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超大国アルゼの侵攻を阻止せよ!
チラシを作るわよ!
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食事を終えた後、早速傭兵募集のチラシを作る作業を開始する。
奏音が馬鹿みたいに大量の紙を持ってきて宗之の前にドンと置く。
「おい、いくら何でも多過ぎじゃねぇか?何百枚持ってきてんだよ。」
こんなに沢山あると作業が終わるのが遅くなる。
「これぐらい有れば、夜の町中にばらまいたら誰か読むでしょうと思いまして~。でも募集の内容をいちいち手書きで書くの辛いですね。」
奏音はルナや宗之が作業をしているのをただ眺めているだけであった。正直、「お前も手伝え」と言いたくなる。
「二人じゃ大変なのでもう一人、暇な人にやってもらいましょうか。」
「おめェもやれよ。町の一大事なのにおめェも手伝わねぇと駄目だろうが。周りに示しが付かねぇぞ。」
宗之から見たら奏音は実質的なセガの町の支配者ではあるが肝心な時には面倒事を手伝わない卑怯者に見えていた。
「むぅ、そこまで言うなら手伝ってあげましょう。私だってやれば出来るんだから!」
宗之に挑発された奏音は腕を捲ってやる気を見せていた。
「取り敢えず、さっさと終わらせるわよ。って・・・あれ?」
募集のチラシを書こうとした時、ルナはとても大事な事に気がついた。
「ちょっと!募集要項を書こうとしたんだけど、待遇面とかどうするの?お給料とかも」
この場にいる皆が一番大事な事を忘れていたが、奏音は「こう書いてください~」と書き終わったチラシをルナに見せる。
そのチラシには・・・
【急募】セガの町を守る傭兵【荒くれ者歓迎!】
アルゼ帝国が三万の兵を率いてやって来ています!
私達の大切なセガの町を守ってくれる勇敢な人がいたら、どうか助けてください!
相手は世界最強のアルゼ帝国。それ故に死闘となります!
戦争の未経験者大歓迎!
未経験者の方には裏方をやってもらいます!
【待遇】
1日三食おやつ付き。夕食後にはお酒を振る舞います!
『お給金』
即日で10万ペラ払います。更に無事に戦いに勝てたら1人につき100万ペラを払います。
更に戦いで功を立てた者には領主の側近としてお仕え出来ます!
と、書いてあった。
あのケチな奏音が即日で10万もお金を払うのは意外だと、この場のみんなが思っていた。
「取り敢えず、この様な感じで書いてください~。恐らく800人は集まるでしょう。」
奏音が馬鹿みたいに大量の紙を持ってきて宗之の前にドンと置く。
「おい、いくら何でも多過ぎじゃねぇか?何百枚持ってきてんだよ。」
こんなに沢山あると作業が終わるのが遅くなる。
「これぐらい有れば、夜の町中にばらまいたら誰か読むでしょうと思いまして~。でも募集の内容をいちいち手書きで書くの辛いですね。」
奏音はルナや宗之が作業をしているのをただ眺めているだけであった。正直、「お前も手伝え」と言いたくなる。
「二人じゃ大変なのでもう一人、暇な人にやってもらいましょうか。」
「おめェもやれよ。町の一大事なのにおめェも手伝わねぇと駄目だろうが。周りに示しが付かねぇぞ。」
宗之から見たら奏音は実質的なセガの町の支配者ではあるが肝心な時には面倒事を手伝わない卑怯者に見えていた。
「むぅ、そこまで言うなら手伝ってあげましょう。私だってやれば出来るんだから!」
宗之に挑発された奏音は腕を捲ってやる気を見せていた。
「取り敢えず、さっさと終わらせるわよ。って・・・あれ?」
募集のチラシを書こうとした時、ルナはとても大事な事に気がついた。
「ちょっと!募集要項を書こうとしたんだけど、待遇面とかどうするの?お給料とかも」
この場にいる皆が一番大事な事を忘れていたが、奏音は「こう書いてください~」と書き終わったチラシをルナに見せる。
そのチラシには・・・
【急募】セガの町を守る傭兵【荒くれ者歓迎!】
アルゼ帝国が三万の兵を率いてやって来ています!
私達の大切なセガの町を守ってくれる勇敢な人がいたら、どうか助けてください!
相手は世界最強のアルゼ帝国。それ故に死闘となります!
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1日三食おやつ付き。夕食後にはお酒を振る舞います!
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