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初体験

初体験-まだ入ってる

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少しだけ距離を持つようになった、僕とナオが再び近づくまでの時間は長くはなかった。学校の休憩時間、ナオが話しかけてきた。

「しゅうくん、私、帰り道、痴漢にあった」

「え?どこで?」

「三尾園団地に向かう坂道のところ」

「大丈夫?」

「うん。いきなり後ろから抱きつかれて大声出したら逃げていっただけだから大したこと無かったんだけど、怖くて」

「そりゃあ怖いよ。今日から送っていこうか」

「うん」

その日から、僕達は毎日部活が終わったあと自転車置き場で待ち合わせをして帰ることにした。

秋も深まり、日が暮れるのがめっきり早くなり、5時過ぎには薄暗くなっていた。僕は痴漢男の詳細を聞き、そのような男が出てきたら撃退する気満々であった。

ちなみに喧嘩は強くない。

ちょっとびびっていた部分もあった。

ただ、男と一緒にいる女の子を襲ってくる痴漢もいる訳もなく、もし、ナオに目をつけている男がいたとしたら僕と一緒に毎日帰っていたら男も諦めるだろう。

しかし、この1ヶ月ちょっとの間にナオの体つきがとても女性ぽくなった気がした。胸の膨らみが大きくなり、体に丸みを帯びてきた気がする。顔つきも以前のようなワンパクな感じが消えておしとやかになっている。

僕は、この間、乳首を舐めた件からナオに性的な接触をしていない。自分の性欲に険悪感を抱いていたし、ナオに嫌われたくないからだ。

あの時、「もう十分だわ」と言われた言葉が頭の中で何度も反芻された。

だが、ナオを送り始めて三日目のこと、ナオの方から「キスして」と言ってきた。

そうなったら僕の方では何も遮るものはなかった。久々にナオを抱きしめ、熱い接吻をした。

ナオの唇は以前よりも僕の事を求めていたし、体も熟していた。とてもしっとりとしたキスだった。

以前が固い餅だったら、この日は茹でた餅のようだった。いや、熟した果物にたとえる方が適切かもしれない。甘みと香りが加わっていたから。

次の日曜日、彼女は僕の家に遊びに来た。目的は明らかだった。ベージュのトレーナーに短めのスカートで黒いストッキング姿だった。僕は薬局でコンドームを買って用意していた。18禁のエロビデオを借りるのに比べたら楽勝だった。

部屋に入ると僕達は直ぐに抱き合いキスをした。彼女は僕をとても求めていて物凄く濃厚なキスだった。僕は恐る恐るトレーナーをたくしあげ、背中に手を差し入れてブラのホックを外した。そこには以前よりも膨らんだ胸があり、産毛もきれいに無くなっていた。彼女が剃ったのか自然に無くなったのかは分からない。だけど、剃ったようには見えなかった。

胸を中心にキスをしまくり、その流れで下半身に手をやった。彼女の体は痺れたように動きが緩慢になっていた。僕は柔らかい太ももの付け根に手を這わせた。以前は決して触らせてくれなかった場所に僕の指が触れた。ストッキングとパンティ越しからでも熱くなっているのがわかる。

スカートをたくしあげ、足を開くと、そこには黒いストッキングに透けた白いパンティが見えた。この時の視覚的なイメージは物凄く僕の脳裏に焼き付いていて、今でも黒のストッキングには一番欲情してしまう。

僕はストッキングをゆっくりと脱がせて、パンティの隙間から指を忍び込ませた。そこには熱くてヌルヌルとした体液が溢れていた。彼女はそこに僕が触れると、観念したように大胆になった。狭い穴に優しく指を入れてみた。軽く締め付けてくる感触や温かく柔らかくなったヒダヒダが嬉しっかった。この反応は僕のためなんだと思った。

指にはしょっぱい潮の香りがついていた。僕はお礼に彼女に固くなったおチンチンを触られた。彼女は放心状態になってそれを軽く握っていた。少しそれを見ると上唇が興奮してめくれた。そんなエロい表情の彼女は初めてだった。

僕はコンドームを付けて挿入を試みた。

「痛い」
彼女のそこは狭くて入らない。
鼻の穴に親指を深く突っ込むような抵抗がある。予想以上に痛がる彼女に難航した。僕は額に汗をかき、手術をしているような気分になった。
「少しだけ我慢して」
僕は彼女の敏感な粘膜に挿入すれば彼女が気持ちよくなると疑わなかった。しかし、彼女の痛がり方は尋常ではなかった。

それでも僕達は挿入したいという意志のもと、挿入を続けた。痛がる彼女を見て僕にとっては気持ちよさなんてなかった。

もうこれはオペだった。

僕はギンギンに硬くなった太いナイフを彼女の傷口にどうにかこうにか差し込んで、じっとしていた。
僕はひとつに繋がった感触に喜びを感じたが、彼女があまりにも痛がるので困った。

セックスは気持ちいいはずなのに。
彼女が濡れていないわけではなかった。
充分に潤ってはいた。

僕が結合を解くと物凄い大量の血が出てきた。僕達はティシュで拭いても拭いても流れでてくる血の処理に追われた。

ただ、一緒にやり遂げた感はあった。

次の日、学校で彼女が言った。
「痛くてまだ入っているような気がする」

僕はその言葉に何故かはかりしれない愛情を感じた。

おわり
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