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シンガポール襲撃

新たな仲間

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黄島は、宇宙警察の新たな動きも含め、白馬に仲間になってもらうよう要求した。
「…でも、俺は良いけど、チョンとボブは?」
白馬は、チョンとボブについてのことを気にかけた。
「白馬の仲間についても、俺たちの仲間になって貰えるよう、宇宙警察の中で交渉してるらしい。」
黄島は、チョンとボブについての対応を説明した。
「…分かった。これも、黄島と出逢えた縁だな?」
白馬は、戸惑いが隠せない中、ギャングスターに協力することを約束した。

宇宙警察は、新たな敵になると思われる、宇宙犯罪組織について、調べ始めていた。この組織は、宇宙中で集まり支配を目論む組織で、宇宙警察が発足するきっかけにもなった組織なのだ。しかし、その実態は、未だ明かされていない。
「今回については、まずは襲撃、爆破予告から、この地球を守ることを目的として、ギャングスターにも動いてもらう。」
司令官は、野々宮へそのように通達した。
「白馬については、黄島が上手くやってくれてるが、他の奴の動きは?」
野々宮が、チョンとボブについて司令官に尋ねると、
「こちらも、上手く説得出来ている。メカの調整についても、問題ない。」
と、前向きな回答が来た。

その時、宇宙警察宛に、新たな爆破予告のメールが届いた。
「我々は、宇宙警察撲滅を目的に、チャンギ国際空港の爆破を予告する。」
宇宙警察は、すぐにギャングスターにも連絡し、新たな仲間とメカ発信の準備を進めた。

白馬への変身用ブレスレットは、黄島の元に送られた。
「白馬、遂に、役目を果たすときが来たぞ。」
黄島は、そう言って、白馬にブレスレットを渡した。
「黄島、犯罪組織の手下が、空港に配置されたらしい。出動命令が来た。」
青山の指示が、黄島のブレスレットから流れた。
「分かった。白馬、頼むぞ。」
「でも、これをどうやって使うんだ?」
白馬が、ブレスレットの扱いに戸惑うと、
「まずは、俺に付いてきてくれ。あとは、身体で覚えろ。」
と、黄島は答えた。

黄島と白馬が空港へ向かうと、レッドギャングとブルーギャングに変身した野々宮と青山が、既に戦闘に当たっていた。
「白馬、メインスイッチを押してくれ。」
黄島は、イエローギャングに変身しながら、白馬に指示した。白馬が、ブレスレットのメインスイッチを押すと、戦闘スーツに身を包まれ、ホワイトギャングに変身した。
「俺が、宇宙警察の格好に…。」
白馬は、戸惑いが隠せなかった。黄島は、
「俺たちに付いてきてくれ。お前、喧嘩強えだろ?」
と、白馬を後押しした。
「でも、チョンとボブは?」
白馬が、あとの仲間を気にかけると、
「あとの二人も、出動させた。」
と、宇宙警察からの司令が入った。そして、既に戦闘スーツに身を包み、ブラックギャングとなったボブと、グリーンギャングとなったチョンが、姿を現した。ここに、六人のギャングスターが、宇宙犯罪組織との戦闘を繰り広げることになった。
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