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初等部編
解錠
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とりあえず怪しいお姉さんを縛りあげ、猿轡をして空き部屋に放り込んで置き、聴覚に優れた兎君に見張りを頼んで、僕は裏口の解錠作業に取り掛かる。
流石は銀行の魔法錠…中々難しいね。
とにかく早く開けないと、あのお姉さんがなかなか帰って来ないのを怪しまれたらまずい。
15分格闘して何とか解錠した。
それと同時にエリーちゃんを通して、衛兵隊に、裏口の解錠作業が終了した事を伝えてもらう。
「誰か来ます。これは……先程あの女性を廊下に送って来た男ですね。」
兎君が音の聴こえる方に耳を向けながら、教えてくれた。
きっとお姉さんが、なかなか帰って来ないから、探しに来たんだ!
僕と兎君は、見つからない様にそっと近くに隠れた。
お姉さんは…まぁ鍵を掛けてあるから、大丈夫だよね……
案の定、犯人はあのお姉さんの名前を呼びながら探している。
「アニーどうした?具合でも悪いのか?」
なるほど、あのお姉さんはアニーっていうのか。
他に人は居なかったから合ってるよね?
もし間違ってたら…その時はその時さww
きっと一生懸命に謝ったら許してくれるよ!
兎君に確認したら、あのお姉さんは犯人の仲間で合ってるって!
良かった♪
お姉さんを探していた、犯人が諦めて人質がいるお店の方に戻って行った。
あまり頭の良い人じゃ無くて良かった♪
程なくして、衛兵隊の突撃部隊が到着した。
後は彼等に任せても良いんだけど、ケイトちゃんの無事が確認出来てない。
それにシルバー何処にいるんだろう?
侵入した後、まったく見てないんだけど。
辺りはそろそろ暗くなり始め、強襲するには持って来いの時間になって来た。
犯人達は最初、立て篭りをするつもりじゃなかったからか、食事とかの要求もしていない。
あのお姉さんを除くと3人しかいないから、人手が足りないんだ。
一応、外から衛兵隊の人が【説得】を試みているけど、『うるせぇー!黙れ!』『人質の命が惜しかったら、お前らそこを退け!』『逃走用の馬車を用意しろ!』としか言わない。
兎君の聴覚を駆使して、犯人の正確な居場所が判明した。
入口付近で衛兵隊に怒鳴ってる大柄な男。
人質を見張ってるさっきの頭の悪そうな男。
後1人…犯人達のリーダーらしい男はカウンターの前に人質を取って無言で立っている。
ここで凄くまずい事が発覚した。
その人質がケイトちゃんだったんだ!
流石は銀行の魔法錠…中々難しいね。
とにかく早く開けないと、あのお姉さんがなかなか帰って来ないのを怪しまれたらまずい。
15分格闘して何とか解錠した。
それと同時にエリーちゃんを通して、衛兵隊に、裏口の解錠作業が終了した事を伝えてもらう。
「誰か来ます。これは……先程あの女性を廊下に送って来た男ですね。」
兎君が音の聴こえる方に耳を向けながら、教えてくれた。
きっとお姉さんが、なかなか帰って来ないから、探しに来たんだ!
僕と兎君は、見つからない様にそっと近くに隠れた。
お姉さんは…まぁ鍵を掛けてあるから、大丈夫だよね……
案の定、犯人はあのお姉さんの名前を呼びながら探している。
「アニーどうした?具合でも悪いのか?」
なるほど、あのお姉さんはアニーっていうのか。
他に人は居なかったから合ってるよね?
もし間違ってたら…その時はその時さww
きっと一生懸命に謝ったら許してくれるよ!
兎君に確認したら、あのお姉さんは犯人の仲間で合ってるって!
良かった♪
お姉さんを探していた、犯人が諦めて人質がいるお店の方に戻って行った。
あまり頭の良い人じゃ無くて良かった♪
程なくして、衛兵隊の突撃部隊が到着した。
後は彼等に任せても良いんだけど、ケイトちゃんの無事が確認出来てない。
それにシルバー何処にいるんだろう?
侵入した後、まったく見てないんだけど。
辺りはそろそろ暗くなり始め、強襲するには持って来いの時間になって来た。
犯人達は最初、立て篭りをするつもりじゃなかったからか、食事とかの要求もしていない。
あのお姉さんを除くと3人しかいないから、人手が足りないんだ。
一応、外から衛兵隊の人が【説得】を試みているけど、『うるせぇー!黙れ!』『人質の命が惜しかったら、お前らそこを退け!』『逃走用の馬車を用意しろ!』としか言わない。
兎君の聴覚を駆使して、犯人の正確な居場所が判明した。
入口付近で衛兵隊に怒鳴ってる大柄な男。
人質を見張ってるさっきの頭の悪そうな男。
後1人…犯人達のリーダーらしい男はカウンターの前に人質を取って無言で立っている。
ここで凄くまずい事が発覚した。
その人質がケイトちゃんだったんだ!
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