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第4章 異世界編
8 異世界に行って来ました! 1-8
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刑事さん達と別れた後、俺は予定通り前世の実家の様子を見に行った。
この時間なら父さんはまだ仕事か……
母さんはもしかしたら…家にいるかもしれない。
少し離れた場所から実家を覗いて見た。
母さんは庭で花壇の手入れをしていた。
花壇は俺の好きな赤い花でいっぱいだった。
「窶れたな… 」
「うちの人もたまに様子を見に行っているよ。
やっぱり犯人が見つかっていないのが、大きいと思う。」
くそ~あのストーカー野郎、絶対許さん!
見つけ出して自分の罪を思い知らせてやる!!
暫く母さんの様子を見た後、俺は薫さんと寺に自分の墓を見に向かった。
まさか、自分で自分の墓を見に行く事になるとは思わなかった……
その日の夜、神社に刑事の犬井さんが恋人の作ったスイーツを持ってやって来た。
「『行くなら手土産の一つも持って行かないと… 』と言って手早く作って持たせてくれました。」
と言っていた。
中身はアイスブロッククッキーだ、気の利く恋人だなぁ♪
犬井さんはモフ神系の関係者の人だ。
何と本来の姿は狼系の獣人にそっくりだった。
なるほど…この姿では向こうの世界の方が暮らしやすいだろう。
彼の希望は『①恋人と一緒に向こうに移住し、事情を知っている俺の元に就職したい。
②恋人はパティシエなので向こうで店を持たせてやりたい。
③落ち着いたら恋人と結婚をしたい。』だそうだ。
俺としても、事情を知っている彼が来てくれるのは願ったり叶ったりだ。
前世の俺を殺した犯人に関する、情報提供をしてくれるなら尚OK。
それに彼の恋人が作る他のスイーツも食べてみたい。
甘過ぎないのがいい♪
その後遅くまでいろいろ細かい打ち合わせをして、その日は解散した。
翌日の昼前、犬井さんから犯人のストーカーの現在の居場所と職業等の資料が届いた。
本来ならマズい事だから正規のルートではなく、御使い様を通してだ。
通称《モフ神便》便利だな。
この資料によると俺を殺した犯人…【首藤 カツミ】は現在実家を出て都内で一人暮らし。
一流企業である総合商社【首藤商事】に社長である親のコネで入社。
なるほど首藤商事の三男だったのか……
と言っても愛人の子供で父親は認知しているが、他の家族とは上手くいってなく、『荒れていたが三年くらい前に、急に真面目になった。』そうだ。
俺を殺したのがバレたらマズいから、大人しくしているのか。
今のところは真面目に働いているようだが、いつ本性を出すか解らないな……
あれだけ大きな企業だ、コイツの悪行の所為で倒産したら大変な事になるしどうするか?
証拠も無いって言うしなぁ。
《考え中…… 》
!!
そうだ!行方不明になってもらおう!!
異世界なら俺のやりたい放題だ。
もちろん、俺にした事への謝罪文は書いてもらう!
二度とこっちには帰さないから実質、遺書だな……
向こうで本人に書かせて、後で届けても良い訳だし♪
コレなら筆跡鑑定されても大丈夫だ!
伊達に刑事ドラマは見てなかったぞ!!
モフ神便便利だな♪
そうと決まれば明日早速、コイツの身辺を探りに行くか♪
ついでに秋羽原にも寄って行くかな?
何て気楽に考えていたのだが、翌日1人で駅に向かったら、何故かまたあのヤマさんって刑事が俺を見張っていた。
犬井さんは居ないから、単独行動だろう。
こういう時、ドラマだと【休暇中】とか【謹慎中】だよな。
さて…困ったな。
撒いて逃げるのは簡単だけど、それやるとますますしつこくなりそうたし、マジで困った。
この時間なら父さんはまだ仕事か……
母さんはもしかしたら…家にいるかもしれない。
少し離れた場所から実家を覗いて見た。
母さんは庭で花壇の手入れをしていた。
花壇は俺の好きな赤い花でいっぱいだった。
「窶れたな… 」
「うちの人もたまに様子を見に行っているよ。
やっぱり犯人が見つかっていないのが、大きいと思う。」
くそ~あのストーカー野郎、絶対許さん!
見つけ出して自分の罪を思い知らせてやる!!
暫く母さんの様子を見た後、俺は薫さんと寺に自分の墓を見に向かった。
まさか、自分で自分の墓を見に行く事になるとは思わなかった……
その日の夜、神社に刑事の犬井さんが恋人の作ったスイーツを持ってやって来た。
「『行くなら手土産の一つも持って行かないと… 』と言って手早く作って持たせてくれました。」
と言っていた。
中身はアイスブロッククッキーだ、気の利く恋人だなぁ♪
犬井さんはモフ神系の関係者の人だ。
何と本来の姿は狼系の獣人にそっくりだった。
なるほど…この姿では向こうの世界の方が暮らしやすいだろう。
彼の希望は『①恋人と一緒に向こうに移住し、事情を知っている俺の元に就職したい。
②恋人はパティシエなので向こうで店を持たせてやりたい。
③落ち着いたら恋人と結婚をしたい。』だそうだ。
俺としても、事情を知っている彼が来てくれるのは願ったり叶ったりだ。
前世の俺を殺した犯人に関する、情報提供をしてくれるなら尚OK。
それに彼の恋人が作る他のスイーツも食べてみたい。
甘過ぎないのがいい♪
その後遅くまでいろいろ細かい打ち合わせをして、その日は解散した。
翌日の昼前、犬井さんから犯人のストーカーの現在の居場所と職業等の資料が届いた。
本来ならマズい事だから正規のルートではなく、御使い様を通してだ。
通称《モフ神便》便利だな。
この資料によると俺を殺した犯人…【首藤 カツミ】は現在実家を出て都内で一人暮らし。
一流企業である総合商社【首藤商事】に社長である親のコネで入社。
なるほど首藤商事の三男だったのか……
と言っても愛人の子供で父親は認知しているが、他の家族とは上手くいってなく、『荒れていたが三年くらい前に、急に真面目になった。』そうだ。
俺を殺したのがバレたらマズいから、大人しくしているのか。
今のところは真面目に働いているようだが、いつ本性を出すか解らないな……
あれだけ大きな企業だ、コイツの悪行の所為で倒産したら大変な事になるしどうするか?
証拠も無いって言うしなぁ。
《考え中…… 》
!!
そうだ!行方不明になってもらおう!!
異世界なら俺のやりたい放題だ。
もちろん、俺にした事への謝罪文は書いてもらう!
二度とこっちには帰さないから実質、遺書だな……
向こうで本人に書かせて、後で届けても良い訳だし♪
コレなら筆跡鑑定されても大丈夫だ!
伊達に刑事ドラマは見てなかったぞ!!
モフ神便便利だな♪
そうと決まれば明日早速、コイツの身辺を探りに行くか♪
ついでに秋羽原にも寄って行くかな?
何て気楽に考えていたのだが、翌日1人で駅に向かったら、何故かまたあのヤマさんって刑事が俺を見張っていた。
犬井さんは居ないから、単独行動だろう。
こういう時、ドラマだと【休暇中】とか【謹慎中】だよな。
さて…困ったな。
撒いて逃げるのは簡単だけど、それやるとますますしつこくなりそうたし、マジで困った。
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