27 / 40
獣人の自治区です
しおりを挟む
朝目を覚ますと子供たちも起きていた。いつもはお腹すいたと大騒ぎするのに、今日はおとなしい。きっとノヴァがいなくなって寂しいのだろう。私は子供たちに元気になってもらいたくて朝食を作る事にした。今日はティアナに好評だっただし巻きたまごに、サバの塩焼き、ご飯、野菜サラダ、そして中華風たまごスープ。たまごスープはお湯に鶏がらスープの素、しめじ、を入れて、塩コショウをして、といたたまごを流しいれ、片くり粉でとろみをつけたものだ。ティアナはみそ汁は苦手なようだけど、中華風スープは気に入ってくれたようだ。朝ごはんを食べたら子供たちは少し元気になったみたいだ。いつものようにお昼のおにぎりを皆でにぎって、タッパーに詰める。そのタッパーをリュックサックに入れてセネカに背負ってもらう。出発の準備ができたら、私のマンションやかまども消す。いざ獣人の自治区に出発だ。
セネカが私を抱き上げて、ヒミカがティアナを抱き上げて走る。セネカとヒミカはものすごい速さで山々を駆け抜ける。しばらくすると視界に、ティアナのいた街が見えてきた。街の横を通り抜け、さらに先に進む。次第に開けた平地から、山深い森に景色が変わってきた。ここはもう人間の住む世界ではない、獣人たちの世界だ。森の中でセネカは立ち止まり、私を下ろす。ヒミカもそれに従い、ティアナを下ろす。私はセネカに疲れたの?と聞くが、セネカは首を振り厳しい表情をして言う。
「ここはもう獣人たちの国だ」
私は驚いて辺りを見回す。だけど私には他の森との違いがわからなかった。セネカは言葉を続ける。
「辺り一面に警戒の匂いがする。これは警告だ、よそ者は近寄るなと言っている」
セネカは険しい表情だ。後ろを振り向くと、ヒミカとティアナが身を寄せ合っている。何かに怯えているようだ。どうやら獣人のセネカとヒミカ、半獣人のティアナは、辺りの匂いを嗅いで、危険を感じているようだ。だけど人間の私にはそんな匂いちっともしない。すると、セネカが私たちをかばうように前に立ちふさがった。セネカはグルルッと、警戒の唸り声を上げる。突然、私たちの周りを囲むように四人の男性が現れた。四人は背が高く、皆たくましかった。一番身体の大きな男が言った。
「怪しい奴ら、お前たち何者だ!」
ここが獣人の自治区だというならば、この人たちは皆獣人なのだろう。私はセネカの肩に手を置いて、後ろに下がらせて答えた。
「あなたたちのテリトリーに無断で入ってごめんなさい。私たちは人を探しているんです」
一番たくましい男は、私をジロジロ見て言った。
「お前は人間だな、この土地に人間はいない。即刻立ち去れ」
「違う!探しているのは人間じゃない、俺たちの母ちゃんだ!」
私の後ろからセネカが叫ぶ。男はセネカをぶしつけにジロジロみて、そしてハッとした顔をした。男がセネカに問う。
「母親の名前は?」
「アスカ」
たくましい男の顔には、明らかに驚きの表情が浮かんだ。そして再度セネカに話しかける。
「お前、セネカか?」
「!、おっちゃん、何で俺の名前知ってるんだ?」
たくましい男は急に表情を和らげ、ガハハと豪快に笑って言った。
「お前がトールとアスカの息子か、大きくなったな。後ろにいるのはヒミカだな、アスカにそっくりだ」
私はつめていた息をハッと吐き出した。どうやらこの獣人の自治区にセネカとヒミカのお母さんはいるらしい。やっとセネカとヒミカはお母さんに会えるのだ、と安心していたら、たくましい男にひどい事を言われた。
「すぐにアスカに会わせよう。だがセネカ、その人間と、半獣人は連れて行けない」
「もみじとティアナは大切な仲間だ!一緒に連れて行く!」
セネカは自分よりも大きなたくましい男に対して一歩も引かず、私とティアナを守ろうとしてくれた。たくましい男はしぶしぶといった感じで承諾した。たくましい男を先頭に、私たちは森の奥深くに進んだ。やがて開かれた平野に出た。そこには木で作られた粗末な家が点々と建っている。これが獣人たちの家なのだろう。たくましい男の仲間が先に行って知らせていたのか、一人の女性が立っていた。美しい人だった。ブロンドの髪、青い瞳、この人がセネカとヒミカのお母さんだとすぐにわかった。女性は悲鳴のように叫んだ。
「セネカ、ヒミカ!何でこんな所にいるの?!」
「母ちゃん!」
「お母ちゃん!」
セネカとヒミカはお母さんに抱きつく。お母さんは二人をギュッときつく抱きしめた。そこで私はある事に思いいたった。ユーリはヒミカに似ているのだ。男の子と女の子の違いがあって今まで気づかなかったが、ユーリとヒミカは綺麗で優しげな面差しがそっくりだった。セネカとヒミカも兄妹だから勿論よく似ている。だけど、セネカはキリッとした顔立ちだ。ユーリとヒミカが並んだ方が兄妹に見える。そしてセネカたちのお母さんもユーリとよく似ている。大人な分、ヒミカよりもユーリの方が似ているように思えた。だけどユーリのお母さんは人間に殺されたはずだ。セネカとヒミカのお母さんは、ユーリのお母さんと何か関係があるのだろうか。セネカのお母さんは二人の子供たちの顔を見ると、怒ったような顔で言った。
「何でここに来たの!お母ちゃんの言いつけを破ったわね!」
「だって母ちゃんが人間に捕まったって聞いたから、助けようとしたんだ」
セネカはふて腐れたように言う。セネカたちのお母さん、アスカはハァッと大きなため息をついた。そしてセネカとヒミカの肩をギュッとつかんで言った。
「訳を話している暇はないわ!早くここから逃げて!お母ちゃんは用が済んだら必ず迎えに行くから!」
セネカとヒミカは訳がわからず目を白黒させていた。そんな親子の後ろから、大きな声がした。
「セネカか!よく顔を見せろ!」
アスカの後ろには、二メートル近い大男がいた。顔はセネカによく似ていた。このひとがセネカとヒミカのお父さんなのだろう。セネカたちのお父さんは、おかしな事に、アスカとヒミカをまるで無視しているかのようにセネカだけに話しをしていた。
「父ちゃん?あんた俺たちの父ちゃんなのか?」
「ああそうだ、アスカが小さなお前を連れて逃げて以来だ。もうすぐ戦いが始まる。セネカ、お前は俺の息子として戦い出るのだ」
アスカはセネカとヒミカを抱きしめながら、夫を睨みながら叫ぶ。
「トール!やめて!セネカはまだ子供なのよ。馬鹿げた戦いなんかに行かせないわ!」
セネカたちのお父さん、トールはハァッと深いため息をついて言った。
「これだから女は、何も分かっちゃいない。アスカ、ヒミカを連れてどこかに隠れていろ。戦いが終わればお前たちは王妃と姫になるのだからな。そして憎い人間たちを奴隷にしてやるのだ!」
「人間を奴隷にするですって?!」
セネカたちのお父さん、トールの言葉に私は思わず大声を上げていた。そこでトールは初めて私とティアナに気づいたようだ。ティアナはトールに怯えているのか、私の後ろに隠れている。私はティアナを背中にかばいながらトールをにらんだ。トールはにらんでいる私を、鼻で笑いながら言った。
「なんだ人間と半獣人がいるじゃないか。セネカ、奴隷にするために連れてきたのか?」
「もみじとティアナは奴隷なんかじゃない!大切な仲間だ!」
セネカは大声でトールに怒鳴る。トールはセネカの剣幕に驚いた顔をしたが、破顔して大笑いした。
「ガハハ!何だセネカ、この娘たちが気に入ったのか?ならばお前付きの奴隷にすればいい」
「あんたは馬鹿だ!人間を倒して人間がやっていた事を真似ようとしているだけだ!」
セネカは私とティアナを守ろうとして必死に言いつのる。だけどトールはそんなセネカをあざけるように笑うのだ。私は目の前で起きている事の事態が飲み込めなかった。だけど落ち着いて考えると、どうやらアスカはセネカとヒミカを獣人と人間の争いに巻き込まないように、二人を隠し守っていたのだ。トールは自身の息子、セネカと共に人間と戦って、この国の王になろうとしているようだ。そして人間側が負ければ、今まで人間が獣人にしてきたように、今度は獣人が人間を奴隷にすると言っているのだ。事態は動き出してしまったのだ、新たな王を決めるために。
セネカが私を抱き上げて、ヒミカがティアナを抱き上げて走る。セネカとヒミカはものすごい速さで山々を駆け抜ける。しばらくすると視界に、ティアナのいた街が見えてきた。街の横を通り抜け、さらに先に進む。次第に開けた平地から、山深い森に景色が変わってきた。ここはもう人間の住む世界ではない、獣人たちの世界だ。森の中でセネカは立ち止まり、私を下ろす。ヒミカもそれに従い、ティアナを下ろす。私はセネカに疲れたの?と聞くが、セネカは首を振り厳しい表情をして言う。
「ここはもう獣人たちの国だ」
私は驚いて辺りを見回す。だけど私には他の森との違いがわからなかった。セネカは言葉を続ける。
「辺り一面に警戒の匂いがする。これは警告だ、よそ者は近寄るなと言っている」
セネカは険しい表情だ。後ろを振り向くと、ヒミカとティアナが身を寄せ合っている。何かに怯えているようだ。どうやら獣人のセネカとヒミカ、半獣人のティアナは、辺りの匂いを嗅いで、危険を感じているようだ。だけど人間の私にはそんな匂いちっともしない。すると、セネカが私たちをかばうように前に立ちふさがった。セネカはグルルッと、警戒の唸り声を上げる。突然、私たちの周りを囲むように四人の男性が現れた。四人は背が高く、皆たくましかった。一番身体の大きな男が言った。
「怪しい奴ら、お前たち何者だ!」
ここが獣人の自治区だというならば、この人たちは皆獣人なのだろう。私はセネカの肩に手を置いて、後ろに下がらせて答えた。
「あなたたちのテリトリーに無断で入ってごめんなさい。私たちは人を探しているんです」
一番たくましい男は、私をジロジロ見て言った。
「お前は人間だな、この土地に人間はいない。即刻立ち去れ」
「違う!探しているのは人間じゃない、俺たちの母ちゃんだ!」
私の後ろからセネカが叫ぶ。男はセネカをぶしつけにジロジロみて、そしてハッとした顔をした。男がセネカに問う。
「母親の名前は?」
「アスカ」
たくましい男の顔には、明らかに驚きの表情が浮かんだ。そして再度セネカに話しかける。
「お前、セネカか?」
「!、おっちゃん、何で俺の名前知ってるんだ?」
たくましい男は急に表情を和らげ、ガハハと豪快に笑って言った。
「お前がトールとアスカの息子か、大きくなったな。後ろにいるのはヒミカだな、アスカにそっくりだ」
私はつめていた息をハッと吐き出した。どうやらこの獣人の自治区にセネカとヒミカのお母さんはいるらしい。やっとセネカとヒミカはお母さんに会えるのだ、と安心していたら、たくましい男にひどい事を言われた。
「すぐにアスカに会わせよう。だがセネカ、その人間と、半獣人は連れて行けない」
「もみじとティアナは大切な仲間だ!一緒に連れて行く!」
セネカは自分よりも大きなたくましい男に対して一歩も引かず、私とティアナを守ろうとしてくれた。たくましい男はしぶしぶといった感じで承諾した。たくましい男を先頭に、私たちは森の奥深くに進んだ。やがて開かれた平野に出た。そこには木で作られた粗末な家が点々と建っている。これが獣人たちの家なのだろう。たくましい男の仲間が先に行って知らせていたのか、一人の女性が立っていた。美しい人だった。ブロンドの髪、青い瞳、この人がセネカとヒミカのお母さんだとすぐにわかった。女性は悲鳴のように叫んだ。
「セネカ、ヒミカ!何でこんな所にいるの?!」
「母ちゃん!」
「お母ちゃん!」
セネカとヒミカはお母さんに抱きつく。お母さんは二人をギュッときつく抱きしめた。そこで私はある事に思いいたった。ユーリはヒミカに似ているのだ。男の子と女の子の違いがあって今まで気づかなかったが、ユーリとヒミカは綺麗で優しげな面差しがそっくりだった。セネカとヒミカも兄妹だから勿論よく似ている。だけど、セネカはキリッとした顔立ちだ。ユーリとヒミカが並んだ方が兄妹に見える。そしてセネカたちのお母さんもユーリとよく似ている。大人な分、ヒミカよりもユーリの方が似ているように思えた。だけどユーリのお母さんは人間に殺されたはずだ。セネカとヒミカのお母さんは、ユーリのお母さんと何か関係があるのだろうか。セネカのお母さんは二人の子供たちの顔を見ると、怒ったような顔で言った。
「何でここに来たの!お母ちゃんの言いつけを破ったわね!」
「だって母ちゃんが人間に捕まったって聞いたから、助けようとしたんだ」
セネカはふて腐れたように言う。セネカたちのお母さん、アスカはハァッと大きなため息をついた。そしてセネカとヒミカの肩をギュッとつかんで言った。
「訳を話している暇はないわ!早くここから逃げて!お母ちゃんは用が済んだら必ず迎えに行くから!」
セネカとヒミカは訳がわからず目を白黒させていた。そんな親子の後ろから、大きな声がした。
「セネカか!よく顔を見せろ!」
アスカの後ろには、二メートル近い大男がいた。顔はセネカによく似ていた。このひとがセネカとヒミカのお父さんなのだろう。セネカたちのお父さんは、おかしな事に、アスカとヒミカをまるで無視しているかのようにセネカだけに話しをしていた。
「父ちゃん?あんた俺たちの父ちゃんなのか?」
「ああそうだ、アスカが小さなお前を連れて逃げて以来だ。もうすぐ戦いが始まる。セネカ、お前は俺の息子として戦い出るのだ」
アスカはセネカとヒミカを抱きしめながら、夫を睨みながら叫ぶ。
「トール!やめて!セネカはまだ子供なのよ。馬鹿げた戦いなんかに行かせないわ!」
セネカたちのお父さん、トールはハァッと深いため息をついて言った。
「これだから女は、何も分かっちゃいない。アスカ、ヒミカを連れてどこかに隠れていろ。戦いが終わればお前たちは王妃と姫になるのだからな。そして憎い人間たちを奴隷にしてやるのだ!」
「人間を奴隷にするですって?!」
セネカたちのお父さん、トールの言葉に私は思わず大声を上げていた。そこでトールは初めて私とティアナに気づいたようだ。ティアナはトールに怯えているのか、私の後ろに隠れている。私はティアナを背中にかばいながらトールをにらんだ。トールはにらんでいる私を、鼻で笑いながら言った。
「なんだ人間と半獣人がいるじゃないか。セネカ、奴隷にするために連れてきたのか?」
「もみじとティアナは奴隷なんかじゃない!大切な仲間だ!」
セネカは大声でトールに怒鳴る。トールはセネカの剣幕に驚いた顔をしたが、破顔して大笑いした。
「ガハハ!何だセネカ、この娘たちが気に入ったのか?ならばお前付きの奴隷にすればいい」
「あんたは馬鹿だ!人間を倒して人間がやっていた事を真似ようとしているだけだ!」
セネカは私とティアナを守ろうとして必死に言いつのる。だけどトールはそんなセネカをあざけるように笑うのだ。私は目の前で起きている事の事態が飲み込めなかった。だけど落ち着いて考えると、どうやらアスカはセネカとヒミカを獣人と人間の争いに巻き込まないように、二人を隠し守っていたのだ。トールは自身の息子、セネカと共に人間と戦って、この国の王になろうとしているようだ。そして人間側が負ければ、今まで人間が獣人にしてきたように、今度は獣人が人間を奴隷にすると言っているのだ。事態は動き出してしまったのだ、新たな王を決めるために。
12
お気に入りに追加
276
あなたにおすすめの小説
召喚されたけど要らないと言われたので旅に出ます。探さないでください。
udonlevel2
ファンタジー
修学旅行中に異世界召喚された教師、中園アツシと中園の生徒の姫島カナエと他3名の生徒達。
他の三人には国が欲しがる力があったようだが、中園と姫島のスキルは文字化けして読めなかった。
その為、城を追い出されるように金貨一人50枚を渡され外の世界に放り出されてしまう。
教え子であるカナエを守りながら異世界を生き抜かねばならないが、まずは見た目をこの世界の物に替えて二人は慎重に話し合いをし、冒険者を雇うか、奴隷を買うか悩む。
まずはこの世界を知らねばならないとして、奴隷市場に行き、明日殺処分だった虎獣人のシュウと、妹のナノを購入。
シュウとナノを購入した二人は、国を出て別の国へと移動する事となる。
★他サイトにも連載中です(カクヨム・なろう・ピクシブ)
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
チートスキルを貰って転生したけどこんな状況は望んでない
カナデ
ファンタジー
大事故に巻き込まれ、死んだな、と思った時には真っ白な空間にいた佐藤乃蒼(のあ)、普通のOL27歳は、「これから異世界へ転生して貰いますーー!」と言われた。
一つだけ能力をくれるという言葉に、せっかくだから、と流行りの小説を思い出しつつ、どんなチート能力を貰おうか、とドキドキしながら考えていた。
そう、考えていただけで能力を決定したつもりは無かったのに、気づいた時には異世界で子供に転生しており、そうして両親は襲撃されただろう荷馬車の傍で、自分を守るかのように亡くなっていた。
ーーーこんなつもりじゃなかった。なんで、どうしてこんなことに!!
その両親の死は、もしかしたら転生の時に考えていたことが原因かもしれなくてーーーー。
自分を転生させた神に何度も繰り返し問いかけても、嘆いても自分の状況は変わることはなく。
彼女が手にしたチート能力はーー中途半端な通販スキル。これからどう生きたらいいのだろう?
ちょっと最初は暗めで、ちょっとシリアス風味(はあまりなくなります)な異世界転生のお話となります。
(R15 は残酷描写です。戦闘シーンはそれ程ありませんが流血、人の死がでますので苦手な方は自己責任でお願いします)
どんどんのんびりほのぼのな感じになって行きます。(思い出したようにシリアスさんが出たり)
チート能力?はありますが、無双ものではありませんので、ご了承ください。
今回はいつもとはちょっと違った風味の話となります。
ストックがいつもより多めにありますので、毎日更新予定です。
力尽きたらのんびり更新となりますが、お付き合いいただけたらうれしいです。
5/2 HOT女性12位になってました!ありがとうございます!
5/3 HOT女性8位(午前9時)表紙入りしてました!ありがとうございます!
5/3 HOT女性4位(午後9時)まで上がりました!ありがとうございます<(_ _)>
5/4 HOT女性2位に起きたらなってました!!ありがとうございます!!頑張ります!
5/5 HOT女性1位に!(12時)寝ようと思ってみたら驚きました!ありがとうございます!!
召喚魔法で幼児が現れました僕がなりたい職業は保父さんではなく冒険者なのですが
盛平
ファンタジー
レオンは待ちに待った十五歳の誕生日を迎えた。レオンの一族は、十五歳になると、自らを守護する精霊と契約するのだ。レオンが精霊を召喚すると、現れたのは小さな幼児だった。幼児は自分を神だと名乗った。だが見た目も能力もただの幼児だった。神を自称する幼児のアルスは、わがままで甘えん坊。レオンは気を取り直して、幼い頃からの夢だった冒険者になるため、冒険者試験を受けた。だが自分を守護するアルスはただの幼児。あえなく試験に落ちてしまった。夢をあきらめられないレオンは冒険者見習いとして、自称神と共にマイナスからのスタートをきった。
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
転生することになりました。~神様が色々教えてくれます~
柴ちゃん
ファンタジー
突然、神様に転生する?と、聞かれた私が異世界でほのぼのすごす予定だった物語。
想像と、違ったんだけど?神様!
寿命で亡くなった長島深雪は、神様のサーヤにより、異世界に行く事になった。
神様がくれた、フェンリルのスズナとともに、異世界で妖精と契約をしたり、王子に保護されたりしています。そんななか、誘拐されるなどの危険があったりもしますが、大変なことも多いなか学校にも行き始めました❗
もふもふキュートな仲間も増え、毎日楽しく過ごしてます。
とにかくのんびりほのぼのを目指して頑張ります❗
いくぞ、「【【オー❗】】」
誤字脱字がある場合は教えてもらえるとありがたいです。
「~紹介」は、更新中ですので、たまに確認してみてください。
コメントをくれた方にはお返事します。
こんな内容をいれて欲しいなどのコメントでもOKです。
2日に1回更新しています。(予定によって変更あり)
小説家になろうの方にもこの作品を投稿しています。進みはこちらの方がはやめです。
少しでも良いと思ってくださった方、エールよろしくお願いします。_(._.)_
転生幼女の怠惰なため息
(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン…
紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢
座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!!
もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。
全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。
作者は極度のとうふメンタルとなっております…
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
転生王女は異世界でも美味しい生活がしたい!~モブですがヒロインを排除します~
ちゃんこ
ファンタジー
乙女ゲームの世界に転生した⁉
攻略対象である3人の王子は私の兄さまたちだ。
私は……名前も出てこないモブ王女だけど、兄さまたちを誑かすヒロインが嫌いなので色々回避したいと思います。
美味しいものをモグモグしながら(重要)兄さまたちも、お国の平和も、きっちりお守り致します。守ってみせます、守りたい、守れたらいいな。え~と……ひとりじゃ何もできない! 助けてMyファミリー、私の知識を形にして~!
【1章】飯テロ/スイーツテロ・局地戦争・飢饉回避
【2章】王国発展・vs.ヒロイン
【予定】全面戦争回避、婚約破棄、陰謀?、養い子の子育て、恋愛、ざまぁ、などなど。
※〈私〉=〈わたし〉と読んで頂きたいと存じます。
※恋愛相手とはまだ出会っていません(年の差)
ブログ https://tenseioujo.blogspot.com/
Pinterest https://www.pinterest.jp/chankoroom/
※作中のイラストは画像生成AIで作成したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる