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第三章 英雄たちのモノローグ
13.彼と昔話
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――シュプリンガー。
聞き覚えのある名前が彼の口から語られ、俺は意識が途端に遠ざかったような感覚を覚えた。だってその名前は⋯⋯
「驚くのも無理はないか。そう、お前らが退治の依頼を受けたあいつこそ、俺の相棒だったものだ。そして、結果的に俺が騎士団を辞めるきっかけにもなった」
淋しげに床に目を落として彼は言った。
俺はまだ記憶の中にある情報を整理するので精一杯だったので、ろくに言葉が紡げなかった。言葉を失った俺の代わりに、ハイル先輩は言う。
「それじゃあ、『あれ』が現れるようになったのは、あなたにも関係があるってこと?」
「それはわからない。ただ、俺が思うにあいつは俺に何かを伝えたいんだと思う。わざわざ幽霊みたく化けて出てまで、伝えたい何かを」
何か腑に落ちないとでも言いたげに、彼女は首を傾げる。今度は俺が彼女に代わって、疑問を代弁した。
「じゃあ、それを聞くことさえできれば⋯⋯」
「無理だ」
「え?」
「あいつはきっと、誰かに自分の意思とは関係なく操られてる。俺が対話を試みたところでそれは不可能なんだ⋯⋯、」
苦虫を噛み潰したように、彼は奥歯でぎっと何かを堪えている。それは幽霊の彼を操る何かに向けての憎悪か、それとも不甲斐ない自分に向けての叱責か――
だがその感情を推察する以前に、俺にはやるべきことがある。義務を果たして俺たちにそれを語ってくれた彼への、せめてもの恩返しとして。そしてそれを知った俺の義務として。
「救いましょう、彼を」
「――?」
「俺たちも手伝います。だから、彼の伝えたかったことを受け止めて、彼を解き放ちましょう。彼を呪いから救い出すためにも」
「お前――」
せめてここだけは主人公らしく、啖呵を切ろうじゃないか。そうメタ的に自分を奮い立たせて、俺はそう言い放つことができたのだ。
隣で見守っていた彼女は、やれやれといった様子で微笑む。
「これはまた、いい『暇つぶし』になりそうだね」
彼の相棒を救うため、そして元を辿れば商人の彼から受けた依頼を達成するため、俺たちはまず幽霊の彼を操っているのが何者なのかを突き止めることにした。
そして俺たちは村で聞き込みを行ったわけだが、有力な手がかりはかなり少なかった。そもそもあの『幽霊』のことを知ってる村人自体、その全体数が少なすぎた。
困った挙句頼ったのは、最初に村にもてなしてくれたあのおばあさんだった。
「そうかい。じゃああれはアンデッドじゃなかったんだね」
ステラさんは俺たちをまた例のごとく俺たちにお茶を出してくれたあと、俺の話を聞いてそう言った。今日も彼女の出すハーブティーは美味しかった。お茶が美味しい村は多分いい村なんだろう。俺の生まれ故郷とは大違いだ。思い返せば、俺の家のお茶はぬるい泥水みたいな味だった。
「そうなんです。だからその幽霊を呼び出している人を突き止めたくて」
「そうだねぇ⋯⋯」
ステラおばさん(敬称)は難しい顔で考え込んでいるご様子なので、俺はやや暴走気味にお茶菓子のクッキーを食べていたハイル先輩の手を握って止めた。
「どしたの?」
「食べ過ぎです」
確かに彼女の焼いたクッキーはぶっ倒れるほど美味しいのだが。バターの香りがほんのりとしてサクサクで後味はまろやかで美味しいのだが。今はそこじゃない。
「ああ、そういえば」ステラおばさんは気づいた。
「なんでしょうか?」
「その幽霊が現れ始めたのと同じ頃、火事で家が一軒燃えたんだよ」
「君ってさ、お人好しだよね」
森を散策した帰り道、隣を歩いていた先輩が唐突に切り出した。
「なんかさ⋯⋯断り方を知らない、みたいな。人からの頼みごとは断らないタイプでしょ?」
「え⋯⋯それ悪口ですか?」
「ちがうちがう! 私はただ君の優しさを褒めようとしただけだから。誤解しないで?」
やや窮屈そうに、彼女は俺の頭をよしよしと撫でる。身長もあまり変わらないし歩いてる最中だから撫でづらいだろうに。
「やめてください⋯⋯背が縮むんで」
「えへへ、縮め縮め」
ムカッときた俺は彼女の撫でる手を掴んで止め、代わりに今度は俺が彼女の頭を強めに撫でる。
「わっ⋯⋯」
「⋯⋯あんたが縮め」
「むふふ、誰かに頭を撫でられるのは久しぶりだ」
「あ?」嬉しそうだから逆効果か?
「ありがと」
あまりにくすぐったそうに彼女が笑うので、俺は撫でる手が止まってしまうくらいには内心ドキッとしたのだった。まったく、これじゃあ彼女の思うつぼじゃないか。
「どうしたの?」
「⋯⋯なんでもないです」
緩みかけた表情を悟られないように口元を手で覆って、彼女の先を歩き出した。
「ただいま帰りました」
居候先のロイファーさんの家の戸を開けて帰宅。
当の彼はなぜかテーブルで弓を磨いていた。
「おう、おかえり」
「(弓⋯⋯か)」ついぼーっとその様子を眺めてしまう。
「ん? この弓か?」
弓を凝視していた俺に気づいたのか、彼は顔を上げて言った。
「あ、いえ⋯⋯」
「昔はこの弓でよく大立ち回りを演じたもんだ。今はもう、まるっきり出番はないが」
過去を懐かしむような目で、彼は弓の弦を指で弾いた。よく見るとその弓はかなり劣化していそうなもので、補修の跡がいくつか見て取れた。彼の時代を物語っているような、そんな傷たち。
感傷に浸る彼の向かいに、俺は座った。テーブルには、彼がいつも使うカップにコーヒーが注がれていた。ハイル先輩は先に自室へ戻ったので、俺はカップを一つ出してコーヒーを頂いた。角砂糖を二つ入れて。
「なあ、少年」
「はい?」カップから唇を離して答える。
「少しだけ、俺の昔話に付き合ってくれないか? なんとなく、あいつが喜ぶだろうと思ってな」
「もちろんです」
俺がそう言うと、彼は笑って話し始めた。
聞き覚えのある名前が彼の口から語られ、俺は意識が途端に遠ざかったような感覚を覚えた。だってその名前は⋯⋯
「驚くのも無理はないか。そう、お前らが退治の依頼を受けたあいつこそ、俺の相棒だったものだ。そして、結果的に俺が騎士団を辞めるきっかけにもなった」
淋しげに床に目を落として彼は言った。
俺はまだ記憶の中にある情報を整理するので精一杯だったので、ろくに言葉が紡げなかった。言葉を失った俺の代わりに、ハイル先輩は言う。
「それじゃあ、『あれ』が現れるようになったのは、あなたにも関係があるってこと?」
「それはわからない。ただ、俺が思うにあいつは俺に何かを伝えたいんだと思う。わざわざ幽霊みたく化けて出てまで、伝えたい何かを」
何か腑に落ちないとでも言いたげに、彼女は首を傾げる。今度は俺が彼女に代わって、疑問を代弁した。
「じゃあ、それを聞くことさえできれば⋯⋯」
「無理だ」
「え?」
「あいつはきっと、誰かに自分の意思とは関係なく操られてる。俺が対話を試みたところでそれは不可能なんだ⋯⋯、」
苦虫を噛み潰したように、彼は奥歯でぎっと何かを堪えている。それは幽霊の彼を操る何かに向けての憎悪か、それとも不甲斐ない自分に向けての叱責か――
だがその感情を推察する以前に、俺にはやるべきことがある。義務を果たして俺たちにそれを語ってくれた彼への、せめてもの恩返しとして。そしてそれを知った俺の義務として。
「救いましょう、彼を」
「――?」
「俺たちも手伝います。だから、彼の伝えたかったことを受け止めて、彼を解き放ちましょう。彼を呪いから救い出すためにも」
「お前――」
せめてここだけは主人公らしく、啖呵を切ろうじゃないか。そうメタ的に自分を奮い立たせて、俺はそう言い放つことができたのだ。
隣で見守っていた彼女は、やれやれといった様子で微笑む。
「これはまた、いい『暇つぶし』になりそうだね」
彼の相棒を救うため、そして元を辿れば商人の彼から受けた依頼を達成するため、俺たちはまず幽霊の彼を操っているのが何者なのかを突き止めることにした。
そして俺たちは村で聞き込みを行ったわけだが、有力な手がかりはかなり少なかった。そもそもあの『幽霊』のことを知ってる村人自体、その全体数が少なすぎた。
困った挙句頼ったのは、最初に村にもてなしてくれたあのおばあさんだった。
「そうかい。じゃああれはアンデッドじゃなかったんだね」
ステラさんは俺たちをまた例のごとく俺たちにお茶を出してくれたあと、俺の話を聞いてそう言った。今日も彼女の出すハーブティーは美味しかった。お茶が美味しい村は多分いい村なんだろう。俺の生まれ故郷とは大違いだ。思い返せば、俺の家のお茶はぬるい泥水みたいな味だった。
「そうなんです。だからその幽霊を呼び出している人を突き止めたくて」
「そうだねぇ⋯⋯」
ステラおばさん(敬称)は難しい顔で考え込んでいるご様子なので、俺はやや暴走気味にお茶菓子のクッキーを食べていたハイル先輩の手を握って止めた。
「どしたの?」
「食べ過ぎです」
確かに彼女の焼いたクッキーはぶっ倒れるほど美味しいのだが。バターの香りがほんのりとしてサクサクで後味はまろやかで美味しいのだが。今はそこじゃない。
「ああ、そういえば」ステラおばさんは気づいた。
「なんでしょうか?」
「その幽霊が現れ始めたのと同じ頃、火事で家が一軒燃えたんだよ」
「君ってさ、お人好しだよね」
森を散策した帰り道、隣を歩いていた先輩が唐突に切り出した。
「なんかさ⋯⋯断り方を知らない、みたいな。人からの頼みごとは断らないタイプでしょ?」
「え⋯⋯それ悪口ですか?」
「ちがうちがう! 私はただ君の優しさを褒めようとしただけだから。誤解しないで?」
やや窮屈そうに、彼女は俺の頭をよしよしと撫でる。身長もあまり変わらないし歩いてる最中だから撫でづらいだろうに。
「やめてください⋯⋯背が縮むんで」
「えへへ、縮め縮め」
ムカッときた俺は彼女の撫でる手を掴んで止め、代わりに今度は俺が彼女の頭を強めに撫でる。
「わっ⋯⋯」
「⋯⋯あんたが縮め」
「むふふ、誰かに頭を撫でられるのは久しぶりだ」
「あ?」嬉しそうだから逆効果か?
「ありがと」
あまりにくすぐったそうに彼女が笑うので、俺は撫でる手が止まってしまうくらいには内心ドキッとしたのだった。まったく、これじゃあ彼女の思うつぼじゃないか。
「どうしたの?」
「⋯⋯なんでもないです」
緩みかけた表情を悟られないように口元を手で覆って、彼女の先を歩き出した。
「ただいま帰りました」
居候先のロイファーさんの家の戸を開けて帰宅。
当の彼はなぜかテーブルで弓を磨いていた。
「おう、おかえり」
「(弓⋯⋯か)」ついぼーっとその様子を眺めてしまう。
「ん? この弓か?」
弓を凝視していた俺に気づいたのか、彼は顔を上げて言った。
「あ、いえ⋯⋯」
「昔はこの弓でよく大立ち回りを演じたもんだ。今はもう、まるっきり出番はないが」
過去を懐かしむような目で、彼は弓の弦を指で弾いた。よく見るとその弓はかなり劣化していそうなもので、補修の跡がいくつか見て取れた。彼の時代を物語っているような、そんな傷たち。
感傷に浸る彼の向かいに、俺は座った。テーブルには、彼がいつも使うカップにコーヒーが注がれていた。ハイル先輩は先に自室へ戻ったので、俺はカップを一つ出してコーヒーを頂いた。角砂糖を二つ入れて。
「なあ、少年」
「はい?」カップから唇を離して答える。
「少しだけ、俺の昔話に付き合ってくれないか? なんとなく、あいつが喜ぶだろうと思ってな」
「もちろんです」
俺がそう言うと、彼は笑って話し始めた。
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