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すきって言えた
特別な一ページ。
あれから数日たった
昼休み
「あの、いいかな?」
彼氏さんが私を見つけて
話しかけてくれた。
いつもならグランドにいるのに
お友だちと遊んでいるのに……だよ?
舞い上がるほど
嬉しくって
ドキドキが
とまんないんだけど
親友たちにひとこと言って
なんとか彼氏さんのもとへ
「なぁに?」
なんとか顔を見ながら
言えちゃった!
ドキドキが
伝わりませんように!
何度も何度も
こころに唱える。
私と目が合う。
あたりまえだけど。
それだけで
すきがあふれちゃうの。
彼氏さんは
私とお話しするのが
嬉しそうに見えちゃうのは
……うぬぼれでしょうか?
「キミとお話がしたくって」
私もだよ……
まだ、いえない私で
ごめんなさい……。
「ふたりっきりで?」
まだ無理なの。
「うん。できれば」
本当に本当に
ごめんなさい。
「まだ……無理」
びっくりした顔。
悲しそうにしないで……
意気地がなくって
ごめんなさい。
「どうしても無理なの……ごめんなさい」
「オレのこと……嫌いじゃないんだよね?」
「嫌いじゃないよ。とても恥ずかしいの」
どうすれば、いいの?
頑張って伝えなきゃ……
伝えなきゃ伝えなきゃ……
嫌われちゃう!
そ、それだけは
いやなの……。
「ドキドキしすぎて……心がもたないの。
逃げたいほど恥ずかしいの」
うわぁああああ!
いっちゃった。
嫌われるかな?
こんな私だったら
やっぱり、やっぱり……
嫌だと思わないかな?
すぐ逃げちゃったり
まともに顔も見られなかったり
そばにいるだけで
いっぱいいっぱいで
お話もこれくらいしか
かなわなくって……
彼女……?
私、こんなので
本当に彼女なの?
恥ずかしがり屋で
ごめんなさい。
ドキドキがとまんなくって
すぐに真っ赤になっちゃって
ごめんなさい。
いつか、いつか、
彼氏さんの
隣にいられますように
「だから……もうちょっと……待ってて……」
笑顔で……
笑顔で言えたよ。
彼氏さんのステキな笑顔も
みちゃった……!
きゃぁあああ!って感じなの!
私だけに向けられた笑顔なんだよ?
もう、
とってもとっても
きゅんきゅんしちゃって……
私の胸の中にとじこめちゃったの!
だけど、だけどね、
やっぱりすぐ、逃げちゃった!
逃げてごめんね。
特別な一ページ。
あれから数日たった
昼休み
「あの、いいかな?」
彼氏さんが私を見つけて
話しかけてくれた。
いつもならグランドにいるのに
お友だちと遊んでいるのに……だよ?
舞い上がるほど
嬉しくって
ドキドキが
とまんないんだけど
親友たちにひとこと言って
なんとか彼氏さんのもとへ
「なぁに?」
なんとか顔を見ながら
言えちゃった!
ドキドキが
伝わりませんように!
何度も何度も
こころに唱える。
私と目が合う。
あたりまえだけど。
それだけで
すきがあふれちゃうの。
彼氏さんは
私とお話しするのが
嬉しそうに見えちゃうのは
……うぬぼれでしょうか?
「キミとお話がしたくって」
私もだよ……
まだ、いえない私で
ごめんなさい……。
「ふたりっきりで?」
まだ無理なの。
「うん。できれば」
本当に本当に
ごめんなさい。
「まだ……無理」
びっくりした顔。
悲しそうにしないで……
意気地がなくって
ごめんなさい。
「どうしても無理なの……ごめんなさい」
「オレのこと……嫌いじゃないんだよね?」
「嫌いじゃないよ。とても恥ずかしいの」
どうすれば、いいの?
頑張って伝えなきゃ……
伝えなきゃ伝えなきゃ……
嫌われちゃう!
そ、それだけは
いやなの……。
「ドキドキしすぎて……心がもたないの。
逃げたいほど恥ずかしいの」
うわぁああああ!
いっちゃった。
嫌われるかな?
こんな私だったら
やっぱり、やっぱり……
嫌だと思わないかな?
すぐ逃げちゃったり
まともに顔も見られなかったり
そばにいるだけで
いっぱいいっぱいで
お話もこれくらいしか
かなわなくって……
彼女……?
私、こんなので
本当に彼女なの?
恥ずかしがり屋で
ごめんなさい。
ドキドキがとまんなくって
すぐに真っ赤になっちゃって
ごめんなさい。
いつか、いつか、
彼氏さんの
隣にいられますように
「だから……もうちょっと……待ってて……」
笑顔で……
笑顔で言えたよ。
彼氏さんのステキな笑顔も
みちゃった……!
きゃぁあああ!って感じなの!
私だけに向けられた笑顔なんだよ?
もう、
とってもとっても
きゅんきゅんしちゃって……
私の胸の中にとじこめちゃったの!
だけど、だけどね、
やっぱりすぐ、逃げちゃった!
逃げてごめんね。
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