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58話

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僕はツノと手を隠すため自分の衣服を頭と手に巻きつけ門を通とおり街に入ることにした。
途中門番に止められたが事情を話すと中に入れてくれた。

僕達は冒険者ギルドに行きゴブリンの耳40個を出し驚いていたが、銀貨四枚になった。
僕は宿に戻った。

「あの、部屋をもう一つ増やしたいんですけど」
「ごめんね、もう部屋埋まってんだ。二人で寝てちょうだい。」
「そ、そうですか」

僕は仕方なクロと二人で寝ることになった。
その前に、クロに人間のご飯を食べさすと、美味しいと言い不器用な手つきでフォークを使い食べていた。

僕たちは就寝についた。

僕はクロは女性で寝れなかったので考えていたが、ここにいても魔王を倒せるのか疑問に思いこの街から出て行くことにした。
朝起きると宿の女将に「今日で街を離れる」っと話すと余分のお金を返すっと言われたが僕は断り僕とクロは街をでて、ホワイにどこに行けばいいか聞き言われた場所に向かった。

「あの浅沼さんあれってなんでしょう...」
「あれは、ホワイと誰だ、なあホワイ、あれはホワイだよな」

クロは森の中に二人の女性がいることお伝えた。

『はい、あれは私です。その隣が魔王に堕ちた私の親友のデルと言う女神です』
「なんで魔王に堕ちたんだ」
『人間が勝手にデルを召喚をしたんです。禁術と言う禁止された魔法を使って。普通は複数の人間の魔力を使っても女神は召喚ができないが大量の人間の命を捧げると女神が召喚ができてしまう、だが代償に召喚された女神の精神が崩壊するんです』
「じゃああの女神は....」
『召喚された後です...』
「そうか、じゃあ倒さなくては行けないんだな」
『はい、お願いします。でも、あの私は邪魔をするかもしれません。まだ、昔のデルに戻ると思って説得をしているので...」
「わかった、クロはそこに待っていてくれ」

僕は心が痛むが、あのくらいなら今の僕でも倒せるっと前に出て真正面から殴り混んだが触れない何かがあった。

「だれだ」
「お前を倒しにきた」
「人間殺す」

デルは僕を振り払おうと手を振ると風圧だけで後ろの地面が削れた

「ふんぬ」
「グ!!」

僕は連続で殴ると、バリアの様なものが割れ僕の攻撃をもろにくらった。

「や、やめて」
「な!?」
僕は過去のホワイに前に立ち、僕がデルに攻撃をできない様にされた

「じゃまだどけ!!」
「いやだ!!」

僕は過去のホワイに止められている間にデルはどこかに消えた。

「クソ...」
「あなたは誰なんですか!!」
「僕は未来から来た人間だ、お前のデルは魔王になりお前が封印する未来を変えるためにあのデルを殺しにきた」
「で、でも、まだデルの精神が残っているから」
「あの人は人間を殺したくないと思うよ、人間を殺す前にデルを倒さなくては」
「う...」

過去のホワイは図星のことを言われ、少し黙った。

「あの、大丈夫ですか浅沼さん」
「大丈夫だよ」
「この人は誰なんですか」
「女神」
「え」
クロは女神という存在を知っているのか固まってしまった。

「なにか救える方法とかあるかもしれないじゃん」
「それじゃあデルのことは救えないぞ」
「だ、だって」
「あ、浅沼さん女神様にそんな強く言って大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ、じゃあ救える方法はあるのか?」
「あるよ、全力で光の最上級魔法パージを使えばなんとかいけるかも」
「なあ、ホワイって本当の名前ってなんなの」
『ホワイです』
「あ、そのままあとホワイ、パージでデルは助けれると思う?」
『私もやったけど、周りのバリアで跳ね返されて無理だと思う』
「じゃあ、バリアさえ壊せばいけるのか?」
『多分』

僕は女神を殺さない唯一の手段を目の前にした。

「じゃあ、殺さない代わりにこのクロが住めるところに案内してやってくれ」
「わかった、一緒にデルを助けようよ」
「わかった」

ホワイは僕の条件を飲みクロが住める場所に移動をした。

「ダンジョン?」
「そう、ダンジョン、ここはクロさんみたいな人が多くいるの」
「クロ短い間のパーティーだったがここでお別れだ、長くいると寂しくなるしこの世界はもうすぐいなくなるから」
「え、」
「な、なんだおめえら」

僕たちがそう話していると、人間の言葉をしゃべれるリザードマンが僕たちに敵意を向けていた。

「おい、そっちのドラゴン女大丈夫か」
「え、」
「人間この場所から立ち去れ!!」

僕はそう言われ女神がデルがいる場所まで移動をした。

「なあ、パージのやり方を教えてくれ」
「いいよ、邪気を払うっという強い気持ちをもってやるとできるよ」
「へ~」

僕達はまだ魔王になりかけのデルを救いに向かった。
デルは魔力が濃い場所に神殿を構え待っていた。
どうやろら、魔力で僕が与えた打撃は回復してさらに強くなっている様な様子だ。

「デル禁術に負けたらダメだ」
ホワイの言葉は通じないので僕たちはパージをデルにぶつけることにした。

「いくぞ」
「わかった」

僕はまずデルに貼ってあるバリアを壊すためさっきと同じ様に真正面に行き殴るがあの時のバリアのひではないほど硬くなっておち、僕を遠ざけようと腕を振ると僕は飛ばされてしまい、山が丸ごと一つ無くなっていた。

「かった」
僕はブーストを最大にして、バリアを剥がしに向かい全力でデルが貼っているバリアを殴りまくり「パリン」っという割れる音がした」
「いまだホワイ」
「わかった」

ホワイはデルに近づき最大質力でパージを撃ったがダメージを追っただけで戻ってきた様子ではなかった

「うそ...私の全力のパージでも無理だなんて...」
ホワイは絶望をしているが、僕も全力パージを撃った。
すると、デルの周りにかかっていた黒いモヤは解け正気に戻った様だ。

「あれ...ホワイちゃんなんでここにいるの」
「よ、よかった...よかった!!」

ホワイはデルに抱きつき嬉しさのあまり泣いていた。

「ふう、終わったぞ現代のホワイ」
『うう、よかった!!過去が変わった!!」

っと僕の耳元で泣いていた。

「早く僕を現代に戻して」
『うん、わかった。デルの近くに魔石みたいなのない?それを持って』
「ああ、これか」

僕がデルの近くにある色のついた魔石をとると、一瞬で魔石の色がなくなった

『行くよ、未来の扉』
ホワイがそう叫ぶとすると扉が開いた

「じゃあ、過去のホワイ僕は変えるね」
「うんありがとう」
「あ、あの私のことを助けてくれてありがとうございました」

僕は感謝をされながら扉を渡り現代に帰ってきた。
さっきまでいたダンジョンの様子だった。
僕はダンジョンに戻るため白魔法の転移を使い自分の家に帰ったが、そこには今まで住んでいたアパートは今まで住んでいたアパートかどうか確認ができないほど崩壊していた。
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