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約束通り、夢衣とカラオケ付きのホテルに来てデートをする。
デートというかただの酒呑みの延長みたいなもんだなと思いつつも、夢衣が気持ちよく歌えるように合いの手を入れていく。
夢衣「最高だねっ!」
たくさん歌った夢衣は休憩に入るのか、ベッドにダイブしてシーツで天使の羽を作ろうとする。
俺もベッドに横たわり、寝ようとすると俺の胸の上に夢衣が頭を乗せてきた。
夢衣「昨日モモちゃんとデートするって言ったじゃん…?」
一「ん?うん。」
急にどうした。
夢衣がこんなに落ち着いてるのが珍しく感じて目を開けると、夢衣とバッチリ目が合う。
夢衣「たくさん私のこと可愛いって言ってくれたの。」
と、とても嬉しそうに自慢する夢衣。
女特有のノリか。
それでも友達が少ない夢衣にとって嬉しかったんだろうな。
一「よかったな。そう言えば、パーマかけた?」
俺は少し前にドライヤーをかけていた夢衣の髪に目が行き、触れる。
いつもはサラサラとした直毛だったのに風呂上がりでもくるくるとしていた。
夢衣「うん。モモちゃんに似合うと思うって言われて昨日やってみた。」
一「モモちゃんセンスいいな。似合ってる。」
夢衣「前髪パーマもしてもらったからドライヤーだけでくるんってなるんだー。」
夢衣はとても嬉しそうにモモちゃんという友達と何をしたか話してくれる。
これで俺への好きが分散していくことを感じ、内心少し寂しく思ったけれどこれでいいんだ。
夢衣「旅行の時に着る服も一緒に買いに行くことになってるんだー。」
一「…おい、金ないんだろ?」
夢衣「クレカある。」
一「誰が払うんだよ。」
夢衣「…来月の私にエール歌お!」
夢衣は飛び起き、話逸らしてデンモクで歌を探す。
一「とっておきの1枚だけな。」
夢衣「えぇー…。だって欲しいのいっぱいある。」
一「夢衣は服着てない方が可愛い。」
夢衣「ひーくんの友達の前でも裸でいいの?」
一「布1枚被っとけばなんでもいい。」
夢衣「やだぁ…。可愛いの着たい。」
そう言って駄々をこね始める夢衣。
けど、金がないんだから服を買う余裕はない。
…そういえば、可愛いって言えば明も可愛い服好きだったよな。
俺は明の存在を思い出し、夢衣に伝えてみる。
一「俺の友達で夢衣の好きそうな服持ってるから少し持ってきてもらうか。」
夢衣「音己ねぇ?」
一「ううん。明って子。天と服の趣味合うから夢衣にも合うかもしれない。」
夢衣「そうなんだ!じゃあ明ちゃんとファッションパーティーだね!」
一「明に頼んでおくから1枚だけな。」
夢衣「…はーい。」
夢衣はデンモクをソファーに放り投げて俺の上に飛び乗ってくる。
夢衣「今日も撮る?」
一「あー…、眠くて出来るか分からない。」
夢衣「じゃあ私だけでもいいよ。」
さすがにモモちゃんだけじゃ全ての欲求は満たせないよな。
一「分かった。」
俺は夢衣に触れているうちにインスピレーションが湧いてきて、夢衣に提案してみることにした。
一「影絵作るか。」
夢衣「…かげ、ぇ?」
俺は夢衣のヨダレで濡れたシーツを天井から吊るし、人影が綺麗に移る範囲を確認する。
一「録画押すけどいい?」
夢衣「早くぅ…。中途半端やだぁああ…。」
俺はボタンを押して夢衣の曲線美が綺麗に見えるように膝立ちのまま、求めている場所に舌と指を這わせていく。
夢衣はこの特殊な状況にさらにヨダレを垂らし、体も顔も喜んでいるように見える。
一「…夢衣、上ね。」
夢衣「あとで、ぎゅーのやつねぇ…?」
一「分かった。」
夢衣は俺の上で馬乗りになり、不摂生していても変わらなかった曲線美たちを揺らしていく。
俺は夢衣の老後のために垂れすぎないよう手で押さえつつ、2人で呼吸を合わしてベッドを揺らす。
夢衣「…ひーくっ、ん。すきぃ♡」
この好きのお返しが簡単に舌先で生まれ転がるのに、言えないもどかしさが俺の体の感受性を高めていく。
一「夢衣、べぇ…して。」
俺は体を起こし、夢衣の舌に俺の想いを渡す。
夢衣の影絵は俺と重なってしまうけど、それでいい。
こうするしか俺たちは交わることが出来ないから、しょうがないんだ。
俺たちはその後、カメラの存在を忘れたまま影を合わせ続け朝を迎えに行った。
→ LOVE OR LUST
デートというかただの酒呑みの延長みたいなもんだなと思いつつも、夢衣が気持ちよく歌えるように合いの手を入れていく。
夢衣「最高だねっ!」
たくさん歌った夢衣は休憩に入るのか、ベッドにダイブしてシーツで天使の羽を作ろうとする。
俺もベッドに横たわり、寝ようとすると俺の胸の上に夢衣が頭を乗せてきた。
夢衣「昨日モモちゃんとデートするって言ったじゃん…?」
一「ん?うん。」
急にどうした。
夢衣がこんなに落ち着いてるのが珍しく感じて目を開けると、夢衣とバッチリ目が合う。
夢衣「たくさん私のこと可愛いって言ってくれたの。」
と、とても嬉しそうに自慢する夢衣。
女特有のノリか。
それでも友達が少ない夢衣にとって嬉しかったんだろうな。
一「よかったな。そう言えば、パーマかけた?」
俺は少し前にドライヤーをかけていた夢衣の髪に目が行き、触れる。
いつもはサラサラとした直毛だったのに風呂上がりでもくるくるとしていた。
夢衣「うん。モモちゃんに似合うと思うって言われて昨日やってみた。」
一「モモちゃんセンスいいな。似合ってる。」
夢衣「前髪パーマもしてもらったからドライヤーだけでくるんってなるんだー。」
夢衣はとても嬉しそうにモモちゃんという友達と何をしたか話してくれる。
これで俺への好きが分散していくことを感じ、内心少し寂しく思ったけれどこれでいいんだ。
夢衣「旅行の時に着る服も一緒に買いに行くことになってるんだー。」
一「…おい、金ないんだろ?」
夢衣「クレカある。」
一「誰が払うんだよ。」
夢衣「…来月の私にエール歌お!」
夢衣は飛び起き、話逸らしてデンモクで歌を探す。
一「とっておきの1枚だけな。」
夢衣「えぇー…。だって欲しいのいっぱいある。」
一「夢衣は服着てない方が可愛い。」
夢衣「ひーくんの友達の前でも裸でいいの?」
一「布1枚被っとけばなんでもいい。」
夢衣「やだぁ…。可愛いの着たい。」
そう言って駄々をこね始める夢衣。
けど、金がないんだから服を買う余裕はない。
…そういえば、可愛いって言えば明も可愛い服好きだったよな。
俺は明の存在を思い出し、夢衣に伝えてみる。
一「俺の友達で夢衣の好きそうな服持ってるから少し持ってきてもらうか。」
夢衣「音己ねぇ?」
一「ううん。明って子。天と服の趣味合うから夢衣にも合うかもしれない。」
夢衣「そうなんだ!じゃあ明ちゃんとファッションパーティーだね!」
一「明に頼んでおくから1枚だけな。」
夢衣「…はーい。」
夢衣はデンモクをソファーに放り投げて俺の上に飛び乗ってくる。
夢衣「今日も撮る?」
一「あー…、眠くて出来るか分からない。」
夢衣「じゃあ私だけでもいいよ。」
さすがにモモちゃんだけじゃ全ての欲求は満たせないよな。
一「分かった。」
俺は夢衣に触れているうちにインスピレーションが湧いてきて、夢衣に提案してみることにした。
一「影絵作るか。」
夢衣「…かげ、ぇ?」
俺は夢衣のヨダレで濡れたシーツを天井から吊るし、人影が綺麗に移る範囲を確認する。
一「録画押すけどいい?」
夢衣「早くぅ…。中途半端やだぁああ…。」
俺はボタンを押して夢衣の曲線美が綺麗に見えるように膝立ちのまま、求めている場所に舌と指を這わせていく。
夢衣はこの特殊な状況にさらにヨダレを垂らし、体も顔も喜んでいるように見える。
一「…夢衣、上ね。」
夢衣「あとで、ぎゅーのやつねぇ…?」
一「分かった。」
夢衣は俺の上で馬乗りになり、不摂生していても変わらなかった曲線美たちを揺らしていく。
俺は夢衣の老後のために垂れすぎないよう手で押さえつつ、2人で呼吸を合わしてベッドを揺らす。
夢衣「…ひーくっ、ん。すきぃ♡」
この好きのお返しが簡単に舌先で生まれ転がるのに、言えないもどかしさが俺の体の感受性を高めていく。
一「夢衣、べぇ…して。」
俺は体を起こし、夢衣の舌に俺の想いを渡す。
夢衣の影絵は俺と重なってしまうけど、それでいい。
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