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リミットシュガー
275:03:08
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悠雪さんのご飯、えぐうまっ。
私はデザートのフォンダンショコラとおつまみを食べながらリビングで悠雪さんオススメの映画を見ていると、お風呂上がりの悠雪さんが私の隣にやってきた。
悠雪「幸来未も入ってく?」
幸来未「乳液ある?」
悠雪「メイク落としならあるよ?」
私が欲しいと思ってたものを口に出した悠雪さんに思わず声を出して驚く。
幸来未「なんであるの?」
悠雪「気づかない?俺、ちょっと化粧してるよ?」
私は悠雪さんの肌をじっとよく見てみると、さっきまで気づかなかった小さなニキビが3つあった。
悠雪「浮気はしないよ。そんな奴だと思ってた?」
と、悠雪さんは私にキス一歩手前まで近づき、わざとらしく悲しそうな顔をする。
悠雪「俺は一途。幸来未は?」
そう聞きながら悠雪さんは私の唇に軽くキスすると首を傾げながら私の目の奥を見るようにじっと見つめてきた。
幸来未「浮気は好きじゃないよ。」
私も悠雪さんにキスしようと顔を近づけると、その顔を悠雪さんにキャッチされてミントチョコの味が口いっぱいに広がる。
悠雪「幸来未、美味しい…っ。ラッピング開けちゃうね。」
目がさっきよりもとろけている悠雪さんは私の髪を片手でまとめ上げるともう片方でジリジリとドレスのファスナーを下げ始める。
…付き合ってから何日でこういうことするんだろう?
ふと、普通のお付き合いの仕方を知りたくなった私は悠雪さんのスウェットパンツの紐に手をかけてるのをやめて悠雪さんの首に抱きつく。
幸来未「元彼さんともこのくらいでした?」
悠雪「このくらい?」
幸来未「期間のこと。」
悠雪「んー…、まあ1ヶ月は経ってないかも。」
私の突然の質問に悠雪さんの答える声がとっても素っ気なく聞こえるのは気のせいだろうか。
幸来未「私、お風呂入ってからがいいかも。」
悠雪「俺は今と後がいいかな。」
…何回する気なの?
幸来未「ベッドがいい。」
悠雪「映画見終わってないよ。」
様子がおかしい私に気づいた悠雪さんはプチっとブラのフォックを外し、ドレスの下に手を入れてタイツとパンツを脱がし始めた。
悠雪「俺、結構長いの。映画見終わる辺りでベッド行くのがちょうどいいんだ。」
どういうこと…?
遅漏ってやつ?
嫌ってわけじゃないけど、この映画ちゃんと見たかったな。
私は悠雪さんに中途半端に剥がされたドレスを腹巻きにしてお腹を温めたまま、悠雪さんの唇の小雨を全身に浴びる。
けど、その唇はみんながいつも吸い付くチョコチップとグミには一度も落ちてこない。
そのもどかしさが頂点に達する頃、悠雪さんはエンドロールが流れ始めたTV画面を見ながら水分を摂る。
悠雪「幸来未も飲む?」
と、何も触れられてないのに勝手に腰が動いてしまう私に悠雪さんは何も気にせず聞いてきた。
私は声を出す余裕もないので首だけ横に振り、脚をキュッと閉じると同時に私のシュガーコーティングがじゅわっと溢れ出た。
…こんなに濡れたことないのに。
大半はただ入れるだけで終わりなのに。
悠雪さんは自分の快楽より相手の反応を見て楽しんでる感じがする。
これ、ベッドに行ったらどうなる…?
私、ちゃんと意識あるかな?
悠雪「じゃあ幸来未がおねだりしてたベッド行こっか。」
私がぐるぐる考えてる間に悠雪さんは立ち上がり、私を抱き上げるとそのままベッドに寝かせて覆いかぶさってきた。
悠雪「ドレスのクリーニング代はちゃんと出すからこのまましていい?」
そう言いながら悠雪さんは湯けむりのような優しい笑顔をしながら私のマカロンの皮を2つの指で雲を遊ぶように撫で回す。
幸来未「…も、ぅ。…いかせて。」
悠雪「これからいっぱい一緒に気持ちよくなるから焦らないでね。」
私はそう言った悠雪さんのマシュマロ入りホットチョコみたいな笑顔に胸がぎゅっと掴まれてしまった。
環流 虹向/23:48
私はデザートのフォンダンショコラとおつまみを食べながらリビングで悠雪さんオススメの映画を見ていると、お風呂上がりの悠雪さんが私の隣にやってきた。
悠雪「幸来未も入ってく?」
幸来未「乳液ある?」
悠雪「メイク落としならあるよ?」
私が欲しいと思ってたものを口に出した悠雪さんに思わず声を出して驚く。
幸来未「なんであるの?」
悠雪「気づかない?俺、ちょっと化粧してるよ?」
私は悠雪さんの肌をじっとよく見てみると、さっきまで気づかなかった小さなニキビが3つあった。
悠雪「浮気はしないよ。そんな奴だと思ってた?」
と、悠雪さんは私にキス一歩手前まで近づき、わざとらしく悲しそうな顔をする。
悠雪「俺は一途。幸来未は?」
そう聞きながら悠雪さんは私の唇に軽くキスすると首を傾げながら私の目の奥を見るようにじっと見つめてきた。
幸来未「浮気は好きじゃないよ。」
私も悠雪さんにキスしようと顔を近づけると、その顔を悠雪さんにキャッチされてミントチョコの味が口いっぱいに広がる。
悠雪「幸来未、美味しい…っ。ラッピング開けちゃうね。」
目がさっきよりもとろけている悠雪さんは私の髪を片手でまとめ上げるともう片方でジリジリとドレスのファスナーを下げ始める。
…付き合ってから何日でこういうことするんだろう?
ふと、普通のお付き合いの仕方を知りたくなった私は悠雪さんのスウェットパンツの紐に手をかけてるのをやめて悠雪さんの首に抱きつく。
幸来未「元彼さんともこのくらいでした?」
悠雪「このくらい?」
幸来未「期間のこと。」
悠雪「んー…、まあ1ヶ月は経ってないかも。」
私の突然の質問に悠雪さんの答える声がとっても素っ気なく聞こえるのは気のせいだろうか。
幸来未「私、お風呂入ってからがいいかも。」
悠雪「俺は今と後がいいかな。」
…何回する気なの?
幸来未「ベッドがいい。」
悠雪「映画見終わってないよ。」
様子がおかしい私に気づいた悠雪さんはプチっとブラのフォックを外し、ドレスの下に手を入れてタイツとパンツを脱がし始めた。
悠雪「俺、結構長いの。映画見終わる辺りでベッド行くのがちょうどいいんだ。」
どういうこと…?
遅漏ってやつ?
嫌ってわけじゃないけど、この映画ちゃんと見たかったな。
私は悠雪さんに中途半端に剥がされたドレスを腹巻きにしてお腹を温めたまま、悠雪さんの唇の小雨を全身に浴びる。
けど、その唇はみんながいつも吸い付くチョコチップとグミには一度も落ちてこない。
そのもどかしさが頂点に達する頃、悠雪さんはエンドロールが流れ始めたTV画面を見ながら水分を摂る。
悠雪「幸来未も飲む?」
と、何も触れられてないのに勝手に腰が動いてしまう私に悠雪さんは何も気にせず聞いてきた。
私は声を出す余裕もないので首だけ横に振り、脚をキュッと閉じると同時に私のシュガーコーティングがじゅわっと溢れ出た。
…こんなに濡れたことないのに。
大半はただ入れるだけで終わりなのに。
悠雪さんは自分の快楽より相手の反応を見て楽しんでる感じがする。
これ、ベッドに行ったらどうなる…?
私、ちゃんと意識あるかな?
悠雪「じゃあ幸来未がおねだりしてたベッド行こっか。」
私がぐるぐる考えてる間に悠雪さんは立ち上がり、私を抱き上げるとそのままベッドに寝かせて覆いかぶさってきた。
悠雪「ドレスのクリーニング代はちゃんと出すからこのまましていい?」
そう言いながら悠雪さんは湯けむりのような優しい笑顔をしながら私のマカロンの皮を2つの指で雲を遊ぶように撫で回す。
幸来未「…も、ぅ。…いかせて。」
悠雪「これからいっぱい一緒に気持ちよくなるから焦らないでね。」
私はそう言った悠雪さんのマシュマロ入りホットチョコみたいな笑顔に胸がぎゅっと掴まれてしまった。
環流 虹向/23:48
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