先輩。
「好きなんだ。付き合って欲しい」
図書委員の業務で受付カウンターに座っているときのことだった。
「えっと……誰に言ってます?」
自分に向けられた言葉とはと思えず思わず尋ねた。
なぜなら告白してきた彼は誰もが振り返るほどの美貌を持つ三年生の先輩で俺とは釣り合うわけもない人だったからだ。
「目の前の君に言ってるんだけど。君が好きなんだ。僕と付き合ってもらえませんか」
先輩ははっきりと言った。
中高一貫の進学校に通う中三の物静かな図書委員。
密かに憧れていた高三の先輩に告白され初めての恋に翻弄されていく話。
短編集に掲載していましたが、長くなってきたので独立させることにしました。
ラストのお話は新作ですが、それ以外は再掲になります。
図書委員の業務で受付カウンターに座っているときのことだった。
「えっと……誰に言ってます?」
自分に向けられた言葉とはと思えず思わず尋ねた。
なぜなら告白してきた彼は誰もが振り返るほどの美貌を持つ三年生の先輩で俺とは釣り合うわけもない人だったからだ。
「目の前の君に言ってるんだけど。君が好きなんだ。僕と付き合ってもらえませんか」
先輩ははっきりと言った。
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