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何とか卒業した猫
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てんかんになってぶっ倒れて救急車に乗車したり、すでに卒業して働いていた同じ学部の友人に恥を忍んで助太刀を頼み込み、推敲などを手伝ってもらいつつ。
「あと一年あるんだから、もう少しゆっくりしていいんだよ?」
なんて悪魔の…教授のアドバイスを聞きながら、卒論を完成させ、何とか単位をいただけました。
結局、あまり人が研究していない、ニッチな分野で頑張りました。突っ込まれるとどもって泣いちゃうしなぁ…精神的にかなり脆くなってしまった。学術の話をしているんであって、私個人を責めているわけではないことなんてわかっているはずなのに、ダメなんですよね…
恐らく教授方もかなり甘く見てくださったんだろうなぁ。
「面白かったよ」
「もっとここは掘り下げてもよかったんだよ?」
なんて言っていただけたのが、お世辞とわかっていても嬉しかった。誉められるの大好きです。
自分の親はあまり誉めるタイプではなく、
「ここをもっと頑張りなさい」
というタイプだったせいなのかなぁ。
その点、旦那は、
「嫁さんすごい」
「嫁さんはもっと休んでいい」
「休んでこっちで膝枕して旦那を撫でてください←ん?」
なんて甘やかすタイプなので、嫁は図に乗って頑張ります。
「狸は一途なの」
だそうです。
一区切りとして、卒業はできました。ぐだぐだしていたけど。
相変わらず、時折入退院はしていましたが。
感慨は、そんなになかったなぁ。やはり、自力でやった実感が薄かったからでしょうか。
勿論卒論かいたのも、勉強したのも自分でしたが、生活やら何やら、親や回りの支援ありきの生活だったからかもしれません。ありがたいことなんですけどね。
徐々に、親に対する反発が出てきたように思います。確かに、食べさせてもらっているし、なにもかも世話になっているのですが、門限は厳しい、行動を把握される、申告しなければおこられる。
遅い、遅い反抗期が、じわじわと私に訪れつつありました。
「あと一年あるんだから、もう少しゆっくりしていいんだよ?」
なんて悪魔の…教授のアドバイスを聞きながら、卒論を完成させ、何とか単位をいただけました。
結局、あまり人が研究していない、ニッチな分野で頑張りました。突っ込まれるとどもって泣いちゃうしなぁ…精神的にかなり脆くなってしまった。学術の話をしているんであって、私個人を責めているわけではないことなんてわかっているはずなのに、ダメなんですよね…
恐らく教授方もかなり甘く見てくださったんだろうなぁ。
「面白かったよ」
「もっとここは掘り下げてもよかったんだよ?」
なんて言っていただけたのが、お世辞とわかっていても嬉しかった。誉められるの大好きです。
自分の親はあまり誉めるタイプではなく、
「ここをもっと頑張りなさい」
というタイプだったせいなのかなぁ。
その点、旦那は、
「嫁さんすごい」
「嫁さんはもっと休んでいい」
「休んでこっちで膝枕して旦那を撫でてください←ん?」
なんて甘やかすタイプなので、嫁は図に乗って頑張ります。
「狸は一途なの」
だそうです。
一区切りとして、卒業はできました。ぐだぐだしていたけど。
相変わらず、時折入退院はしていましたが。
感慨は、そんなになかったなぁ。やはり、自力でやった実感が薄かったからでしょうか。
勿論卒論かいたのも、勉強したのも自分でしたが、生活やら何やら、親や回りの支援ありきの生活だったからかもしれません。ありがたいことなんですけどね。
徐々に、親に対する反発が出てきたように思います。確かに、食べさせてもらっているし、なにもかも世話になっているのですが、門限は厳しい、行動を把握される、申告しなければおこられる。
遅い、遅い反抗期が、じわじわと私に訪れつつありました。
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