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四、温と冷
悪夢(視点変更:セツ視点)
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ここはどこだ? どうして俺の手は小さいんだ?
あ……父さんと母さんがいる。これはきっと俺の子供の頃の夢だ――。
◇ ◇ ◇
「ねえ、カズキはどうして父さんの従者になったの?」
「セツ、なんだ? 急に」
「だって、父さん、全ての鬼を従える凄い特異能力を持っているのに、自分から従者になりたいなんて、変だ」
「変とは何だよ。でもまぁ、これが俺の特異性だからな。色んな鬼たちに従者になって欲しいと言われ、そりゃモテたモテた。でも、気乗りしなくてね。そこでお前の父さんと出逢った。俺から何度もお願いして、やっと従者になれたよ。理由は上手く言えないが、心持ちに惚れたって感じだな。この先、どんなに強い鬼が現れても俺は、セイさんの従者であることを誇りに思う」
カズキはカカッと笑い、人の姿をした俺の頭をクシャクシャにした。
暗転
「半端モノはこっちに来るな!」
「鬼と人の半端モノ! 男と女の半端モノ! 気持ちわりぃ!」
「半端モノにはコレをくれてやる! ほらよ!」
子鬼たちによって投げられた石が俺の額に直撃すると、彼らは笑いながら「逃げろー!」と言って走り出した。
「痛ってぇな! フン! 言われなくたってお前らと遊ぶもんか!」
鬼の姿の俺は独り、額をさすりながら木の枝に座り、遠くで遊んでいる子鬼たちを眺めている。
(あーあ。俺も父さんみたいに鬼たちを従える事ができたらなぁ)
ほんの出来心だった。俺は父さんの真似をして口笛を吹いた。すると、遠くで遊んでいた小鬼たちが俺の座っている木の下に集まり跪き始めた。
「な、何だ!? お前ら、ふざけているのか?」
子鬼たちは何も言わない。何か指示を待っているかのようだ。俺はどうして良いかわからず「早く家に帰れ」と言って子鬼たちを散らした。
俺も慌てて家に帰り、父さんと母さんに事の説明をする。
「セツ、お前、そこは俺に似るなよ……」
父さんは深い溜息をつき、母さんは隣でクスクス笑っている。俺は次第に落ち着きを取り戻すと、今度は嬉しさと自信がみなぎってきた。
「俺も父さんみたいにカッコ良く横笛を吹いて鬼たちを従えるんだ!」
次第に父さんの表情が複雑になる。
「セツ、いいか。この能力は絶対にひけらかしてはいけない。自分の支配欲のために使ってはいけない。使い方を間違えてはいけないんだ。いいな」
「そんな難しいことわかんないよ。俺、今まで俺のことをバカにしてきた奴らに使いたい!」
「それこそ絶対に駄目だ! そんな奴らを操り人形にしてどうする? 一体、誰が救われる?」
「俺の気持ちが救われる!」
俺は自分を虐めてきた奴らに一泡吹かせたくて仕方がなかった。そんな俺の気持ちを汲んでくれたのか、父さんは諦めたかのように頭を振った。
「はあ。わかった。じゃあ、明日それをやってみろ。横笛は貸してやる」
俺は「やったぁ」と言って喜んだ。父さんの横笛が吹ける!
翌朝、早速俺は家を飛び出し、子鬼たちの前で慣れない横笛を吹いた。子鬼たちが集まってくる。
「お前ら。俺と遊べ」
俺が子鬼たちに指示すると、皆俺の指示どおりに動きだす。だが、そこに子鬼たちの感情はない。楽しそうに遊んでいるがどこか上の空だ。
(……こんなのちっとも面白くない。楽しくない。……スッキリしない)
何か思っていたのと違う。救われるどころか虚しくなってきた。
「やめだ、やめだ! お前ら帰っていいぞ。なんか、悪かったな」
子鬼たちは散り散りに帰っていく……俺も帰ろうかな。
「おい、さっき下手くそな笛を吹いていたのはお前か?」
振り向くと、三匹の大きい鬼たちが腕を組んで立っていた。
「……そうだけど、何?」
「ん? その横笛は……お前、もしかしてセイの子供か!?」
鬼たちは、最初は驚いた様子だったが、徐々に何かを含んだ表情になる。背筋がゾッとし、俺は逃げた。だけど、大人の足には敵わず捕まった。家まであと少しだというのに――!
(この鬼たちを従えてやる!)
俺は無我夢中で横笛を吹く。どうだ。俺に跪け! ――だが、鬼たちはニヤニヤして俺を見る。
「お前、身体も半端だが、特異能力も半端だな」
(何で? 何で俺に従わない?)
わけがわからない。どうすることも出来ないまま俺は鬼に掴み上げられた。
「セツ!」
俺の笛の音が届いたのか、父さんとカズキが青褪めた顔で走ってきた。
「父さん! こいつら何なんだ? 急に追いかけて来るし、俺の笛が効かない」
心当たりがあるのか、父さんが悲しそうな様子で言った。
「お前ら、人を喰ったのか?」
「ハッ! 喰ったからといってなんだ!? 俺の弟は人に殺された! お前のせいでな! あの時、お前が俺たちに、あの大勢いる退治屋を殺すな、と指示したせいで瀕死の退治屋に隙をつかれて殺られたんだ!」
「……」
――父さん、何で黙るんだ? さっさとこの鬼たちを黙らせてくれよ。
「俺の弟が死んだっていうのに、お前は人の子供を作って幸せそうに暮らしやがって」
「……そうか。では、お前はどうしたら救われる?」
「そうだなぁ。俺と同じ目に合ったら救われるかな。この子供をお前の目の前で殺したら、俺は嬉しくて天に昇っちまうだろうなぁ」
俺を掴み上げている鬼がギロリと目を光らせた。
「セツ……子供だけは勘弁してくれ。俺はどうなっても良い」
父さんの目に迷いなどなく、それが俺はとても不安だった。
「だったらこの場で自害しろ。俺の情でお前が生きている間は子供を生かしてやる」
「なっ……!?」
「それとも、子供だけが死ぬのを見ているのか?」
「父さん! 止めろ! 止めてくれ! 何でこいつらをやっつけないんだよ?」
「……わかった。剣を寄越せ」
父さん、何か言えよ。やだよ。父さん、やだよ――!
目を赤くしたカズキが父さんの隣で何かに堪えているように見えた。
父さんの前に剣が放り投げられる。父さんがそれを受け取ると、俺に向かって微笑んだ。
「父さん! だめだァァァァァァァァあ!」
剣が父さんの胸を貫通し、倒れると同時にカズキの姿が居なくなっていた――気付いたら俺はカズキに助けられていた。三匹の鬼たちは血塗れになっていて、ぴくりとも動かない。
俺とカズキは急いで父さんの所へ駆け寄った。
「ハハッ。お前ら酷い顔だな……」
「何で……父さん何でなんだよ!? あんな奴ら、父さんの力で殺せば良かったんだ!」
「これは俺のケジメっていうやつだ。これで良いんだ。だから、誰も悪くない。セツ、いいか。誰も悪くないんだ」
「セイさん……俺……」
「カズキ、最後までありがとうな。あと、スマン。母さんとセツを、頼む……」
……俺のせいだ。
俺が子鬼たちに仕返しをしたいなんて言わなければ!
俺が父さんの横笛を吹いたりしなければ!
俺が……こんな弱い半端モノでなければ――!!
暗転
あ……父さんと母さんがいる。これはきっと俺の子供の頃の夢だ――。
◇ ◇ ◇
「ねえ、カズキはどうして父さんの従者になったの?」
「セツ、なんだ? 急に」
「だって、父さん、全ての鬼を従える凄い特異能力を持っているのに、自分から従者になりたいなんて、変だ」
「変とは何だよ。でもまぁ、これが俺の特異性だからな。色んな鬼たちに従者になって欲しいと言われ、そりゃモテたモテた。でも、気乗りしなくてね。そこでお前の父さんと出逢った。俺から何度もお願いして、やっと従者になれたよ。理由は上手く言えないが、心持ちに惚れたって感じだな。この先、どんなに強い鬼が現れても俺は、セイさんの従者であることを誇りに思う」
カズキはカカッと笑い、人の姿をした俺の頭をクシャクシャにした。
暗転
「半端モノはこっちに来るな!」
「鬼と人の半端モノ! 男と女の半端モノ! 気持ちわりぃ!」
「半端モノにはコレをくれてやる! ほらよ!」
子鬼たちによって投げられた石が俺の額に直撃すると、彼らは笑いながら「逃げろー!」と言って走り出した。
「痛ってぇな! フン! 言われなくたってお前らと遊ぶもんか!」
鬼の姿の俺は独り、額をさすりながら木の枝に座り、遠くで遊んでいる子鬼たちを眺めている。
(あーあ。俺も父さんみたいに鬼たちを従える事ができたらなぁ)
ほんの出来心だった。俺は父さんの真似をして口笛を吹いた。すると、遠くで遊んでいた小鬼たちが俺の座っている木の下に集まり跪き始めた。
「な、何だ!? お前ら、ふざけているのか?」
子鬼たちは何も言わない。何か指示を待っているかのようだ。俺はどうして良いかわからず「早く家に帰れ」と言って子鬼たちを散らした。
俺も慌てて家に帰り、父さんと母さんに事の説明をする。
「セツ、お前、そこは俺に似るなよ……」
父さんは深い溜息をつき、母さんは隣でクスクス笑っている。俺は次第に落ち着きを取り戻すと、今度は嬉しさと自信がみなぎってきた。
「俺も父さんみたいにカッコ良く横笛を吹いて鬼たちを従えるんだ!」
次第に父さんの表情が複雑になる。
「セツ、いいか。この能力は絶対にひけらかしてはいけない。自分の支配欲のために使ってはいけない。使い方を間違えてはいけないんだ。いいな」
「そんな難しいことわかんないよ。俺、今まで俺のことをバカにしてきた奴らに使いたい!」
「それこそ絶対に駄目だ! そんな奴らを操り人形にしてどうする? 一体、誰が救われる?」
「俺の気持ちが救われる!」
俺は自分を虐めてきた奴らに一泡吹かせたくて仕方がなかった。そんな俺の気持ちを汲んでくれたのか、父さんは諦めたかのように頭を振った。
「はあ。わかった。じゃあ、明日それをやってみろ。横笛は貸してやる」
俺は「やったぁ」と言って喜んだ。父さんの横笛が吹ける!
翌朝、早速俺は家を飛び出し、子鬼たちの前で慣れない横笛を吹いた。子鬼たちが集まってくる。
「お前ら。俺と遊べ」
俺が子鬼たちに指示すると、皆俺の指示どおりに動きだす。だが、そこに子鬼たちの感情はない。楽しそうに遊んでいるがどこか上の空だ。
(……こんなのちっとも面白くない。楽しくない。……スッキリしない)
何か思っていたのと違う。救われるどころか虚しくなってきた。
「やめだ、やめだ! お前ら帰っていいぞ。なんか、悪かったな」
子鬼たちは散り散りに帰っていく……俺も帰ろうかな。
「おい、さっき下手くそな笛を吹いていたのはお前か?」
振り向くと、三匹の大きい鬼たちが腕を組んで立っていた。
「……そうだけど、何?」
「ん? その横笛は……お前、もしかしてセイの子供か!?」
鬼たちは、最初は驚いた様子だったが、徐々に何かを含んだ表情になる。背筋がゾッとし、俺は逃げた。だけど、大人の足には敵わず捕まった。家まであと少しだというのに――!
(この鬼たちを従えてやる!)
俺は無我夢中で横笛を吹く。どうだ。俺に跪け! ――だが、鬼たちはニヤニヤして俺を見る。
「お前、身体も半端だが、特異能力も半端だな」
(何で? 何で俺に従わない?)
わけがわからない。どうすることも出来ないまま俺は鬼に掴み上げられた。
「セツ!」
俺の笛の音が届いたのか、父さんとカズキが青褪めた顔で走ってきた。
「父さん! こいつら何なんだ? 急に追いかけて来るし、俺の笛が効かない」
心当たりがあるのか、父さんが悲しそうな様子で言った。
「お前ら、人を喰ったのか?」
「ハッ! 喰ったからといってなんだ!? 俺の弟は人に殺された! お前のせいでな! あの時、お前が俺たちに、あの大勢いる退治屋を殺すな、と指示したせいで瀕死の退治屋に隙をつかれて殺られたんだ!」
「……」
――父さん、何で黙るんだ? さっさとこの鬼たちを黙らせてくれよ。
「俺の弟が死んだっていうのに、お前は人の子供を作って幸せそうに暮らしやがって」
「……そうか。では、お前はどうしたら救われる?」
「そうだなぁ。俺と同じ目に合ったら救われるかな。この子供をお前の目の前で殺したら、俺は嬉しくて天に昇っちまうだろうなぁ」
俺を掴み上げている鬼がギロリと目を光らせた。
「セツ……子供だけは勘弁してくれ。俺はどうなっても良い」
父さんの目に迷いなどなく、それが俺はとても不安だった。
「だったらこの場で自害しろ。俺の情でお前が生きている間は子供を生かしてやる」
「なっ……!?」
「それとも、子供だけが死ぬのを見ているのか?」
「父さん! 止めろ! 止めてくれ! 何でこいつらをやっつけないんだよ?」
「……わかった。剣を寄越せ」
父さん、何か言えよ。やだよ。父さん、やだよ――!
目を赤くしたカズキが父さんの隣で何かに堪えているように見えた。
父さんの前に剣が放り投げられる。父さんがそれを受け取ると、俺に向かって微笑んだ。
「父さん! だめだァァァァァァァァあ!」
剣が父さんの胸を貫通し、倒れると同時にカズキの姿が居なくなっていた――気付いたら俺はカズキに助けられていた。三匹の鬼たちは血塗れになっていて、ぴくりとも動かない。
俺とカズキは急いで父さんの所へ駆け寄った。
「ハハッ。お前ら酷い顔だな……」
「何で……父さん何でなんだよ!? あんな奴ら、父さんの力で殺せば良かったんだ!」
「これは俺のケジメっていうやつだ。これで良いんだ。だから、誰も悪くない。セツ、いいか。誰も悪くないんだ」
「セイさん……俺……」
「カズキ、最後までありがとうな。あと、スマン。母さんとセツを、頼む……」
……俺のせいだ。
俺が子鬼たちに仕返しをしたいなんて言わなければ!
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