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最終章 ガルディアナ聖王国編
悩みのレベル
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自分の戦闘スタイルというものが未だ不確立で発展途上である、と彼自身は思っていた。
遠距離で弓を放ち、近接になれば鎌斧を振るう。
魔法戦に持ち込まれれば魔法杖を使う。
そこまでは、どうにかなったのだけれど。
「アタシの課題は中距離よねぇ」
槍の使用頻度が今一つ高くない自覚はあった。
それは自分が中距離を苦手としている証明である気がして、暇を見つけては仮想戦闘室で中距離戦の訓練に励んではいるものの、やはり実戦となると近づかれる前に叩き、近づかれたら対応するというという形に落ち着いてしまっていた。
けれど。
「こういう敵もいるのね。勉強になったわ」
今、己が対峙している敵は「槍での攻撃以外を無効にする」という特性を持っていて、その地味に嫌味な代物は、四種の攻撃手段を持つ自分だからこそ対応出来たとも言えた。
「おっかしいわねぇ。昔は得意だった気がするのに何で苦手になっちゃったのかしら、アタシ」
対峙している敵が[キシャー!]と、解するのが可能ではない言語(音声?)を発するタイプであったこともあり、赤黒い鉤爪相手に穂先で切り結びながら独りごちる。
余裕がある訳では決してない。
あまり認めたくはなかったが、対峙している妖魔は自分とどっこいくらいの実力で、魔法を発してくることはなかったが身体強化に長けていた。
それも常時使用でこちらがその対応に慣れてしまわないようにする程度の頭はあるようで、急に強度やスピードが上がったり、力比べで拮抗している最中に身体強化を切ってスカしてきたりするので、どちらかと言えば気を抜けない相手に分類される手合いだったのだ。
「ブルー! 亀裂閉めるから援護して!」
「了解!」
離れた所から聞こえる2人のやり取りが、既にあちらの戦闘が終了していることを告げて来る。
伊達に人外の最頂点3人から銀河系最強勇者なんて言われていない。
艦に戻ってからその話しを皆の前でした時だって他の者達は皆、納得の表情で「デスヨネー」感満載の空気を醸したけれど、当の2人の反応はとても微妙なものだった。
『んー……現時点で最強とか言われちゃうとなー。僕もっと強くなりたいんだけどー?』
『俺だって足りないものだらけだっつうの。こんなんで最強とか、いっそ嫌味にしか聞こえねぇわッ!』
理想が高いのか、目標設定が高いのか知らないが彼等にこんなこと言われてしまったら自分だってやるしかなくなってしまうではないか。
「現時点であそこへ届くのにだって、いつまでかかるのかしらってカンジなのにねぇ? 」
あまりにも遠過ぎるそこに、それでも届かなければこの星そのものが危うくなるのだとは既に聞かされている。
折角スガルとブルーが守り、フィリアが整えてくれているこの星を自分の怠慢で自壊へ追い込む訳にはいかない。
けれど。
「それだけで、すぐどうにかなってくれるなら苦労はしないのよ、ねッ!」
[ジャギャラー!]
言葉の終わりで手にした槍を三連突きして、最後の突き込みから槍を引く動作に合わせて穂先を縦に回転させことで前へとやってきた石突き側で突きを放つ。
[ジャア!]
それを避けた瞬間を狙って再び縦に回した槍を穂先側にチェンジして突き込む。
[ジェア????]
得意げに避けてみせる異形に向けて、これまで一切見せていなかった穂先変化で追撃をかけると完全に避け切ったと思い込んでいた妖魔は、まんまと策に引っかかって食らってくれた。
すぐに穂先の形状を元に戻した為、何故、自分が攻撃を食らったのか全く分かっていないようだったので、気づくまで時折、変える程度で済ませて槍撃を続けた。
スガルをして初見殺しと言わしめたそれに対して大きめに避ける距離を取ることで対処しようとしたのだろう。
これまでより強くステップを踏まれて、アストレイは次の策に出た。
「追撃!」
[ゴアッ⁈]
穂先から橙色の穂先が生えて、横合いから攻撃されたことに驚いた声を上げた妖魔の腕へと刺さったそれを捻切るように回転させながら槍を引く。
穂先から切り離された橙の穂先を腕から引き抜こうとしたのだろう。
妖魔がそれに手を伸ばして握り締めた瞬間、橙の穂先が小規模爆発を起こした。
[ガッ! ……ギュウゥゥゥ……]
その攻撃で目を負傷したらしい妖魔は、悔しげな音を発して場の離脱を図るが、自分が出てきた亀裂は既にスガルが閉じていて、今居る神殿上のものを諦め、少し離れた所に出来ている王城上の亀裂を目指したようだった。
「逃がさないわよっ⁈」
アストレイは、槍をボウガンのように穂先を妖魔へと向けて、肩上に構えた。
「射出!」
アストレイが飛ばした指示に従って槍が白い穂先を逃げる妖魔に向けて射出した。
「追撃! 再追撃!」
立て続けに橙色の穂先と紫色の穂先が射出され、妖魔の背へとそれぞれが突き刺さり、即座に連鎖爆発を起こした。
[ガ、グ…ガ、ガ、ガ……]
人でいう所の今際の際的な音声を発した妖魔は、そのまま地上へ墜落し、赤黒い粉のようになり、散っていった。
「んー……ダメねぇ。やっぱり槍、苦手になってるわー……攻撃の組み立てが行き当たりばったりなのがいけないのかしらぁ? 勇者訓練校ってトコで槍得意な人に教わりたいわねぇ。このままじゃ美しくないわぁ」
溜息混じりに吐き出した台詞の内容は、成果に反し過ぎていて、生温い視線を向けられそうな予感を感じさせずにはいられなかった。
遠距離で弓を放ち、近接になれば鎌斧を振るう。
魔法戦に持ち込まれれば魔法杖を使う。
そこまでは、どうにかなったのだけれど。
「アタシの課題は中距離よねぇ」
槍の使用頻度が今一つ高くない自覚はあった。
それは自分が中距離を苦手としている証明である気がして、暇を見つけては仮想戦闘室で中距離戦の訓練に励んではいるものの、やはり実戦となると近づかれる前に叩き、近づかれたら対応するというという形に落ち着いてしまっていた。
けれど。
「こういう敵もいるのね。勉強になったわ」
今、己が対峙している敵は「槍での攻撃以外を無効にする」という特性を持っていて、その地味に嫌味な代物は、四種の攻撃手段を持つ自分だからこそ対応出来たとも言えた。
「おっかしいわねぇ。昔は得意だった気がするのに何で苦手になっちゃったのかしら、アタシ」
対峙している敵が[キシャー!]と、解するのが可能ではない言語(音声?)を発するタイプであったこともあり、赤黒い鉤爪相手に穂先で切り結びながら独りごちる。
余裕がある訳では決してない。
あまり認めたくはなかったが、対峙している妖魔は自分とどっこいくらいの実力で、魔法を発してくることはなかったが身体強化に長けていた。
それも常時使用でこちらがその対応に慣れてしまわないようにする程度の頭はあるようで、急に強度やスピードが上がったり、力比べで拮抗している最中に身体強化を切ってスカしてきたりするので、どちらかと言えば気を抜けない相手に分類される手合いだったのだ。
「ブルー! 亀裂閉めるから援護して!」
「了解!」
離れた所から聞こえる2人のやり取りが、既にあちらの戦闘が終了していることを告げて来る。
伊達に人外の最頂点3人から銀河系最強勇者なんて言われていない。
艦に戻ってからその話しを皆の前でした時だって他の者達は皆、納得の表情で「デスヨネー」感満載の空気を醸したけれど、当の2人の反応はとても微妙なものだった。
『んー……現時点で最強とか言われちゃうとなー。僕もっと強くなりたいんだけどー?』
『俺だって足りないものだらけだっつうの。こんなんで最強とか、いっそ嫌味にしか聞こえねぇわッ!』
理想が高いのか、目標設定が高いのか知らないが彼等にこんなこと言われてしまったら自分だってやるしかなくなってしまうではないか。
「現時点であそこへ届くのにだって、いつまでかかるのかしらってカンジなのにねぇ? 」
あまりにも遠過ぎるそこに、それでも届かなければこの星そのものが危うくなるのだとは既に聞かされている。
折角スガルとブルーが守り、フィリアが整えてくれているこの星を自分の怠慢で自壊へ追い込む訳にはいかない。
けれど。
「それだけで、すぐどうにかなってくれるなら苦労はしないのよ、ねッ!」
[ジャギャラー!]
言葉の終わりで手にした槍を三連突きして、最後の突き込みから槍を引く動作に合わせて穂先を縦に回転させことで前へとやってきた石突き側で突きを放つ。
[ジャア!]
それを避けた瞬間を狙って再び縦に回した槍を穂先側にチェンジして突き込む。
[ジェア????]
得意げに避けてみせる異形に向けて、これまで一切見せていなかった穂先変化で追撃をかけると完全に避け切ったと思い込んでいた妖魔は、まんまと策に引っかかって食らってくれた。
すぐに穂先の形状を元に戻した為、何故、自分が攻撃を食らったのか全く分かっていないようだったので、気づくまで時折、変える程度で済ませて槍撃を続けた。
スガルをして初見殺しと言わしめたそれに対して大きめに避ける距離を取ることで対処しようとしたのだろう。
これまでより強くステップを踏まれて、アストレイは次の策に出た。
「追撃!」
[ゴアッ⁈]
穂先から橙色の穂先が生えて、横合いから攻撃されたことに驚いた声を上げた妖魔の腕へと刺さったそれを捻切るように回転させながら槍を引く。
穂先から切り離された橙の穂先を腕から引き抜こうとしたのだろう。
妖魔がそれに手を伸ばして握り締めた瞬間、橙の穂先が小規模爆発を起こした。
[ガッ! ……ギュウゥゥゥ……]
その攻撃で目を負傷したらしい妖魔は、悔しげな音を発して場の離脱を図るが、自分が出てきた亀裂は既にスガルが閉じていて、今居る神殿上のものを諦め、少し離れた所に出来ている王城上の亀裂を目指したようだった。
「逃がさないわよっ⁈」
アストレイは、槍をボウガンのように穂先を妖魔へと向けて、肩上に構えた。
「射出!」
アストレイが飛ばした指示に従って槍が白い穂先を逃げる妖魔に向けて射出した。
「追撃! 再追撃!」
立て続けに橙色の穂先と紫色の穂先が射出され、妖魔の背へとそれぞれが突き刺さり、即座に連鎖爆発を起こした。
[ガ、グ…ガ、ガ、ガ……]
人でいう所の今際の際的な音声を発した妖魔は、そのまま地上へ墜落し、赤黒い粉のようになり、散っていった。
「んー……ダメねぇ。やっぱり槍、苦手になってるわー……攻撃の組み立てが行き当たりばったりなのがいけないのかしらぁ? 勇者訓練校ってトコで槍得意な人に教わりたいわねぇ。このままじゃ美しくないわぁ」
溜息混じりに吐き出した台詞の内容は、成果に反し過ぎていて、生温い視線を向けられそうな予感を感じさせずにはいられなかった。
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