28 / 41
…10
しおりを挟む
いつものように
いつものように歩いていたの。
私が前で彼氏さんが後ろ。
端から見たら
きっとおかしかったよね?
彼氏さんだって
本当ならそんなこと
きっと願っていないことだって
わかってはいたの。
私のわがままだって……
でも
ごめんなさい。
この恥ずかしさは
どうしていいのかわからないほどなの。
すきって言ってくれて
恋人になれた筈なのに……
私はまだ彼氏さんのそばにいられない。
とってもドキドキして
心臓が持たないだけじゃなくって
恥ずかしいだけじゃなくって
男の子……
好きな男の子と……って考えちゃうと
普通じゃいられない。
意識せずにいられない!
無関心な男の子となら普通に横に歩けるし
きっと…手だって握れると思うの。
それって……
きっと酷いことだよね?
彼氏さんにとっては……
私の後ろに彼氏さんがいる……
日毎に距離が縮まってる……
彼氏さんだってきっと
一緒に歩きたい筈なのに……
私のそばにいたいと
思ってくれてる筈なのに……
最初の心の音は
トクンっ トクンっ
だったの。
最近の心の音は
ドクドクっ ドクドクっ
に変化しちゃって……
今日の心の音は
バクバクバクバクバクバクバクバク……
近くにいたら音が聞こえるんじゃないかって
顔が真っ赤だけじゃなく
からだも心も真っ赤になったみたいに
心臓が口から飛び出しそうなの!
そしたら……この心の音
落ち着くような気がするじゃない?
そんなことを
そんなことを思っていたら
ふいに、ふいに
不意の出来事だったんだ……
彼氏さんの指が
私の指にあっ、た、あたった、あ、あ、あたったのは……
突然のことで
吃驚以上に驚いちゃって……!
真っ赤に真っ赤を重ねちゃって
もう、どうしていいのかわかんなくなっちゃって……
心が飛んじゃってたのに……
指が……ゆ、指が……!
一本ちゃんと、一本だよ?
ちゃ、ちゃんと……ちゃんと、ね
ふれちゃって……
私の心臓はバクバク以上になっちゃって……
心の中であたあたあたあた戸惑っていたら
ゆ、ゆ、ゆゆゆゆゆ、指が
ふれてる指が……三本にーーー!
きゃあああああ!
こんなにも
こんなの、こんなの……
や、やだ、恥ずかしい!
ちょっと冷たい彼氏さんの指に
ドキドキがとまんなくって
いっぱいいっぱいで
なにをどうしたらいいのか
わかんない状態で恥ずかしさに
照れ臭さに耐えられなくって……!
気がついたら……
気がついたらおもいっきり……
彼氏さんを突き飛ばしてしまってたの……
信じられない力で!
大好きな大好きな彼氏さんなのに……!
あんなことしたくなかったのに……!
唖然としていた彼氏さん……
どどどどどどどど、
どうしよう!
きっと、きっときっときっと
きらわれちゃったよぉおおおおお!
そう思ったら
涙が溢れちゃって……
その場から
逃げちゃったの……。
もう彼氏さんとあえなくなっちゃった……
嫌われちゃった……
あんな、つらそうな顔させちゃった私……
みたことなかった、あんな苦しみに歪んだ彼氏さんの顔。
どうしたらいいの?
ごめんなさい……ごめんなさい……
私のせいで……
私たちは……終わっちゃったんだね……
いつものように歩いていたの。
私が前で彼氏さんが後ろ。
端から見たら
きっとおかしかったよね?
彼氏さんだって
本当ならそんなこと
きっと願っていないことだって
わかってはいたの。
私のわがままだって……
でも
ごめんなさい。
この恥ずかしさは
どうしていいのかわからないほどなの。
すきって言ってくれて
恋人になれた筈なのに……
私はまだ彼氏さんのそばにいられない。
とってもドキドキして
心臓が持たないだけじゃなくって
恥ずかしいだけじゃなくって
男の子……
好きな男の子と……って考えちゃうと
普通じゃいられない。
意識せずにいられない!
無関心な男の子となら普通に横に歩けるし
きっと…手だって握れると思うの。
それって……
きっと酷いことだよね?
彼氏さんにとっては……
私の後ろに彼氏さんがいる……
日毎に距離が縮まってる……
彼氏さんだってきっと
一緒に歩きたい筈なのに……
私のそばにいたいと
思ってくれてる筈なのに……
最初の心の音は
トクンっ トクンっ
だったの。
最近の心の音は
ドクドクっ ドクドクっ
に変化しちゃって……
今日の心の音は
バクバクバクバクバクバクバクバク……
近くにいたら音が聞こえるんじゃないかって
顔が真っ赤だけじゃなく
からだも心も真っ赤になったみたいに
心臓が口から飛び出しそうなの!
そしたら……この心の音
落ち着くような気がするじゃない?
そんなことを
そんなことを思っていたら
ふいに、ふいに
不意の出来事だったんだ……
彼氏さんの指が
私の指にあっ、た、あたった、あ、あ、あたったのは……
突然のことで
吃驚以上に驚いちゃって……!
真っ赤に真っ赤を重ねちゃって
もう、どうしていいのかわかんなくなっちゃって……
心が飛んじゃってたのに……
指が……ゆ、指が……!
一本ちゃんと、一本だよ?
ちゃ、ちゃんと……ちゃんと、ね
ふれちゃって……
私の心臓はバクバク以上になっちゃって……
心の中であたあたあたあた戸惑っていたら
ゆ、ゆ、ゆゆゆゆゆ、指が
ふれてる指が……三本にーーー!
きゃあああああ!
こんなにも
こんなの、こんなの……
や、やだ、恥ずかしい!
ちょっと冷たい彼氏さんの指に
ドキドキがとまんなくって
いっぱいいっぱいで
なにをどうしたらいいのか
わかんない状態で恥ずかしさに
照れ臭さに耐えられなくって……!
気がついたら……
気がついたらおもいっきり……
彼氏さんを突き飛ばしてしまってたの……
信じられない力で!
大好きな大好きな彼氏さんなのに……!
あんなことしたくなかったのに……!
唖然としていた彼氏さん……
どどどどどどどど、
どうしよう!
きっと、きっときっときっと
きらわれちゃったよぉおおおおお!
そう思ったら
涙が溢れちゃって……
その場から
逃げちゃったの……。
もう彼氏さんとあえなくなっちゃった……
嫌われちゃった……
あんな、つらそうな顔させちゃった私……
みたことなかった、あんな苦しみに歪んだ彼氏さんの顔。
どうしたらいいの?
ごめんなさい……ごめんなさい……
私のせいで……
私たちは……終わっちゃったんだね……
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
俺のセフレが義妹になった。そのあと毎日めちゃくちゃシた。
ねんごろ
恋愛
主人公のセフレがどういうわけか義妹になって家にやってきた。
その日を境に彼らの関係性はより深く親密になっていって……
毎日にエロがある、そんな時間を二人は過ごしていく。
※他サイトで連載していた作品です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる