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第二十章『白い鳥に振り回される清めた水』
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今日も平和な色彩学園、昼休みの二年一組で姫乃は相変わらず沢山の生徒に囲まれていた。
姫乃「あはは、みんなありがとね」
沢山の生徒に囲まれているからなのか、言ってる事が聞こえない。でも姫乃は黒髪で前髪を伸ばしてる人と黒髪でポニーテールをしてる人のやりとりを見ていた。
???「ねぇねぇ、人気者の所に行こうよ~」
???「ちょっとまって! 私は勉強をやりたいんだけど!」
???「いいから行こうよ~」
???「ちょっとあぁ~!」
二人は姫乃の所に行こうとしたらチャイムが鳴り、昼休みが終わってしまった。
???「はぁ……今日も話せなかった……」
???「もう、いい加減にしてよ!」
どうやら真面目な人はマイペースな人に振り回されてるようだ、それを見た姫乃は。
姫乃「いつもそんな感じですわよね?」
と言いながら授業を受けていたのだった……
パレット部室、今日も会議をしていた。
裕子「今日は平和だね」
映美「平和ボケをしてるんじゃないぞ」
早織「少女の命はどうなったのかしら?」
映美「あぁ、今日は手術するんだそうだ」
亜弥「早く良くなるといいね」
史「他の人がやった募金活動が力になったみたいね」
一歌「ま、生きた方が得するけどね」
千晶「確かに」
万紀「一人の人生を救ったことになんだな」
優梨子「一人の命もです」
七美「手術成功しなかったらどうしよう……」
姫乃「あら紺屋さん、弱気になってはいけませんよ? 今は信じるしかないのですから」
七美「それもそうですね」
会議中、裕子が姫乃の異変に気付いた。
裕子「そういえば姫乃先輩、どうしたんですか?」
姫乃「あら? いつも通りですよ?」
裕子「だって、考えごとが続いてるから何かあったのかなって……」
すると、姫乃が参ったように語った。
姫乃「もう、裕子さんには構いませんわ、実はですね、私のクラスにいつもの二人がいますの」
万紀「そうなんか?」
優梨子「意外ですね」
姫乃「その二人は仲がいいか悪いか分からなくてどうして一緒にいるのかしら?」
早織「ん~」
千晶「確かに気になる」
姫乃「昼休みにいつも私の元へ来るんですが……なんででしょう?」
史「確かに理由が知りたい」
七美「人気者だから?」
姫乃「いや、私が人気者だからってくる訳ないわ、大体は用事で来るのでは?」
映美「確かに、その可能性はあるな、二年生の一歌と亜弥なら知ってるか?」
亜弥「一年生の時も今も違うクラスだから知らないよ!」
一歌「私も知らないよ」
裕子「本当に知らないの?」
一歌「嘘つきの私さえ本当に知らないわよ!」
映美「姫乃は知ってるのか? あの二人」
姫乃「はい、最近同じクラスになってから知りました、二人はマイペースな人と真面目な人しか知りませんが……」
二年生の二人について行き詰まるパレット部員達、すると、裕子が思いついた!
裕子「そうだ! 姫乃先輩! 手紙に書けばいいんですよ! その二人宛の手紙を書いて、朝早く机の中に入れればいいじゃない?」
姫乃「だったら今から書きます」
映美「なんでだ?」
姫乃「私には六人の妹の面倒を見なきゃいけないので、誰か便箋と封筒をお持ちの人はいませんか?」
すると早織がハートが沢山ある可愛らしいレターセットを出してくれた。
早織「可愛いのしかないけど良かったら使ってください!」
姫乃「まぁ、ありがとうございます」
姫乃は早織から貰った便箋を使って二人に手紙を書いた。
万紀「想い伝わんといいな」
優梨子「どうしてなんでしょう?」
千晶「優梨子、それはみんなも同じ考えだから」
優梨子「はひ~」
こうしてパレット部の会議を終えたのたが、裕子と姫乃がパレット部室に残った。どうやら付き合ってくれるようだ。
姫乃「裕子さんすいません、私のためにそんな……」
裕子「いいですよ! アイデアを出したのは私ですから」
姫乃の想いが二人に届きますように、そう願ったのだった……
翌日の朝、いつもの二人が二年一組に登校してると机の中から姫乃からの手紙が出てきた。
???「なにこれ?手紙?」
???「いいから読もうよ~」
???「分かったから、ふむふむ」
『名前が分からなかったので私の前にいた席、真面目な人の机の中に入れさせて頂きました、お二人はいつも仲良しですね、こんな風に過ごすのは羨ましいです、どうしてお二人は正反対の筈が仲が良いのか不思議でなりません、もしよろしければパレット部に入部いたしませんか? 楽しいですわよ? お二人がパレット部に入部したらとても賑やかになりますわ、いかがでしょうか? 私もお二人と仲良くなりたいんです、パレット部に入部したかったら放課後でパレット部室に来てください。パレット部員達がお待ちしています、最後に貴方達の名前は? 二年一組若葉姫乃より』
えり菜「清水えり菜(しみずえりな)よ」
希美「白鳥希美(しらとりのぞみ)です~」
えり菜「どうすんの? 希美?」
希美「決まってるよ、えり~、今日の放課後、パレット部室に行きましょ? 」
えり菜「分かったわよ……行けばいいでしょ? 最近、パレット部の活躍がすごいらしいから私、ここで勉強させてもらうわ」
希美「えり~が行くなら私もやる~」
えり菜「もぅ、希美、マイペースのままに抜けるなんてしないでね?」
希美「今回はしないよ~、だって、えり~と一緒にやれるから~」
そしてえり菜と希美は放課後にならないか楽しみにしながら授業を取り組むのだった……。
姫乃「あはは、みんなありがとね」
沢山の生徒に囲まれているからなのか、言ってる事が聞こえない。でも姫乃は黒髪で前髪を伸ばしてる人と黒髪でポニーテールをしてる人のやりとりを見ていた。
???「ねぇねぇ、人気者の所に行こうよ~」
???「ちょっとまって! 私は勉強をやりたいんだけど!」
???「いいから行こうよ~」
???「ちょっとあぁ~!」
二人は姫乃の所に行こうとしたらチャイムが鳴り、昼休みが終わってしまった。
???「はぁ……今日も話せなかった……」
???「もう、いい加減にしてよ!」
どうやら真面目な人はマイペースな人に振り回されてるようだ、それを見た姫乃は。
姫乃「いつもそんな感じですわよね?」
と言いながら授業を受けていたのだった……
パレット部室、今日も会議をしていた。
裕子「今日は平和だね」
映美「平和ボケをしてるんじゃないぞ」
早織「少女の命はどうなったのかしら?」
映美「あぁ、今日は手術するんだそうだ」
亜弥「早く良くなるといいね」
史「他の人がやった募金活動が力になったみたいね」
一歌「ま、生きた方が得するけどね」
千晶「確かに」
万紀「一人の人生を救ったことになんだな」
優梨子「一人の命もです」
七美「手術成功しなかったらどうしよう……」
姫乃「あら紺屋さん、弱気になってはいけませんよ? 今は信じるしかないのですから」
七美「それもそうですね」
会議中、裕子が姫乃の異変に気付いた。
裕子「そういえば姫乃先輩、どうしたんですか?」
姫乃「あら? いつも通りですよ?」
裕子「だって、考えごとが続いてるから何かあったのかなって……」
すると、姫乃が参ったように語った。
姫乃「もう、裕子さんには構いませんわ、実はですね、私のクラスにいつもの二人がいますの」
万紀「そうなんか?」
優梨子「意外ですね」
姫乃「その二人は仲がいいか悪いか分からなくてどうして一緒にいるのかしら?」
早織「ん~」
千晶「確かに気になる」
姫乃「昼休みにいつも私の元へ来るんですが……なんででしょう?」
史「確かに理由が知りたい」
七美「人気者だから?」
姫乃「いや、私が人気者だからってくる訳ないわ、大体は用事で来るのでは?」
映美「確かに、その可能性はあるな、二年生の一歌と亜弥なら知ってるか?」
亜弥「一年生の時も今も違うクラスだから知らないよ!」
一歌「私も知らないよ」
裕子「本当に知らないの?」
一歌「嘘つきの私さえ本当に知らないわよ!」
映美「姫乃は知ってるのか? あの二人」
姫乃「はい、最近同じクラスになってから知りました、二人はマイペースな人と真面目な人しか知りませんが……」
二年生の二人について行き詰まるパレット部員達、すると、裕子が思いついた!
裕子「そうだ! 姫乃先輩! 手紙に書けばいいんですよ! その二人宛の手紙を書いて、朝早く机の中に入れればいいじゃない?」
姫乃「だったら今から書きます」
映美「なんでだ?」
姫乃「私には六人の妹の面倒を見なきゃいけないので、誰か便箋と封筒をお持ちの人はいませんか?」
すると早織がハートが沢山ある可愛らしいレターセットを出してくれた。
早織「可愛いのしかないけど良かったら使ってください!」
姫乃「まぁ、ありがとうございます」
姫乃は早織から貰った便箋を使って二人に手紙を書いた。
万紀「想い伝わんといいな」
優梨子「どうしてなんでしょう?」
千晶「優梨子、それはみんなも同じ考えだから」
優梨子「はひ~」
こうしてパレット部の会議を終えたのたが、裕子と姫乃がパレット部室に残った。どうやら付き合ってくれるようだ。
姫乃「裕子さんすいません、私のためにそんな……」
裕子「いいですよ! アイデアを出したのは私ですから」
姫乃の想いが二人に届きますように、そう願ったのだった……
翌日の朝、いつもの二人が二年一組に登校してると机の中から姫乃からの手紙が出てきた。
???「なにこれ?手紙?」
???「いいから読もうよ~」
???「分かったから、ふむふむ」
『名前が分からなかったので私の前にいた席、真面目な人の机の中に入れさせて頂きました、お二人はいつも仲良しですね、こんな風に過ごすのは羨ましいです、どうしてお二人は正反対の筈が仲が良いのか不思議でなりません、もしよろしければパレット部に入部いたしませんか? 楽しいですわよ? お二人がパレット部に入部したらとても賑やかになりますわ、いかがでしょうか? 私もお二人と仲良くなりたいんです、パレット部に入部したかったら放課後でパレット部室に来てください。パレット部員達がお待ちしています、最後に貴方達の名前は? 二年一組若葉姫乃より』
えり菜「清水えり菜(しみずえりな)よ」
希美「白鳥希美(しらとりのぞみ)です~」
えり菜「どうすんの? 希美?」
希美「決まってるよ、えり~、今日の放課後、パレット部室に行きましょ? 」
えり菜「分かったわよ……行けばいいでしょ? 最近、パレット部の活躍がすごいらしいから私、ここで勉強させてもらうわ」
希美「えり~が行くなら私もやる~」
えり菜「もぅ、希美、マイペースのままに抜けるなんてしないでね?」
希美「今回はしないよ~、だって、えり~と一緒にやれるから~」
そしてえり菜と希美は放課後にならないか楽しみにしながら授業を取り組むのだった……。
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