25 / 40
サンドイッチに何をはさむか考えるのは楽しいです
しおりを挟む
朝目を覚ますと、子供たちがスヤスヤと寝ていた。昨日はバーベキューしたり、遊んだり、花火したりと大はしゃぎだったから疲れたのだろう。昨日はノヴァも泊まったので、ベッドを二つくっつけて五人で寝た。ぎゅうぎゅうに詰めて寝ていたせいで私は身体が痛くなってしまったけれど、子供たちは大丈夫なようだ。私は朝食の準備をする事にした。今日は洋食にしようと思い、先ずはスープ作り。ティアナがトマトのスープが好きなので、今日はミネストローネにする。
ニンジン、じゃがいも、キャベツを取り出す。玉ねぎ、ニンニクは入れない。野菜を細かく切って、オリーブオイルでしんなりするまで炒める。今日はホールトマト缶を出して、トマトは細かく切り、水も加えて煮る。ふっとうしたら、コンソメを入れて煮込む。次にハムエッグを作ろうと思うのだが、子供たちが何個玉子を食べるかわからないので、子供たちを起こして朝の身支度をさせる。
セネカとノヴァが玉子二つで、ティアナとヒミカは玉子一つ。私はハムエッグを作って、みんなのお皿にのせていく。ミネストローネに塩、コショウを入れて味を調え、スープボウルに入れる。焼きたてのパンも出して朝食の完成。みんなで手を合わせていただきますをする。セネカがノヴァに、こうするんだよ、と教えてあげている。セネカとヒミカはいつものようにモリモリ気持ちよく食べてくれる。ノヴァも好き嫌いなく喜んで食べてくれた。ティアナはミネストローネをおかわりまでしてくれた。子供たちは朝食を綺麗に平らげてから、フリスビーを持って遊びに行った。フリスビーがよほど気に入ったようだ。
私が片付けをしていると、ヒミカとティアナがやって来た。どうやら女の子たちはフリスビーに飽きてしまったようだ。私を花畑に行こうと誘う、私はティアナとヒミカの手をつないで花畑に向かう。ティアナとヒミカが見つけたという、そこは一面のレンゲ畑だった。私は思わず、わぁっと感嘆の声をあげた。私はティアナとヒミカにレンゲのかんむりを作ってやった。二人は喜んで、作り方を教えてとせがまれた。ティアナとヒミカはレンゲの首かざり作りに熱中していた。二人がやっと首かざりを完成させた頃、セネカとノヴァがやって来た。
「もみじ、お腹減った!」
もうそんな時間か。私は子供たちを連れて、ご飯を作りに帰る事にした。
今日のお昼は何にしようかと考える。そうだサンドイッチとから揚げにしよう、そして子供たちにも手伝ってもらおう。そうと決まればサンドイッチのパンにはさむ具材作りと、から揚げの下ごしらえだ。鳥モモ肉を一口大に切り、塩コショウ、おろししょうが、醤油、酒、ごま油で下味を付ける。サンドイッチの具は、ゆでたまごの固ゆでと、半熟玉子にして、つぶしてマヨネーズを入れてまぜる。次にツナ缶の油をきって、マヨネーズを入れてまぜる。レタスを洗って、ちぎる。トマト、きゅうり、アボカドを薄く切る。チーズ、ハム、ボイルしたエビ、ローストビーフも用意する。
子供たちを呼んで、サンドイッチのパンに好きなものをはさんでもらう。パンの内側にはマヨネーズをぬる。水分の多い具材もあるので、パンがべしょっとしないようにだ。セネカとノヴァは争ってパンに色々なものをはさんでいく。ティアナとヒミカは具材の量や、色合いを見ながらはさんでいく。サンドイッチは子供たちに任せて、私はから揚げにとりかかる。まずは小麦粉をまぶす。とり肉の水分を小麦粉が吸ってから、片栗粉をまぶす。油に入れて二分したらひっくり返す。また二分経ったら、いったん油から上げる。そして三分経ったら、今度は強火の油でカラッと揚げてから揚げのできあがり。今度はオヤツのフルーツサンド作りだ。イチゴ、キウイ、缶詰のモモ、バナナを切る。パンの両面に生クリームをぬり、フルーツサンドを切った時の断面を考えながらおいていく。パンをサンドしてラップで包む。クーラーボックスにアイスパックを入れて、その上にフルーツサンドを置く。オヤツの時間まで冷やしておく。
子供たちが作ってくれたサンドイッチを食べやすい大きさに切ってお皿にもる。子供たちの作ってくれたサンドイッチは色とりどりで、切った断面がとても綺麗だ。から揚げもバスケットにもって、テーブルに並べる。子供たちと席について、いただきますをする。私はサンドイッチを一つ手にとって食べてみる。美味しい。サンドイッチの中には、エビに、ツナ、レタスが入っていた。レタスのシャキシャキと、エビのぷりぷり感、ツナの旨みがあいまって、とっても美味しい。
私がサンドイッチを作ると、決まりきったものになってしまう。アボガドとエビとか。タマゴだけとか、ツナだけとか。子供たちは独創性豊かなのだ。次にから揚げを食べてみる。外はカリッと、中はジュウシー、から揚げってたまに無性に食べたくなるのよね。子供たちもものすごい早さでお昼をたいらげていった。
お昼の小休止が終わったら、子供たちは遊びたいと言い出した。私はシャボン玉を出して、遊び方を教える。先がギザギザのストローを、シャボン液につけて、軽く吸い上げる。この吸い上げる強さを間違うと、変な味のシャボン液を飲んでしまうので注意しなければいけない。私はストローをふぅっと吹いて、シャボン玉を作った。子供たちは、初めて見るシャボン玉に大はしゃぎだ。私はストローを子供たちに渡し、やってみてとシャボン液につけさせる。セネカとノヴァはいきおいあまってシャボン液を口に入れてしまい、大騒ぎだ。こわごわやったヒミカとティアナは上手にシャボン玉を吹いていた。セネカとノヴァもコツをつかんでシャボン玉をたくさん作る。
青空の下、虹色の美しいシャボン玉と子供たちを見ながら、私は穏やかな気持ちになった。何より人形のように表情がなかったティアナが、笑っているのだ。笑ったティアナは本当に可愛かった。ノヴァも楽しそうだ。私は、こんなおかしな世界に来てしまって、ずっと早く帰りたいと思っていたけれど、子供たちの楽しそうな姿を見ていたら、もう少しこの世界にいてもいいかなと思ってしまった。
私の力があれば食べ物には困らないし、住む場所もある。このまま子供たちと暮らしていくのも悪くないんじゃないか。そこまで考えて、はたと思い直す。セネカとヒミカはお母さんを探しているのだ。早く見つけて会わせてあげたい。それに、ティアナのお母さんだって探す事ができるかもしれない。私は無尽蔵に金貨を出す事ができるのだ。ティアナのお母さんが見つかったら、買い戻す事だってできるはずだ。
だけど本当にそれでいいんだろうか。獣人と半獣人は奴隷として売り買いされる世界。セネカとヒミカは売られそうになったし、ノヴァとティアナは人間にひどい目にあわされていた。私は今ここにいる子供たちの事しか考えていないのだ。リュートの言っていた言葉が頭から離れない。私はこの国の新たな王を決定する事ができる。私が正しい王を選ぶ事ができれば、獣人と半獣人が幸せに暮らせる未来が来るかもしれないのだ。
だけど、と何度も同じ不安が私の頭をよぎる。もし私が王選びに失敗したら、この国はもっとひどい国になってしまうかもしれないのだ。つまるところ、私は自分で責任を負いたくないのだ。あまりにも重大すぎて、私には荷が重すぎるのだ。
そんな事を考えていると、子供たちが集まってきた。オヤツ食べたい!との事。だいぶ時間が経っていたらしい。私はクーラーボックスからラップに包まれたフルーツサンドを取り出し、緊張しながらナイフを入れていく。ゆっくりと断面を見てみると、綺麗にイチゴやキウイ、バナナ、モモの断面が見えていた。周りからはおおっ、と驚きの声が上がる。初めて作ったフルーツサンドだけど大成功のようだ。ほおばったフルーツサンドは、生クリームの甘さを控えめにしているので、フルーツの甘さが引き立って、とっても美味しかった。子供たちも美味しい美味しいと言って、口のまわりをクリームだらけにしていた。
ニンジン、じゃがいも、キャベツを取り出す。玉ねぎ、ニンニクは入れない。野菜を細かく切って、オリーブオイルでしんなりするまで炒める。今日はホールトマト缶を出して、トマトは細かく切り、水も加えて煮る。ふっとうしたら、コンソメを入れて煮込む。次にハムエッグを作ろうと思うのだが、子供たちが何個玉子を食べるかわからないので、子供たちを起こして朝の身支度をさせる。
セネカとノヴァが玉子二つで、ティアナとヒミカは玉子一つ。私はハムエッグを作って、みんなのお皿にのせていく。ミネストローネに塩、コショウを入れて味を調え、スープボウルに入れる。焼きたてのパンも出して朝食の完成。みんなで手を合わせていただきますをする。セネカがノヴァに、こうするんだよ、と教えてあげている。セネカとヒミカはいつものようにモリモリ気持ちよく食べてくれる。ノヴァも好き嫌いなく喜んで食べてくれた。ティアナはミネストローネをおかわりまでしてくれた。子供たちは朝食を綺麗に平らげてから、フリスビーを持って遊びに行った。フリスビーがよほど気に入ったようだ。
私が片付けをしていると、ヒミカとティアナがやって来た。どうやら女の子たちはフリスビーに飽きてしまったようだ。私を花畑に行こうと誘う、私はティアナとヒミカの手をつないで花畑に向かう。ティアナとヒミカが見つけたという、そこは一面のレンゲ畑だった。私は思わず、わぁっと感嘆の声をあげた。私はティアナとヒミカにレンゲのかんむりを作ってやった。二人は喜んで、作り方を教えてとせがまれた。ティアナとヒミカはレンゲの首かざり作りに熱中していた。二人がやっと首かざりを完成させた頃、セネカとノヴァがやって来た。
「もみじ、お腹減った!」
もうそんな時間か。私は子供たちを連れて、ご飯を作りに帰る事にした。
今日のお昼は何にしようかと考える。そうだサンドイッチとから揚げにしよう、そして子供たちにも手伝ってもらおう。そうと決まればサンドイッチのパンにはさむ具材作りと、から揚げの下ごしらえだ。鳥モモ肉を一口大に切り、塩コショウ、おろししょうが、醤油、酒、ごま油で下味を付ける。サンドイッチの具は、ゆでたまごの固ゆでと、半熟玉子にして、つぶしてマヨネーズを入れてまぜる。次にツナ缶の油をきって、マヨネーズを入れてまぜる。レタスを洗って、ちぎる。トマト、きゅうり、アボカドを薄く切る。チーズ、ハム、ボイルしたエビ、ローストビーフも用意する。
子供たちを呼んで、サンドイッチのパンに好きなものをはさんでもらう。パンの内側にはマヨネーズをぬる。水分の多い具材もあるので、パンがべしょっとしないようにだ。セネカとノヴァは争ってパンに色々なものをはさんでいく。ティアナとヒミカは具材の量や、色合いを見ながらはさんでいく。サンドイッチは子供たちに任せて、私はから揚げにとりかかる。まずは小麦粉をまぶす。とり肉の水分を小麦粉が吸ってから、片栗粉をまぶす。油に入れて二分したらひっくり返す。また二分経ったら、いったん油から上げる。そして三分経ったら、今度は強火の油でカラッと揚げてから揚げのできあがり。今度はオヤツのフルーツサンド作りだ。イチゴ、キウイ、缶詰のモモ、バナナを切る。パンの両面に生クリームをぬり、フルーツサンドを切った時の断面を考えながらおいていく。パンをサンドしてラップで包む。クーラーボックスにアイスパックを入れて、その上にフルーツサンドを置く。オヤツの時間まで冷やしておく。
子供たちが作ってくれたサンドイッチを食べやすい大きさに切ってお皿にもる。子供たちの作ってくれたサンドイッチは色とりどりで、切った断面がとても綺麗だ。から揚げもバスケットにもって、テーブルに並べる。子供たちと席について、いただきますをする。私はサンドイッチを一つ手にとって食べてみる。美味しい。サンドイッチの中には、エビに、ツナ、レタスが入っていた。レタスのシャキシャキと、エビのぷりぷり感、ツナの旨みがあいまって、とっても美味しい。
私がサンドイッチを作ると、決まりきったものになってしまう。アボガドとエビとか。タマゴだけとか、ツナだけとか。子供たちは独創性豊かなのだ。次にから揚げを食べてみる。外はカリッと、中はジュウシー、から揚げってたまに無性に食べたくなるのよね。子供たちもものすごい早さでお昼をたいらげていった。
お昼の小休止が終わったら、子供たちは遊びたいと言い出した。私はシャボン玉を出して、遊び方を教える。先がギザギザのストローを、シャボン液につけて、軽く吸い上げる。この吸い上げる強さを間違うと、変な味のシャボン液を飲んでしまうので注意しなければいけない。私はストローをふぅっと吹いて、シャボン玉を作った。子供たちは、初めて見るシャボン玉に大はしゃぎだ。私はストローを子供たちに渡し、やってみてとシャボン液につけさせる。セネカとノヴァはいきおいあまってシャボン液を口に入れてしまい、大騒ぎだ。こわごわやったヒミカとティアナは上手にシャボン玉を吹いていた。セネカとノヴァもコツをつかんでシャボン玉をたくさん作る。
青空の下、虹色の美しいシャボン玉と子供たちを見ながら、私は穏やかな気持ちになった。何より人形のように表情がなかったティアナが、笑っているのだ。笑ったティアナは本当に可愛かった。ノヴァも楽しそうだ。私は、こんなおかしな世界に来てしまって、ずっと早く帰りたいと思っていたけれど、子供たちの楽しそうな姿を見ていたら、もう少しこの世界にいてもいいかなと思ってしまった。
私の力があれば食べ物には困らないし、住む場所もある。このまま子供たちと暮らしていくのも悪くないんじゃないか。そこまで考えて、はたと思い直す。セネカとヒミカはお母さんを探しているのだ。早く見つけて会わせてあげたい。それに、ティアナのお母さんだって探す事ができるかもしれない。私は無尽蔵に金貨を出す事ができるのだ。ティアナのお母さんが見つかったら、買い戻す事だってできるはずだ。
だけど本当にそれでいいんだろうか。獣人と半獣人は奴隷として売り買いされる世界。セネカとヒミカは売られそうになったし、ノヴァとティアナは人間にひどい目にあわされていた。私は今ここにいる子供たちの事しか考えていないのだ。リュートの言っていた言葉が頭から離れない。私はこの国の新たな王を決定する事ができる。私が正しい王を選ぶ事ができれば、獣人と半獣人が幸せに暮らせる未来が来るかもしれないのだ。
だけど、と何度も同じ不安が私の頭をよぎる。もし私が王選びに失敗したら、この国はもっとひどい国になってしまうかもしれないのだ。つまるところ、私は自分で責任を負いたくないのだ。あまりにも重大すぎて、私には荷が重すぎるのだ。
そんな事を考えていると、子供たちが集まってきた。オヤツ食べたい!との事。だいぶ時間が経っていたらしい。私はクーラーボックスからラップに包まれたフルーツサンドを取り出し、緊張しながらナイフを入れていく。ゆっくりと断面を見てみると、綺麗にイチゴやキウイ、バナナ、モモの断面が見えていた。周りからはおおっ、と驚きの声が上がる。初めて作ったフルーツサンドだけど大成功のようだ。ほおばったフルーツサンドは、生クリームの甘さを控えめにしているので、フルーツの甘さが引き立って、とっても美味しかった。子供たちも美味しい美味しいと言って、口のまわりをクリームだらけにしていた。
11
お気に入りに追加
276
あなたにおすすめの小説
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい
梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
愚者による愚行と愚策の結果……《完結》
アーエル
ファンタジー
その愚者は無知だった。
それが転落の始まり……ではなかった。
本当の愚者は誰だったのか。
誰を相手にしていたのか。
後悔は……してもし足りない。
全13話
☆他社でも公開します
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
公爵家の半端者~悪役令嬢なんてやるよりも、隣国で冒険する方がいい~
石動なつめ
ファンタジー
半端者の公爵令嬢ベリル・ミスリルハンドは、王立学院の休日を利用して隣国のダンジョンに潜ったりと冒険者生活を満喫していた。
しかしある日、王様から『悪役令嬢役』を押し付けられる。何でも王妃様が最近悪役令嬢を主人公とした小説にはまっているのだとか。
冗談ではないと断りたいが権力には逆らえず、残念な演技力と棒読みで悪役令嬢役をこなしていく。
自分からは率先して何もする気はないベリルだったが、その『役』のせいでだんだんとおかしな状況になっていき……。
※小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる