい動作だが、耳を丹念に攻める。
その合間に、仕返しとばかりに胸元で既に硬く主張している乳首を指先で弄り始めた。
スムーズでは無い辿々しさ。
ともすれば、まだろこしさすら感じる。
「はっ、あっ、せ、あっ…!」
ちょっと待ってくれと、頭を振るが当然止まらない。
辿々しいと言うことは、つまり自分の中で思った通りに行かない。
次にどう来るか分からないのだ。
しかも、この暗がりで視界も奪われている。
媚薬もいよいよ理性を奪いに来たのか、アリルは先程までの余裕も無く、ひたすらセリアに翻弄されていた。
「アリル…、気持ちいい?」
「気持ちいい…」
心底、素直な本音を吐き出す。
出来れば、一度イキたい所だが、さて。どうやって。
(出来れば、手か口か…。
顔はさすがにマズいよなぁ…)
あのセリアの可愛いお口でイケるなら。
ごくりと、生唾を飲み。
軽く舌舐めずりすると、「セリア?」と勘づかれぬ様に間合いを詰める。
「なぁに?」
彼女も、恐らくは既に理性など当に蕩けている筈だ。
トドメにもう一度、イカせてから口説けば容易い筈。
「もっと気持ちイイ事をしてあげる」
言いながら、優しく押し倒す。
トサリ、と柔らかい音と共に寝台に沈みこんだセリアの唇、首筋、胸、腹、おヘソ。
わざと大きく「チュッチュ」と音を立てながらキスを落として行く。
その道筋には紅い跡を、まるで「ぼくのセリア」と刻印するかの様にクッキリと刻んで行く。
「アリル…、待ってぇ…。
その下は…、だ、めぇ…」
灯りの無い部屋でも、何をされているのかは卑猥な音と、唇の感触で分かってしまう。
軽く持ち上げられた太腿に、執拗にキスをされているのだ。
「やだぁ、恥ずかしいよぉ…」
「恥ずかしいって言っても、気持ち良さそうだよ?
…ほら」
股にアリルの柔らかい髪が当たる。
話す度に彼の息が股に当たり、彼の視線がどこを指しているのかも分かってしまう。
自分でも見た事も触れた事も無い場所を、男のひとに見られている。
恥ずかしくて逃げたい。
でも、でも。
どうしようも無く興奮している自分がいるのだ。
(あぁ、早く、早く触って…!)
「ここ、わかる?」
ほんの僅かに、彼の指先がツプッと秘所に触れた。
「あっ!」
それだけなのに、セリアの身体には強い電流が流れた様だった。
「なに、いまの…?」
「凄いよね、散々焦らしたせいかな?ランプなんかつけなくても、月明かりで分かる程に、セリアの蜜は溢れてるんだよ?」
ニッコリと妖艶な笑みを浮かべたアリル。
しかし、今日、何もかもが初めてのセリアには快感と共に恐怖もあった。
触れられて嬉しいと思ってしまうのは、実は凄くはしたなくて、淫乱な女なのでは無いかと。
「ね、わたし、おかしいの…?」
「違うよ、セリア?
さっき、君自身が言っただろ?『薬のせいだ』って。
その通りだ。
ぼくも、セリアも、薬のせいなんだよ?
だから、何も臆する事無く薬に飲み込まれてしまえば良いんだよ?」
「…うん。そうだよね…?」
セリアの緊張が、改めて解かれるのを確認したアリルは、優しく甘く、深く口付けた。
最初にディープキスをした時に反応があった上顎を舐めると、やはりココが弱いのかビクンと反応する。
意識がそちらに向いている隙に、再び太腿に指を伸ばす。
怖がらせない様に、蜜を指で掬うと花の芽に塗る。
「あんっ!…ゃぁ…」
「大丈夫。怖くない。
ぼくに任せて?」
右手で秘所を丁寧に焦らしている間、左手は背中を支えつつ、ツツッと撫でる。
苦しそうにしていたので、キスは止めたかわりに耳を舌で愛撫したり、甘噛みしていれば高い嬌声を上げながら、比例して身体はどんどん弛緩していく。
快楽から逃げたいのか、もどかしさからもっと奥に行きたいのか。
知らぬ間にセリアの腰が揺らめいてアリルの腰に擦り付けていた。
当然、アリルの張り詰めている劣情は遠慮する事を知らない。
(そろそろか)
気付けば、アリルの右手と周辺のシーツは、セリアの蜜でビショビショに濡れていた。
胡座をかき、その上に座らせる。
「セリア、ほら。良く見て?」
座らせた後は、足を絡め、互いの足を広げる形になる。
「やだこれぇ…!恥ずかしいよぉ」
いやいやと、か弱く頭を振るが、本気で嫌がる素振りでも無い。
アリルはそのまま左手を、セリアの花の芽に持って行き軽く摘んだ。
「あぁん!」
可愛い嬌声を楽しみながら、何度か芽を摘んだり優しく愛撫した。
右手は秘所の周りを愛撫したり、太腿を愛撫したが、肝心の秘所には一切触れない。
そうしている間もシーツの染みは、どんどん濃く、広がっていく。
「…セリア。そろそろ行くよ?」
「あっ、はぁん…」
耳打ちした宣告は、翻弄されるセリアには届かなかった。
ヅプリ。
「ひぁんっ!」
左手はそのまま、右手の中指を、ドロドロになった秘所に埋めたのだ。
ビクンと跳ねるもアリルの左手が芽を攻めるから、秘所に集中出来ない。
「あ、あり、あぁん!」
グチュグチュと、ゆっくりだが確実に攻め立てる。
「や、やぁ!んんっ!ふ、ふぁ…!」
「イキたかったら、イってイイからね?まだ先は長いから。
好きなだけイカせてあげるよ?」
「…わ、わか、…ない!あぁん!」
会話も、まともに続かない程にヨガるセリア。
アリルの指は、最初は控えめに一本だったのに慣れて来て、更にはドロドロに蕩けているので二本、三本と増やしていた。
途中、中で指が当たると一際高い声を上げる場所があるので一度指を引き抜いた。
「な、なんで抜いちゃうの…?」
「そんな物寂しそうな顔をするなよ。
イイ場所があるんだよ?」
言いながら、中指のみ再び埋めた。
左手も止めた。
足はより固定され動けなくされる。
(なんで一本に減らすの…?)
先程までの快感が忘れられないセリアは、モジモジと腰を動かす。
実際には、アリルに押さえられているので、大きくは動けないのだが。
そうこうしている内に、アリルがポイントにたどり着いたのか、ある場所に指を擦られた。
「ーーーっ!」
先程までの快感とは、また違う快感に、声も出ない悲鳴を上げた。
セリアの上々の反応に、満足気なアリル。
そのまま擦り上げ、セリアを絶頂へ導く。
「やぁ、あ!あん!
はぁっ、あんっ!
もおだめぇ…!」
ビクビクっと数度大きく痙攣し、くたぁとアリルに倒れこんだ。
はぁ、はぁと大きく息をしているセリアを横に寝かせ、髪を撫でてやる。
気持ち良さそうに、恍惚の表情でアリルを見る。
「ねぇ、アリル…」
優しく寝台の上に寝かされる。
いつも使っている寝台で、叶わない夢と想っていた相手と、現実に結ばれる。
一夜の幻だけど、それでも良い。
でも、やっぱり…!
(緊張する…!!)
ぎゅっと目を閉じ、早鐘の鼓動の音が聞こえてしまわないか、セリアは気が気ではなかった。
「あの…ア、リル?」
「うん?」
どうした?と優しく笑みと共に返される。
「あの、知ってると思うけど…。
私、初めてなの…。
だから、その…。
上手く出来ないと思うけど…」
ごめんなさい…。と、ゴニョゴニョと告げる。
「何だ、そんな事か」と、クスクス笑う。
「ゴメンね、セリア。
女の子に、言わせる台詞では無いよね。
大切にするから。
少しでも、痛かったり怖かったら、遠慮無く言ってくれ」
「…はい。
…ありがとう。アリル」
おずおず、とアリルの首に腕を絡める。
それを合図に、優しく啄む様なキスをする。
ちゅ、ちゅっと甘い水音が響く。
先程の荒々しい仕草は皆無で、本当に甘く優しい愛撫を髪や背にする。
「ん…。ふぁ…ん…」
セリアの口から吐息にも似た甘い声が漏れる。
背中が弱いのか、時折びくりと身体を震わせる。
怖がらせない様に、それでいてモタつかせ無い様に。
アリルは巧みな手付きで、セリアの服をを脱がす。
気付くと、既に上半身は裸で、下半身も下着のみになっていた。
「アリル、や、あっ」
背後から抱き締められていたと思うと、耳を甘噛みされながら、胸を触られる。
背中には、裸のアリルの胸が当たっている。
「セリア…、気持ちいい…?」
「ゃ、みみもとで、しゃべらないで…!」
「そう言えば、さっきも耳元で話しかけたら感じていたよね…?」
わざと吐息を絡めながら話し、その合間に耳に舌を入れたりもした。
「や、ぁっ!だめ!」
飲まれそうな快楽から、少しでも逃れようと身を捩るが、抱き締められているので当然敵わない。
寧ろ、逃げようとした罰なのか触っていただけの指先が、硬くなり始めた胸の先を転がし始める
「やっ!ば、あんっ」
「セリアの胸、可愛いな…」
耳を解放されたかと思えば、今度は首筋に舌を這わす。
舌先を尖らせ、つっと這わせたかと思えば、ぢゅっと音を立てながら吸い付き、紅い痕を散らす。
「っっ…!むね、ちっさ…やなの…ぉ」
相変わらず両の指先は先端を転がしたり摘んだりと、放して貰えず、与えられる快楽を甘受する他は無い。
「嫌なの?こんなに可愛いのに…。
何より敏感で、やらしいよね?」
「なに、いって…」
敏感なのは、アリルが触ってくるからでしょ、と抗議しようと、何とか自由の利く首だけ振り返る。
ふと、アリルと視線がぶつかった。
銀髪の髪の隙間から、紫の瞳。
「きれい…」
「ん?なにが?」
「アリル。月明かりに照らされて、凄くキレイだわ」
「ありがとう」
ふっと笑うと、セリアの身体をクルリと反転させ、抱き寄せる。
流れる仕草で、一瞬の後にアリルの腕の中にスッポリと収まっていた。
「でもね、ぼくからすれば、セリア。
君は誰よりも美しくて可愛くて、愛おしいよ?」
指をつ、と顎に添えるとキスをして、そのまま優しく舌を挿入した。
「ん…」
どちらの声とも分からない声だけが響く。
互いの舌と吐息を絡ませ、寸分の隙間も無く抱き合っていた。
「ん、ふ、んん…」
どちらも退かずに、互いを貪り合う。
無意識のうちに、セリアの細い指はアリルの首筋、胸、乳首、脇腹と辿った。
「ん、はぁ…」
拙い快感に、熱い息を吐く。
それを見たセリアは、もっと喜ばせたいと、先程彼にされた様に、耳元に口付けた。
「ぅあっ!」
ビクリ、身体が大きく跳ね、寝台に倒れ込む。
「アリル…?」
「ごめ、…ぼく、耳が弱いんだよ…」
まさか弱点を突かれるとは思ってもいなかったらしく、暗がりでも分かる程に顔を赤くしていた。
(アリル、可愛い…!)
経験の無いセリアだが、何かに目覚めた様に、アリルにのし掛かる。
辿々しい動作だが、耳を丹念に攻める。
その合間に、仕返しとばかりに胸元で既に硬く主張している乳首を指先で弄り始めた。
スムーズでは無い辿々しさ。
ともすれば、まだろこしさすら感じる。
「はっ、あっ、せ、あっ…!」
ちょっと待ってくれと、頭を振るが当然止まらない。
辿々しいと言うことは、つまり自分の中で思った通りに行かない。
次にどう来るか分からないのだ。
しかも、この暗がりで視界も奪われている。
媚薬もいよいよ理性を奪いに来たのか、アリルは先程までの余裕も無く、ひたすらセリアに翻弄されていた。
「アリル…、気持ちいい?」
「気持ちいい…」
心底、素直な本音を吐き出す。
出来れば、一度イキたい所だが、さて。どうやって。
(出来れば、手か口か…。
顔はさすがにマズいよなぁ…)
あのセリアの可愛いお口でイケるなら。
ごくりと、生唾を飲み。
軽く舌舐めずりすると、「セリア?」と勘づかれぬ様に間合いを詰める。
「なぁに?」
彼女も、恐らくは既に理性など当に蕩けている筈だ。
トドメにもう一度、イカせてから口説けば容易い筈。
「もっと気持ちイイ事をしてあげる」
言いながら、優しく押し倒す。
トサリ、と柔らかい音と共に寝台に沈みこんだセリアの唇、首筋、胸、腹、おヘソ。
わざと大きく「チュッチュ」と音を立てながらキスを落として行く。
その道筋には紅い跡を、まるで「ぼくのセリア」と刻印するかの様にクッキリと刻んで行く。
「アリル…、待ってぇ…。
その下は…、だ、めぇ…」
灯りの無い部屋でも、何をされているのかは卑猥な音と、唇の感触で分かってしまう。
軽く持ち上げられた太腿に、執拗にキスをされているのだ。
「やだぁ、恥ずかしいよぉ…」
「恥ずかしいって言っても、気持ち良さそうだよ?
…ほら」
股にアリルの柔らかい髪が当たる。
話す度に彼の息が股に当たり、彼の視線がどこを指しているのかも分かってしまう。
自分でも見た事も触れた事も無い場所を、男のひとに見られている。
恥ずかしくて逃げたい。
でも、でも。
どうしようも無く興奮している自分がいるのだ。
(あぁ、早く、早く触って…!)
「ここ、わかる?」
ほんの僅かに、彼の指先がツプッと秘所に触れた。
「あっ!」
それだけなのに、セリアの身体には強い電流が流れた様だった。
「なに、いまの…?」
「凄いよね、散々焦らしたせいかな?ランプなんかつけなくても、月明かりで分かる程に、セリアの蜜は溢れてるんだよ?」
ニッコリと妖艶な笑みを浮かべたアリル。
しかし、今日、何もかもが初めてのセリアには快感と共に恐怖もあった。
触れられて嬉しいと思ってしまうのは、実は凄くはしたなくて、淫乱な女なのでは無いかと。
「ね、わたし、おかしいの…?」
「違うよ、セリア?
さっき、君自身が言っただろ?『薬のせいだ』って。
その通りだ。
ぼくも、セリアも、薬のせいなんだよ?
だから、何も臆する事無く薬に飲み込まれてしまえば良いんだよ?」
「…うん。そうだよね…?」
セリアの緊張が、改めて解かれるのを確認したアリルは、優しく甘く、深く口付けた。
最初にディープキスをした時に反応があった上顎を舐めると、やはりココが弱いのかビクンと反応する。
意識がそちらに向いている隙に、再び太腿に指を伸ばす。
怖がらせない様に、蜜を指で掬うと花の芽に塗る。
「あんっ!…ゃぁ…」
「大丈夫。怖くない。
ぼくに任せて?」
右手で秘所を丁寧に焦らしている間、左手は背中を支えつつ、ツツッと撫でる。
苦しそうにしていたので、キスは止めたかわりに耳を舌で愛撫したり、甘噛みしていれば高い嬌声を上げながら、比例して身体はどんどん弛緩していく。
快楽から逃げたいのか、もどかしさからもっと奥に行きたいのか。
知らぬ間にセリアの腰が揺らめいてアリルの腰に擦り付けていた。
当然、アリルの張り詰めている劣情は遠慮する事を知らない。
(そろそろか)
気付けば、アリルの右手と周辺のシーツは、セリアの蜜でビショビショに濡れていた。
胡座をかき、その上に座らせる。
「セリア、ほら。良く見て?」
座らせた後は、足を絡め、互いの足を広げる形になる。
「やだこれぇ…!恥ずかしいよぉ」
いやいやと、か弱く頭を振るが、本気で嫌がる素振りでも無い。
アリルはそのまま左手を、セリアの花の芽に持って行き軽く摘んだ。
「あぁん!」
可愛い嬌声を楽しみながら、何度か芽を摘んだり優しく愛撫した。
右手は秘所の周りを愛撫したり、太腿を愛撫したが、肝心の秘所には一切触れない。
そうしている間もシーツの染みは、どんどん濃く、広がっていく。
「…セリア。そろそろ行くよ?」
「あっ、はぁん…」
耳打ちした宣告は、翻弄されるセリアには届かなかった。
ヅプリ。
「ひぁんっ!」
左手はそのまま、右手の中指を、ドロドロになった秘所に埋めたのだ。
ビクンと跳ねるもアリルの左手が芽を攻めるから、秘所に集中出来ない。
「あ、あり、あぁん!」
グチュグチュと、ゆっくりだが確実に攻め立てる。
「や、やぁ!んんっ!ふ、ふぁ…!」
「イキたかったら、イってイイからね?まだ先は長いから。
好きなだけイカせてあげるよ?」
「…わ、わか、…ない!あぁん!」
会話も、まともに続かない程にヨガるセリア。
アリルの指は、最初は控えめに一本だったのに慣れて来て、更にはドロドロに蕩けているので二本、三本と増やしていた。
途中、中で指が当たると一際高い声を上げる場所があるので一度指を引き抜いた。
「な、なんで抜いちゃうの…?」
「そんな物寂しそうな顔をするなよ。
イイ場所があるんだよ?」
言いながら、中指のみ再び埋めた。
左手も止めた。
足はより固定され動けなくされる。
(なんで一本に減らすの…?)
先程までの快感が忘れられないセリアは、モジモジと腰を動かす。
実際には、アリルに押さえられているので、大きくは動けないのだが。
そうこうしている内に、アリルがポイントにたどり着いたのか、ある場所に指を擦られた。
「ーーーっ!」
先程までの快感とは、また違う快感に、声も出ない悲鳴を上げた。
セリアの上々の反応に、満足気なアリル。
そのまま擦り上げ、セリアを絶頂へ導く。
「やぁ、あ!あん!
はぁっ、あんっ!
もおだめぇ…!」
ビクビクっと数度大きく痙攣し、くたぁとアリルに倒れこんだ。
はぁ、はぁと大きく息をしているセリアを横に寝かせ、髪を撫でてやる。
気持ち良さそうに、恍惚の表情でアリルを見る。
「ねぇ、アリル…」
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