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新たな出発
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フィンはリリーとうなずきあうと霊獣保護団体の指導者ゴルに言った。
「ゴルさん、僕たちを霊獣保護団体の一員にしてくれませんか?勿論お金はいただきません、僕たちは貴方と共に霊獣たちを助ける活動をしたいんです」
フィンの真剣な表情に、ゴルは驚いた。そして微笑んでから答えた。
「実にありがたい話じゃがの、それは認められん。お主たちは冒険者になったばかりじゃろう?もっと世界を見て来てほしいのじゃ。そして冒険の中で出会った霊獣たちに伝えて欲しいのじゃ。世の中には霊獣たちに危害を加えようとする人間がいると。わしらなら大丈夫じゃ。ウルラもいてくれるし、それにの」
ゴルの側にはピューマの霊獣がいた。そしてピューマの霊獣にピッタリとくっつくように仔犬の霊獣もいる。ピューマの霊獣がフィンたちに言った。
『俺はゴルたちに救われた。だからこれからゴルたちに協力したいのだ。それに、こいつの守護者も救い出さなければいけないからな』
ピューマの霊獣の言葉に仔犬の霊獣は嬉しそうにクゥンと鳴いた。ゴルの志しに賛同する仲間が増えたのだ。フィンはその事が嬉しくなって微笑んだ。
霊獣保護団体の指導者ゴルは、フィンたちに報酬を支払った。フィンたちは報酬を受け取る事を拒否したが、ゴルは譲らなかった。フィンたちはありがたくゴルからの報酬を受け取り、フィンとリリーの二人で分けた。
フィンたちが霊獣保護団体の本部を後にする時、ゴルが火の精霊フレイヤを呼び止めた。不思議そうに振り向く彼女に、ゴルはためらいがちに言った。
「火の精霊よ、あまり気に病まないでほしいのじゃ。悪いのはお主を裏切った人間の方なのじゃ。お主の元契約者はお主にきっと謝りたかったと思う、だがな生きてお主と会えるとも思っていなかっただろう」
ゴルの言葉にフレイヤはあいまいにうなずいた。フレイヤのとなりにいたリリーは、フレイヤの手をギュッと握って微笑んだ。フレイヤはリリーを切なげに見つめてから微笑んだ。そんな二人を、ゴルとウルラは嬉しそうに見つめていた。
フィンたちは霊獣保護団体の本部を後にし、王都へと戻って来た。フィンは今回の旅で強く思った事があった。それはフィン自身と霊獣ブランの弱点だ。霊獣ブランは強力な土魔法を使う霊獣だ。だがフィンが召喚士として未熟なため、ブランを危険な目に合わせてしまった。フィンはその事を深く悔やんだ。そして何か打開策はないかと考えた。そこで一番の年長者である火の精霊フレイヤに相談した。するとフレイヤがあるアドバイスをしてくれた。
リリーは焦っていた。フィンの契約霊獣と初めて出会った時、リリーはその契約霊獣ブランとケンカをしてしまったのだ。そしてリリーはブランに酷い事を言ってしまった。霊獣が人間に恋するなんておかしい、と。ブランは人間のリリーと同じように、いやそれ以上にフィンの事を愛している。その気持ちは、ブランと共に行動して痛いほどよく分かった。リリーはブランに謝りたかった。たとえ許してもらえなくても。
だが城下町に着いてしばらくすると、おあつらえ向きの事態が起こった。フィンがフレイヤに相談したい事があると言って、二人だって町に買い出しに行ってしまったのだ。勿論フィンの契約霊獣ブランは、フィンに着いていくと言って聞かなかったが、フィンは珍しくブランに待っているようにと言いふくめていた。必然的にリリーとブラン二人で留守番する事になった。ブランはリリーと二人にされた事が気にくわないらしくふて腐れていた。リリーは意を決してブランに声をかけた。
「ブラン、話があるの。人間の姿になってくれる?」
ブランはリリーの願いに、一瞬嫌そうな顔をしたがしぶしぶ一回転をして人間の姿になってくれた。リリーは改めて人間になったブランを見た。ブランは女のリリーから見てもため息が出るほど美しかった。雪のように白い肌、宝石のようなゴールドとブルーのオッドアイ。きらめく銀糸の髪。リリーは束の間の間、ブランの美しさに見とれていた。何も言わないリリーに、ブランは顔をしかめる。リリーはハッと我に返ってから、言葉をつむいだ。
「ブラン、この間私が言った事を謝りたかったの」
「何なのさ?」
「ブラン、貴女はフィンを愛してる。貴女がフィンを愛する事をおかしいなんて言ってごめんなさい。だけど私だってフィンの事好きなの。だからこれからはお互いフェアに行かない?」
リリーの言葉にブランは一瞬びっくりした顔をした。そして怖い顔をしてから、顔をクシャッとゆがめ、瞳からボロボロ涙を流し出した。ブランの涙にリリーは驚いてしまった。ブランはグズグズと鼻をすすりながら言った。
「何なのさ、何なのさ。リリーがもっとイヤなやつなら嫌いになれたのに!」
ブランはそれだけ言うとクルンと一回転して白猫の姿に戻り、ピョンっとお店の屋根に登りどこかに行ってしまった。そんなブランの行動を、リリーはポカンと見ていた。そこにリリーを呼ぶ声が聞こえた。リリーが振り向くとそこにはフィンと一緒に買い物に行ったフレイヤが立っていた。リリーはフレイヤの顔を見た途端泣きそうになってしまい、フレイヤに抱きついて言った。
「フレイヤ私どうしよう!ブランを泣かせちゃった!」
フレイヤはリリーを抱きしめ優しく髪を撫でながら答えた。
『リリーは立派だったわ。自分が間違えたと思ったら、ちゃんと謝る事ができたんだもの。ブランはリリーの事を嫌いになれないと言っていたわね?ブランはリリーの事を好きになったのよ」
リリーはフレイヤの胸に顔をうずめて、フレイヤの優しさに涙を流した。
「ゴルさん、僕たちを霊獣保護団体の一員にしてくれませんか?勿論お金はいただきません、僕たちは貴方と共に霊獣たちを助ける活動をしたいんです」
フィンの真剣な表情に、ゴルは驚いた。そして微笑んでから答えた。
「実にありがたい話じゃがの、それは認められん。お主たちは冒険者になったばかりじゃろう?もっと世界を見て来てほしいのじゃ。そして冒険の中で出会った霊獣たちに伝えて欲しいのじゃ。世の中には霊獣たちに危害を加えようとする人間がいると。わしらなら大丈夫じゃ。ウルラもいてくれるし、それにの」
ゴルの側にはピューマの霊獣がいた。そしてピューマの霊獣にピッタリとくっつくように仔犬の霊獣もいる。ピューマの霊獣がフィンたちに言った。
『俺はゴルたちに救われた。だからこれからゴルたちに協力したいのだ。それに、こいつの守護者も救い出さなければいけないからな』
ピューマの霊獣の言葉に仔犬の霊獣は嬉しそうにクゥンと鳴いた。ゴルの志しに賛同する仲間が増えたのだ。フィンはその事が嬉しくなって微笑んだ。
霊獣保護団体の指導者ゴルは、フィンたちに報酬を支払った。フィンたちは報酬を受け取る事を拒否したが、ゴルは譲らなかった。フィンたちはありがたくゴルからの報酬を受け取り、フィンとリリーの二人で分けた。
フィンたちが霊獣保護団体の本部を後にする時、ゴルが火の精霊フレイヤを呼び止めた。不思議そうに振り向く彼女に、ゴルはためらいがちに言った。
「火の精霊よ、あまり気に病まないでほしいのじゃ。悪いのはお主を裏切った人間の方なのじゃ。お主の元契約者はお主にきっと謝りたかったと思う、だがな生きてお主と会えるとも思っていなかっただろう」
ゴルの言葉にフレイヤはあいまいにうなずいた。フレイヤのとなりにいたリリーは、フレイヤの手をギュッと握って微笑んだ。フレイヤはリリーを切なげに見つめてから微笑んだ。そんな二人を、ゴルとウルラは嬉しそうに見つめていた。
フィンたちは霊獣保護団体の本部を後にし、王都へと戻って来た。フィンは今回の旅で強く思った事があった。それはフィン自身と霊獣ブランの弱点だ。霊獣ブランは強力な土魔法を使う霊獣だ。だがフィンが召喚士として未熟なため、ブランを危険な目に合わせてしまった。フィンはその事を深く悔やんだ。そして何か打開策はないかと考えた。そこで一番の年長者である火の精霊フレイヤに相談した。するとフレイヤがあるアドバイスをしてくれた。
リリーは焦っていた。フィンの契約霊獣と初めて出会った時、リリーはその契約霊獣ブランとケンカをしてしまったのだ。そしてリリーはブランに酷い事を言ってしまった。霊獣が人間に恋するなんておかしい、と。ブランは人間のリリーと同じように、いやそれ以上にフィンの事を愛している。その気持ちは、ブランと共に行動して痛いほどよく分かった。リリーはブランに謝りたかった。たとえ許してもらえなくても。
だが城下町に着いてしばらくすると、おあつらえ向きの事態が起こった。フィンがフレイヤに相談したい事があると言って、二人だって町に買い出しに行ってしまったのだ。勿論フィンの契約霊獣ブランは、フィンに着いていくと言って聞かなかったが、フィンは珍しくブランに待っているようにと言いふくめていた。必然的にリリーとブラン二人で留守番する事になった。ブランはリリーと二人にされた事が気にくわないらしくふて腐れていた。リリーは意を決してブランに声をかけた。
「ブラン、話があるの。人間の姿になってくれる?」
ブランはリリーの願いに、一瞬嫌そうな顔をしたがしぶしぶ一回転をして人間の姿になってくれた。リリーは改めて人間になったブランを見た。ブランは女のリリーから見てもため息が出るほど美しかった。雪のように白い肌、宝石のようなゴールドとブルーのオッドアイ。きらめく銀糸の髪。リリーは束の間の間、ブランの美しさに見とれていた。何も言わないリリーに、ブランは顔をしかめる。リリーはハッと我に返ってから、言葉をつむいだ。
「ブラン、この間私が言った事を謝りたかったの」
「何なのさ?」
「ブラン、貴女はフィンを愛してる。貴女がフィンを愛する事をおかしいなんて言ってごめんなさい。だけど私だってフィンの事好きなの。だからこれからはお互いフェアに行かない?」
リリーの言葉にブランは一瞬びっくりした顔をした。そして怖い顔をしてから、顔をクシャッとゆがめ、瞳からボロボロ涙を流し出した。ブランの涙にリリーは驚いてしまった。ブランはグズグズと鼻をすすりながら言った。
「何なのさ、何なのさ。リリーがもっとイヤなやつなら嫌いになれたのに!」
ブランはそれだけ言うとクルンと一回転して白猫の姿に戻り、ピョンっとお店の屋根に登りどこかに行ってしまった。そんなブランの行動を、リリーはポカンと見ていた。そこにリリーを呼ぶ声が聞こえた。リリーが振り向くとそこにはフィンと一緒に買い物に行ったフレイヤが立っていた。リリーはフレイヤの顔を見た途端泣きそうになってしまい、フレイヤに抱きついて言った。
「フレイヤ私どうしよう!ブランを泣かせちゃった!」
フレイヤはリリーを抱きしめ優しく髪を撫でながら答えた。
『リリーは立派だったわ。自分が間違えたと思ったら、ちゃんと謝る事ができたんだもの。ブランはリリーの事を嫌いになれないと言っていたわね?ブランはリリーの事を好きになったのよ」
リリーはフレイヤの胸に顔をうずめて、フレイヤの優しさに涙を流した。
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