我が家の猫は王様である

饕餮

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キャットタワー

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 去勢手術も終わり、数日後にはあっという間に日常に戻った。
 最初の数日はおとなしかったんだけど、それが過ぎるといつものようにピンポン球に戯れたり、お気に入りの玩具で遊んだりしはじめた。
 元気なのはいいことだ!

 で、躰も大人になってきて、手作りのキャットタワーも、龍の体重に負け始めたのか、床が凹みはじめてる。このままだと床が抜けて危ないと感じたので、市販のキャットタワーを探すことにした。

 ネット通販や某密林を探しつつ、よさそうなのがあればそのスペックを見たんだけど、なかなかいいのがない。
 どうするか、と思って一度検索をやめ、仕事に使う服を見ようとニッセンのカタログをパラパラとめくっていたら、動物用品を扱っているのがあった。
 もしかしたらいいのがあるかも……と、あまり期待せずに見ていたら、さっそくいいのがあったのだ。

 四段で、隠れる場所があるキャットタワー。柱部分に麻紐が巻いてあって、爪とぎもできるし、一番上から窓の外を眺めることができる。

「お、これにしよう!」

 と決め、洋服と一緒に注文した数日後。一緒に届いた洋服そっちのけでキャットタワーを組み立てた。古いのは紙でできているので、それは燃やせるゴミの日に出せばいいだけだ。
 組み立てている時に興味津々で見ていたから気に入るだろうと思っていたけど、見事に気に入ってくれて、組み立ててる途中で登ろうとしていたから、抑えるのが大変でした(笑)


 キャットタワーから外を眺める龍。何がいたのかな?



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