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魔族の潜む街
今のはお兄さんじゃないですフランちゃんですよ
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「それは倒れます。私も倒れてしまいたいですから」
フランが倒れた後、駆け寄ってきたノノに事情を説明すると小言を言われ俺はなぜかフランを膝枕していた。
「キックスは一体どうなってしまったんですか? ドラゴンや魔族が出るとかもう何が何やらわからないですよ」
それは同感だ。
過去の転生でもここまでの出来事はなかった。
すでに世界の大半が滅んでいた時はあったが、その時でも最後の都市と呼ばれるほどに最後まで町は残っていた。
百万分の一のイレギュラーとして割り切るしかないか。
世界が半壊していたのも一度きりだったしな。
「それは考えてもわからないから今はいいや、それよりここはどこらへんなんだ?」
「それもよくわからないんですよね。この泉があるってことはアグリールの近くなんですけど、ありえないんですよ」
「何がおかしいんだ? 町の側に森があるくらいおかしくはないだろ?」
キックスなんて周囲が森に囲まれているし、それがごく一般的なはずだ。
森があれば食料も水もあり、その水や土も高品質。
何もおかしいところはないはずだ。
「キックスからアグリールは馬車で移動しても二週間かかります。それが一時間程で着くと思いますか?」
「なるほどそれは確かにありえないな。さっきは気づかなかったが転移の魔法がかかっていたわけか」
どこかのタイミングで魔法が発動していたわけか。
でもどのタイミングだ?【グラトニー】を使った時にも反応が無かった。
「さらりと転移といいますけどもしかして使えたりしますか?」
「使えないな。目的の場所が明確に想像できないからな」
最初の何回かは便利だから使っていたが、百万回も似た光景を見ているとどこがどこかわからなくなってしまう。
家くらいなら戻れるかもしれないけど、そうなるとまた振り出しに戻るだけだしな。
「お兄さんって滅茶苦茶に強い勇者ですけどなんか残念ですよね。人見知りですし」
「人間味があると言ってもらいたい。人間は欠点も個性の一つだぞ」
これで俺が人見知りでもなく、転移も自由自在なら今頃魔王を倒しお姫様を囲ってハーレム生活だ。
「雑談はひとまず置いておいて、ここはアグリールのすぐ近くってことでいいんだよな」
「そうですね。この近隣の町の中では一番栄えている大きな町ですよ。見てもらえばわかるように土壌もいいですから酪農も栄えていますし加工する場所も多いですから」
要は主要都市か。
それくらいの町なら何かしら魔族の情報はあるだろう。
「フランが起きたら出発しよう」
それからフランが起きるまで十分程度の休憩をした。
「倒れる前に聞いたのは本当だったんですね……」
陰鬱そうに魔族か……とフランは呟いた。
アグリールの場所を知っているらしいノノの案内を受けながら先を急ぐ。
「ノノはアグリールの道を知ってるんだな」
「凄いですよね。私も知りませんでした」
「私は孤児ですので、アグリールの施設に居たこともあるんですよ」
施設を転々としてわけか。
それでこの辺りの事を知っているのか。
貴族であるフランさえも感心しながら話を聞いていた。
「それだと本当の生まれはどこなんだ?」
「えー……、実は知らないんですよね。気が付いたら施設に居たので。本当の親も生まれた場所も知らないんです」
「ごめん……」
やっちまったな。デリカシーが無いと言うか空気が読めないと言うか……。
どこか空気が沈んでしまった。
少し仲良くなるとすぐにやらかしてしまう。これだから友達が出来てもすぐに離れて行ってしまうんだよな。
どこか思い雰囲気の中森を進んで行くと、ノノの足が止まる。
「モンスターです」
ノノが声を潜め指さした先には言った通りにモンスターが六匹うろついていた。
ビッグラット。
名前の通り大きなネズミで大きさは人間と変わらない。
基本四足歩行で強靭な前歯と爪は岩や木を平気で断ち切る。
そして一番厄介なのは武器を使うことだ。
魔族と違い考えて使うわけではないが、それでも道具を使用するというのは厄介なことこの上ない。
「二人ともレベルはどんなものだ?」
「私は14です」
「私はノノさんより一つ高い15です」
ビッグラットのレベルは確か17だったはずだから二人で一二匹は討伐できるはずだ。
折角だから二人のレベル上げに使わせてもらおう。
「俺が四匹倒すから二人で残りの二匹を頼む。危なくなったら助けに入るから安心してくれ」
もちろん今のレベルでも足手纏いになることはないが、折角の冒険なんだから二人にも戦ってみてもらいたい。
そんな思惑もあって俺は先陣を切ってビッグラットの群れに飛び込む。
すぐに一匹が気づき、他の五匹も俺を敵と認識した。
最初の一匹はすぐに攻撃してくる。
自慢の前歯でいきなり俺の頭を狙ってくる。
その噛みつきを躱し、頭部にある大きな耳を掴み力の限り下に引っ張ると、噛みつく姿勢のままビッグラットは地面に沈み消滅する。
そのまま二匹目に向かうと、そいつを囮に他の四匹が飛びかかってくる。
そして俺が狙っていたビッグラットは俺を無視してフラン達に狙いを付け飛びかかっていく。
まあまあの結果だな。
飛びかかってくる四匹の一匹を殴り飛ばし消滅させ、少し距離を取りウィルさんから受け取った剣を抜く。
西洋風の細身の剣、装飾のされている鞘とは真逆の飾り気のない真直ぐな刀身。魅せるための華美な鞘に機能を追求した愚直な刃。
ありがとうございます。とても気に入りました。
剣を我流で構え一歩踏み出す。
振り上げた一撃で一匹を半分にし、振り下ろし更に半分に切り分けると黒い霧になり一匹が消える。
程よい重さで扱いやすい。重みだけで切れる切れ味だ。
「【ファイアボール】」
あっちも戦い始めたのかと目を向けると、フランの目の前に普通ではない大きさの魔法陣が出ていた。
もちろんその魔法陣から放たれる魔法ももちろん普通じゃない。
通常とは違う青い炎は任せたビッグラットを一瞬で消滅させても威力は落ちず、臨戦態勢を取っている残りの二匹も巻き込む。
三匹のモンスターを消滅させても魔法は消えず、周囲の木を何本か炭に変えてようやく消えた。
ありえないだろ。この威力の魔法はレベル15が出せる威力じゃない。最低でもレベル30は必要だ。
驚いているのは俺やノノだけではなく、魔法を発動したフラン本人も驚いていた。
「今のタクト様がやったんですよね?」
「今のはお兄さんじゃないですフランちゃんですよ」
「強いとは思っていたけどまさかここまでとは思ってなかったよ」
これで落第生なんだから本当に学園もガーフィールも見る目が無いな。
フランが倒れた後、駆け寄ってきたノノに事情を説明すると小言を言われ俺はなぜかフランを膝枕していた。
「キックスは一体どうなってしまったんですか? ドラゴンや魔族が出るとかもう何が何やらわからないですよ」
それは同感だ。
過去の転生でもここまでの出来事はなかった。
すでに世界の大半が滅んでいた時はあったが、その時でも最後の都市と呼ばれるほどに最後まで町は残っていた。
百万分の一のイレギュラーとして割り切るしかないか。
世界が半壊していたのも一度きりだったしな。
「それは考えてもわからないから今はいいや、それよりここはどこらへんなんだ?」
「それもよくわからないんですよね。この泉があるってことはアグリールの近くなんですけど、ありえないんですよ」
「何がおかしいんだ? 町の側に森があるくらいおかしくはないだろ?」
キックスなんて周囲が森に囲まれているし、それがごく一般的なはずだ。
森があれば食料も水もあり、その水や土も高品質。
何もおかしいところはないはずだ。
「キックスからアグリールは馬車で移動しても二週間かかります。それが一時間程で着くと思いますか?」
「なるほどそれは確かにありえないな。さっきは気づかなかったが転移の魔法がかかっていたわけか」
どこかのタイミングで魔法が発動していたわけか。
でもどのタイミングだ?【グラトニー】を使った時にも反応が無かった。
「さらりと転移といいますけどもしかして使えたりしますか?」
「使えないな。目的の場所が明確に想像できないからな」
最初の何回かは便利だから使っていたが、百万回も似た光景を見ているとどこがどこかわからなくなってしまう。
家くらいなら戻れるかもしれないけど、そうなるとまた振り出しに戻るだけだしな。
「お兄さんって滅茶苦茶に強い勇者ですけどなんか残念ですよね。人見知りですし」
「人間味があると言ってもらいたい。人間は欠点も個性の一つだぞ」
これで俺が人見知りでもなく、転移も自由自在なら今頃魔王を倒しお姫様を囲ってハーレム生活だ。
「雑談はひとまず置いておいて、ここはアグリールのすぐ近くってことでいいんだよな」
「そうですね。この近隣の町の中では一番栄えている大きな町ですよ。見てもらえばわかるように土壌もいいですから酪農も栄えていますし加工する場所も多いですから」
要は主要都市か。
それくらいの町なら何かしら魔族の情報はあるだろう。
「フランが起きたら出発しよう」
それからフランが起きるまで十分程度の休憩をした。
「倒れる前に聞いたのは本当だったんですね……」
陰鬱そうに魔族か……とフランは呟いた。
アグリールの場所を知っているらしいノノの案内を受けながら先を急ぐ。
「ノノはアグリールの道を知ってるんだな」
「凄いですよね。私も知りませんでした」
「私は孤児ですので、アグリールの施設に居たこともあるんですよ」
施設を転々としてわけか。
それでこの辺りの事を知っているのか。
貴族であるフランさえも感心しながら話を聞いていた。
「それだと本当の生まれはどこなんだ?」
「えー……、実は知らないんですよね。気が付いたら施設に居たので。本当の親も生まれた場所も知らないんです」
「ごめん……」
やっちまったな。デリカシーが無いと言うか空気が読めないと言うか……。
どこか空気が沈んでしまった。
少し仲良くなるとすぐにやらかしてしまう。これだから友達が出来てもすぐに離れて行ってしまうんだよな。
どこか思い雰囲気の中森を進んで行くと、ノノの足が止まる。
「モンスターです」
ノノが声を潜め指さした先には言った通りにモンスターが六匹うろついていた。
ビッグラット。
名前の通り大きなネズミで大きさは人間と変わらない。
基本四足歩行で強靭な前歯と爪は岩や木を平気で断ち切る。
そして一番厄介なのは武器を使うことだ。
魔族と違い考えて使うわけではないが、それでも道具を使用するというのは厄介なことこの上ない。
「二人ともレベルはどんなものだ?」
「私は14です」
「私はノノさんより一つ高い15です」
ビッグラットのレベルは確か17だったはずだから二人で一二匹は討伐できるはずだ。
折角だから二人のレベル上げに使わせてもらおう。
「俺が四匹倒すから二人で残りの二匹を頼む。危なくなったら助けに入るから安心してくれ」
もちろん今のレベルでも足手纏いになることはないが、折角の冒険なんだから二人にも戦ってみてもらいたい。
そんな思惑もあって俺は先陣を切ってビッグラットの群れに飛び込む。
すぐに一匹が気づき、他の五匹も俺を敵と認識した。
最初の一匹はすぐに攻撃してくる。
自慢の前歯でいきなり俺の頭を狙ってくる。
その噛みつきを躱し、頭部にある大きな耳を掴み力の限り下に引っ張ると、噛みつく姿勢のままビッグラットは地面に沈み消滅する。
そのまま二匹目に向かうと、そいつを囮に他の四匹が飛びかかってくる。
そして俺が狙っていたビッグラットは俺を無視してフラン達に狙いを付け飛びかかっていく。
まあまあの結果だな。
飛びかかってくる四匹の一匹を殴り飛ばし消滅させ、少し距離を取りウィルさんから受け取った剣を抜く。
西洋風の細身の剣、装飾のされている鞘とは真逆の飾り気のない真直ぐな刀身。魅せるための華美な鞘に機能を追求した愚直な刃。
ありがとうございます。とても気に入りました。
剣を我流で構え一歩踏み出す。
振り上げた一撃で一匹を半分にし、振り下ろし更に半分に切り分けると黒い霧になり一匹が消える。
程よい重さで扱いやすい。重みだけで切れる切れ味だ。
「【ファイアボール】」
あっちも戦い始めたのかと目を向けると、フランの目の前に普通ではない大きさの魔法陣が出ていた。
もちろんその魔法陣から放たれる魔法ももちろん普通じゃない。
通常とは違う青い炎は任せたビッグラットを一瞬で消滅させても威力は落ちず、臨戦態勢を取っている残りの二匹も巻き込む。
三匹のモンスターを消滅させても魔法は消えず、周囲の木を何本か炭に変えてようやく消えた。
ありえないだろ。この威力の魔法はレベル15が出せる威力じゃない。最低でもレベル30は必要だ。
驚いているのは俺やノノだけではなく、魔法を発動したフラン本人も驚いていた。
「今のタクト様がやったんですよね?」
「今のはお兄さんじゃないですフランちゃんですよ」
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これで落第生なんだから本当に学園もガーフィールも見る目が無いな。
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