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3年
しおりを挟む季節は巡り桜舞う季節。
俺は3年生になった。
原因も分かり普通に通学するようになった。
暇があれば勉強していた俺には授業は退屈で教室の窓から見える運動場越しの街並みをぼんやりと見つめた。
「おい!アキ!」
隣の席の人が声をかけてきたが俺は聞こえないふりをした。
「アキ!」
次は体を揺すってきた。
「アキ!!」
ドンっと鈍い音のあとに肩に痛みが走った。
「痛ってなー!聞こえてるよ!わざと無視してるのにわざわざ殴る必要ねーだろ!ルイ!」
ルイとは生まれた時から一緒だけど…
小学生の時、一度別のクラスになったくらいでそれ以外は全て同じクラス。
「わざと無視するなら"無視します"って座席の横に看板でも建てなさいよ!」
「そんなもん建ててられるかバーカ!」
「なんだと!!」
ルイが拳を振りかぶった時に教室の前方から教卓を叩く音がした。
俺らは恐る恐る音の方を向くと顔を真っ赤にした先生が無言で廊下の方を指指していた。
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