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解散
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ケビンの教会に一旦逃避した俺は、いつまでも逃げてばかりいられなかった。翌日、けじめをつけなければ、と思い俺はバンドのメンバーが集うスタジオに出掛けた。この日は午後から練習で、スタジオを押さえてあった。
ユウタが来るはずだ。俺から全てを奪った憎いユウタが。
スタジオに予定よりも30分早く到着した俺は、ロビーのソファに座ってユウタとアツシが来るのを待つ。
ロビーの大きなガラスから見える琵琶湖は雄大で俺の湧き上がる呪いの念にも、動じることなく静かに佇んでいる。曇り空を割って、シャープな一筋の太陽の光が、時折水面を切り裂いた。
大昔から、数えきれないほどの人々の喜怒哀楽を見つめて時代を経てきたこの湖の存在からしてみれば、俺の悲しみなど湖底に積もった塵のように小さなものだろう。
しばらくして、アツシが来た。
「よお」
無愛想な挨拶をするアツシは、普段と全く変わらない。俺の身に起こったことを全然知らないからだ。アツシは俺の対面に座る。
「どうしたんだ? 浮かない顔してよ。あのガールと喧嘩でもしたか?」
アツシは大声で暢気に笑った。しかし、沈んだまま表情一つ変えない俺を見て、アツシは本気で俺を心配する。
俺は信じているアツシに偽りたくないから、ユウタに関することの全てを話した。短気なアツシは、すぐに怒りが沸き上がっている。
「ユウタの野郎、仲間に舐めたことするじゃねえか」
俺がユウタと話し合う前に、アツシとユウタの間で衝突が起こりそうな雰囲気だったので、俺は冷静になれ、とアツシに言った。
俺も本心はユウタを殴り付けたい。でもそんなことをしたら、ミカが悲しむ。
俺はユウタを殴りに来たんじゃない、バンドのリーダーとしてけじめをつけに着たんだ、と自分に言い聞かせた。
やがて、ユウタがソフト・ケースに入れたベースを背負ってやって来る。
「よお、何だよ、暗い雰囲気だな」
ユウタは何食わぬ顔で、爽やかに俺たちに話し掛けてきた。このユウタの冷静さが、俺には腹立たしい。恐らく自分の仕出かした仕打ちを誰にも知られていないと鷹をくくっていたんだろう。
俺たち3人は黙ったままスタジオの中に入り、防音用の分厚いドアを閉めた。
そしてスタジオが密室になった途端、真っ先にアツシがユウタの顔を思い切り殴った。ユウタの鼻からは血が滴り落ちている。俺は急いでアツシを背中から押さえたが、アツシの勢いは止まらない。
「何するんだよ?」
ユウタは、アツシの鬼のような形相に怯えていた。
「てめえ、仲間を裏切ったのか?」
アツシはスタジオ内にあるスピーカーを持ち上げて、ユウタに投げつけようとした。
「助けて!」
顔面まで迫った巨大なスピーカーを見て、ユウタは悲鳴をあげた。
「アツシ、止めろ! そんなことをしても何の解決にもならないだろ! ミカはそんな報復を望んじゃいないんだ」
俺の叫び声で、やっとアツシはユウタへの攻撃を止め、スピーカーを下ろした。ユウタの顔は腫れ上がり、鼻血が止まらない。仰向きに寝た状態のユウタに、アツシは馬乗りになって睨んでいた。
「何でユウタはミカを憎む? どうして俺の家族を崩壊させようとするんだ?」
俺はうな垂れるユウタに率直に疑問をぶつけた。ユウタは何も言おうともしない。
「おいこら、何とか言えよ」
アツシがユウタの頬を叩くと、ユウタは涙を流した。
「あのミカって子が憎かった」
ユウタは静かに答えた。
「だから、それはどうしてだ?」
問い質す俺は、ひょっとしてユウタもミカのことが好きだったのか、と考えていた。だから俺への嫉妬が募って、悪事を働いたのならある程度理解はできる。でもユウタの答えは想像すらできないものだった。
「俺は、ずっと前からタケシのことが好きなんだよ」
アツシも俺も、一瞬ユウタの言葉を疑った。
「は? 何言ってんだ、お前?」
アツシの脅しにもユウタは、屈せず白状し出した。
「だってタケシは、いつもあの子を思う歌詞を書いてくるから、辛かったんだ。アツシだって好きな人が、目の間で他の奴と堂々とキスしたら嫌だろ? だから児童相談書に電話して復讐しようと思って……」
「お前、ひょっとして……?」
俺はその時に、やっとユウタが性的少数者だと気づく。
「ゲイか、お前?」
アツシはおそるおそる聞いた。
「ゲイじゃない! 俺は生まれながらに正真正銘の女だ。ただ、体だけがなぜか男なんだよ。これが苦しいんだよ。お前らに分からないだろ?」
俺自信も性的少数者だから、複雑な気持ちになる。
「嘘付けよ! 適当な事言って、逃れようとしてんだろ? だってユウタには高校時代、彼女がいたじゃん」
アツシは、ユウタの告白を嘘だと思い込んで、再び責め立てる。
「あれは、周りから変な目で見られないように、カモフラージュするためだ」
アツシはユウタの告白を聞いて、衝撃を受けたようだ。
「笑いたければ笑えよ。もう俺はタケシにもアツシにも仲間外れされる覚悟は出来たよ」
俺とアツシはどうして良いものか、分からなくなった。しばらくスタジオ内に沈黙が続いた後、ユウタは声を出して泣き崩れている。
「ユウタが苦しんでいたことは分かったよ。でもな、そのことを考慮してもお前がやった行為は悪質だぞ。これじゃ、不審感が募ってバンド活動が出来ない」
「だったら、ミカって子を忘れてよ。俺もタケシに手を出せないから、これでお互い様でしょ?」
俺の追及にユウタは開き直って答えた。
「ユウタのせいで、どっちにしたって当面の間もう会えないんだよ! これがどれ程俺にとって苦しいのか分かるか?」
俺は声を荒げて言った。何とかユウタに俺とミカの潔白を証明して欲しかった。
アツシは、ユウタを色眼鏡を掛けて見たまま、不気味がって何も言わなくなっている。
「俺も苦しいんだよ、このままじゃ。タケシ、ずっと一緒にいようよ」
ミカを犠牲にして自分を満たそうとするユウタのエゴに俺は不快を感じる。
「じゃあ、もうバンドは解散だな」
俺は遂に、運命を決める重大な発言をした。
「おい、タケシ…」
アツシは何かを言いかけて、言葉を飲んだ。
ようやくインディーズ・デビューし、マスコミにも注目されてきた時期のバンドのメンバーにこの俺の判断は、かなり厳しいものだった。
アツシはもっと音楽で成功を収めたかったが、信頼関係が崩れたこの状況ではバンド活動の続行は無理だと、理解したのだろう。ユウタも黙っている。
「今までありがとう。こんな悲しい終末を迎えるのは想像してなかったが、仕方ない」
俺は、アツシの肩を叩いて声を掛け、スタジオを出た。自分にはまったく関係のない中で、勝手にバンドを解散させられたアツシにとってみれば、不条理だったろう。
陰気なスタジオの中に比べて、スタジオ161から飛び出した街の空気は清涼感に満ちていた。
曇った空と鉛色に波を打ち寄せる湖岸の風景を見つめて、俺は一つ大きなため息をつくと、これでいいんだ、と自分に言い聞かせる。そして振り返ることもなく、俺は前だけを見つめ、国道を歩き続けた。
俺たちのバンドは、順調に行けばあと一年程でメジャー・デビューができたと思う。高校生の時から3人で少しずつ積み上げてきた大きな夢。もうそこまで手が届いていた。ほんの些細なことで、人と人の信頼関係は脆くも崩れる。
これ以来、俺はアツシもユウタも会っていない。今、俺がミュージシャンとして成功しているのをどこかで知り、何かを感じているはずだ。
ユウタが来るはずだ。俺から全てを奪った憎いユウタが。
スタジオに予定よりも30分早く到着した俺は、ロビーのソファに座ってユウタとアツシが来るのを待つ。
ロビーの大きなガラスから見える琵琶湖は雄大で俺の湧き上がる呪いの念にも、動じることなく静かに佇んでいる。曇り空を割って、シャープな一筋の太陽の光が、時折水面を切り裂いた。
大昔から、数えきれないほどの人々の喜怒哀楽を見つめて時代を経てきたこの湖の存在からしてみれば、俺の悲しみなど湖底に積もった塵のように小さなものだろう。
しばらくして、アツシが来た。
「よお」
無愛想な挨拶をするアツシは、普段と全く変わらない。俺の身に起こったことを全然知らないからだ。アツシは俺の対面に座る。
「どうしたんだ? 浮かない顔してよ。あのガールと喧嘩でもしたか?」
アツシは大声で暢気に笑った。しかし、沈んだまま表情一つ変えない俺を見て、アツシは本気で俺を心配する。
俺は信じているアツシに偽りたくないから、ユウタに関することの全てを話した。短気なアツシは、すぐに怒りが沸き上がっている。
「ユウタの野郎、仲間に舐めたことするじゃねえか」
俺がユウタと話し合う前に、アツシとユウタの間で衝突が起こりそうな雰囲気だったので、俺は冷静になれ、とアツシに言った。
俺も本心はユウタを殴り付けたい。でもそんなことをしたら、ミカが悲しむ。
俺はユウタを殴りに来たんじゃない、バンドのリーダーとしてけじめをつけに着たんだ、と自分に言い聞かせた。
やがて、ユウタがソフト・ケースに入れたベースを背負ってやって来る。
「よお、何だよ、暗い雰囲気だな」
ユウタは何食わぬ顔で、爽やかに俺たちに話し掛けてきた。このユウタの冷静さが、俺には腹立たしい。恐らく自分の仕出かした仕打ちを誰にも知られていないと鷹をくくっていたんだろう。
俺たち3人は黙ったままスタジオの中に入り、防音用の分厚いドアを閉めた。
そしてスタジオが密室になった途端、真っ先にアツシがユウタの顔を思い切り殴った。ユウタの鼻からは血が滴り落ちている。俺は急いでアツシを背中から押さえたが、アツシの勢いは止まらない。
「何するんだよ?」
ユウタは、アツシの鬼のような形相に怯えていた。
「てめえ、仲間を裏切ったのか?」
アツシはスタジオ内にあるスピーカーを持ち上げて、ユウタに投げつけようとした。
「助けて!」
顔面まで迫った巨大なスピーカーを見て、ユウタは悲鳴をあげた。
「アツシ、止めろ! そんなことをしても何の解決にもならないだろ! ミカはそんな報復を望んじゃいないんだ」
俺の叫び声で、やっとアツシはユウタへの攻撃を止め、スピーカーを下ろした。ユウタの顔は腫れ上がり、鼻血が止まらない。仰向きに寝た状態のユウタに、アツシは馬乗りになって睨んでいた。
「何でユウタはミカを憎む? どうして俺の家族を崩壊させようとするんだ?」
俺はうな垂れるユウタに率直に疑問をぶつけた。ユウタは何も言おうともしない。
「おいこら、何とか言えよ」
アツシがユウタの頬を叩くと、ユウタは涙を流した。
「あのミカって子が憎かった」
ユウタは静かに答えた。
「だから、それはどうしてだ?」
問い質す俺は、ひょっとしてユウタもミカのことが好きだったのか、と考えていた。だから俺への嫉妬が募って、悪事を働いたのならある程度理解はできる。でもユウタの答えは想像すらできないものだった。
「俺は、ずっと前からタケシのことが好きなんだよ」
アツシも俺も、一瞬ユウタの言葉を疑った。
「は? 何言ってんだ、お前?」
アツシの脅しにもユウタは、屈せず白状し出した。
「だってタケシは、いつもあの子を思う歌詞を書いてくるから、辛かったんだ。アツシだって好きな人が、目の間で他の奴と堂々とキスしたら嫌だろ? だから児童相談書に電話して復讐しようと思って……」
「お前、ひょっとして……?」
俺はその時に、やっとユウタが性的少数者だと気づく。
「ゲイか、お前?」
アツシはおそるおそる聞いた。
「ゲイじゃない! 俺は生まれながらに正真正銘の女だ。ただ、体だけがなぜか男なんだよ。これが苦しいんだよ。お前らに分からないだろ?」
俺自信も性的少数者だから、複雑な気持ちになる。
「嘘付けよ! 適当な事言って、逃れようとしてんだろ? だってユウタには高校時代、彼女がいたじゃん」
アツシは、ユウタの告白を嘘だと思い込んで、再び責め立てる。
「あれは、周りから変な目で見られないように、カモフラージュするためだ」
アツシはユウタの告白を聞いて、衝撃を受けたようだ。
「笑いたければ笑えよ。もう俺はタケシにもアツシにも仲間外れされる覚悟は出来たよ」
俺とアツシはどうして良いものか、分からなくなった。しばらくスタジオ内に沈黙が続いた後、ユウタは声を出して泣き崩れている。
「ユウタが苦しんでいたことは分かったよ。でもな、そのことを考慮してもお前がやった行為は悪質だぞ。これじゃ、不審感が募ってバンド活動が出来ない」
「だったら、ミカって子を忘れてよ。俺もタケシに手を出せないから、これでお互い様でしょ?」
俺の追及にユウタは開き直って答えた。
「ユウタのせいで、どっちにしたって当面の間もう会えないんだよ! これがどれ程俺にとって苦しいのか分かるか?」
俺は声を荒げて言った。何とかユウタに俺とミカの潔白を証明して欲しかった。
アツシは、ユウタを色眼鏡を掛けて見たまま、不気味がって何も言わなくなっている。
「俺も苦しいんだよ、このままじゃ。タケシ、ずっと一緒にいようよ」
ミカを犠牲にして自分を満たそうとするユウタのエゴに俺は不快を感じる。
「じゃあ、もうバンドは解散だな」
俺は遂に、運命を決める重大な発言をした。
「おい、タケシ…」
アツシは何かを言いかけて、言葉を飲んだ。
ようやくインディーズ・デビューし、マスコミにも注目されてきた時期のバンドのメンバーにこの俺の判断は、かなり厳しいものだった。
アツシはもっと音楽で成功を収めたかったが、信頼関係が崩れたこの状況ではバンド活動の続行は無理だと、理解したのだろう。ユウタも黙っている。
「今までありがとう。こんな悲しい終末を迎えるのは想像してなかったが、仕方ない」
俺は、アツシの肩を叩いて声を掛け、スタジオを出た。自分にはまったく関係のない中で、勝手にバンドを解散させられたアツシにとってみれば、不条理だったろう。
陰気なスタジオの中に比べて、スタジオ161から飛び出した街の空気は清涼感に満ちていた。
曇った空と鉛色に波を打ち寄せる湖岸の風景を見つめて、俺は一つ大きなため息をつくと、これでいいんだ、と自分に言い聞かせる。そして振り返ることもなく、俺は前だけを見つめ、国道を歩き続けた。
俺たちのバンドは、順調に行けばあと一年程でメジャー・デビューができたと思う。高校生の時から3人で少しずつ積み上げてきた大きな夢。もうそこまで手が届いていた。ほんの些細なことで、人と人の信頼関係は脆くも崩れる。
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