13 / 82
13、レイラの申し出
しおりを挟む
それを聞いてレイラが声を上げる。
「ちょ! 倉庫を作るって貴方が? だってユウキ、貴方って戦闘職よね? それもきっとかなりの上級職のはず。そうじゃなければ、この私の牙をさけられるはずないもの」
「はは、上級職なんかじゃないさ。だだの剣士だよレイラ」
「嘘、そんなはずないわよ。そんな動きじゃなかった。それに、ククルの怪我を治したっていうし。騎士の上級職で、治療魔法も使える聖騎士、パラディンとかなら納得がいくけど」
聖騎士パラディンか、そんな職もあるんだな。
騎士の上級職なんて格好いいな。
俺は首を横に振りながら答える。
「そんな格好いい職業じゃないさ。本当に只の剣士なんだ。とにかくさ、まずは倉庫を作ってからだ」
そう答えながら俺は加工した木材をくみ上げて、簡易な倉庫を作っていく。
簡易って言っても逃げ出されら意味がないからその作りは頑丈そのものだ。
目の前で倉庫が出来上がっていくのが楽しいのか、ククルが大きな耳をピコピコしながらナナの腕の中ではしゃぐ。
「はわわ! 凄いのです、楽しそうなのです!」
「はは、そうだな結構楽しいぞ」
家を作った時ほどではないけど、やっぱりこうやって自分で木材を組み上げていくのは楽しい。
日曜大工にハマるひとが多いのもよく分かる。
暫く作業をすると、外からかんぬきがかかる作りになった倉庫が出来上がる。
あの家に比べたら単純な作りだけど、だからこそかえって頑丈だ。
一晩こいつらを閉じ込めておくには十分すぎる作りだろう。
「さあ、そいつらをここに」
「わ、分かったわ」
俺はレイラを促して、その中に悪党たちを入れて外からかんぬきをかけた。
「よし! これでもう大丈夫だ。明日になったらレイラの仲間が来るんだろう? それまでここに閉じ込めておけばいいんだしさ」
「え……ええ。そうね、こいつらが通ってきた森の中の道には仲間にしか分からない目印をつけてきたから、それを見たら印を追ってここにたどり着くでしょうし」
「そうか! なら良かった」
俺はまだ少し唖然としているレイラに念のために尋ねる。
「なあ、レイラ。この辺りに強いモンスターとかいるのかな? こいつをぶっ壊せるぐらいのさ」
単純な構造だけにかなり頑丈だとは思うけど、レイラが変化していたあの大きな狼ぐらいの魔物とかがいるなら、あり得るだろうし。
あいつらもそうだけど、そんなのがいたらあの家だって安全とは言い切れない。
俺の問いに彼女は首を横に振る。
「そんなのはいないわ。危険な生き物がいるとしたら、せいぜい普通の狼やドリルホーンて呼ばれてる大きな一本角を持った猪ぐらいかしら」
どうやらこの倉庫を破壊できるような魔物はここにはいないようだ。
腕利きの冒険者に違いないレイラが言うのだから間違いないだろう。
「へえ、ドリルホーンか。そんな猪がいるんだな」
一本角っていうとユニコーンみたいな角だろうか?
あの姿のレイラを見た後じゃ、狼はもう驚かないがそいつは見て見たい気もする。
「知らないの? かなりの大物だと普通の狼よりは遥かに危険よ。獰猛だし。でも、その角はかなりの値がつくわ」
「そうなんだ!」
さすが冒険者だな。
森のことだけじゃなくて、素材とかにも詳しそうだ。
「冒険者か、楽しそうだな」
ちょっと憧れる。
「なによ貴方、冒険者に興味あるの?」
「ああ、ちょっと憧れるなって思って。どうせ何かをして稼ごうと思ってたし、それならやりたいことをやりたいしさ」
魔王を倒すにしても、その前に生きていくことを考えたらまず仕事だよな。
それに冒険者なら魔王についても色んな情報が手に入りそうだ。
というよりは、正直に言うと単純にやってみたいだけなんだけどさ。
「ふぅん」
レイラはじっと俺を見つめている。
「なんだよ? なんか俺変なこと言ったかな」
彼女は首を横に振ると少し考えこんでから俺に言った。
「ねえユウキ。だったら貴方、私の相棒にならない?」
「え?」
意外な申し出に俺が戸惑っていると、レイラは続ける。
「あなたほどの腕を持った剣士なんて珍しいし、森の中でこんなことが出来るなんて貴重だわ。冒険者なら森の中で夜を明かすなんてよくあることだもの。私は相棒なんて面倒なものは嫌いだけど、ユウキなら考えてあげてもいいわ」
それを聞いてナナが頬を膨らます。
「ちょっと! 相棒とか、なに勝手なこと言ってるの?」
「あら、貴方には関係ないでしょ? ユウキと私の話だもの」
「裕樹と私って! 馬鹿じゃないの、まだ会ったばっかりなのに。それに私にも関係あるんだから!」
俺はナナとレイラの二人に視線を向けられる。
また口喧嘩でも始めそうな勢いの二人は、キッとした眼差しで俺を見つめている。
「この厚かましい女にはっきり言ってあげて、裕樹!」
「だから貴方が決めることじゃないでしょ? ねえユウキ!」
赤毛で勝気な美貌の持主のナナと、大きな狼耳がある凛とした雰囲気のレイラ。
アイドル顔負けの美少女二人に睨まれて、俺は思わず後ずさりしながらも答える。
「あ、あのさ、とにかく何をするにもナナは絶対一緒だ。俺の大事なパートナーだし」
ナナも一心同体だって言ってたもんな。
そもそもが切り離せない仲だし、ナナといると楽しい。
それを聞いてレイラがジト目でこちらを眺める。
「へえ、そういうこと。貴方たち付き合ってるんだ」
思わぬ言葉にナナと俺は顔を見合わせる。
みるみる真っ赤になっていくナナの顔。
「はぁあああ!? あんた今なに聞いてたのよ。ゆ、裕樹は大事なパートナーだって言っただけでしょ! 付き合ってるわけないじゃない!」
「そ、そうだよ! 変なこと言うなって!」
そもそもナナは【鑑定眼】のナビゲーターなんだからさ。
レイラは肩をすくめてこちらを見る。
「何言ってるのよ。絶対一緒で大事なパートナーって普通そういうことでしょ?」
そういわれるとそんな気もする。
確かに言い方が悪かったかもな。
ククルが不思議そうにナナに尋ねる。
「つきあってるって何ですか、ナナお姉ちゃん? お姉ちゃんお顔が真っ赤です」
「く、ククルはそんなこと知らなくてもいいの。ほんと馬鹿馬鹿しくて話にならないわ!」
ナナはそう言うと、ククルを抱いてさっさと家の方に向かっていく。
そしてテラスのところで振り返ると俺に言った。
「裕樹! さっさと家に入るわよ。もう夜なんだから」
「あ、ああ」
俺はレイラに言う。
「とにかくそういうことじゃないから。とりあえず今日はもう寝ようぜ、色々あって疲れたしさ」
レイラは肩をすくめる。
「何だか知らないけど、分かったわよそうしましょう。でも、相棒の件考えておいて。どうせ明日までまだ時間があるんだし」
「ああ、考えておくよ」
そうだな、レイラの仲間が来るまでまだ時間がある。
それまでゆっくりと考えよう。
俺はそう答えて、レイラと一緒にナナたちの方へと向かった。
「ちょ! 倉庫を作るって貴方が? だってユウキ、貴方って戦闘職よね? それもきっとかなりの上級職のはず。そうじゃなければ、この私の牙をさけられるはずないもの」
「はは、上級職なんかじゃないさ。だだの剣士だよレイラ」
「嘘、そんなはずないわよ。そんな動きじゃなかった。それに、ククルの怪我を治したっていうし。騎士の上級職で、治療魔法も使える聖騎士、パラディンとかなら納得がいくけど」
聖騎士パラディンか、そんな職もあるんだな。
騎士の上級職なんて格好いいな。
俺は首を横に振りながら答える。
「そんな格好いい職業じゃないさ。本当に只の剣士なんだ。とにかくさ、まずは倉庫を作ってからだ」
そう答えながら俺は加工した木材をくみ上げて、簡易な倉庫を作っていく。
簡易って言っても逃げ出されら意味がないからその作りは頑丈そのものだ。
目の前で倉庫が出来上がっていくのが楽しいのか、ククルが大きな耳をピコピコしながらナナの腕の中ではしゃぐ。
「はわわ! 凄いのです、楽しそうなのです!」
「はは、そうだな結構楽しいぞ」
家を作った時ほどではないけど、やっぱりこうやって自分で木材を組み上げていくのは楽しい。
日曜大工にハマるひとが多いのもよく分かる。
暫く作業をすると、外からかんぬきがかかる作りになった倉庫が出来上がる。
あの家に比べたら単純な作りだけど、だからこそかえって頑丈だ。
一晩こいつらを閉じ込めておくには十分すぎる作りだろう。
「さあ、そいつらをここに」
「わ、分かったわ」
俺はレイラを促して、その中に悪党たちを入れて外からかんぬきをかけた。
「よし! これでもう大丈夫だ。明日になったらレイラの仲間が来るんだろう? それまでここに閉じ込めておけばいいんだしさ」
「え……ええ。そうね、こいつらが通ってきた森の中の道には仲間にしか分からない目印をつけてきたから、それを見たら印を追ってここにたどり着くでしょうし」
「そうか! なら良かった」
俺はまだ少し唖然としているレイラに念のために尋ねる。
「なあ、レイラ。この辺りに強いモンスターとかいるのかな? こいつをぶっ壊せるぐらいのさ」
単純な構造だけにかなり頑丈だとは思うけど、レイラが変化していたあの大きな狼ぐらいの魔物とかがいるなら、あり得るだろうし。
あいつらもそうだけど、そんなのがいたらあの家だって安全とは言い切れない。
俺の問いに彼女は首を横に振る。
「そんなのはいないわ。危険な生き物がいるとしたら、せいぜい普通の狼やドリルホーンて呼ばれてる大きな一本角を持った猪ぐらいかしら」
どうやらこの倉庫を破壊できるような魔物はここにはいないようだ。
腕利きの冒険者に違いないレイラが言うのだから間違いないだろう。
「へえ、ドリルホーンか。そんな猪がいるんだな」
一本角っていうとユニコーンみたいな角だろうか?
あの姿のレイラを見た後じゃ、狼はもう驚かないがそいつは見て見たい気もする。
「知らないの? かなりの大物だと普通の狼よりは遥かに危険よ。獰猛だし。でも、その角はかなりの値がつくわ」
「そうなんだ!」
さすが冒険者だな。
森のことだけじゃなくて、素材とかにも詳しそうだ。
「冒険者か、楽しそうだな」
ちょっと憧れる。
「なによ貴方、冒険者に興味あるの?」
「ああ、ちょっと憧れるなって思って。どうせ何かをして稼ごうと思ってたし、それならやりたいことをやりたいしさ」
魔王を倒すにしても、その前に生きていくことを考えたらまず仕事だよな。
それに冒険者なら魔王についても色んな情報が手に入りそうだ。
というよりは、正直に言うと単純にやってみたいだけなんだけどさ。
「ふぅん」
レイラはじっと俺を見つめている。
「なんだよ? なんか俺変なこと言ったかな」
彼女は首を横に振ると少し考えこんでから俺に言った。
「ねえユウキ。だったら貴方、私の相棒にならない?」
「え?」
意外な申し出に俺が戸惑っていると、レイラは続ける。
「あなたほどの腕を持った剣士なんて珍しいし、森の中でこんなことが出来るなんて貴重だわ。冒険者なら森の中で夜を明かすなんてよくあることだもの。私は相棒なんて面倒なものは嫌いだけど、ユウキなら考えてあげてもいいわ」
それを聞いてナナが頬を膨らます。
「ちょっと! 相棒とか、なに勝手なこと言ってるの?」
「あら、貴方には関係ないでしょ? ユウキと私の話だもの」
「裕樹と私って! 馬鹿じゃないの、まだ会ったばっかりなのに。それに私にも関係あるんだから!」
俺はナナとレイラの二人に視線を向けられる。
また口喧嘩でも始めそうな勢いの二人は、キッとした眼差しで俺を見つめている。
「この厚かましい女にはっきり言ってあげて、裕樹!」
「だから貴方が決めることじゃないでしょ? ねえユウキ!」
赤毛で勝気な美貌の持主のナナと、大きな狼耳がある凛とした雰囲気のレイラ。
アイドル顔負けの美少女二人に睨まれて、俺は思わず後ずさりしながらも答える。
「あ、あのさ、とにかく何をするにもナナは絶対一緒だ。俺の大事なパートナーだし」
ナナも一心同体だって言ってたもんな。
そもそもが切り離せない仲だし、ナナといると楽しい。
それを聞いてレイラがジト目でこちらを眺める。
「へえ、そういうこと。貴方たち付き合ってるんだ」
思わぬ言葉にナナと俺は顔を見合わせる。
みるみる真っ赤になっていくナナの顔。
「はぁあああ!? あんた今なに聞いてたのよ。ゆ、裕樹は大事なパートナーだって言っただけでしょ! 付き合ってるわけないじゃない!」
「そ、そうだよ! 変なこと言うなって!」
そもそもナナは【鑑定眼】のナビゲーターなんだからさ。
レイラは肩をすくめてこちらを見る。
「何言ってるのよ。絶対一緒で大事なパートナーって普通そういうことでしょ?」
そういわれるとそんな気もする。
確かに言い方が悪かったかもな。
ククルが不思議そうにナナに尋ねる。
「つきあってるって何ですか、ナナお姉ちゃん? お姉ちゃんお顔が真っ赤です」
「く、ククルはそんなこと知らなくてもいいの。ほんと馬鹿馬鹿しくて話にならないわ!」
ナナはそう言うと、ククルを抱いてさっさと家の方に向かっていく。
そしてテラスのところで振り返ると俺に言った。
「裕樹! さっさと家に入るわよ。もう夜なんだから」
「あ、ああ」
俺はレイラに言う。
「とにかくそういうことじゃないから。とりあえず今日はもう寝ようぜ、色々あって疲れたしさ」
レイラは肩をすくめる。
「何だか知らないけど、分かったわよそうしましょう。でも、相棒の件考えておいて。どうせ明日までまだ時間があるんだし」
「ああ、考えておくよ」
そうだな、レイラの仲間が来るまでまだ時間がある。
それまでゆっくりと考えよう。
俺はそう答えて、レイラと一緒にナナたちの方へと向かった。
11
お気に入りに追加
3,145
あなたにおすすめの小説
平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
落ちこぼれの烙印を押された少年、唯一無二のスキルを開花させ世界に裁きの鉄槌を!
酒井 曳野
ファンタジー
この世界ニードにはスキルと呼ばれる物がある。
スキルは、生まれた時に全員が神から授けられ
個人差はあるが5〜8歳で開花する。
そのスキルによって今後の人生が決まる。
しかし、極めて稀にスキルが開花しない者がいる。
世界はその者たちを、ドロップアウト(落ちこぼれ)と呼んで差別し、見下した。
カイアスもスキルは開花しなかった。
しかし、それは気付いていないだけだった。
遅咲きで開花したスキルは唯一無二の特異であり最強のもの!!
それを使い、自分を蔑んだ世界に裁きを降す!
転生賢者の異世界無双〜勇者じゃないと追放されましたが、世界最強の賢者でした〜
平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人は異世界へと召喚される。勇者としてこの国を救ってほしいと頼まれるが、直人の職業は賢者であったため、一方的に追放されてしまう。
だが、王は知らなかった。賢者は勇者をも超える世界最強の職業であることを、自分の力に気づいた直人はその力を使って自由気ままに生きるのであった。
一方、王は直人が最強だと知って、戻ってくるように土下座して懇願するが、全ては手遅れであった。
おもちゃで遊ぶだけでスキル習得~世界最強の商人目指します~
暇人太一
ファンタジー
大学生の星野陽一は高校生三人組に事故を起こされ重傷を負うも、その事故直後に異世界転移する。気づけばそこはテンプレ通りの白い空間で、説明された内容もありきたりな魔王軍討伐のための勇者召喚だった。
白い空間に一人残された陽一に別の女神様が近づき、モフモフを捜して完全復活させることを使命とし、勇者たちより十年早く転生させると言う。
勇者たちとは違い魔王軍は無視して好きにして良いという好待遇に、陽一は了承して異世界に転生することを決める。
転生後に授けられた職業は【トイストア】という万能チート職業だった。しかし世界の常識では『欠陥職業』と蔑まされて呼ばれる職業だったのだ。
それでも陽一が生み出すおもちゃは魔王の心をも鷲掴みにし、多くのモフモフに囲まれながら最強の商人になっていく。
魔術とスキルで無双し、モフモフと一緒におもちゃで遊んだり売ったりする話である。
小説家になろう様でも投稿始めました。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
ダブル魔眼の最強術師 ~前世は散々でしたが、せっかく転生したので今度は最高の人生を目指します!~
雪華慧太
ファンタジー
理不尽なイジメが原因で引きこもっていた俺は、よりにもよって自分の誕生日にあっけなく人生を終えた。魂になった俺は、そこで助けた少女の力で不思議な瞳と前世の記憶を持って異世界に転生する。聖女で超絶美人の母親とエルフの魔法教師! アニメ顔負けの世界の中で今度こそ気楽な学園ライフを送れるかと思いきや、傲慢貴族の息子と戦うことになって……。
異世界召喚されたと思ったら何故か神界にいて神になりました
璃音
ファンタジー
主人公の音無 優はごく普通の高校生だった。ある日を境に優の人生が大きく変わることになる。なんと、優たちのクラスが異世界召喚されたのだ。だが、何故か優だけか違う場所にいた。その場所はなんと神界だった。優は神界で少しの間修行をすることに決めその後にクラスのみんなと合流することにした。
果たして優は地球ではない世界でどのように生きていくのか!?
これは、主人公の優が人間を辞め召喚された世界で出会う人達と問題を解決しつつ自由気ままに生活して行くお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる