これが最後の

 人々が自分の記憶を自由に消去できるようになった時代。
 愛花の恋人である聡は、別れた後に愛花と恋人だった記憶を消してしまう。
 ところが偶然再会した聡は、また愛花のことを好きになったと言う。
 再び聡と恋人になる愛花。しかしそれは、繰り返される忘却の始まりだった。

 私はあと何回、「久しぶり」と言うのだろう。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,221 位 / 192,221件 恋愛 57,281 位 / 57,281件

あなたにおすすめの小説

彼女にも愛する人がいた

まるまる⭐️
恋愛
既に冷たくなった王妃を見つけたのは、彼女に食事を運んで来た侍女だった。 「宮廷医の見立てでは、王妃様の死因は餓死。然も彼が言うには、王妃様は亡くなってから既に2、3日は経過しているだろうとの事でした」 そう宰相から報告を受けた俺は、自分の耳を疑った。 餓死だと? この王宮で?  彼女は俺の従兄妹で隣国ジルハイムの王女だ。 俺の背中を嫌な汗が流れた。 では、亡くなってから今日まで、彼女がいない事に誰も気付きもしなかったと言うのか…? そんな馬鹿な…。信じられなかった。 だがそんな俺を他所に宰相は更に告げる。 「亡くなった王妃様は陛下の子を懐妊されておりました」と…。 彼女がこの国へ嫁いで来て2年。漸く子が出来た事をこんな形で知るなんて…。 俺はその報告に愕然とした。

みんながみんな「あの子の方がお似合いだ」というので、婚約の白紙化を提案してみようと思います

下菊みこと
恋愛
ちょっとどころかだいぶ天然の入ったお嬢さんが、なんとか頑張って婚約の白紙化を狙った結果のお話。 御都合主義のハッピーエンドです。 元鞘に戻ります。 ざまぁはうるさい外野に添えるだけ。 小説家になろう様でも投稿しています。

冷たい婚礼に炎を灯して

ゆる
恋愛
伯爵令嬢カリナ・ステラリアは、政略結婚の影に隠れた孤独と束縛の中で、自らの夢を諦めずに絵を描き続ける。父や婚約者の冷淡な態度にも屈せず、初めて自分の作品を公の場で披露する機会を得るが、その先に待つのはさらに厳しい運命だった。それでも、彼女は筆を握り、冷たい現実を色鮮やかな未来に変えようと挑む――愛と自由を求める令嬢の物語。

お飾り王妃の死後~王の後悔~

ましゅぺちーの
恋愛
ウィルベルト王国の王レオンと王妃フランチェスカは白い結婚である。 王が愛するのは愛妾であるフレイアただ一人。 ウィルベルト王国では周知の事実だった。 しかしある日王妃フランチェスカが自ら命を絶ってしまう。 最後に王宛てに残された手紙を読み王は後悔に苛まれる。 小説家になろう様にも投稿しています。

絶対に間違えないから

mahiro
恋愛
あれは事故だった。 けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。 だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。 何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。 どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。 私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。

皇帝陛下は身ごもった寵姫を再愛する

真木
恋愛
燐砂宮が雪景色に覆われる頃、佳南は紫貴帝の御子を身ごもった。子の未来に不安を抱く佳南だったが、皇帝の溺愛は日に日に増して……。※「燐砂宮の秘めごと」のエピローグですが、単体でも読めます。

夫は私を愛してくれない

はくまいキャベツ
恋愛
「今までお世話になりました」 「…ああ。ご苦労様」 彼はまるで長年勤めて退職する部下を労うかのように、妻である私にそう言った。いや、妻で“あった”私に。 二十数年間すれ違い続けた夫婦が別れを決めて、もう一度向き合う話。

星の名を持つ悪魔

鈴田在可
恋愛
獣人は初めて結ばれた相手が番になる。獣人であるセドリックは義妹のナディアを愛していることに気付いたが、それは別の女に夜這いを仕掛けられている最中だった。義妹への愛に気付いた時にはすべてが遅く、もうどうにもならない状態だった。 愛しい少女を手に入れるための布石として、恋敵の愛情を潰したヤンデレの話。 ※いわゆる悪魔は出てきません ※小説家になろうにも掲載

処理中です...