53 / 57
首都ヨルセウス
反動が凄いな……
しおりを挟む
サンダーバードの死体は、その巨体に見合った大きさの魔石を残し黒い霧に変わって姿を消した。
落下するグロリアは、いくつもの木々をなぎ倒し転がるように森を破壊する。
俺も、そのまま地面にクレータを作り地面にたたきつけられる。
「【スキャン】よし誰も人はいないな」
索敵をし、周囲に誰もいないことを確認した。
「――――、――――!!」
何を言っているのかわからない奇声を上げるグロリアは、ビルと同じくらいの大きさで俺を見下ろす。
流石にここまでになると、普通の俺では手に負えない。
だから俺は切り札を使うことにした。
【餓鬼偏執】神に貰ったスキルの中でも破格のステータス上昇。
しかし名前の通り、全身強化の代わりに敵を殺すまで周囲を顧みない。
他人の声も、姿も認識できず敵のみを殺す機械に成り下がる。
これを使うためにここに落ちてきた。
俺を見下ろすグロリアは、俺に巨大なハンマーの様な腕を振り下ろす。
その腕を俺は弾き飛ばす。
【餓鬼偏執】の発動。
神経が研ぎ澄まされ、血の流れまで感じ、体に力が溢れ、世界を破壊できそうな気になる。
そして理性が薄くなり、目の前のグロリアに殺意が生まれる。
「早く終わらせようか」
俺はグロリアが振り下ろす二度目の攻撃を切り裂く。
心地いい悲鳴が聞こえた。
「【ファイア】」
切り裂いた腕に炎を放つ。
炎は傷口を登り、右半身を燃やす。
反撃に放たれる腕を真正面から受け止め肩から引っこ抜く。
その悲鳴に心がスッとする。
足になっている蛇に引っこ抜いた腕で殴りつける。
ダルマ落としに失敗したらしく、グロリアは転倒した。
修復を開始する、蛇を次々に毟り取る。
「【アイス】」
復活が遅くなるように毟った先から凍らせ、立ち上がれないようにする。
回復しようと自ら凍っている部分を壊そうとする悪い腕を、全て切り落とす。
聞こえる悲鳴全てが俺に幸福感を与える。
手足全ての動きを凍らせると、グロリアの顔は恐怖に染まっていた。
鋭い歯は噛み合わないのかカチカチと音を鳴らし、深淵の様な瞳には涙がにじむ。
俺は怯え震えるグロリアの胸に剣を突き立てる。
何度も何度も何度も何度も何度も魔石を探すために剣を突き立てる。
「い、いやっ、そっ、そこ」
「ここにあるのか」
突然人の言葉を話し出したグロリアは、自分の鋭い歯をへし折り、自分の体に突き刺した。
おそらくそこにこいつの魔石があるのだろう。
俺は示されたその場所に剣を突き立てた。
わずかに緊張で硬くなった肉を絶ち、硬い感触が一瞬触れすぐに砕ける。
そしてグロリアの体は黒い霧になり姿を消した。
そこに残るのは、グロリアと同様に複数の魔石と召喚結晶が混ざり合う異形の魔石の残骸だけだった。
グロリアの討伐を終え【餓鬼偏執】が切れる。
すると自分の抑え込まれていた感情が一気に溢れ出す。
腕を引き千切った感触、足を毟り取った感触、肉が焼かれる匂い、度重なる悲鳴。
今まで快楽と認識していたそれらが、一斉に逆転し、吐き気がしてくる。
胃の中の物を全て吐き出し、ようやく頭が正常に動き出す。
「相変わらず、反動が凄いな……」
いつもの心の反動からくる気だるさと、グロリアから受けた傷を合わせた反動が大きく、俺は座り込んでしまう。
落ち着くまで少し状況を整理しておこう。
魔王は王女を連れて西の方に逃げ出した。
王都は争いの音も落ち着いている、グロリアも倒したし、ここはとりあえず平気だ。
体の傷は追いかけている内に治るだろう。
「タクトくんにしては、大分派手にやられたみたいだけど、立てるかな?」
何か来ていると思ったけど、メイサだったか。
そしてその背後にはフランとノノ、そしてシスがいた。
「お前らまでなんでいるんだよ、アーガスはいいのか?」
「はい。、無事に終わりました」
「シュリの眠る場所も教えてもらったしな」
「本当に大変だったんですからね」
急ににぎやかで空気が弛緩した。
三人共体は汚れ傷だらけになっているのに、どこか楽しそうで、そんな三人を見ているとフッと反動は無くなり、穏やかな気持ちに戻ることができた。
「感動の再開はわからなくもないけど、僕が来たのは彼女達を連れてくるためじゃない。王女様が攫われたらしいんだけど、知らないかい?」
「知ってる。魔王が連れて行った。これから追いかけるつもりだ」
「それなら僕も連れて行ってくれ、足手まといにはならないよ」
「私達も付いて行きます!」
メイサが同行を進言すると、ノノも勢いよく手を挙げた。
「悪いけど、メイサだけの方が……」
「お二人が洗脳を受けたらどうしますか? 魔法で閉じ込められたら? そんな時フランちゃんが必要ですよね?」
「ああ、そうかもな……」
「王女様を助け出すとき、お二人だけで逃げられますか? 魔王を抑えて魔族と戦う。そんな危険の渦中に王女様を置いておくつもりですか?」
「そうだな」
ノノに言いくるめられている自覚はあるのに、反論が出てこない。
メイサに視線を向けると、肩をすくめている。
「わかったよ。連れて行く」
メイサが反論しないということは、おそらく三人は足手まといにはならないということだろう。
俺がいない間に何があったのかわからないけど、メイサが認めるくらいの何かがあったのだろう。
「それで、どうやって追いかけるの? 僕は走ってもいいけど、この子達じゃ追いつけないでしょ?」
「それだと遅い。メイサは三人を守ってやってくれ、本気で追いかけるから【プロテクト】【アーリー】【ウィンド】」
三つの魔法陣が発動する。
二つは自分に、そして一つは四人に発動する。
防護の魔法は球状に四人を包み込み、風や重力からみんなを守る。
そして加速と風の魔法で俺は宙に浮く。
「タクトくん、この状況ってもしかして僕もお荷物扱いなのかな?」
「喋ってるとした噛むぞ」
全員が口をきっちりと閉じたことを確認し、全力で飛び出した。
音速の壁を壊しながらの全力飛行だ。
落下するグロリアは、いくつもの木々をなぎ倒し転がるように森を破壊する。
俺も、そのまま地面にクレータを作り地面にたたきつけられる。
「【スキャン】よし誰も人はいないな」
索敵をし、周囲に誰もいないことを確認した。
「――――、――――!!」
何を言っているのかわからない奇声を上げるグロリアは、ビルと同じくらいの大きさで俺を見下ろす。
流石にここまでになると、普通の俺では手に負えない。
だから俺は切り札を使うことにした。
【餓鬼偏執】神に貰ったスキルの中でも破格のステータス上昇。
しかし名前の通り、全身強化の代わりに敵を殺すまで周囲を顧みない。
他人の声も、姿も認識できず敵のみを殺す機械に成り下がる。
これを使うためにここに落ちてきた。
俺を見下ろすグロリアは、俺に巨大なハンマーの様な腕を振り下ろす。
その腕を俺は弾き飛ばす。
【餓鬼偏執】の発動。
神経が研ぎ澄まされ、血の流れまで感じ、体に力が溢れ、世界を破壊できそうな気になる。
そして理性が薄くなり、目の前のグロリアに殺意が生まれる。
「早く終わらせようか」
俺はグロリアが振り下ろす二度目の攻撃を切り裂く。
心地いい悲鳴が聞こえた。
「【ファイア】」
切り裂いた腕に炎を放つ。
炎は傷口を登り、右半身を燃やす。
反撃に放たれる腕を真正面から受け止め肩から引っこ抜く。
その悲鳴に心がスッとする。
足になっている蛇に引っこ抜いた腕で殴りつける。
ダルマ落としに失敗したらしく、グロリアは転倒した。
修復を開始する、蛇を次々に毟り取る。
「【アイス】」
復活が遅くなるように毟った先から凍らせ、立ち上がれないようにする。
回復しようと自ら凍っている部分を壊そうとする悪い腕を、全て切り落とす。
聞こえる悲鳴全てが俺に幸福感を与える。
手足全ての動きを凍らせると、グロリアの顔は恐怖に染まっていた。
鋭い歯は噛み合わないのかカチカチと音を鳴らし、深淵の様な瞳には涙がにじむ。
俺は怯え震えるグロリアの胸に剣を突き立てる。
何度も何度も何度も何度も何度も魔石を探すために剣を突き立てる。
「い、いやっ、そっ、そこ」
「ここにあるのか」
突然人の言葉を話し出したグロリアは、自分の鋭い歯をへし折り、自分の体に突き刺した。
おそらくそこにこいつの魔石があるのだろう。
俺は示されたその場所に剣を突き立てた。
わずかに緊張で硬くなった肉を絶ち、硬い感触が一瞬触れすぐに砕ける。
そしてグロリアの体は黒い霧になり姿を消した。
そこに残るのは、グロリアと同様に複数の魔石と召喚結晶が混ざり合う異形の魔石の残骸だけだった。
グロリアの討伐を終え【餓鬼偏執】が切れる。
すると自分の抑え込まれていた感情が一気に溢れ出す。
腕を引き千切った感触、足を毟り取った感触、肉が焼かれる匂い、度重なる悲鳴。
今まで快楽と認識していたそれらが、一斉に逆転し、吐き気がしてくる。
胃の中の物を全て吐き出し、ようやく頭が正常に動き出す。
「相変わらず、反動が凄いな……」
いつもの心の反動からくる気だるさと、グロリアから受けた傷を合わせた反動が大きく、俺は座り込んでしまう。
落ち着くまで少し状況を整理しておこう。
魔王は王女を連れて西の方に逃げ出した。
王都は争いの音も落ち着いている、グロリアも倒したし、ここはとりあえず平気だ。
体の傷は追いかけている内に治るだろう。
「タクトくんにしては、大分派手にやられたみたいだけど、立てるかな?」
何か来ていると思ったけど、メイサだったか。
そしてその背後にはフランとノノ、そしてシスがいた。
「お前らまでなんでいるんだよ、アーガスはいいのか?」
「はい。、無事に終わりました」
「シュリの眠る場所も教えてもらったしな」
「本当に大変だったんですからね」
急ににぎやかで空気が弛緩した。
三人共体は汚れ傷だらけになっているのに、どこか楽しそうで、そんな三人を見ているとフッと反動は無くなり、穏やかな気持ちに戻ることができた。
「感動の再開はわからなくもないけど、僕が来たのは彼女達を連れてくるためじゃない。王女様が攫われたらしいんだけど、知らないかい?」
「知ってる。魔王が連れて行った。これから追いかけるつもりだ」
「それなら僕も連れて行ってくれ、足手まといにはならないよ」
「私達も付いて行きます!」
メイサが同行を進言すると、ノノも勢いよく手を挙げた。
「悪いけど、メイサだけの方が……」
「お二人が洗脳を受けたらどうしますか? 魔法で閉じ込められたら? そんな時フランちゃんが必要ですよね?」
「ああ、そうかもな……」
「王女様を助け出すとき、お二人だけで逃げられますか? 魔王を抑えて魔族と戦う。そんな危険の渦中に王女様を置いておくつもりですか?」
「そうだな」
ノノに言いくるめられている自覚はあるのに、反論が出てこない。
メイサに視線を向けると、肩をすくめている。
「わかったよ。連れて行く」
メイサが反論しないということは、おそらく三人は足手まといにはならないということだろう。
俺がいない間に何があったのかわからないけど、メイサが認めるくらいの何かがあったのだろう。
「それで、どうやって追いかけるの? 僕は走ってもいいけど、この子達じゃ追いつけないでしょ?」
「それだと遅い。メイサは三人を守ってやってくれ、本気で追いかけるから【プロテクト】【アーリー】【ウィンド】」
三つの魔法陣が発動する。
二つは自分に、そして一つは四人に発動する。
防護の魔法は球状に四人を包み込み、風や重力からみんなを守る。
そして加速と風の魔法で俺は宙に浮く。
「タクトくん、この状況ってもしかして僕もお荷物扱いなのかな?」
「喋ってるとした噛むぞ」
全員が口をきっちりと閉じたことを確認し、全力で飛び出した。
音速の壁を壊しながらの全力飛行だ。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
世界で唯一の天職【配信者】と判明した僕は剣聖一家を追放される〜ジョブの固有スキルで視界を全世界に共有したら、世界中から探し求められてしまう〜
マグローK
ファンタジー
「リストーマ。オマエは追放だ!」
天職がジョブという形で天から才能が授けられる世界。
主人公であるリストーマは、ジョブが剣聖でないとわかった瞬間、父親から追放を言い渡されてしまう。
さらには、実の子じゃなかった、万に一つのギャンブルだった、剣聖として人並みの剣の才すらないゴミなどという言葉をぶつけられた挙句、人がほとんど足を踏み入れることのできていないダンジョンに捨てられてしまう。
誰からも求められず、誰にも認められず、才能すらないと言われながらも、必死で生き残ろうとする中で、リストーマはジョブ【配信者】としての力に覚醒する。
そして、全世界の視界を上書きし、ダンジョンの魔獣を撃退した。
その結果、リストーマは、真っ先にヴァレンティ王国のセスティーナ姫に探知され、拾われ、神や悪魔、魔王の娘たちも、リストーマの存在を探るため、直々にやってくる
「僕は、姫のための配信者になります」
しかし、リストーマは、セスティーナ姫に拾われた恩から、姫のため、未知なるダンジョンの様子を配信することを決意する。
これは、家族と信じた者たちに捨てられ自信をなくした少年が、周囲の温かさを頼りに少しずつ自信を得ていく物語。
この小説は他サイトでも投稿しています。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる