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ドルト村の冬編
第160話 帝都でもそれなりに忙しい
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翌日は一日宿にいた。雪が降るのは珍しくはないけれど、珍しく吹雪いていたからだ。
いくら帝都内にいるといえども、吹雪いていると前が見えないし、接触して怪我する可能性もある。なので、吹雪いた日は帝都全体の店舗が休みになるのだ。
もちろんそれは宿も同じで、食堂も併設している宿ですらも休みになる。そんな中でも動いているのが冒険者なわけだが。
まあ、冒険者ギルドに関しては休みはなく、ギルド内にある宿泊所に泊まっている冒険者に限り、中にある食堂でご飯を食べることができるらしい。なので、ダンジョンに潜っていて外の天気がわからなかった連中はそのままダンジョンに引き返し、セーフティーエリアで一泊して帰ってくるという。
そんな話をヴィンから聞いたりして過ごしていた。
泊まっている宿は食堂を併設してはいるけれど、泊り客がいる以上食事を出さないといけない。それは当たり前のことなんだが、朝ご飯を食べに食堂に下りた時、何やら女将さんの眉間に皺が寄っていた。
「なにかあったの?」
「ああ、すまないねぇ。実は、今朝食材を買いに行く予定だったのに、この吹雪きだろう? それで予定が狂っちまって、食材の残りが怪しいんだよ」
「この吹雪きだと危ないものね。なら、私から提供するけど……」
「いいのかい?」
「ええ」
「なら、それを買わせておくれよ」
「いいわよ」
宿ともなると、在庫を見ながら食材を買いに出たり、配達を頼んでいるらしいけれど、今日はマジで視界が怪しい猛吹雪。なので配達も休みだし店も休み、自分たちも外に出るのは危険だからと、どうしようか悩んでいたという女将さん。
最悪、冒険者ギルドか商業ギルドに連絡して、吹雪が弱まった時に食材を持ってきてもらおうかと考えていたらしい。それでも外は危険な状況だから悩んでいたところに、私が声をかけたそうだ。
泊まっているし、食材ならたんまりとあるからね~、それくらいはおやすい御用さ~。
「なにが欲しいの?」
「野菜と肉はもちろん、できれば魚介もだけど……」
「ダンジョン帰りだし、ギルドにもそれなりに売ってきた残りになっちゃうけど、いい?」
「もちろんさね!」
「わかった。それなら、倉庫に案内してもらえる? そこに出すわ。その中で欲しいものがあればどうぞ」
「あいよ。こっちだよ」
お客さんなのに悪いねぇと申し訳なさそうに眉をハの字にする女将さんと料理人でもある旦那さん。いいってことよ~、マジでたんまりあるから。
そんなわけで倉庫に案内してもらうと、まずは持っている野菜を一種類ずつ出す。全部を出したら大変なことになるからね。
野菜を選んでもらったあとはいくつ欲しいのか聞いたあと、その数を出す。いらない野菜はまたマジックバッグにしまえばいいだけだし。
そんな調子で肉と魚介も倉庫に出して、都合五日分の食材を買ってくれた女将さんたち。それでも手持ちの食材が減らないのはなんでだろうな~(棒)
翌日以降は曇天なものの雪は小降りになり、外を出歩くのは大丈夫そうだったのでディエゴのところへ挨拶に行き、料理長に捕まって料理を教えたり、アクセの工房に出向いてその後はどうだと進捗について聞いたり、セシリオたちのデザインの相談に乗ったりと過ごした。
最近はハビエルが宝石の加工をしてこの工房に持ち込んでいるからなのか、その宝石を使ったアクセサリーが売れているという。注文もそれなりに多く、今では予約制に変え、それも一ヶ月待ちは当たり前になっているんだとか。
「ずいぶん儲かってるみたいじゃない」
「ああ、俺たちも助かっている。これもアリサのおかげだ。ありがとな」
照れたようにはにかんだセシリオがお礼を言う。忙しいけれど病気や怪我もなく、従業員も増えたとのことだから、彼にしてみればいい結果になっているんだろうと察せられた。
従業員もやる気のある人が多く、人が増えたことで休みを入れながら仕事ができる環境になったと話すセシリオは、とても嬉しそうだ。しかも師匠であるハビエルに、最低でも月に一度は会えるし、その時に技術指導をしてもらっていることで、全員がその恩恵に預かっているんだとか。
それもあり、最近はセシリオ以外にも簡単な宝石の加工ができるようになった人も現れていて、いずれは二号店として独立させてもいいかもと、ディエゴと話しているそうだ。
うんうん、いいんでないかい? どんどん職人を育てて、工房を増やしていけばいい。今すぐではなくとも、いつかは世界中に広がるだろうし。
限りある命の私と違い、リュミエールはずっとこの世界を見守っていくのだ。少しでも彼の楽しみになるよう、広がっていけばいいね。
それは装飾品に限らず、料理にも言えること。塩味だけじゃないよとミショの実の実用性を示していけば、いつか自分たちだけの味付けや創作料理ができるかもしれないじゃない。
お供えもバリエーションが増えて、リュミエールも他の神々も、その味や料理を楽しめるようになるはずだしね。最近は家にある像に備えてばかりだから、帝都にいる間に神殿に行ってみよう。
そんなことを考えたりしているうちに翌日はギルマス会議の日になる。
今回は護衛依頼を請けているわけじゃないから大っぴらには護衛はしなかったが、それでも大半のドロップ品は私が持っていたことから、護衛として二人に付き添うことに。
途中で会議の場に呼ばれてドロップ品を出したり食材の説明をしたりと、この上なく面倒事に巻き込まれはしたものの、特に混乱もなく……もないが、なんとか事を終えた。
混乱したのは冒険者ギルドのギルマス会議の場で、五十階層以降の装備品――特にオーガの装備品に屈強なおっさんたちが目を輝かせ、あれが欲しい、これが欲しいとあわや喧嘩寸前に。
複数の希望があった装備品に関しては棒の先端に色を付けたくじをその場で作り、引いてもらうことで納得してもらった。まあ、最低でも同じものが三つあったから、よっぽどのことがなければ納得してもらえたが。
そして商業ギルドに関しては、帝都から見て南西に位置する町に、わさびやクレソンが自然に生えているところがあると発覚。うろ覚えながらもわさび田の作り方を伝授して栽培できるかどうか実験してもらうことになった。
栽培に成功するまで数年を要することになるものの、それまでには一部の上位ランク冒険者が六十階層まで到達するパーティーがいくつか出てきて、彼らが採取依頼を引き受けることでわさび関連のレシピが徐々に広まり、完全に栽培に成功したあとで爆発的に広まることになる。
いくら帝都内にいるといえども、吹雪いていると前が見えないし、接触して怪我する可能性もある。なので、吹雪いた日は帝都全体の店舗が休みになるのだ。
もちろんそれは宿も同じで、食堂も併設している宿ですらも休みになる。そんな中でも動いているのが冒険者なわけだが。
まあ、冒険者ギルドに関しては休みはなく、ギルド内にある宿泊所に泊まっている冒険者に限り、中にある食堂でご飯を食べることができるらしい。なので、ダンジョンに潜っていて外の天気がわからなかった連中はそのままダンジョンに引き返し、セーフティーエリアで一泊して帰ってくるという。
そんな話をヴィンから聞いたりして過ごしていた。
泊まっている宿は食堂を併設してはいるけれど、泊り客がいる以上食事を出さないといけない。それは当たり前のことなんだが、朝ご飯を食べに食堂に下りた時、何やら女将さんの眉間に皺が寄っていた。
「なにかあったの?」
「ああ、すまないねぇ。実は、今朝食材を買いに行く予定だったのに、この吹雪きだろう? それで予定が狂っちまって、食材の残りが怪しいんだよ」
「この吹雪きだと危ないものね。なら、私から提供するけど……」
「いいのかい?」
「ええ」
「なら、それを買わせておくれよ」
「いいわよ」
宿ともなると、在庫を見ながら食材を買いに出たり、配達を頼んでいるらしいけれど、今日はマジで視界が怪しい猛吹雪。なので配達も休みだし店も休み、自分たちも外に出るのは危険だからと、どうしようか悩んでいたという女将さん。
最悪、冒険者ギルドか商業ギルドに連絡して、吹雪が弱まった時に食材を持ってきてもらおうかと考えていたらしい。それでも外は危険な状況だから悩んでいたところに、私が声をかけたそうだ。
泊まっているし、食材ならたんまりとあるからね~、それくらいはおやすい御用さ~。
「なにが欲しいの?」
「野菜と肉はもちろん、できれば魚介もだけど……」
「ダンジョン帰りだし、ギルドにもそれなりに売ってきた残りになっちゃうけど、いい?」
「もちろんさね!」
「わかった。それなら、倉庫に案内してもらえる? そこに出すわ。その中で欲しいものがあればどうぞ」
「あいよ。こっちだよ」
お客さんなのに悪いねぇと申し訳なさそうに眉をハの字にする女将さんと料理人でもある旦那さん。いいってことよ~、マジでたんまりあるから。
そんなわけで倉庫に案内してもらうと、まずは持っている野菜を一種類ずつ出す。全部を出したら大変なことになるからね。
野菜を選んでもらったあとはいくつ欲しいのか聞いたあと、その数を出す。いらない野菜はまたマジックバッグにしまえばいいだけだし。
そんな調子で肉と魚介も倉庫に出して、都合五日分の食材を買ってくれた女将さんたち。それでも手持ちの食材が減らないのはなんでだろうな~(棒)
翌日以降は曇天なものの雪は小降りになり、外を出歩くのは大丈夫そうだったのでディエゴのところへ挨拶に行き、料理長に捕まって料理を教えたり、アクセの工房に出向いてその後はどうだと進捗について聞いたり、セシリオたちのデザインの相談に乗ったりと過ごした。
最近はハビエルが宝石の加工をしてこの工房に持ち込んでいるからなのか、その宝石を使ったアクセサリーが売れているという。注文もそれなりに多く、今では予約制に変え、それも一ヶ月待ちは当たり前になっているんだとか。
「ずいぶん儲かってるみたいじゃない」
「ああ、俺たちも助かっている。これもアリサのおかげだ。ありがとな」
照れたようにはにかんだセシリオがお礼を言う。忙しいけれど病気や怪我もなく、従業員も増えたとのことだから、彼にしてみればいい結果になっているんだろうと察せられた。
従業員もやる気のある人が多く、人が増えたことで休みを入れながら仕事ができる環境になったと話すセシリオは、とても嬉しそうだ。しかも師匠であるハビエルに、最低でも月に一度は会えるし、その時に技術指導をしてもらっていることで、全員がその恩恵に預かっているんだとか。
それもあり、最近はセシリオ以外にも簡単な宝石の加工ができるようになった人も現れていて、いずれは二号店として独立させてもいいかもと、ディエゴと話しているそうだ。
うんうん、いいんでないかい? どんどん職人を育てて、工房を増やしていけばいい。今すぐではなくとも、いつかは世界中に広がるだろうし。
限りある命の私と違い、リュミエールはずっとこの世界を見守っていくのだ。少しでも彼の楽しみになるよう、広がっていけばいいね。
それは装飾品に限らず、料理にも言えること。塩味だけじゃないよとミショの実の実用性を示していけば、いつか自分たちだけの味付けや創作料理ができるかもしれないじゃない。
お供えもバリエーションが増えて、リュミエールも他の神々も、その味や料理を楽しめるようになるはずだしね。最近は家にある像に備えてばかりだから、帝都にいる間に神殿に行ってみよう。
そんなことを考えたりしているうちに翌日はギルマス会議の日になる。
今回は護衛依頼を請けているわけじゃないから大っぴらには護衛はしなかったが、それでも大半のドロップ品は私が持っていたことから、護衛として二人に付き添うことに。
途中で会議の場に呼ばれてドロップ品を出したり食材の説明をしたりと、この上なく面倒事に巻き込まれはしたものの、特に混乱もなく……もないが、なんとか事を終えた。
混乱したのは冒険者ギルドのギルマス会議の場で、五十階層以降の装備品――特にオーガの装備品に屈強なおっさんたちが目を輝かせ、あれが欲しい、これが欲しいとあわや喧嘩寸前に。
複数の希望があった装備品に関しては棒の先端に色を付けたくじをその場で作り、引いてもらうことで納得してもらった。まあ、最低でも同じものが三つあったから、よっぽどのことがなければ納得してもらえたが。
そして商業ギルドに関しては、帝都から見て南西に位置する町に、わさびやクレソンが自然に生えているところがあると発覚。うろ覚えながらもわさび田の作り方を伝授して栽培できるかどうか実験してもらうことになった。
栽培に成功するまで数年を要することになるものの、それまでには一部の上位ランク冒険者が六十階層まで到達するパーティーがいくつか出てきて、彼らが採取依頼を引き受けることでわさび関連のレシピが徐々に広まり、完全に栽培に成功したあとで爆発的に広まることになる。
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