11 / 188
7/4
7:00
しおりを挟む
夜明けから過ごした公園を出て女たちを駅前まで送り、俺はるあくんと一緒にカフェに入りカフェラテを飲む。
るあ「めっちゃ初かったね。よかったの?」
と、俺がいつも通りホテルに連れていかなかったことに不思議そうにしながら、オレンジフラッペの氷を溶かすように混ぜる。
一「遊ぶにしてもめんどくさそうな年齢には手出さないことにしてる。」
るあ「いっくんは頭いいね。あの子たち18だったもん。」
一「そうなの?」
夜を過ごしたカラオケ屋で年確の書類は店員に見せてなかったはずなのに…。
るあ「うん。メイコがトイレ行ってる間に身分証見つけた。」
るあくんは笑いながらオレンジフラッペを飲む。
本当、るあくんってちゃっかりしてるな。
そういう感じだからたくさんの人に好かれるんだろう。
るあ「いっくんってそういう勘鋭いよね。何で分かったの?」
一「まあ、もともと21歳以下の年齢言う女は信用してない。大抵未成年だと思ってるから。」
るあ「なるほどねー。俺もそうしよぉ。」
るあくんと呑み明けの休憩を終えて、それぞれタクシーに乗って自分の家に向かう。
こんな朝から子どもたちは親と公園に遊びに来て、楽しそうな笑い声と叫び声を公園から溢れさせる。
俺もサッカーしたいなと思いながら公園を横切り、家の近くのコンビニ寄るためにタクシーを降りた。
そしてコンビニで自分の好きな牛乳を買い、歩いて家に向かうと俺の部屋の前に人影が見えてとっさに角に隠れる。
俺は向こうから見えないように覗くと、妹の天が親から貰ったブランドのキャリーケースの隣で膝に置いている大きいカバンに顔を埋めて座り込んでいた。
今度は妹を使って俺を家に戻そうとするのか。
本当無用な努力をしてくる。
そう思って俺は来た道を戻り、同じ駅前に住んでいる将に電話をする。
一「おはよう。今から将ん家に行っていい?」
将『 日曜の朝から電話するなよ…。鍵開けとくから勝手に入ってこい。』
電話越しに寝ぼけた声の将の声が聞こえる。
一「ありがとう。鳥ささみ買ってく。」
また『コンビニのは不味いからいらない。』
一「はーい。」
俺は電話を切り20分ほど歩いて着く将の家に向かいながら、お礼のプロテインバーを買って将の家に上り込む。
部屋に入ると将は冷えた部屋で毛布にくるまってまた眠ってるらしい。
俺は冷蔵庫に買ってきた物を入れ、そのままふかふかの大きい座椅子にうつ伏せで寝転がる。
ああ、やっと横になれた。
俺は眠気のピークをとうに越えた目を擦りながら携帯を充電し、メッセージの確認をする。
『家ついたー。送ってくれてありがとう♡』
さっきの女からのメッセージだ。
送ってもしょうがないから無視しよ。
俺はそのままスクロールして3つ下にある、るあくんのメッセージを開く。
『いっくんタク代ありがとー♡』
『ほんとらぶち♡♡♡』
『今日からしばらくお仕事モードだから会えないの寂しい.°(ಗдಗ。)°.』
『月末また遊ぼうね!!!!』
このメッセージだけを見たら女かと思うんだけど、男なんだよなとるあくんのメッセージの可愛さに口角を緩めながら返信する。
『仕事頑張ってー。時間空いたら連絡ちょうだい。』
俺はるあくんにメッセージを送り、俺の家の前にいた妹からメッセージが来てるか確認するが何も来ていなかった。
その代わり来ていたのは母親から妹が俺の家に行ってないかという質問メッセージがあった。
俺は母親からきたメッセージを削除してメッセージ欄を綺麗にしていく。
週末にある程度綺麗にしていかないと、もう誰が誰だかよく分からない。
さっきの女も消しとくか。
俺は不要なメッセージをどんどん消しながら寝落ちをしてしまった。
→ I LOVE…
るあ「めっちゃ初かったね。よかったの?」
と、俺がいつも通りホテルに連れていかなかったことに不思議そうにしながら、オレンジフラッペの氷を溶かすように混ぜる。
一「遊ぶにしてもめんどくさそうな年齢には手出さないことにしてる。」
るあ「いっくんは頭いいね。あの子たち18だったもん。」
一「そうなの?」
夜を過ごしたカラオケ屋で年確の書類は店員に見せてなかったはずなのに…。
るあ「うん。メイコがトイレ行ってる間に身分証見つけた。」
るあくんは笑いながらオレンジフラッペを飲む。
本当、るあくんってちゃっかりしてるな。
そういう感じだからたくさんの人に好かれるんだろう。
るあ「いっくんってそういう勘鋭いよね。何で分かったの?」
一「まあ、もともと21歳以下の年齢言う女は信用してない。大抵未成年だと思ってるから。」
るあ「なるほどねー。俺もそうしよぉ。」
るあくんと呑み明けの休憩を終えて、それぞれタクシーに乗って自分の家に向かう。
こんな朝から子どもたちは親と公園に遊びに来て、楽しそうな笑い声と叫び声を公園から溢れさせる。
俺もサッカーしたいなと思いながら公園を横切り、家の近くのコンビニ寄るためにタクシーを降りた。
そしてコンビニで自分の好きな牛乳を買い、歩いて家に向かうと俺の部屋の前に人影が見えてとっさに角に隠れる。
俺は向こうから見えないように覗くと、妹の天が親から貰ったブランドのキャリーケースの隣で膝に置いている大きいカバンに顔を埋めて座り込んでいた。
今度は妹を使って俺を家に戻そうとするのか。
本当無用な努力をしてくる。
そう思って俺は来た道を戻り、同じ駅前に住んでいる将に電話をする。
一「おはよう。今から将ん家に行っていい?」
将『 日曜の朝から電話するなよ…。鍵開けとくから勝手に入ってこい。』
電話越しに寝ぼけた声の将の声が聞こえる。
一「ありがとう。鳥ささみ買ってく。」
また『コンビニのは不味いからいらない。』
一「はーい。」
俺は電話を切り20分ほど歩いて着く将の家に向かいながら、お礼のプロテインバーを買って将の家に上り込む。
部屋に入ると将は冷えた部屋で毛布にくるまってまた眠ってるらしい。
俺は冷蔵庫に買ってきた物を入れ、そのままふかふかの大きい座椅子にうつ伏せで寝転がる。
ああ、やっと横になれた。
俺は眠気のピークをとうに越えた目を擦りながら携帯を充電し、メッセージの確認をする。
『家ついたー。送ってくれてありがとう♡』
さっきの女からのメッセージだ。
送ってもしょうがないから無視しよ。
俺はそのままスクロールして3つ下にある、るあくんのメッセージを開く。
『いっくんタク代ありがとー♡』
『ほんとらぶち♡♡♡』
『今日からしばらくお仕事モードだから会えないの寂しい.°(ಗдಗ。)°.』
『月末また遊ぼうね!!!!』
このメッセージだけを見たら女かと思うんだけど、男なんだよなとるあくんのメッセージの可愛さに口角を緩めながら返信する。
『仕事頑張ってー。時間空いたら連絡ちょうだい。』
俺はるあくんにメッセージを送り、俺の家の前にいた妹からメッセージが来てるか確認するが何も来ていなかった。
その代わり来ていたのは母親から妹が俺の家に行ってないかという質問メッセージがあった。
俺は母親からきたメッセージを削除してメッセージ欄を綺麗にしていく。
週末にある程度綺麗にしていかないと、もう誰が誰だかよく分からない。
さっきの女も消しとくか。
俺は不要なメッセージをどんどん消しながら寝落ちをしてしまった。
→ I LOVE…
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
私の不倫日記
幻田恋人
恋愛
これは私が体験した自身の不倫を振り返って日記形式で綴った小説である。
登場する私自身と相手の人妻は実在する生身の男女である。
私はある時期の数か月間を、不倫ではあったが彼女との恋愛に情熱を燃やした。
二人の愛の日々を、切ない郷愁と後悔の中で思い出しながら綴っていく。
よろしければお付き合いいただきたい。
当人が許可しますので「私の不倫日記」を覗いてみて下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる