超変態なジャン=ジャック・ルソーの思想がフランス革命を引き起こすまで

ルソーは生まれて9日で母親を亡くす。時計職人の父とは読書をして過ごすが、貴族と喧嘩をしてジュネーヴの街から逃走した。孤児同然となったルソーは叔父に引き取られ、従兄弟と共に少年時代を過ごす。
その後、いろんな職を転々としてニートのような生活を続ける。

どの仕事も長くは続かず、窃盗や変態行為に身を染めた。

しかし、読書だけは続けた。

やがて、ママンと出会い、最初は母親のような愛情を受けるが、その関係はどんどん深くなっていく。

フランスでは普通のことなのか、奇妙な三角関係を経験し、やがて、ママンとの別れも。

音楽を仕事にしたかったが、それほど才能はなかった。

ルソーはその後、女中と結婚し5人の子供を授かるが、貧乏すぎて養えない。

ルソーは抑圧された経験を通して、社会に疑問を持っていた。ルソーは理不尽な社会の事を文章にする。

「人間不平等起源論」
「社会契約論」
「新エロイーズ」恋愛小説
「エミール」教育論
「告白」自伝
「孤独な散歩者の夢想」

昔は娯楽も少なく、文書を書く人はお笑い芸人のようにチヤホヤされたものだ。

それらの文章はやがて啓蒙思想として人々に大きな影響を与えていくこととなる。

ルソーを弾圧する人も現れたが、熱烈に歓迎する人もいる中で過ごす。

そんな彼の思想が今では当たり前となった人権、平等、博愛を世にもたらすフランス革命を引き起こす原動力となった。
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