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私の実家に着いたのは夕方。
街の外れにあるレンガ調の壁が目印の小さな戸建て。
事前に冬馬を連れていくと宣言していたからか、玄関先でお父さんと雅弥が出迎えてくれた。
「おかえりしずく」
「姉ちゃんおかえり」
「ただいま。……雅弥、また背伸びた?」
「そりゃあ成長期ですから」
一段とぐんと背が伸びたように見える雅弥は、オシャレに目覚めたのかなんだか髪の毛を遊ばせている。
私を見て犬みたいに笑ってくれる雅弥の頭を少し背伸びしながら撫でていると、隣の冬馬に気が付いたのか大きな声を上げた。
「あれ……!?冬馬くんじゃん!え、姉ちゃんの彼氏って冬馬くん!?」
と驚きを露わにする。
「雅弥、彼と知り合いか?」
「姉ちゃんが高校の時の友達だよ。俺も何回か会ったことあるんだ」
「そうだったのか」
「うん。……お父さん、こちらが私の彼氏の冬馬。雅弥が言った通り、高校の頃の同級生なの」
「初めまして。茅ヶ崎 冬馬と申します」
「しずくの父です、初めまして。よく来てくれたね。寒かっただろう、二人とも早く入りなさい」
「はーい」
「お邪魔します」
雅弥は冬馬を覚えていたらしく、拉致する勢いで「冬馬くん入って!」と嬉しそうに連れていく。
その姿はまるで私がお世話していた頃の幼い雅弥を見ているみたいで、なんだか懐かしくてたまらない。
冬馬も困惑しながらも二人の歓迎の雰囲気に安心したのか、ホッとしたように時折笑顔を見せながら入っていった。
リビングでたくさんのお土産を渡すと、早速雅弥が嬉しそうに袋の中を覗き込んでいる。
「しずく、母さんにも挨拶しておいで。ついでにこれもお供えしてあげて。冬馬くんも一緒に」
「あ、はい」
「うん。冬馬、こっち」
リビングの奥にある仏間。そこにある仏壇では、まだ元気だった頃の弾けるような笑顔のお母さんの写真が飾られている。
座布団に座り、お土産をお供えしてからおりんを一度鳴らす。
「お母さん、ただいま。冬馬連れてきたよ。私の彼氏」
昔、病院のお見舞いに行った時にお母さんに冬馬の話をしたことがあった。
相談に乗ってくれる優しい友達ができたんだ!って。
お母さん、口では"良かったね"って言ってくれたけど、表情は"ごめんね"って言ってるようにしか見えなかったっけ。
改めて写真を見ると、鏡で見る自分の顔がなんだかお母さんに似てきている気がする。
末広二重と鼻は完全にお母さん似かもしれない。
私も笑った時、こんな顔してるのかな。
そんなことを考えながら、そっと手を合わせた。
お母さんへの報告を終え、顔を上げて立ち上がると今度は冬馬がそっと膝を曲げる。
「……初めまして。しずくさんと交際させていただいております。茅ヶ崎 冬馬と申します。突然の訪問をお許しください」
そう言って、同じように両手を合わせて目を瞑る冬馬。
お父さんと雅弥が、夕食の用意をしながらその光景を優しい眼差しで見つめていた。
「改めまして、しずくさんと交際させていただいております、茅ヶ崎 冬馬と申します。今日は将来のことを見据えて、ご挨拶に伺いました」
「固い固い。冬馬くん固いって。うちの父さんそんな厳格なタイプじゃないからそこまでかしこまる必要ないよ。ね?父さん」
「あぁ。冬馬くんと言ったね。しずくとはいつから付き合ってるんだい?」
「先月からです」
「そうか。しずくとは高校の同級生か」
「はい。中学も一緒でしたが、その時はクラスが違ったので特に関わりは無くて。仲良くなったのは高校からです。卒業してからは全く会うこともなかったんですけど、つい最近再会して」
「へぇー……それで今付き合ってるんだ。すげぇ」
お母さんへの挨拶が終わった後、ダイニングで向かい合わせに座って簡単な自己紹介と今日の目的である親への挨拶をおこなっていた。
普段から人前で話したりすることが多いからか、緊張している様子もなくすらすらとスムーズにお父さんと会話していて。
「近い将来しずくさんと結婚したいと思っていて、その前提でのお付き合いをさせていただいております」
堂々と言い切った姿が、凛としていて本当にかっこよかった。
「え、冬馬くんって今弁護士してんの?すっげぇ」
しゃぶしゃぶのお鍋を囲みながら、冬馬の職業を聞いたお父さんと雅弥が目を丸くする。
「今は都内にある御崎総合法律事務所というところに勤務してます。最近は主に刑事事件を取り扱うことが多いです」
冬馬は名刺を持ってきていたらしく、受け取った二人はまじまじとそれを見つめていた。
その反応が私とそっくりな辺り、同じDNAを感じて少し恥ずかしい。
冬馬も同じことを思ったのか、私の顔を見て小さく笑う。
「ここって、俺でも聞いたことある事務所だ……CMで見たことある」
「大手中の大手だろう。すごいな……」
「え、そうなの?」
「姉ちゃん知らねぇの?」
「私、ニュースと子ども向けの番組以外は全部聞き流してるから……」
「いやCM見たら絶対わかるって!」
私に力説してくれた雅弥は何を思ったか、きらきらした目でご飯中ずっと冬馬に質問攻めをしていた。
現在高校二年生の雅弥は、そろそろ本格的に進路を考え始める頃だ。
いろいろなことに興味があるのだろう。
お父さんも気になることがあるのか、合間で口を挟みながらも男三人で仲良く会話が弾んでいた。
二週間ほど前、"年末に彼氏を連れていく"と言った時に突然だったからかお父さんが電話の向こうで固まっていたのを思い出す。
どうなることかと思ったけど、上手くやっていけそうでよかった。
結局途中でお父さんのテンションが上がってしまい日本酒の一升瓶と三人分のお猪口、雅弥の分の炭酸飲料を持ってきてしまったため夜遅くまで冬馬は解放してもらえず。
どっぷりと夜も更けた頃、泊まっていけばいいというお父さんの声に冬馬は何度も遠慮して、帰る準備をする。
「ごめんね、こんなに遅くまで盛り上がると思ってなくて。お母さん大丈夫?」
「大丈夫。元々今日は遅くなるって連絡入れてるから」
「そっか。気を付けてね」
「あぁ。ありがとう」
玄関まで見送ろうとすると、「冬馬くん」とお父さんが後ろから呼び止める。
「はい」
「今日は何度も引き留めて申し訳なかった。つい楽しくてね。ありがとう」
「こちらこそありがとうございました」
「……冬馬くん。しずくは頑固で強がりで責任感の塊みたいで意地っ張りなところもありますが、人一倍優しくて家族想いで、大切な可愛い娘です。どうか、幸せにしてやってください。しずくのこと、末長くよろしくお願いいたします」
「俺からも。冬馬くん、姉ちゃんこう見えて結構抜けてるから心配かけると思うけど。姉ちゃんのことよろしくお願いします」
二人が冬馬に頭を下げるもんだから、冬馬と二人で必死に止めた。
「ありがとうございます」
何度もそう言って、冬馬は実家へ帰って行った。
──リビングに戻った後、お父さんと雅弥がダイニングの上を静かに片付け始め、私もそれに加わる。
「お父さん、雅弥、ありがとう」
「……父さんはしずくが見定めた人なら最初から反対するつもりはなかったよ。でもしずく、いい人を選んだな」
私の独り言のようなお礼に返ってきたお父さんの呟き。それに雅弥も
「俺も冬馬くんになら安心して大事な姉ちゃん任せられる」
とどこか得意気。
「姉ちゃんには幸せになってもらわないと困るからな」
「そうだな。しずく、今まで苦労をかけて本当にすまなかった。冬馬くんのような誠実な青年なら大丈夫だろう。仲良くやりなさい。母さんも喜んでると思うから」
「……うん。二人ともありがとう」
お父さんが私の頭をわしゃわしゃと撫でてくれた。
街の外れにあるレンガ調の壁が目印の小さな戸建て。
事前に冬馬を連れていくと宣言していたからか、玄関先でお父さんと雅弥が出迎えてくれた。
「おかえりしずく」
「姉ちゃんおかえり」
「ただいま。……雅弥、また背伸びた?」
「そりゃあ成長期ですから」
一段とぐんと背が伸びたように見える雅弥は、オシャレに目覚めたのかなんだか髪の毛を遊ばせている。
私を見て犬みたいに笑ってくれる雅弥の頭を少し背伸びしながら撫でていると、隣の冬馬に気が付いたのか大きな声を上げた。
「あれ……!?冬馬くんじゃん!え、姉ちゃんの彼氏って冬馬くん!?」
と驚きを露わにする。
「雅弥、彼と知り合いか?」
「姉ちゃんが高校の時の友達だよ。俺も何回か会ったことあるんだ」
「そうだったのか」
「うん。……お父さん、こちらが私の彼氏の冬馬。雅弥が言った通り、高校の頃の同級生なの」
「初めまして。茅ヶ崎 冬馬と申します」
「しずくの父です、初めまして。よく来てくれたね。寒かっただろう、二人とも早く入りなさい」
「はーい」
「お邪魔します」
雅弥は冬馬を覚えていたらしく、拉致する勢いで「冬馬くん入って!」と嬉しそうに連れていく。
その姿はまるで私がお世話していた頃の幼い雅弥を見ているみたいで、なんだか懐かしくてたまらない。
冬馬も困惑しながらも二人の歓迎の雰囲気に安心したのか、ホッとしたように時折笑顔を見せながら入っていった。
リビングでたくさんのお土産を渡すと、早速雅弥が嬉しそうに袋の中を覗き込んでいる。
「しずく、母さんにも挨拶しておいで。ついでにこれもお供えしてあげて。冬馬くんも一緒に」
「あ、はい」
「うん。冬馬、こっち」
リビングの奥にある仏間。そこにある仏壇では、まだ元気だった頃の弾けるような笑顔のお母さんの写真が飾られている。
座布団に座り、お土産をお供えしてからおりんを一度鳴らす。
「お母さん、ただいま。冬馬連れてきたよ。私の彼氏」
昔、病院のお見舞いに行った時にお母さんに冬馬の話をしたことがあった。
相談に乗ってくれる優しい友達ができたんだ!って。
お母さん、口では"良かったね"って言ってくれたけど、表情は"ごめんね"って言ってるようにしか見えなかったっけ。
改めて写真を見ると、鏡で見る自分の顔がなんだかお母さんに似てきている気がする。
末広二重と鼻は完全にお母さん似かもしれない。
私も笑った時、こんな顔してるのかな。
そんなことを考えながら、そっと手を合わせた。
お母さんへの報告を終え、顔を上げて立ち上がると今度は冬馬がそっと膝を曲げる。
「……初めまして。しずくさんと交際させていただいております。茅ヶ崎 冬馬と申します。突然の訪問をお許しください」
そう言って、同じように両手を合わせて目を瞑る冬馬。
お父さんと雅弥が、夕食の用意をしながらその光景を優しい眼差しで見つめていた。
「改めまして、しずくさんと交際させていただいております、茅ヶ崎 冬馬と申します。今日は将来のことを見据えて、ご挨拶に伺いました」
「固い固い。冬馬くん固いって。うちの父さんそんな厳格なタイプじゃないからそこまでかしこまる必要ないよ。ね?父さん」
「あぁ。冬馬くんと言ったね。しずくとはいつから付き合ってるんだい?」
「先月からです」
「そうか。しずくとは高校の同級生か」
「はい。中学も一緒でしたが、その時はクラスが違ったので特に関わりは無くて。仲良くなったのは高校からです。卒業してからは全く会うこともなかったんですけど、つい最近再会して」
「へぇー……それで今付き合ってるんだ。すげぇ」
お母さんへの挨拶が終わった後、ダイニングで向かい合わせに座って簡単な自己紹介と今日の目的である親への挨拶をおこなっていた。
普段から人前で話したりすることが多いからか、緊張している様子もなくすらすらとスムーズにお父さんと会話していて。
「近い将来しずくさんと結婚したいと思っていて、その前提でのお付き合いをさせていただいております」
堂々と言い切った姿が、凛としていて本当にかっこよかった。
「え、冬馬くんって今弁護士してんの?すっげぇ」
しゃぶしゃぶのお鍋を囲みながら、冬馬の職業を聞いたお父さんと雅弥が目を丸くする。
「今は都内にある御崎総合法律事務所というところに勤務してます。最近は主に刑事事件を取り扱うことが多いです」
冬馬は名刺を持ってきていたらしく、受け取った二人はまじまじとそれを見つめていた。
その反応が私とそっくりな辺り、同じDNAを感じて少し恥ずかしい。
冬馬も同じことを思ったのか、私の顔を見て小さく笑う。
「ここって、俺でも聞いたことある事務所だ……CMで見たことある」
「大手中の大手だろう。すごいな……」
「え、そうなの?」
「姉ちゃん知らねぇの?」
「私、ニュースと子ども向けの番組以外は全部聞き流してるから……」
「いやCM見たら絶対わかるって!」
私に力説してくれた雅弥は何を思ったか、きらきらした目でご飯中ずっと冬馬に質問攻めをしていた。
現在高校二年生の雅弥は、そろそろ本格的に進路を考え始める頃だ。
いろいろなことに興味があるのだろう。
お父さんも気になることがあるのか、合間で口を挟みながらも男三人で仲良く会話が弾んでいた。
二週間ほど前、"年末に彼氏を連れていく"と言った時に突然だったからかお父さんが電話の向こうで固まっていたのを思い出す。
どうなることかと思ったけど、上手くやっていけそうでよかった。
結局途中でお父さんのテンションが上がってしまい日本酒の一升瓶と三人分のお猪口、雅弥の分の炭酸飲料を持ってきてしまったため夜遅くまで冬馬は解放してもらえず。
どっぷりと夜も更けた頃、泊まっていけばいいというお父さんの声に冬馬は何度も遠慮して、帰る準備をする。
「ごめんね、こんなに遅くまで盛り上がると思ってなくて。お母さん大丈夫?」
「大丈夫。元々今日は遅くなるって連絡入れてるから」
「そっか。気を付けてね」
「あぁ。ありがとう」
玄関まで見送ろうとすると、「冬馬くん」とお父さんが後ろから呼び止める。
「はい」
「今日は何度も引き留めて申し訳なかった。つい楽しくてね。ありがとう」
「こちらこそありがとうございました」
「……冬馬くん。しずくは頑固で強がりで責任感の塊みたいで意地っ張りなところもありますが、人一倍優しくて家族想いで、大切な可愛い娘です。どうか、幸せにしてやってください。しずくのこと、末長くよろしくお願いいたします」
「俺からも。冬馬くん、姉ちゃんこう見えて結構抜けてるから心配かけると思うけど。姉ちゃんのことよろしくお願いします」
二人が冬馬に頭を下げるもんだから、冬馬と二人で必死に止めた。
「ありがとうございます」
何度もそう言って、冬馬は実家へ帰って行った。
──リビングに戻った後、お父さんと雅弥がダイニングの上を静かに片付け始め、私もそれに加わる。
「お父さん、雅弥、ありがとう」
「……父さんはしずくが見定めた人なら最初から反対するつもりはなかったよ。でもしずく、いい人を選んだな」
私の独り言のようなお礼に返ってきたお父さんの呟き。それに雅弥も
「俺も冬馬くんになら安心して大事な姉ちゃん任せられる」
とどこか得意気。
「姉ちゃんには幸せになってもらわないと困るからな」
「そうだな。しずく、今まで苦労をかけて本当にすまなかった。冬馬くんのような誠実な青年なら大丈夫だろう。仲良くやりなさい。母さんも喜んでると思うから」
「……うん。二人ともありがとう」
お父さんが私の頭をわしゃわしゃと撫でてくれた。
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