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最終話【悪役令嬢】クロエ
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どうして『底辺令嬢』から『悪役令嬢』にヒロインが変更になったのか、って言うと。
逆ハー乙ゲーの流行りの後に悪役令嬢ブームが来て、運営があざとい清純派ヒロインを嫌った大人の女性受けを狙って、攻略対象者はそのままにして、悪女をメインにしたゲームに方向転換したから。
ちなみにこれは大人向けアプリゲームだから。
課金するとあんな事、こんな事、うふふ……の世界でね。
そういうことで、いくら全年齢的な『全愛』のヒロインがこの世界でがんばっても、報われないの。
ごめんね、ブリジット。
所詮、貴女は私のライバルにもならない。
このゲームの本当のライバルはこれから現れるの。
今から半年以内に、世界征服を目論む魔王ノワールが怪しい動きを見せる。
夢のお告げでそれを知った神聖教会の法王猊下が教会の魔道士を使って異世界から『光の乙女』を召喚する。
現れたのがヒカリという日本人で17歳の女子高生。
教会が魔道士を雇ってて、魔法を認めてる、って……宗教的にどうなの?だけど。
いい加減にファンタジー要素を詰め込んだ設定がアバウトなゲームなのね。
多分運営はヴィランな令嬢ブームが去ってヒカリがユーザーに受けたら、3作目は彼女をヒロインにするつもりだと思う。
その時彼女に立ちはだかる王太子の婚約者の令嬢は。
もう私じゃないからいいけど、きっと悪役に戻されるんだろうな……
話を戻すと、召喚されたヒカリに彼等はよろめくの。
本物のライバル登場で、ようやく物語は動き出す、ってわけ。
今までは何もしなくても、攻略対象者達からの好感度は高かったけれど、これからは頭を使わないと減っていく。
ヒカリって可愛いし、頭がいいから、手強くて。
それはすごく覚えてる。
きっと手間取っている内に、前世の私は途中で死んじゃったんだね……
選択を間違えずに、どう彼等を攻略していいか、わからない。
でも、わからないからこそ。
これからが面白いのよ。
◇◇◇
残っていたノワールが教室から出ていって、私達はふたりだけになった。
「ねぇ、ブリジットさん。
貴女はリシャール狙いね?」
「いいえっ!王太子殿下はクロエ様のご婚約者様ですしっ!」
「気にしないで。協力するから」
「へ? 協力してくれるの?」
「その代わり、貴女……私にも協力してね?」
服従って言葉は警戒されるから今は使わないけれど、そう言うことよ。
それから貴女、顔は可愛いんだから、へ?って、言うのは止めておこうね?
バカ丸出し、だからね。
「私には、リシャールはお子ちゃま過ぎて。
女として好きなのは別のひとなの」
私の本命は……国王陛下のアンリ。
アンリとは19歳の年の差だけど、初恋相手の弟のアンドレと将来的に不倫する王妃に傷付けられる国王陛下。
私は彼を癒したい。
時間がかかっても、絶対にアンリをその気にさせてみせるから。
前世がアラフォーの私的には、18歳の中身がスカスカでヒカリによろめくであろうリシャールより、質実剛健、意外に愛情深い37歳、男盛りの国王陛下に愛されたい。
私の真の攻略対象者は、彼ひとり。
何より……
『結婚は君とするけれど、その前に本当に好きな人と、恋をしたい』
3年前、リシャールから向けられた言葉を私は忘れていない。
今なら彼の言いたいことも理解出来るよ、そう宣言されても最終的には元サヤで、ってそんな小説もよく読んだから。
本当は好きなのに素直になれない婚約者……だろうが、私は絶対に無理!
だけど言われた直後は、私はクロエのままだったから。
気持ちをあからさまにしてはならない、と教育という名の訓練を受けていたので、彼にはうまく隠せていたと思うけれど、本当は物凄く傷付いた。
婚約した11歳からの私の努力や苦労、そして私という存在を否定された気がしたの。
まあ、直ぐにその場で前世を思い出したので、それ程のダメージは受けず
『王太子はこんなことを言うひとだったんだ』と、彼に対する認識が変わったというか。
リシャールへの恋心を捨てることが出来たから、それは幸いだった。
恋愛宣言したリシャールがバルモン伯爵令嬢とは何もないのはわかっていた。
でも、彼は彼女とふたりきりで会っていたから。
護衛からも誤解されるような距離で居て、あれこれ噂になっている異性と密室で、ふたりきりで!
それを見つけたのがたまたま私だったからよかったものの、他の教師や生徒だったら、ねぇ。
そんなリシャールの危機管理能力の無さに、私は呆れ果ててしまって。
慌てていくら謝られても、もう彼への気持ちは戻らなかった。
『次にヤラカシたら、鉄拳制裁』なんて言ったけれど、自分の手を痛めてまで、リシャールを戒めたりしないわ。
だから、ふたりで組んでヒカリを潰そ?
リシャールとは徐々に距離を取るから、好感度は低くなる。
けれど、お飾りであっても一旦王太子妃にならないと、他の人に縁付かされてしまう。
無事にリシャールを口車に乗せて、婚約破棄されずに『公務専用利用されお飾り王太子妃』になれたら、それからサクッとヒカリを……
あの女を排除してからになるけれど、リシャールの部屋に貴女を送り込んであげる。
大丈夫、ヒカリと関係して盛りのついた年頃だから、私に拒否されて何も出来ない彼はヤるだけならと、必ずヤる。
そして私はそれを目撃して大騒ぎする。
妊娠しやすそうな日を選んで決行しましょうか。
不貞発覚、その上妊娠となれば、貴女は愛妾に。
私は『白い結婚』のお飾り王太子妃。
安心してね、私は決してリシャールと閨を共にしない。
貴女とリシャールが愛し合っても、傷付いたと逃げ出さないわ。
そのまま3年経過したら、私の方から離縁を申し立て出来るもの。
私に敵対するだろうヒカリより、単純な貴女の方がコントロールしやすいから、なんて口にしない。
傍目にはリシャールを挟んで対等な正妃と愛妾でね?
それがいいね、そうしよう?
「私は悪役令嬢よ?
悪役がメインヒーローの王太子と結ばれてはいけないでしょ?」
ブリジットは胸を張ってそう言いきる私を、空色の瞳で呆けたように見上げている。
素直に婚約破棄されて、修道院や領地に去るなんて嫌。
田舎でのスローライフや前世の知識を基にした領地改革なんて、肉体的精神的苦労はしたくない。
アウトドアには向いていないもの。
だから、中央の、キラキラしたこの場所から離れないわ。
これから先を考えると、力が満ちてテンションが上がってくる。
ゲームのストーリー通りに、エイドリアンやノワールの手は取らない。
決められた選択を無視して、この世界の理に抵抗する私は、どうなるのかしらね?
消滅する?
狂う?
それとも、笑う?
私のせいでこの世界が崩壊しても。
その瞬間にも。
きっと、私は笑っている。
ねぇ、ブリジット。
私は新しい悪役令嬢の物語を綴りたいの。
何年経っても、人々の記憶に残る悪役令嬢の称号に相応しく。
ちゃんと、私は今。
微笑めているかしら?
fin.
逆ハー乙ゲーの流行りの後に悪役令嬢ブームが来て、運営があざとい清純派ヒロインを嫌った大人の女性受けを狙って、攻略対象者はそのままにして、悪女をメインにしたゲームに方向転換したから。
ちなみにこれは大人向けアプリゲームだから。
課金するとあんな事、こんな事、うふふ……の世界でね。
そういうことで、いくら全年齢的な『全愛』のヒロインがこの世界でがんばっても、報われないの。
ごめんね、ブリジット。
所詮、貴女は私のライバルにもならない。
このゲームの本当のライバルはこれから現れるの。
今から半年以内に、世界征服を目論む魔王ノワールが怪しい動きを見せる。
夢のお告げでそれを知った神聖教会の法王猊下が教会の魔道士を使って異世界から『光の乙女』を召喚する。
現れたのがヒカリという日本人で17歳の女子高生。
教会が魔道士を雇ってて、魔法を認めてる、って……宗教的にどうなの?だけど。
いい加減にファンタジー要素を詰め込んだ設定がアバウトなゲームなのね。
多分運営はヴィランな令嬢ブームが去ってヒカリがユーザーに受けたら、3作目は彼女をヒロインにするつもりだと思う。
その時彼女に立ちはだかる王太子の婚約者の令嬢は。
もう私じゃないからいいけど、きっと悪役に戻されるんだろうな……
話を戻すと、召喚されたヒカリに彼等はよろめくの。
本物のライバル登場で、ようやく物語は動き出す、ってわけ。
今までは何もしなくても、攻略対象者達からの好感度は高かったけれど、これからは頭を使わないと減っていく。
ヒカリって可愛いし、頭がいいから、手強くて。
それはすごく覚えてる。
きっと手間取っている内に、前世の私は途中で死んじゃったんだね……
選択を間違えずに、どう彼等を攻略していいか、わからない。
でも、わからないからこそ。
これからが面白いのよ。
◇◇◇
残っていたノワールが教室から出ていって、私達はふたりだけになった。
「ねぇ、ブリジットさん。
貴女はリシャール狙いね?」
「いいえっ!王太子殿下はクロエ様のご婚約者様ですしっ!」
「気にしないで。協力するから」
「へ? 協力してくれるの?」
「その代わり、貴女……私にも協力してね?」
服従って言葉は警戒されるから今は使わないけれど、そう言うことよ。
それから貴女、顔は可愛いんだから、へ?って、言うのは止めておこうね?
バカ丸出し、だからね。
「私には、リシャールはお子ちゃま過ぎて。
女として好きなのは別のひとなの」
私の本命は……国王陛下のアンリ。
アンリとは19歳の年の差だけど、初恋相手の弟のアンドレと将来的に不倫する王妃に傷付けられる国王陛下。
私は彼を癒したい。
時間がかかっても、絶対にアンリをその気にさせてみせるから。
前世がアラフォーの私的には、18歳の中身がスカスカでヒカリによろめくであろうリシャールより、質実剛健、意外に愛情深い37歳、男盛りの国王陛下に愛されたい。
私の真の攻略対象者は、彼ひとり。
何より……
『結婚は君とするけれど、その前に本当に好きな人と、恋をしたい』
3年前、リシャールから向けられた言葉を私は忘れていない。
今なら彼の言いたいことも理解出来るよ、そう宣言されても最終的には元サヤで、ってそんな小説もよく読んだから。
本当は好きなのに素直になれない婚約者……だろうが、私は絶対に無理!
だけど言われた直後は、私はクロエのままだったから。
気持ちをあからさまにしてはならない、と教育という名の訓練を受けていたので、彼にはうまく隠せていたと思うけれど、本当は物凄く傷付いた。
婚約した11歳からの私の努力や苦労、そして私という存在を否定された気がしたの。
まあ、直ぐにその場で前世を思い出したので、それ程のダメージは受けず
『王太子はこんなことを言うひとだったんだ』と、彼に対する認識が変わったというか。
リシャールへの恋心を捨てることが出来たから、それは幸いだった。
恋愛宣言したリシャールがバルモン伯爵令嬢とは何もないのはわかっていた。
でも、彼は彼女とふたりきりで会っていたから。
護衛からも誤解されるような距離で居て、あれこれ噂になっている異性と密室で、ふたりきりで!
それを見つけたのがたまたま私だったからよかったものの、他の教師や生徒だったら、ねぇ。
そんなリシャールの危機管理能力の無さに、私は呆れ果ててしまって。
慌てていくら謝られても、もう彼への気持ちは戻らなかった。
『次にヤラカシたら、鉄拳制裁』なんて言ったけれど、自分の手を痛めてまで、リシャールを戒めたりしないわ。
だから、ふたりで組んでヒカリを潰そ?
リシャールとは徐々に距離を取るから、好感度は低くなる。
けれど、お飾りであっても一旦王太子妃にならないと、他の人に縁付かされてしまう。
無事にリシャールを口車に乗せて、婚約破棄されずに『公務専用利用されお飾り王太子妃』になれたら、それからサクッとヒカリを……
あの女を排除してからになるけれど、リシャールの部屋に貴女を送り込んであげる。
大丈夫、ヒカリと関係して盛りのついた年頃だから、私に拒否されて何も出来ない彼はヤるだけならと、必ずヤる。
そして私はそれを目撃して大騒ぎする。
妊娠しやすそうな日を選んで決行しましょうか。
不貞発覚、その上妊娠となれば、貴女は愛妾に。
私は『白い結婚』のお飾り王太子妃。
安心してね、私は決してリシャールと閨を共にしない。
貴女とリシャールが愛し合っても、傷付いたと逃げ出さないわ。
そのまま3年経過したら、私の方から離縁を申し立て出来るもの。
私に敵対するだろうヒカリより、単純な貴女の方がコントロールしやすいから、なんて口にしない。
傍目にはリシャールを挟んで対等な正妃と愛妾でね?
それがいいね、そうしよう?
「私は悪役令嬢よ?
悪役がメインヒーローの王太子と結ばれてはいけないでしょ?」
ブリジットは胸を張ってそう言いきる私を、空色の瞳で呆けたように見上げている。
素直に婚約破棄されて、修道院や領地に去るなんて嫌。
田舎でのスローライフや前世の知識を基にした領地改革なんて、肉体的精神的苦労はしたくない。
アウトドアには向いていないもの。
だから、中央の、キラキラしたこの場所から離れないわ。
これから先を考えると、力が満ちてテンションが上がってくる。
ゲームのストーリー通りに、エイドリアンやノワールの手は取らない。
決められた選択を無視して、この世界の理に抵抗する私は、どうなるのかしらね?
消滅する?
狂う?
それとも、笑う?
私のせいでこの世界が崩壊しても。
その瞬間にも。
きっと、私は笑っている。
ねぇ、ブリジット。
私は新しい悪役令嬢の物語を綴りたいの。
何年経っても、人々の記憶に残る悪役令嬢の称号に相応しく。
ちゃんと、私は今。
微笑めているかしら?
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