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とらわれた娘たち
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メロディは一つの部屋に案内された。部屋に入ると、うずくまっている娘たちがいた。メロディが室内に入ると、背後でドアが閉められた。手前に座っていた娘が顔をあげてメロディを見て言った。
「貴女は誰?キシルの村の人間じゃないわね?」
「あたしはメロディっていいます。貴女たちを助けに来た冒険者です」
うなだれていた娘たちは一斉に顔をあげた。メロディは微笑んで答えた。
「もう少しガマンしてください。貴女たちを必ずキシルの村に連れ帰ります」
娘たちは安どのためかシクシク泣き出した。最初に声をかけた娘が叫んだ。
「デルクには会った?!あの子は大丈夫かしら?!」
メロディは彼女の名を聞いた。彼女はパメラと答えた。デルクの姉だ。メロディは笑顔で答えた。
「ええ、デルクは無事ですよ?パメラさんを助けるためにがんばってくれました」
パメラは両手で顔をおおって泣き出した。メロディはパメラの背中を優しく撫でた。
娘たちが落ち着いたのを見て、メロディは立ち上がって言った。
「これからあたしの仲間にここの居場所を教えます。仲間が来たら、すぐにここから出られますからね?」
メロディは閉じ込められて部屋の空気窓に近寄った。そこは換気のために作られた窓で、メロディが手を伸ばしても届かなかった。すぐさまパメラが近寄って、メロディを抱き上げてくれた。メロディは彼女に礼を言って、窓から手を伸ばして植物魔法を使った。
メロディの手が輝き出すと、地面から植物が飛び出した。その植物はグングン成長し、建物よりも高くなり、美しい花を咲かせた。皇帝ダリアだ。
このダリアの花がクレアたちに見つけてもらう目印になるのだ。
メロディはパメラに下ろしてもらうと、胸元のローズクォーツのペンダントに声をかけた。
「クレアちゃん。女の子たちと会えたよ?皆無事、ダリアを咲かせたよ?見つけられるかな?」
「メロディ、無事で良かった。キシルの村から監禁場所までどのくらい時間がかかったの?暗くて馬車を途中で見失ってしまったの」
「よく、わかんない。あたし眠くなって寝ちゃったから」
「もぉ、緊張感がないんだから」
「えへへ、ごめん」
「しばらく待って?ウェンと一緒に探すから」
「わかった」
メロディが通信魔法具を切ると、パメラが不安そうに言った。
「メロディ、大丈夫かしら?人さらいたちは、娘が八人になったら娼館に売りに行くと言ったの」
「しょうかんって何?」
メロディの質問にパメラは困った顔をした。聞いてはいけない質問だったらしい。メロディは娘たちを安心させるように言った。
「もし、奴らが貴女たちを連れ出そうとしても、あたしが守ります」
胸を張るメロディを、パメラたちは不安な顔で見つめた。
「貴女は誰?キシルの村の人間じゃないわね?」
「あたしはメロディっていいます。貴女たちを助けに来た冒険者です」
うなだれていた娘たちは一斉に顔をあげた。メロディは微笑んで答えた。
「もう少しガマンしてください。貴女たちを必ずキシルの村に連れ帰ります」
娘たちは安どのためかシクシク泣き出した。最初に声をかけた娘が叫んだ。
「デルクには会った?!あの子は大丈夫かしら?!」
メロディは彼女の名を聞いた。彼女はパメラと答えた。デルクの姉だ。メロディは笑顔で答えた。
「ええ、デルクは無事ですよ?パメラさんを助けるためにがんばってくれました」
パメラは両手で顔をおおって泣き出した。メロディはパメラの背中を優しく撫でた。
娘たちが落ち着いたのを見て、メロディは立ち上がって言った。
「これからあたしの仲間にここの居場所を教えます。仲間が来たら、すぐにここから出られますからね?」
メロディは閉じ込められて部屋の空気窓に近寄った。そこは換気のために作られた窓で、メロディが手を伸ばしても届かなかった。すぐさまパメラが近寄って、メロディを抱き上げてくれた。メロディは彼女に礼を言って、窓から手を伸ばして植物魔法を使った。
メロディの手が輝き出すと、地面から植物が飛び出した。その植物はグングン成長し、建物よりも高くなり、美しい花を咲かせた。皇帝ダリアだ。
このダリアの花がクレアたちに見つけてもらう目印になるのだ。
メロディはパメラに下ろしてもらうと、胸元のローズクォーツのペンダントに声をかけた。
「クレアちゃん。女の子たちと会えたよ?皆無事、ダリアを咲かせたよ?見つけられるかな?」
「メロディ、無事で良かった。キシルの村から監禁場所までどのくらい時間がかかったの?暗くて馬車を途中で見失ってしまったの」
「よく、わかんない。あたし眠くなって寝ちゃったから」
「もぉ、緊張感がないんだから」
「えへへ、ごめん」
「しばらく待って?ウェンと一緒に探すから」
「わかった」
メロディが通信魔法具を切ると、パメラが不安そうに言った。
「メロディ、大丈夫かしら?人さらいたちは、娘が八人になったら娼館に売りに行くと言ったの」
「しょうかんって何?」
メロディの質問にパメラは困った顔をした。聞いてはいけない質問だったらしい。メロディは娘たちを安心させるように言った。
「もし、奴らが貴女たちを連れ出そうとしても、あたしが守ります」
胸を張るメロディを、パメラたちは不安な顔で見つめた。
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