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2、ユニークスキル
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それを聞いて玲児も残忍な顔で追従する。
「確かにな。魔王がいる世界だ、人が死ぬぐらい普通だろ?」
「まあ、もともとこいつも魔王を倒すために戦うはずだったんだからな。そうなら、どうせ死ぬ運命だったんだ。結衣が見たいならいいんじゃないか? 俺も人が死ぬところは見たことがないからな。俺たちに逆らったこのクズなら死んで当然だろ」
光一も肩をすくめて笑った。
どんな理屈だ。
こいつらどうかしてる。
前から鼻持ちならないほど傲慢で嫌な連中だったが、この世界に来て自分たちに特別な力が与えられたことでそのタガが外れたようだ。
国王は連中の話を聞いて衛兵たちに命じる。
「使えないゴミというだけではなく、勇者殿たちに逆らった愚か者だとはな。構わん、殺せ。ワシもそんな男に用はない」
「おい、嘘だろ……」
俺は思わずつばを飲み込む。
衛兵たちは肩をすくめると俺に言った。
「悪く思うなよ。陛下の命令だ、死んでもらうぞ」
そして俺に向かって剣を突き付けた。
夢やゲームの中の出来事じゃない、目の前で鈍く光る剣がこれが現実だと俺にはっきりと告げている。
このまま、こんなわけの分からないところで死ぬのは嫌だ!
「や、やめろ!」
俺は思わず自分の唯一のスキルを使った。
役に立たないなんてことは分かってる。
でも、それ以外俺には何も出来ることはなかった。
「れ、レベルダウン!!」
その瞬間、俺の体を光が包む。
「なっ!」
「なに!?」
その光に俺を殺そうとしていた、衛兵が後ろに数歩下がった。
結衣たちも訝し気に声を上げる。
「ちょっとなに!?」
「妙なことしやがって」
「ああ」
光が収まると、俺はすがるような思いで自分のステータスを確かめる。
この玉座の間に置かれた巨大な水晶に映し出されている俺のステータスは。
「うそだろ……」
俺は思わず呟く。
名前:佐倉木裕樹
種族:人間
レベル:レベル0
職業:なし
力:0
体力:0
魔力:0
速さ:0
器用さ:0
集中力:0
幸運:0
魔法:なし
物理スキル:なし
特殊魔法:なし
特殊スキル:なし
ユニークスキル:【自分のレベルを一つ下げる(使用制限99回)】
称号:召喚されし勇者
スキルの能力通りと言ってしまえばそれまでだが、俺のレベルは1からゼロになっていた。
しかもきっちりユニークスキルの使用制限の回数は減っている。
それを見て大爆笑する光一たち。
「くく、酷いなこれは」
「ぎゃはは! レベル0だとよ!」
「なにこれ、ウケるんだけど! あんた、生きてる意味あるの?」
貴族たちも大笑いしながら俺を見下した目で眺めている。
「クズだな」
「ああ、しかもステータスが全て0だとは。これほどのクズは見たことがない」
国王は呆れたように衛兵たちに命じる。
「見たかこれを。こんな男が勇者のはずがない。さあ、もうその顔も見飽きた。さっさと始末しろ!」
「「は! 陛下!!」」
二人の衛兵は俺を壁際まで追い詰める。
もう駄目だ!
どこにも逃げる場所はない!
そして、連中は大きく剣を振りかぶった。
「うぁああああ! レベルダウン!!」
俺はそう叫んだ。
せめてさっきの時みたいな光で目をくらませて、惨めでもいいから少しでも生き延びたい。
本当に死ぬって時になって初めてこれほど生きたいって願った。
俺の体を再び光が包む。
スキルが発動したのだろう。
もうレベル0の俺だ、これ以上レベルさえ下がりようもないだろうに。
「クズめ。同じことを何度も」
「ああ、馬鹿の一つ覚えだな」
衛兵たちは目元を左手で隠しながらこちらを見ている。
そして、何のためらいもなく剣を振り下ろした。
「やめろぉ! うぁあああああ!!」
思わず俺は叫ぶ。
まるで見せ物を見るように、ニヤニヤとこちらを眺める光一たち。
あいつらはクラスでも容赦なく弱い奴を苛め抜いていた。
それで学校に来ることが出来なくなった奴だって何人もいる。
クズはどっちだ。
あいつらの親を恐れて教師も見て見ぬふりだった。
まるで走馬灯のように、そんな出来事が思い出される。
これが死ぬってことか。
剣が振り下ろされるまでに、やたらと時間が長く感じた。
いや違う。
(なんだこれ……)
俺に向かって剣を振るう衛兵たちの動きが、やたらと遅く見えるんだ。
自分の集中力が限りなく研ぎ澄まされているのが分かる。
こちらに向かって振り下ろされる剣を俺はあっけなくかわした。
まるで、自分の体じゃないみたいに羽根のように軽い身のこなしに、自分でも驚く。
「なに! どうやってかわした!?」
驚いたようにこちらを見る衛兵たち。
だが気を取り直すと、また二人で切りかかってくる。
「馬鹿め、あの光に目がくらんだだけだ。レベル0のクズなどに」
「ああ、そうに決まってるぜ!」
訓練をつんだ衛兵だけあって、鮮やかな構えで俺に向かって再び斬りかかってくる。
だが、そのスピードが遅すぎる。
俺は簡単にそれをかわすと、アニメで見たボクシングのクロスカウンターのように一人の衛兵の突きに対してカウンターパンチを入れた。
「ぐがぁああああああ!!」
俺のパンチは見事に衛兵の顎に突き刺さり、そいつはもの凄い勢いで部屋に置かれたスタータスを表示するための水晶に向かって激突する。
そして、水晶が砕け散った。
もう一人の衛兵が呆然と立ち尽くした後、うなり声を上げて俺に斬りかかってくる。
「貴様ぁあああああ!!」
だが、そいつの攻撃も呆れるほど遅くてあくびが出そうである。
俺はあっさりとかわすと、ボディーブローをお見舞いする。
「ぐはぁあ!!」
二人目の衛兵もあっけなく吹っ飛んでいき、壁に激突すると気を失った。
今の自分の体は、驚くほど自分の思い描いたとおりに動く。
まるで運動神経の塊になったみたいだ。
今までの自分では考えられない。
集中力がさらに研ぎ澄まされていく。
光一たちが俺を見て声を上げた。
「どうなってる!?」
「何だ? 何をしやがった!」
結衣がヒステリックに叫ぶ。
「何してるのよ! こんなクズ相手に!」
国王がそれを聞いて怒鳴る。
「何をしておる! 殺せそやつを殺せぇええいい!」
俺はあっという間にその場にいる衛兵たちの囲まれた。
数十はいるだろう。
国王の声を聞いて、扉の外からも次々とやってくる。
俺は衛兵たちにパンチを食らわせた自分の手を見つめる。
「一体どうなってんだこれ?」
ステータスに何か変化があったのか確認しようと思ったが、あの水晶は砕けてしまっていた。
そんな中、ただ一人、あの水晶の一番傍にいた一人の兵士が呻いた。
「あり得ない……こいつ、レベル9999だったぞ! 確かに砕ける前の水晶にそう描かれていた!」
「確かにな。魔王がいる世界だ、人が死ぬぐらい普通だろ?」
「まあ、もともとこいつも魔王を倒すために戦うはずだったんだからな。そうなら、どうせ死ぬ運命だったんだ。結衣が見たいならいいんじゃないか? 俺も人が死ぬところは見たことがないからな。俺たちに逆らったこのクズなら死んで当然だろ」
光一も肩をすくめて笑った。
どんな理屈だ。
こいつらどうかしてる。
前から鼻持ちならないほど傲慢で嫌な連中だったが、この世界に来て自分たちに特別な力が与えられたことでそのタガが外れたようだ。
国王は連中の話を聞いて衛兵たちに命じる。
「使えないゴミというだけではなく、勇者殿たちに逆らった愚か者だとはな。構わん、殺せ。ワシもそんな男に用はない」
「おい、嘘だろ……」
俺は思わずつばを飲み込む。
衛兵たちは肩をすくめると俺に言った。
「悪く思うなよ。陛下の命令だ、死んでもらうぞ」
そして俺に向かって剣を突き付けた。
夢やゲームの中の出来事じゃない、目の前で鈍く光る剣がこれが現実だと俺にはっきりと告げている。
このまま、こんなわけの分からないところで死ぬのは嫌だ!
「や、やめろ!」
俺は思わず自分の唯一のスキルを使った。
役に立たないなんてことは分かってる。
でも、それ以外俺には何も出来ることはなかった。
「れ、レベルダウン!!」
その瞬間、俺の体を光が包む。
「なっ!」
「なに!?」
その光に俺を殺そうとしていた、衛兵が後ろに数歩下がった。
結衣たちも訝し気に声を上げる。
「ちょっとなに!?」
「妙なことしやがって」
「ああ」
光が収まると、俺はすがるような思いで自分のステータスを確かめる。
この玉座の間に置かれた巨大な水晶に映し出されている俺のステータスは。
「うそだろ……」
俺は思わず呟く。
名前:佐倉木裕樹
種族:人間
レベル:レベル0
職業:なし
力:0
体力:0
魔力:0
速さ:0
器用さ:0
集中力:0
幸運:0
魔法:なし
物理スキル:なし
特殊魔法:なし
特殊スキル:なし
ユニークスキル:【自分のレベルを一つ下げる(使用制限99回)】
称号:召喚されし勇者
スキルの能力通りと言ってしまえばそれまでだが、俺のレベルは1からゼロになっていた。
しかもきっちりユニークスキルの使用制限の回数は減っている。
それを見て大爆笑する光一たち。
「くく、酷いなこれは」
「ぎゃはは! レベル0だとよ!」
「なにこれ、ウケるんだけど! あんた、生きてる意味あるの?」
貴族たちも大笑いしながら俺を見下した目で眺めている。
「クズだな」
「ああ、しかもステータスが全て0だとは。これほどのクズは見たことがない」
国王は呆れたように衛兵たちに命じる。
「見たかこれを。こんな男が勇者のはずがない。さあ、もうその顔も見飽きた。さっさと始末しろ!」
「「は! 陛下!!」」
二人の衛兵は俺を壁際まで追い詰める。
もう駄目だ!
どこにも逃げる場所はない!
そして、連中は大きく剣を振りかぶった。
「うぁああああ! レベルダウン!!」
俺はそう叫んだ。
せめてさっきの時みたいな光で目をくらませて、惨めでもいいから少しでも生き延びたい。
本当に死ぬって時になって初めてこれほど生きたいって願った。
俺の体を再び光が包む。
スキルが発動したのだろう。
もうレベル0の俺だ、これ以上レベルさえ下がりようもないだろうに。
「クズめ。同じことを何度も」
「ああ、馬鹿の一つ覚えだな」
衛兵たちは目元を左手で隠しながらこちらを見ている。
そして、何のためらいもなく剣を振り下ろした。
「やめろぉ! うぁあああああ!!」
思わず俺は叫ぶ。
まるで見せ物を見るように、ニヤニヤとこちらを眺める光一たち。
あいつらはクラスでも容赦なく弱い奴を苛め抜いていた。
それで学校に来ることが出来なくなった奴だって何人もいる。
クズはどっちだ。
あいつらの親を恐れて教師も見て見ぬふりだった。
まるで走馬灯のように、そんな出来事が思い出される。
これが死ぬってことか。
剣が振り下ろされるまでに、やたらと時間が長く感じた。
いや違う。
(なんだこれ……)
俺に向かって剣を振るう衛兵たちの動きが、やたらと遅く見えるんだ。
自分の集中力が限りなく研ぎ澄まされているのが分かる。
こちらに向かって振り下ろされる剣を俺はあっけなくかわした。
まるで、自分の体じゃないみたいに羽根のように軽い身のこなしに、自分でも驚く。
「なに! どうやってかわした!?」
驚いたようにこちらを見る衛兵たち。
だが気を取り直すと、また二人で切りかかってくる。
「馬鹿め、あの光に目がくらんだだけだ。レベル0のクズなどに」
「ああ、そうに決まってるぜ!」
訓練をつんだ衛兵だけあって、鮮やかな構えで俺に向かって再び斬りかかってくる。
だが、そのスピードが遅すぎる。
俺は簡単にそれをかわすと、アニメで見たボクシングのクロスカウンターのように一人の衛兵の突きに対してカウンターパンチを入れた。
「ぐがぁああああああ!!」
俺のパンチは見事に衛兵の顎に突き刺さり、そいつはもの凄い勢いで部屋に置かれたスタータスを表示するための水晶に向かって激突する。
そして、水晶が砕け散った。
もう一人の衛兵が呆然と立ち尽くした後、うなり声を上げて俺に斬りかかってくる。
「貴様ぁあああああ!!」
だが、そいつの攻撃も呆れるほど遅くてあくびが出そうである。
俺はあっさりとかわすと、ボディーブローをお見舞いする。
「ぐはぁあ!!」
二人目の衛兵もあっけなく吹っ飛んでいき、壁に激突すると気を失った。
今の自分の体は、驚くほど自分の思い描いたとおりに動く。
まるで運動神経の塊になったみたいだ。
今までの自分では考えられない。
集中力がさらに研ぎ澄まされていく。
光一たちが俺を見て声を上げた。
「どうなってる!?」
「何だ? 何をしやがった!」
結衣がヒステリックに叫ぶ。
「何してるのよ! こんなクズ相手に!」
国王がそれを聞いて怒鳴る。
「何をしておる! 殺せそやつを殺せぇええいい!」
俺はあっという間にその場にいる衛兵たちの囲まれた。
数十はいるだろう。
国王の声を聞いて、扉の外からも次々とやってくる。
俺は衛兵たちにパンチを食らわせた自分の手を見つめる。
「一体どうなってんだこれ?」
ステータスに何か変化があったのか確認しようと思ったが、あの水晶は砕けてしまっていた。
そんな中、ただ一人、あの水晶の一番傍にいた一人の兵士が呻いた。
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