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タイムオーバー
046:06:21
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夕日が差し込む殺風景なリビングにあるソファーの上で私は時音に抱かれるけど、悠雪さんみたいにただ一方的に体を楽しむんじゃなくて、初彼みたいに服が破れそうな勢いで襲うんじゃなくて、私の顔色をひと仕草するたびに見てくれるからずっと好き。
それなのに私はずっと時音の顔色を伺って、自分がめんどくさくならない立ち回りばっかりしてきてごめんね。
好きって言葉を直接渡されても上手く受け取れなくてごめんね。
みんなの好きが嘘ばっかりだったから、私の好きな時音がそんな人だったら嫌だなと思ってて少し距離を置いてたの。
そうしていたら時音がそんな人だった時に自分の中でただのセフレの知り合いって収めることが出来るから。
それでいいやって思っちゃってたの。
ずっと、嘘ついちゃってごめんね。
幸来未「ごめんね。」
時音「いいよ。そんなに謝らないでよ。」
と、時音は私が腕も脚も使って抱きつくので踊らせたい腰が振れないまま、私を優しくも力強く抱きしめてくれる。
幸来未「私が悪いの。ごめんね。」
私はもうずっと時音の体温を肌で感じることはないと思ってたからこのマンスリーマンションの高性能すぎる空調が寒すぎても、私の方が価値があると思いたいがために時音の肌だけでも温めようと必死に抱きしめる。
時音「もう謝らないでよ。幸来未の悲しいそうな顔、見たくないよ。」
そう言って時音は私を癒すように優しいキスをしてくれた。
時音「幸来未は髪型、戻さないの?」
と、時音は私の気分を変えるために私を抱き上げると、ソファーに座って少し辛かった体制を直した。
幸来未「あんまり気に入ってないけど、前より手入れが楽だからこうしてる。」
時音「前髪ないの楽?」
幸来未「うん。パーマもしてるから最近はアイロン使ってない。」
私は髪を切られる前にアップデートしようと思っていたヘアアイロンを思い出し、新しく買う機会を逃していたことに気がつく。
時音「そっか。僕は前の幸来未が1番可愛いと思ってる。」
幸来未「…それって、今は可愛くないってこと?」
時音「今も可愛いよ。眉間にシワが寄って郵便マークが出来てるの可愛い。」
と言って、今郵便マークが出来てるであろう眉間に時音はキスをした。
時音「だから僕だけが見えるようにしたい。僕が忙しい間、他の人がこのマーク見てるのずるい。」
時音は私の体で1番嫌いなところを受け入れてくれた。
それが嬉しくて思わず目が潤んでしまうと時音は落としたまぶたにキスをした。
時音「左の眉毛の中にある幸来未みたいなホクロも好き。ちっちゃいけど、地毛と一緒で真っ黒だから分かりやすい。」
幸来未「…そんなのあったっけ?」
時音「前に車の中で会った時に新しく出来てたの、見つけたよ。気づかなかった?」
毎日自分の顔は洗面台で見ているはずだけど、全く気づかなかった。
眉メイクも濃いめの眉だからあんまりしたことないし、うぶ毛も脱毛で出てこないからまじまじ見ることはなかったな。
幸来未「私は時音の鼻が好き。サクランボみたい。」
私はずっとしてみたかった時音の鼻を甘噛みしてみると、時音は驚いて顔を逃した。
時音「メ、メイク乗ってるから…。」
幸来未「時音のびっくりしてる顔、可愛くて好きだよ。」
私は驚いたままの時音にキスして自分で腰を踊らせると、時音はずっと我慢していたからかとても気持ち良さそうな音を一度漏らした。
幸来未「その声も好き。いっぱい聞きたい。」
時音「はず…、かしいから…ぁ。」
そう言って時音はメイクが乗っているという顔を赤らめさせて、私の好きが溢れる顔と声を出してくれた。
幸来未「今の時音、好き…っ。可愛くていきそ…。」
私はずっと恥ずかしがっている時音の漏れる声とどんどん硬くなっていくエクレア感じて自分の快楽を勝手に動く腰に委ねていると、時音がその腰を押しつぶすように抱き寄せて私をソファーに寝転がらせた。
時音「カッコいいって言ってほしい…。」
少し悔しそうにして顔を赤らめている時音はとてもたくましくなった腕で私の腕を頭上にあげると、片手で手首を拘束して、片手で私の片足を思いっきりあげた。
時音「幸来未の全部見える…、可愛い過ぎ…。」
時音は拘束されて動けない私の体を舐めるように見ながら私の好きなスローダンスをして、私の感じている顔も見てエクレアをパンパンのアツアツにする。
幸来未「…みないで。」
時音「私のこと見てって言ったでしょ。幸来未の全部、知れるように全部見る。」
そう言って時音は私のお腹を強く突き上げて、お腹の中でエクレアをぷるぷる震わせた。
時音「……でも、今は限界。」
幸来未「うんっ。いいよ。」
私は時音が自由に動けるように脚を時音の太もも裏に置き、余裕のない時音の顔を見て果てると時音は久しぶりに私の口の中にクリームを入れた。
それを私は入念に舐めとって、また残ったクリームを搾り取ると時音は乱暴にソファーに体を預けた。
幸来未「もう1回?」
時音「…まって。しんじゃう。」
幸来未「フランスではオーガズムのこと、小さな死って言うらしいよ。」
時音「それ…、なんかのドラマできいた。」
と、時音はとろけた目でチョコチップをいじろうとしていた胸の上にいる私を見た。
幸来未「私もドラマで知った。時音とはあのシネマバーでしかちゃんと映画見たことなかったね。」
時音「たしかに…。スケジュール、落ち着いたら一緒に観に行こ?」
幸来未「うん。けど、どうせなら時音が映画デビューした時に見たいかも。」
時音「…出れるかな。」
幸来未「ちゃんとした努力を繰り返してれば時音なら出れるよ。ハリウッド目指すんでしょ?」
時音「英語、ちょっと勉強した。」
幸来未「聞きたい。」
私がそう言うと時音は体を起こして、英文を思い出すように空を見上げてから私の目をまっすぐ見た。
時音「Hey My sugar,I Love you more then you’ll ever know.」
私が思っていたよりも流暢で綺麗な発音で砂糖を愛してると言った時音に驚いてしまい、私は思わず首を傾げる。
幸来未「発音すごく綺麗だね。前の『ぐらんで』の人とは思えない。」
時音「…幸来未も英語苦手?」
と、時音は私の褒めた言葉に対して少し不服そうな顔をしてそう質問してきた。
幸来未「赤点ギリギリだったけど、洋画観てたらヒアリングだけ90点いったことある。」
時音「だったら先生の採点ミスだね。全然聞き取れてないもん。」
そう言って時音は拗ねた顔をしてそばにあったココアを口に入れた。
幸来未「え?砂糖が大好きって言ったんでしょ?」
時音「幸来未も英語の勉強してくださいっ。」
と言って時音はテーブル下の収納から英会話の冊子を取り出し、私の膝に置いた。
時音「次会った時、もう1回言うから聞き取れるようにしてきてください。」
幸来未「…分かったよ。なるべく頑張る。」
時音「なるべくじゃなくて、ちゃんとね。」
幸来未「はー…い。」
私は社会人になって初めての宿題を出されてしまった腹いせに、まだ休憩しようとしていた時音に抱きつき時間いっぱい一緒にいられる時間を楽しんだ。
環流 虹向/23:48
それなのに私はずっと時音の顔色を伺って、自分がめんどくさくならない立ち回りばっかりしてきてごめんね。
好きって言葉を直接渡されても上手く受け取れなくてごめんね。
みんなの好きが嘘ばっかりだったから、私の好きな時音がそんな人だったら嫌だなと思ってて少し距離を置いてたの。
そうしていたら時音がそんな人だった時に自分の中でただのセフレの知り合いって収めることが出来るから。
それでいいやって思っちゃってたの。
ずっと、嘘ついちゃってごめんね。
幸来未「ごめんね。」
時音「いいよ。そんなに謝らないでよ。」
と、時音は私が腕も脚も使って抱きつくので踊らせたい腰が振れないまま、私を優しくも力強く抱きしめてくれる。
幸来未「私が悪いの。ごめんね。」
私はもうずっと時音の体温を肌で感じることはないと思ってたからこのマンスリーマンションの高性能すぎる空調が寒すぎても、私の方が価値があると思いたいがために時音の肌だけでも温めようと必死に抱きしめる。
時音「もう謝らないでよ。幸来未の悲しいそうな顔、見たくないよ。」
そう言って時音は私を癒すように優しいキスをしてくれた。
時音「幸来未は髪型、戻さないの?」
と、時音は私の気分を変えるために私を抱き上げると、ソファーに座って少し辛かった体制を直した。
幸来未「あんまり気に入ってないけど、前より手入れが楽だからこうしてる。」
時音「前髪ないの楽?」
幸来未「うん。パーマもしてるから最近はアイロン使ってない。」
私は髪を切られる前にアップデートしようと思っていたヘアアイロンを思い出し、新しく買う機会を逃していたことに気がつく。
時音「そっか。僕は前の幸来未が1番可愛いと思ってる。」
幸来未「…それって、今は可愛くないってこと?」
時音「今も可愛いよ。眉間にシワが寄って郵便マークが出来てるの可愛い。」
と言って、今郵便マークが出来てるであろう眉間に時音はキスをした。
時音「だから僕だけが見えるようにしたい。僕が忙しい間、他の人がこのマーク見てるのずるい。」
時音は私の体で1番嫌いなところを受け入れてくれた。
それが嬉しくて思わず目が潤んでしまうと時音は落としたまぶたにキスをした。
時音「左の眉毛の中にある幸来未みたいなホクロも好き。ちっちゃいけど、地毛と一緒で真っ黒だから分かりやすい。」
幸来未「…そんなのあったっけ?」
時音「前に車の中で会った時に新しく出来てたの、見つけたよ。気づかなかった?」
毎日自分の顔は洗面台で見ているはずだけど、全く気づかなかった。
眉メイクも濃いめの眉だからあんまりしたことないし、うぶ毛も脱毛で出てこないからまじまじ見ることはなかったな。
幸来未「私は時音の鼻が好き。サクランボみたい。」
私はずっとしてみたかった時音の鼻を甘噛みしてみると、時音は驚いて顔を逃した。
時音「メ、メイク乗ってるから…。」
幸来未「時音のびっくりしてる顔、可愛くて好きだよ。」
私は驚いたままの時音にキスして自分で腰を踊らせると、時音はずっと我慢していたからかとても気持ち良さそうな音を一度漏らした。
幸来未「その声も好き。いっぱい聞きたい。」
時音「はず…、かしいから…ぁ。」
そう言って時音はメイクが乗っているという顔を赤らめさせて、私の好きが溢れる顔と声を出してくれた。
幸来未「今の時音、好き…っ。可愛くていきそ…。」
私はずっと恥ずかしがっている時音の漏れる声とどんどん硬くなっていくエクレア感じて自分の快楽を勝手に動く腰に委ねていると、時音がその腰を押しつぶすように抱き寄せて私をソファーに寝転がらせた。
時音「カッコいいって言ってほしい…。」
少し悔しそうにして顔を赤らめている時音はとてもたくましくなった腕で私の腕を頭上にあげると、片手で手首を拘束して、片手で私の片足を思いっきりあげた。
時音「幸来未の全部見える…、可愛い過ぎ…。」
時音は拘束されて動けない私の体を舐めるように見ながら私の好きなスローダンスをして、私の感じている顔も見てエクレアをパンパンのアツアツにする。
幸来未「…みないで。」
時音「私のこと見てって言ったでしょ。幸来未の全部、知れるように全部見る。」
そう言って時音は私のお腹を強く突き上げて、お腹の中でエクレアをぷるぷる震わせた。
時音「……でも、今は限界。」
幸来未「うんっ。いいよ。」
私は時音が自由に動けるように脚を時音の太もも裏に置き、余裕のない時音の顔を見て果てると時音は久しぶりに私の口の中にクリームを入れた。
それを私は入念に舐めとって、また残ったクリームを搾り取ると時音は乱暴にソファーに体を預けた。
幸来未「もう1回?」
時音「…まって。しんじゃう。」
幸来未「フランスではオーガズムのこと、小さな死って言うらしいよ。」
時音「それ…、なんかのドラマできいた。」
と、時音はとろけた目でチョコチップをいじろうとしていた胸の上にいる私を見た。
幸来未「私もドラマで知った。時音とはあのシネマバーでしかちゃんと映画見たことなかったね。」
時音「たしかに…。スケジュール、落ち着いたら一緒に観に行こ?」
幸来未「うん。けど、どうせなら時音が映画デビューした時に見たいかも。」
時音「…出れるかな。」
幸来未「ちゃんとした努力を繰り返してれば時音なら出れるよ。ハリウッド目指すんでしょ?」
時音「英語、ちょっと勉強した。」
幸来未「聞きたい。」
私がそう言うと時音は体を起こして、英文を思い出すように空を見上げてから私の目をまっすぐ見た。
時音「Hey My sugar,I Love you more then you’ll ever know.」
私が思っていたよりも流暢で綺麗な発音で砂糖を愛してると言った時音に驚いてしまい、私は思わず首を傾げる。
幸来未「発音すごく綺麗だね。前の『ぐらんで』の人とは思えない。」
時音「…幸来未も英語苦手?」
と、時音は私の褒めた言葉に対して少し不服そうな顔をしてそう質問してきた。
幸来未「赤点ギリギリだったけど、洋画観てたらヒアリングだけ90点いったことある。」
時音「だったら先生の採点ミスだね。全然聞き取れてないもん。」
そう言って時音は拗ねた顔をしてそばにあったココアを口に入れた。
幸来未「え?砂糖が大好きって言ったんでしょ?」
時音「幸来未も英語の勉強してくださいっ。」
と言って時音はテーブル下の収納から英会話の冊子を取り出し、私の膝に置いた。
時音「次会った時、もう1回言うから聞き取れるようにしてきてください。」
幸来未「…分かったよ。なるべく頑張る。」
時音「なるべくじゃなくて、ちゃんとね。」
幸来未「はー…い。」
私は社会人になって初めての宿題を出されてしまった腹いせに、まだ休憩しようとしていた時音に抱きつき時間いっぱい一緒にいられる時間を楽しんだ。
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