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深夜
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ある日の深夜2時頃
「はぁ、先輩たちのパシりでこんな夜中に買い出しか…。この近くにコンビニないから結構歩かないとダメなんだよな」
若者は暗い夜道を歩く
「この道暗くて怖いんだよな…。」
その時若者の後ろから足音が聞こえた
ヒタ…ヒタ…
若者は怖くなって振り返った
「誰だ!?」
そこにいたのは黒い服に包まれた鎌を持った人だった
「うわ、お前何者だ!」
「私ですか…?フフ…死神ですよ。」
死神は続けていう。
「あなたは普段学校で弱い者をイジメていますね…。」
若者は怖がりながら言う
「な、なんの事だよ!俺は知らねーよ!」
「あなたをとても恨んでいる人からの依頼ですよ。貴方には恨みは無いが消えてもらいますよ…」
死神は鎌を振りかぶった。
「待てよ!俺は先輩に言われただけで…!」
ザクッ
「これで任務終了ですね。さて坊っちゃんに報告しなければ。」
~次の日~
「新しい任務かー!今度の敵は今までより強そうな感じするねっ」
「そうだな。二人がかりでもキツそうだ。」
この日俺達は湯浅さんの家に呼ばれていた。
話は最近鎌を持って若者を殺している殺人鬼。
話によると犯人は死神を名乗っており、とある高校の生徒だけを狙っているという。
湯浅さんの推理ではその高校には悪徳政治家の御曹司が通っているらしい。
その政治家に使えている傭兵の中に裏社会で有名な鎌の使い手がいるという。
俺達はそれなりに強いつもりだが、相手は裏社会では有名な死神。
さすがにキツい。
しかし俺は閃いた。
「そうだ!新しい技を作ろう!」
「えっ?技?」
ヒナがびっくりした顔で言う。
「でも兄貴、技なんて1日じゃあ作れないよ?」
「大丈夫。形さえ出来ていれば実戦でなんとかなる!」
ヒナは呆れた顔でいう。
「兄貴は普段から鍛練サボりがちだし、いきなり無理でしょ。それにどんな技を作るつもり?」
「お兄ちゃんが考えた必殺の暗殺剣『足斬り』」
続けていう。
「足を切って立てなくすれば勝負は決まったようなもんだからな」
ヒナがいう
「そういえばあたし達って基本体に斬りかかるよね。足を斬るなんて考えたことなかったなー。」
「でもそれをするのって隙を見つけなきゃ無理だよね~。戦いの中で相手の隙を見抜く力が無きゃできないよ?」
俺はいう。
「だからこれからお前に隙を見抜く練習を手伝ってもらいたいんだ。任務は明後日だし、その日まで鍛練を頼みたいんだな。」
ヒナは仕方無く、しかし笑顔でいう
「うー、もう仕方ないなぁ!兄貴が鍛練に必死なのは珍しいし手伝ってあげるよ。」
「はぁ、先輩たちのパシりでこんな夜中に買い出しか…。この近くにコンビニないから結構歩かないとダメなんだよな」
若者は暗い夜道を歩く
「この道暗くて怖いんだよな…。」
その時若者の後ろから足音が聞こえた
ヒタ…ヒタ…
若者は怖くなって振り返った
「誰だ!?」
そこにいたのは黒い服に包まれた鎌を持った人だった
「うわ、お前何者だ!」
「私ですか…?フフ…死神ですよ。」
死神は続けていう。
「あなたは普段学校で弱い者をイジメていますね…。」
若者は怖がりながら言う
「な、なんの事だよ!俺は知らねーよ!」
「あなたをとても恨んでいる人からの依頼ですよ。貴方には恨みは無いが消えてもらいますよ…」
死神は鎌を振りかぶった。
「待てよ!俺は先輩に言われただけで…!」
ザクッ
「これで任務終了ですね。さて坊っちゃんに報告しなければ。」
~次の日~
「新しい任務かー!今度の敵は今までより強そうな感じするねっ」
「そうだな。二人がかりでもキツそうだ。」
この日俺達は湯浅さんの家に呼ばれていた。
話は最近鎌を持って若者を殺している殺人鬼。
話によると犯人は死神を名乗っており、とある高校の生徒だけを狙っているという。
湯浅さんの推理ではその高校には悪徳政治家の御曹司が通っているらしい。
その政治家に使えている傭兵の中に裏社会で有名な鎌の使い手がいるという。
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さすがにキツい。
しかし俺は閃いた。
「そうだ!新しい技を作ろう!」
「えっ?技?」
ヒナがびっくりした顔で言う。
「でも兄貴、技なんて1日じゃあ作れないよ?」
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俺はいう。
「だからこれからお前に隙を見抜く練習を手伝ってもらいたいんだ。任務は明後日だし、その日まで鍛練を頼みたいんだな。」
ヒナは仕方無く、しかし笑顔でいう
「うー、もう仕方ないなぁ!兄貴が鍛練に必死なのは珍しいし手伝ってあげるよ。」
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