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仇敵との同盟
敵を倒すには罠!
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二人は一度家に帰る。
部下30人に賊討伐の事を言う為だ。
宗信は部下を集め、賊討伐の事を言う。
ちなみに秋上隊では賊を討伐してもお金が貰えるわけではないので、やりたくない人には無理に戦わさないと言うことになっている。
普通ならお金が貰えないのなら、参加しない人が出てくるはずだが秋上隊のおっさん達はみんな参加するらしい。
「わしらは宗信様に従うぞ!」
「いつも嫌な仕事を押し付けられる人の良い大将じゃけぇの。わしらも付き合いますわ。」
「(みんな宗信に従い時給0円の賊退治に行くのかよ。おっさん達のボランティア精神スゲーな。)」
小次郎はタダ働きを喜んでするおっさん達を見て、戦国の世の『主従関係』がなんとなく分かった。
部下を戦わせるんじゃない。
部下が大将の為に戦おうとする。
これが戦国の世の主従関係。
現代世界にはこんな考えの人いないから、この感じ凄く新鮮だ。
実際、宗信は人が良いし、気が利くし、部下思い。
しかも可愛い。そりゃ部下から人気があるわな。
部下に賊退治の事を告げた宗信は、小次郎と共に馬に乗り、賊が次に襲うであろう場所に行く。
「次、賊が襲う場所は多分ここですよ。」
その場所は優が住んでいる神社だ。
「正直に言うと今まで襲われなかったのが不思議です。周りに民家が無いけど、神社の規模は大きく、大規模な賊が基地にするにはちょうど良い大きさです。」
「つまり、神社の周りに罠を仕掛けて賊を倒すのか。良い考えだ。」
とりあえず、神社の周りに罠を仕掛けるにも優の許可が必要だ。
宗信は神社に入り、優に賊退治の事を話す。
「えっ?賊がここを狙っているの?」
「そうです。だから、この周りに罠を仕掛けても良いですか?」
優は少し考えて言う。
「うーん。神社が燃えたり、潰れたりしない程度の罠なら良いけど…。」
「燃えたり潰れたりする罠って何だよ…。」
小次郎は軽くツッコみを入れる。
「じゃあ早速罠を仕掛けて行きましょう。小次郎さん、一度家に帰って道具をここに運んでください。」
宗信はこういう罠を仕掛けたりする時は実にイキイキとしていると感じる。
見た目からは想像がつかないが、もしかしたら宗信は戦が好きなのかも知れない。
そう思いながら小次郎は罠を仕掛ける準備をしていく。
罠を仕掛け終わった小次郎は宗信に聞く。
「ところで賊は今日来るのか?」
「さぁ?多分近いうちにここを襲うと思いますけど…。」
「適当だな。まさか24時間ここに入ることになるのか?」
「まぁ落ち着いてください。賊の人達も一生懸命に基地となる場所を探しているので近いうちに来ますよ。」
でも賊がこの神社に気付くかどうかは相手次第だ。
荒れ果てた出雲の地で基地となる場所はかなり少ない。
しかし、基地となる数少ない場所に相手が気付くとは限らないのだ。
しかし今は待つしかない。
数少ない秋上隊が賊を探し出して、馬鹿正直に正面から戦ったら数の面で負ける。
だから今は待つ。
賊がこの神社に早く気付く事を祈るしか無いのだ。
部下30人に賊討伐の事を言う為だ。
宗信は部下を集め、賊討伐の事を言う。
ちなみに秋上隊では賊を討伐してもお金が貰えるわけではないので、やりたくない人には無理に戦わさないと言うことになっている。
普通ならお金が貰えないのなら、参加しない人が出てくるはずだが秋上隊のおっさん達はみんな参加するらしい。
「わしらは宗信様に従うぞ!」
「いつも嫌な仕事を押し付けられる人の良い大将じゃけぇの。わしらも付き合いますわ。」
「(みんな宗信に従い時給0円の賊退治に行くのかよ。おっさん達のボランティア精神スゲーな。)」
小次郎はタダ働きを喜んでするおっさん達を見て、戦国の世の『主従関係』がなんとなく分かった。
部下を戦わせるんじゃない。
部下が大将の為に戦おうとする。
これが戦国の世の主従関係。
現代世界にはこんな考えの人いないから、この感じ凄く新鮮だ。
実際、宗信は人が良いし、気が利くし、部下思い。
しかも可愛い。そりゃ部下から人気があるわな。
部下に賊退治の事を告げた宗信は、小次郎と共に馬に乗り、賊が次に襲うであろう場所に行く。
「次、賊が襲う場所は多分ここですよ。」
その場所は優が住んでいる神社だ。
「正直に言うと今まで襲われなかったのが不思議です。周りに民家が無いけど、神社の規模は大きく、大規模な賊が基地にするにはちょうど良い大きさです。」
「つまり、神社の周りに罠を仕掛けて賊を倒すのか。良い考えだ。」
とりあえず、神社の周りに罠を仕掛けるにも優の許可が必要だ。
宗信は神社に入り、優に賊退治の事を話す。
「えっ?賊がここを狙っているの?」
「そうです。だから、この周りに罠を仕掛けても良いですか?」
優は少し考えて言う。
「うーん。神社が燃えたり、潰れたりしない程度の罠なら良いけど…。」
「燃えたり潰れたりする罠って何だよ…。」
小次郎は軽くツッコみを入れる。
「じゃあ早速罠を仕掛けて行きましょう。小次郎さん、一度家に帰って道具をここに運んでください。」
宗信はこういう罠を仕掛けたりする時は実にイキイキとしていると感じる。
見た目からは想像がつかないが、もしかしたら宗信は戦が好きなのかも知れない。
そう思いながら小次郎は罠を仕掛ける準備をしていく。
罠を仕掛け終わった小次郎は宗信に聞く。
「ところで賊は今日来るのか?」
「さぁ?多分近いうちにここを襲うと思いますけど…。」
「適当だな。まさか24時間ここに入ることになるのか?」
「まぁ落ち着いてください。賊の人達も一生懸命に基地となる場所を探しているので近いうちに来ますよ。」
でも賊がこの神社に気付くかどうかは相手次第だ。
荒れ果てた出雲の地で基地となる場所はかなり少ない。
しかし、基地となる数少ない場所に相手が気付くとは限らないのだ。
しかし今は待つしかない。
数少ない秋上隊が賊を探し出して、馬鹿正直に正面から戦ったら数の面で負ける。
だから今は待つ。
賊がこの神社に早く気付く事を祈るしか無いのだ。
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