94 / 97
Re:FRAIL
もうすぐ締日
しおりを挟む
もう少しで今年も終わる。
けど、信之の仕事納めは明日。
そんな信之に疲れるような遠出はしてほしくなかったけど、信之にどうしてもとお願いされたので一緒にあのカフェにやってきた。
信之「どうしても今日、明人とこのピカイチケーキ食べたかったんだ。」
明人「信之が疲れないならいいけど…、年明けでも来れたよ?」
信之「年明けはここら辺しばらく混んじゃうから。」
明人「そうだったんだ。じゃあ今日来て正解だね。」
私は信之とピカイチケーキを食べながら日暮れをゆったりと待つ。
信之「明人はいい25歳過ごせた?」
と、信之は不思議な質問をしてきた。
けど私は迷わずすぐに頷く。
明人「信之のおかげですごく幸せな1年過ごせた。」
信之「よかった。」
明人「信之と出会ってから人生で1番幸せに過ごせてると思う。」
私は過去の自分を振り返り、自分の体や心を大切にすることを教えてくれた信之にそう伝えた。
信之「…嬉しい。」
震える声で信之がそう言うと突然ぽろぽろと涙を流し始めた。
明人「そんなに?」
信之「明人の嬉し泣きが伝染ったかも。」
信之は自分の抑えきれない涙に戸惑いながら私が渡したハンカチで涙を拭う。
明人「これからも一緒に嬉しいこと、楽しいこと、してこうね。」
私がそう言うと信之は泣きながら熱くて優しいキスをしてくれた。
信之「…ありがとう。明人、大好きだよ。」
明人「私も信之のこと、大好き。」
私は2年連続欲張り年末で幸せをいっぱい貰ってしまった。
こんなにしてもらったからには年明けにある信之のちゃんとした誕生日は頑張らなくちゃね。
私はその間に仕事を見つけようと心に決めて、信之と一緒家に帰りいつも通り寝る支度を済ませて布団に入る。
信之「明人は今年も寝正月かな。」
明人「多分ちゃんと起きてるよ。MGRのお正月特別メニュー食べたいし。」
信之「俺は筑前煮がピカイチだと思ってる。」
明人「あれ?もう食べたの?」
信之「うん。試作だけど。」
そう言って信之は私を抱き寄せて日課になったつみれを私のお肉で作り始めた。
こんな話してても好きなものは好きな信之が私は好き。
明人「筑前煮、絶対食べよ。」
信之「うん。特にレンコンがすごく美味しいんだ。」
明人「じゃあ信之に盛り付けしてもらってレンコン多めにしてもらおうかな。」
信之「…いいアイデアだね。」
信之は優しく笑いながら私にキスをしてきた。
この間は1ヶ月以上空いてたのにここ最近は2日も経ってなくて出来ちゃうのは記念日効果なのかな?
私は信之にいっぱい好きを貰いながら夜を過ごしていると、カーテンから薄く明かりが漏れてることに気づく。
明人「…朝来てる。」
信之「本当だ。」
明人「信之、6時からMGRで10時半から警備フルじゃん。寝ないと。」
信之「ここまで来たらいいかなって思うんだ。」
そう言って信之は私に抱きつき、これまで最長なんじゃないかと思うくらい長いキスをして最後までしてくれた。
信之「…眠い。」
と、全てやりきった信之は私の胸に顔を埋めながら眠気と戦い始めた。
明人「10分だけ寝て。私ちゃんと起きてるから。」
信之「ううん。起きてる。」
でも、これから夜の23時まで起きてるなんてこと出来る…?
私なら絶対無理なんだけど。
明人「私も信之と一緒にMGR行く。」
信之「…なんで?」
明人「成紀くんとの遊び、すっぽかして夕方まで寝ちゃいそう。」
信之「それはダメだね。」
と、信之はとても眠そうな顔で私の大好きな垂れた笑顔をして見せた。
明人「信之とちゃんと朝ごはん食べたいし、1日無駄にしないための予防策。」
信之「分かった。じゃあ準備しよっか。」
明人「うん。」
私たちはふわふわした頭の中、MGRに行く支度を整えて朝ごはんをちゃんと食べるためにMGRに向かった。
…………
ねむそうにしてる信之、かわいい♡
今日帰ってきたらすぐにおやすみ出来るように、ベッドカバーつけとこ。
…………
環流 虹向/エンディングノート
けど、信之の仕事納めは明日。
そんな信之に疲れるような遠出はしてほしくなかったけど、信之にどうしてもとお願いされたので一緒にあのカフェにやってきた。
信之「どうしても今日、明人とこのピカイチケーキ食べたかったんだ。」
明人「信之が疲れないならいいけど…、年明けでも来れたよ?」
信之「年明けはここら辺しばらく混んじゃうから。」
明人「そうだったんだ。じゃあ今日来て正解だね。」
私は信之とピカイチケーキを食べながら日暮れをゆったりと待つ。
信之「明人はいい25歳過ごせた?」
と、信之は不思議な質問をしてきた。
けど私は迷わずすぐに頷く。
明人「信之のおかげですごく幸せな1年過ごせた。」
信之「よかった。」
明人「信之と出会ってから人生で1番幸せに過ごせてると思う。」
私は過去の自分を振り返り、自分の体や心を大切にすることを教えてくれた信之にそう伝えた。
信之「…嬉しい。」
震える声で信之がそう言うと突然ぽろぽろと涙を流し始めた。
明人「そんなに?」
信之「明人の嬉し泣きが伝染ったかも。」
信之は自分の抑えきれない涙に戸惑いながら私が渡したハンカチで涙を拭う。
明人「これからも一緒に嬉しいこと、楽しいこと、してこうね。」
私がそう言うと信之は泣きながら熱くて優しいキスをしてくれた。
信之「…ありがとう。明人、大好きだよ。」
明人「私も信之のこと、大好き。」
私は2年連続欲張り年末で幸せをいっぱい貰ってしまった。
こんなにしてもらったからには年明けにある信之のちゃんとした誕生日は頑張らなくちゃね。
私はその間に仕事を見つけようと心に決めて、信之と一緒家に帰りいつも通り寝る支度を済ませて布団に入る。
信之「明人は今年も寝正月かな。」
明人「多分ちゃんと起きてるよ。MGRのお正月特別メニュー食べたいし。」
信之「俺は筑前煮がピカイチだと思ってる。」
明人「あれ?もう食べたの?」
信之「うん。試作だけど。」
そう言って信之は私を抱き寄せて日課になったつみれを私のお肉で作り始めた。
こんな話してても好きなものは好きな信之が私は好き。
明人「筑前煮、絶対食べよ。」
信之「うん。特にレンコンがすごく美味しいんだ。」
明人「じゃあ信之に盛り付けしてもらってレンコン多めにしてもらおうかな。」
信之「…いいアイデアだね。」
信之は優しく笑いながら私にキスをしてきた。
この間は1ヶ月以上空いてたのにここ最近は2日も経ってなくて出来ちゃうのは記念日効果なのかな?
私は信之にいっぱい好きを貰いながら夜を過ごしていると、カーテンから薄く明かりが漏れてることに気づく。
明人「…朝来てる。」
信之「本当だ。」
明人「信之、6時からMGRで10時半から警備フルじゃん。寝ないと。」
信之「ここまで来たらいいかなって思うんだ。」
そう言って信之は私に抱きつき、これまで最長なんじゃないかと思うくらい長いキスをして最後までしてくれた。
信之「…眠い。」
と、全てやりきった信之は私の胸に顔を埋めながら眠気と戦い始めた。
明人「10分だけ寝て。私ちゃんと起きてるから。」
信之「ううん。起きてる。」
でも、これから夜の23時まで起きてるなんてこと出来る…?
私なら絶対無理なんだけど。
明人「私も信之と一緒にMGR行く。」
信之「…なんで?」
明人「成紀くんとの遊び、すっぽかして夕方まで寝ちゃいそう。」
信之「それはダメだね。」
と、信之はとても眠そうな顔で私の大好きな垂れた笑顔をして見せた。
明人「信之とちゃんと朝ごはん食べたいし、1日無駄にしないための予防策。」
信之「分かった。じゃあ準備しよっか。」
明人「うん。」
私たちはふわふわした頭の中、MGRに行く支度を整えて朝ごはんをちゃんと食べるためにMGRに向かった。
…………
ねむそうにしてる信之、かわいい♡
今日帰ってきたらすぐにおやすみ出来るように、ベッドカバーつけとこ。
…………
環流 虹向/エンディングノート
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
【R18】優しい嘘と甘い枷~もう一度あなたと~
イチニ
恋愛
高校三年生の冬。『お嬢様』だった波奈の日常は、両親の死により一変する。
幼なじみで婚約者の彩人と別れなければならなくなった波奈は、どうしても別れる前に、一度だけ想い出が欲しくて、嘘を吐き、彼を騙して一夜をともにする。
六年後、波奈は彩人と再会するのだが……。
※別サイトに投稿していたものに性描写を入れ、ストーリーを少し改変したものになります。性描写のある話には◆マークをつけてます。
冷徹御曹司と極上の一夜に溺れたら愛を孕みました
せいとも
恋愛
旧題:運命の一夜と愛の結晶〜裏切られた絶望がもたらす奇跡〜
神楽坂グループ傘下『田崎ホールディングス』の創業50周年パーティーが開催された。
舞台で挨拶するのは、専務の田崎悠太だ。
専務の秘書で彼女の月島さくらは、会場で挨拶を聞いていた。
そこで、今の瞬間まで彼氏だと思っていた悠太の口から、別の女性との婚約が発表された。
さくらは、訳が分からずショックを受け会場を後にする。
その様子を見ていたのが、神楽坂グループの御曹司で、社長の怜だった。
海外出張から一時帰国して、パーティーに出席していたのだ。
会場から出たさくらを追いかけ、忘れさせてやると一夜の関係をもつ。
一生をさくらと共にしようと考えていた怜と、怜とは一夜の関係だと割り切り前に進むさくらとの、長い長いすれ違いが始まる。
再会の日は……。
【完結】一夜の関係を結んだ相手の正体はスパダリヤクザでした~甘い執着で離してくれません!~
中山紡希
恋愛
ある出来事をキッカケに出会った容姿端麗な男の魅力に抗えず、一夜の関係を結んだ萌音。
翌朝目を覚ますと「俺の嫁になれ」と言い寄られる。
けれど、その上半身には昨晩は気付かなかった刺青が彫られていて……。
「久我組の若頭だ」
一夜の関係を結んだ相手は……ヤクザでした。
※R18
※性的描写ありますのでご注意ください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる