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…やばい。
こんな風になったの初めてかもしれない。
俺の上で寝ている夢衣にまだまだ搾り取られる気がして離れたいけれど、こうするしか桃汰さんの代わりが出来ない。
俺は体の限界を感じつつも夢衣が桃汰さんの元に戻らないように瑠愛くんが仕事に行ってしまった後、必死に夜を明かした。
けれど、これ以上求められたら無理かもしれない。
一「…夢衣。もぅ、無理かも。」
俺は寝ていても俺の全てを抱きしめる夢衣に起きてもらうために、肩を揺するとその振動でまた夢衣は反応して俺を締め上げてくる。
一「…ぁ、夢衣。もう出そうだから休憩させて。」
俺は夢衣の寝息が肩に触れるだけでも、自分の体が悦んでしまってるのが分かり急いで夢衣を起こす。
夢衣「…ひぃ、くん。おはよ。」
と、吐息混じりに体を跳ねさせる夢衣が俺の耳元で挨拶すると俺はまた果ててしまった。
一「…ごめ、ん。またいった。」
夢衣「ううん。私のせいだから。」
そう言って夢衣は寂しそうな顔をして俺からゆっくり離れ、ベッドの脇に置いていた水を飲む。
俺はつけていたコンドームを捨てて少し痛みを感じ始めた肌にまた被せる。
夢衣「…休憩しないと。」
と、夢衣は少し赤みがある俺を見て申し訳なさそうにする。
一「でも、むーこに桃汰さんとこ戻ってほしくないから。」
夢衣「ひーくんに名前呼ばれないの…、寂しい。」
そう言って夢衣は口に含んだ水を俺にくれる。
一「けど、お腹が反応するって桃汰さん言ってた。」
夢衣「…それでも寂しいのやだ。」
一「分かった。今からずっと名前で呼ぶけど大丈夫?」
夢衣「うん…。私のこと治して。」
一「分かったよ。」
俺はまた夢衣に乗ってもらい、果汁が溢れ出る桃に自分のストローを挿す。
これが何個目の桃かもう分からないけれど、俺は毒を盛られたように体が重く息苦しくなってきた。
一「夢衣…、あんまり動かないで。」
夢衣「…勝手に、動いっ…ちゃう。」
いつもの夢衣だったらいたずらっ子のような笑顔を俺に向けるのに、今の夢衣は今にも泣き出しそうな顔でラブドールの俺でも満足させてあげられない。
一「これ多分…、意識飛ぶっ、から止まって。」
夢衣「ひーくん、止めて…。」
俺は操り人形のように勝手に体を動かされる夢衣の腰を押さえつけて、俺と夢衣を密着させるけれど薄い壁の向こうにいる夢衣はまだ動き続けてどうにもできない。
一「夢衣ぃっ、止まって。…お願い。」
俺は発作気味の喉から夢衣にお願いする。
夢衣「ひーくんっ、いかないで。」
そうお願いされた俺は夢衣の腰が潰れそうなほどしっかり掴まり、現実から意識が落ちないように必死に耐える。
…あの時、あのキスを止めていれば夢衣にこんな悲しそうな顔させなくて済んだのに。
なんであの時、俺は付き合うことに口出しする言葉を1つもかけてあげられなかったんだろう。
好きな人と付き合えないって分かって、寂しいと思う気持ちは痛いほど分かるのに俺は少しの楽をしようとして夢衣を手放してしまった。
本当にごめん。
俺の中途半端な生き方が俺に助けを求めた人にこんなに悲しい思いをさせている。
けど、これからはもっと正直にちゃんと選択して気持ちを表情に乗せて生きるから、今だけ少し休ませて。
一「…夢衣、ごめんっ。」
俺はずっと動かさないように我慢していた自分の腰を1度だけ夢衣に打ちつけ、夢衣と意識から手を離してしまった。
→ One Night Only
こんな風になったの初めてかもしれない。
俺の上で寝ている夢衣にまだまだ搾り取られる気がして離れたいけれど、こうするしか桃汰さんの代わりが出来ない。
俺は体の限界を感じつつも夢衣が桃汰さんの元に戻らないように瑠愛くんが仕事に行ってしまった後、必死に夜を明かした。
けれど、これ以上求められたら無理かもしれない。
一「…夢衣。もぅ、無理かも。」
俺は寝ていても俺の全てを抱きしめる夢衣に起きてもらうために、肩を揺するとその振動でまた夢衣は反応して俺を締め上げてくる。
一「…ぁ、夢衣。もう出そうだから休憩させて。」
俺は夢衣の寝息が肩に触れるだけでも、自分の体が悦んでしまってるのが分かり急いで夢衣を起こす。
夢衣「…ひぃ、くん。おはよ。」
と、吐息混じりに体を跳ねさせる夢衣が俺の耳元で挨拶すると俺はまた果ててしまった。
一「…ごめ、ん。またいった。」
夢衣「ううん。私のせいだから。」
そう言って夢衣は寂しそうな顔をして俺からゆっくり離れ、ベッドの脇に置いていた水を飲む。
俺はつけていたコンドームを捨てて少し痛みを感じ始めた肌にまた被せる。
夢衣「…休憩しないと。」
と、夢衣は少し赤みがある俺を見て申し訳なさそうにする。
一「でも、むーこに桃汰さんとこ戻ってほしくないから。」
夢衣「ひーくんに名前呼ばれないの…、寂しい。」
そう言って夢衣は口に含んだ水を俺にくれる。
一「けど、お腹が反応するって桃汰さん言ってた。」
夢衣「…それでも寂しいのやだ。」
一「分かった。今からずっと名前で呼ぶけど大丈夫?」
夢衣「うん…。私のこと治して。」
一「分かったよ。」
俺はまた夢衣に乗ってもらい、果汁が溢れ出る桃に自分のストローを挿す。
これが何個目の桃かもう分からないけれど、俺は毒を盛られたように体が重く息苦しくなってきた。
一「夢衣…、あんまり動かないで。」
夢衣「…勝手に、動いっ…ちゃう。」
いつもの夢衣だったらいたずらっ子のような笑顔を俺に向けるのに、今の夢衣は今にも泣き出しそうな顔でラブドールの俺でも満足させてあげられない。
一「これ多分…、意識飛ぶっ、から止まって。」
夢衣「ひーくん、止めて…。」
俺は操り人形のように勝手に体を動かされる夢衣の腰を押さえつけて、俺と夢衣を密着させるけれど薄い壁の向こうにいる夢衣はまだ動き続けてどうにもできない。
一「夢衣ぃっ、止まって。…お願い。」
俺は発作気味の喉から夢衣にお願いする。
夢衣「ひーくんっ、いかないで。」
そうお願いされた俺は夢衣の腰が潰れそうなほどしっかり掴まり、現実から意識が落ちないように必死に耐える。
…あの時、あのキスを止めていれば夢衣にこんな悲しそうな顔させなくて済んだのに。
なんであの時、俺は付き合うことに口出しする言葉を1つもかけてあげられなかったんだろう。
好きな人と付き合えないって分かって、寂しいと思う気持ちは痛いほど分かるのに俺は少しの楽をしようとして夢衣を手放してしまった。
本当にごめん。
俺の中途半端な生き方が俺に助けを求めた人にこんなに悲しい思いをさせている。
けど、これからはもっと正直にちゃんと選択して気持ちを表情に乗せて生きるから、今だけ少し休ませて。
一「…夢衣、ごめんっ。」
俺はずっと動かさないように我慢していた自分の腰を1度だけ夢衣に打ちつけ、夢衣と意識から手を離してしまった。
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