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『編み物男子部』?ができるまで。
121 土曜日デス!続・続き 1
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智さんの親友二人にたっぷり遊ばれて?から自分の教室に戻った。
かなりの時間が経過していたみたいで、俺の席の周囲には部室から戻って来ていた神崎川、朔田君と相沢君、そして坂口君までが軽い談話をしながらそこにいた。
「鳴海、帰る途中でスーパーに寄るんだって?」
俺が教室の入り口から入ってくるのに気がついた相沢君が俺の方までやって来て財布を出してお金を払ってくれた。
これはきっと俺がお願いした一週間分の具材購入の金額だと思う。
「あ、ありがとう!」
何も言っていないのにどうしてわかったんだろう?相沢君に言った覚えないんだけど。
「鳴海、お金それで足りんのか?」
神崎川が料金を気にしてくれた。
詳しい内容を言っていないのに、もしかしたら神崎川がおむすびの件に気づいてくれたのかもしれない……。
じょうちゃんの俺への気遣いーーー。
そう思うだけで心がほんわかとあたたかくなってきた。
「行ってみないとわからないけど。どんな具がいいのかまだ聞いていないし」
そうなんだよね。具材によってお金の掛かり方が違うんだもん。
「じゃあみんなで一緒に行こう!」
相沢君が音頭をとった。
え?
な、な、ななな。なんで?
「こいつら皆、お前と一緒に具材の買い物に付き合いてーんだってよ……」
神崎川がぶっきらぼうに教えてくれた。
じょうちゃんと二人でなんて……夢のような妄想を描いてたんだけど。
皆とこうして一緒に買い物に行けることだって、得難い貴重な時間になるよね?
そう思えると自然に顔が綻んでくるのがわかるほど、俺の心は浮かれてしまっていた。
校門を出たところで急に相沢君が言い出した。
ちょっと緊張しながら……みたいな、少し顔を赤らめて。
「な、なぁ……鳴海。手、繋いでいいか……?」
え?
かなりの時間が経過していたみたいで、俺の席の周囲には部室から戻って来ていた神崎川、朔田君と相沢君、そして坂口君までが軽い談話をしながらそこにいた。
「鳴海、帰る途中でスーパーに寄るんだって?」
俺が教室の入り口から入ってくるのに気がついた相沢君が俺の方までやって来て財布を出してお金を払ってくれた。
これはきっと俺がお願いした一週間分の具材購入の金額だと思う。
「あ、ありがとう!」
何も言っていないのにどうしてわかったんだろう?相沢君に言った覚えないんだけど。
「鳴海、お金それで足りんのか?」
神崎川が料金を気にしてくれた。
詳しい内容を言っていないのに、もしかしたら神崎川がおむすびの件に気づいてくれたのかもしれない……。
じょうちゃんの俺への気遣いーーー。
そう思うだけで心がほんわかとあたたかくなってきた。
「行ってみないとわからないけど。どんな具がいいのかまだ聞いていないし」
そうなんだよね。具材によってお金の掛かり方が違うんだもん。
「じゃあみんなで一緒に行こう!」
相沢君が音頭をとった。
え?
な、な、ななな。なんで?
「こいつら皆、お前と一緒に具材の買い物に付き合いてーんだってよ……」
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「な、なぁ……鳴海。手、繋いでいいか……?」
え?
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