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1-16 失神してみる
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土曜日になり誠也がマンションに行くと、おじさん誠也と涼介が仲良く枕を並べてベッドで寝ていた。
誠也はそれを見て嫉妬のような気持ちを抱いた。
自分の肉体と涼介が仲良く寝ている姿なのだから問題ないようにも感じるのだが、誠也の中身はおじさんなのだから複雑な気持ちである。
「早く起きろー」と荒っぽく布団を剥ぎ取ると二人の下半身は絡み合っていた。
誠也はモヤモヤした気持ちになった。
何だか浮気現場を目撃しているような気持ちなのだが、相手は自分の肉体なのだから涼介を責める訳にもいかない。
もしかしてこのおじさんは男同士でも問題ないバイセクシャルなのだろうか。だとしたら俺の肉体を使って涼介の体がもてあそばれてしまう。
おじさんが男には興味なく、涼介が甘えてしょうがなくおじさんが相手をしているのならまだ許せるのだが……
誠也は早く元の肉体に戻りたい気持ちが強くなった。
「おはよう」と2人が声を揃える。
2人は夜が遅いのでまだ眠いようだ。
しばらくして、涼介が作った朝食をみんなで食べる。
誠也は涼介の作る朝食を久々に食べる喜びを噛みしめた。
こういった今まではなんでもなかったような普段の生活が有難く感じる。
「誠也は上手くおじさんの代わりを出来てる?」
「まあ、なんとかやれてると思うよ」
「工場の人達は良いけど、荒井由美子や緒方部長は面倒じゃないか?」とおじさんが心配する。
「それが、何とか弱みを握れそうなんだ。探偵を雇って証拠を集めてる」と誠也(おじさんの肉体)はニヤリと目を輝かせた。
「積極的に動いてくれるのは良いけど、くれぐれも面倒なことにならないようにしてくれよ」とおじさんは気弱な態度である。
「任しといてよ。下手したら元に戻った頃には昇進してるかもよ」と誠也はゲーム感覚で話している。
「それより、ホスト業の方はどう?」
「それがおじさん早くもNO.3まで売上落としちゃってる」
「ええー!?どうやったらそんなことになるの?」と誠也は驚いた。
「ごめん!本当にごめん!一生懸命やってはいるんだけど……」とおじさんは申し訳なさそうにする。
誠也は「チェッ!」と舌打ちをして不満を露わにした。
「本当にごめんなさい」と頭を下げるおじさんを睨みながら誠也はどうするべきか思考をめぐらせている。
朝食を食べ終わると、
「早速、入れ替わる方法を試そう」
「どうやる?」
「今日は簡単に失神する方法を調べてきたから試してみよう」
まずはおじさんが試すことになった。
おじさんはビクビクしながら、誠也に言われた通りに座った状態で深呼吸をして立ち上がった。
すかさず涼介が指で強く頸動脈を圧迫すると、おじさんは簡単に失神して後ろに倒れこんだ。
「結構簡単だね。寝てるみたい」
「ほんとだ。次は俺が失神してみる」
涼介は誠也も同じようにして失神させて二人をベッドに並べて顎を上にして寝かせた。二人とも呼吸はちゃんとしているし、気道も確保出来ている。誠也の指示通りだ。
「これで起きたら元通りになっていればいいけど……」
実は涼介は心の奥底ではもう少しだけおじさん誠也のままでもいいかなと思っていた。
おじさん誠也なら、涼介の言うことをなんでも聞いてくれそうな気がする。
誠也なら絶対に断るようなことを聞いてくれるだろう。
この機会に誠也の肉体と遊園地にデートに出かけてみたいと密かに思っていた。
誠也はそれを見て嫉妬のような気持ちを抱いた。
自分の肉体と涼介が仲良く寝ている姿なのだから問題ないようにも感じるのだが、誠也の中身はおじさんなのだから複雑な気持ちである。
「早く起きろー」と荒っぽく布団を剥ぎ取ると二人の下半身は絡み合っていた。
誠也はモヤモヤした気持ちになった。
何だか浮気現場を目撃しているような気持ちなのだが、相手は自分の肉体なのだから涼介を責める訳にもいかない。
もしかしてこのおじさんは男同士でも問題ないバイセクシャルなのだろうか。だとしたら俺の肉体を使って涼介の体がもてあそばれてしまう。
おじさんが男には興味なく、涼介が甘えてしょうがなくおじさんが相手をしているのならまだ許せるのだが……
誠也は早く元の肉体に戻りたい気持ちが強くなった。
「おはよう」と2人が声を揃える。
2人は夜が遅いのでまだ眠いようだ。
しばらくして、涼介が作った朝食をみんなで食べる。
誠也は涼介の作る朝食を久々に食べる喜びを噛みしめた。
こういった今まではなんでもなかったような普段の生活が有難く感じる。
「誠也は上手くおじさんの代わりを出来てる?」
「まあ、なんとかやれてると思うよ」
「工場の人達は良いけど、荒井由美子や緒方部長は面倒じゃないか?」とおじさんが心配する。
「それが、何とか弱みを握れそうなんだ。探偵を雇って証拠を集めてる」と誠也(おじさんの肉体)はニヤリと目を輝かせた。
「積極的に動いてくれるのは良いけど、くれぐれも面倒なことにならないようにしてくれよ」とおじさんは気弱な態度である。
「任しといてよ。下手したら元に戻った頃には昇進してるかもよ」と誠也はゲーム感覚で話している。
「それより、ホスト業の方はどう?」
「それがおじさん早くもNO.3まで売上落としちゃってる」
「ええー!?どうやったらそんなことになるの?」と誠也は驚いた。
「ごめん!本当にごめん!一生懸命やってはいるんだけど……」とおじさんは申し訳なさそうにする。
誠也は「チェッ!」と舌打ちをして不満を露わにした。
「本当にごめんなさい」と頭を下げるおじさんを睨みながら誠也はどうするべきか思考をめぐらせている。
朝食を食べ終わると、
「早速、入れ替わる方法を試そう」
「どうやる?」
「今日は簡単に失神する方法を調べてきたから試してみよう」
まずはおじさんが試すことになった。
おじさんはビクビクしながら、誠也に言われた通りに座った状態で深呼吸をして立ち上がった。
すかさず涼介が指で強く頸動脈を圧迫すると、おじさんは簡単に失神して後ろに倒れこんだ。
「結構簡単だね。寝てるみたい」
「ほんとだ。次は俺が失神してみる」
涼介は誠也も同じようにして失神させて二人をベッドに並べて顎を上にして寝かせた。二人とも呼吸はちゃんとしているし、気道も確保出来ている。誠也の指示通りだ。
「これで起きたら元通りになっていればいいけど……」
実は涼介は心の奥底ではもう少しだけおじさん誠也のままでもいいかなと思っていた。
おじさん誠也なら、涼介の言うことをなんでも聞いてくれそうな気がする。
誠也なら絶対に断るようなことを聞いてくれるだろう。
この機会に誠也の肉体と遊園地にデートに出かけてみたいと密かに思っていた。
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