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最高の手土産
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「やっぱりエレインの淹れた茶は美味いなぁ」
「勿論ここまで来たのですから手土産の3つや4つはあるのでございましょう?」
「お、そうだった忘れていた。すまない。持ってこさせよう」
ゼェゼェと従者が息をしていたのはこれが原因だったかとエレイン従者に合掌。
どさっと下ろされた王太子殿下からのお土産は、漫画のお伴。炭酸飲料のようですね。
「まぁ!ファ●タのフルーツパンチではありませんか!」
「あぁ、それだけではないぞ、これを見てみろ」
「そっそれは…鉄骨●料ではありませんか!!鉄骨、鉄骨、鉄●飲料~♪」
「探すのは苦労したぞ。まぁキスの1つで我慢できるがな」
「でしたらそこにいる馬としてくださいまし!まぁまぁ!これは!!」
「ジョニ黒とジョニ赤まであるじゃないですか。しかもラブホによくある超ミニ小瓶!」
なぜそれがラブホによくあるのかを知っているのかはエレインだけの秘密である。
ちなみに鋼鉄の処女であるのは作者が保証する。間違いない。
「しかし‥‥本当にここは何もないな。不便をしていないか?」
「は?何を仰っていますの。物が溢れておりますわ」
「どこに?」
「先ずは山!見渡す限り四方は山!そして川!源流に近いんですのよ?その上この空気!これ以上の物がありまして?」
「まさか…ここに永住しようとか思っていないだろうな?」
「何を仰っていますの?ここは契約をして住んでいるだけですわ。期日が来れば明け渡すのは当たり前。赤札物件になって別の買い手が決まっても居座る輩と一緒にしないでくださいまし」
王太子殿下は従者に命じて書類を持ってこさせ、テーブルの上に置きます。
持ってきてくれたドロリ●チをじゅるじゅると飲んでおります。
時々、ストローに引っかかると吸引力との勝負になるドロリ●チです。
「なんですの?この書類」
「お前の家は取り潰しになったからその報告書だ」
「あら?まだ1か月もしておりませんのに?」
「毎日借金取りが押しかけたらあっという間だろう」
「ふーん…(ジュルッ…取れた♡)」
「案外、冷たいんだな」
「温かくする理由があるとお思いで?」
「オヤジ殿はエレインを探しているそうだぞ?古物商を訪ね歩いているそうだ」
「わたくし、中古品として売りに出されていると思っているのかしら?」
「いや、お前のレトロ好きからだろう?」
「今の時代、店に行かなくても入荷情報は判りますし送ってもらえるから店にはいかないんですけどねぇ」
遠い目をして放牧された馬を見ているエレイン。王太子殿下は優しく見守るように見つめています。
いい雰囲気なのですが・・・
「殿下、わたくしは人妻です」
ぴしゃりと言い放ちます。
「判っている。だがここを出たら…奥さんっ…奥さんっ…ハァァッ」
「変態ですよ?エロビの見過ぎ」
「いや、最近はビデオではない。レーザーディスクだ」
「えっ‥‥(滝汗)」
得意気な王太子殿下ですが、エレインドン引きしております。
LP版くらいの大きさのジャケット…無駄に場所を取ってしまうレーザーディスク。
「な、何故DVDにしなかったのですか!」
そう、DVDなら大きさはCDサイズなのでコンパクトなのに・・。
「だって、また買ったのがブルーレイだと見られないじゃないか」
気持ちはわかりますが、レーザーディスクの方が消えていくの早いですよ。
あんまりタイトルも出ていなくてセ●サターンのようなものなのに。
まぁ、VHSとベータでやらかした王太子殿下は2大巨頭の商品は躊躇するのでしょう。
2つとも買えばいいだけですが、コレクションのソフトに小遣いを費やすのでハードは慎重になるようです。
ただ、その慎重さが、消えていくやつばっか選んでるのはある意味才能とも言えるでしょう。
「ところで、あいつは来ないのか?」
説明を受けていないのでしょう。王太子はここにパトリックが付いて来なかったのが不思議なようです。
「あの方にはお連れ様がいますよ?見ませんでした?」
「え?まさかと思うかあのピンク頭か?」
「そうですわよ?」
「いや、俺はあのタイプはダメなんだ」
「そうですよねぇ。人の物でもあれは人妻じゃないですし」
「いやそう言うのは抜きにしても、あの媚びるような目はダメだ」
「迫られたんですの?殿下に?趣味疑いますわね」
「言っておくがこれでも顔面偏差値は高いと言われているぞ?」
「知ってますわよ。人妻シリーズがなければ完璧ですもの」
「起きたら部屋に入れろと喚いていて驚いた」
「画面から這い出てくるよりはマシでしょうに」
「そっちは違う意味で怖いし驚くだろうが」
一応備えている客間で殿下と従者さん達にはお泊り頂いて2日目は皆で川で釣りを楽しみます。
「殿下ぁ!見てくださいまし!ヤマメですわぁ!」
塩焼きしたヤマメを焚火で焼いてみんなでパクリ。
人と食べる食事も美味しいわね。大自然最高!っとエレイン大満足。
予定の3日を4日に延長したのでエレインは転移魔法でパトリックの屋敷まで殿下たちを飛ばします。
「お前は行かなくていいのか?」
「必要がございませんもの。では御機嫌よう」
「あ、待て!忘れていた」
ごそごそと袋から取り出したのは単一の乾電池。ウワォ!と喜ぶエレインは思わず殿下に抱き着きます。
王太子殿下従者に向かってグっと親指立ててます。
従者も同じくグっと親指立ててますね。
「ありがとうぉ!発電設備がないからラジカセが聞けなくなるところだったわ!」
滞在期間で最高の笑みとハグを同時にもらった王太子殿下は転移魔法で帰っていきました。
「勿論ここまで来たのですから手土産の3つや4つはあるのでございましょう?」
「お、そうだった忘れていた。すまない。持ってこさせよう」
ゼェゼェと従者が息をしていたのはこれが原因だったかとエレイン従者に合掌。
どさっと下ろされた王太子殿下からのお土産は、漫画のお伴。炭酸飲料のようですね。
「まぁ!ファ●タのフルーツパンチではありませんか!」
「あぁ、それだけではないぞ、これを見てみろ」
「そっそれは…鉄骨●料ではありませんか!!鉄骨、鉄骨、鉄●飲料~♪」
「探すのは苦労したぞ。まぁキスの1つで我慢できるがな」
「でしたらそこにいる馬としてくださいまし!まぁまぁ!これは!!」
「ジョニ黒とジョニ赤まであるじゃないですか。しかもラブホによくある超ミニ小瓶!」
なぜそれがラブホによくあるのかを知っているのかはエレインだけの秘密である。
ちなみに鋼鉄の処女であるのは作者が保証する。間違いない。
「しかし‥‥本当にここは何もないな。不便をしていないか?」
「は?何を仰っていますの。物が溢れておりますわ」
「どこに?」
「先ずは山!見渡す限り四方は山!そして川!源流に近いんですのよ?その上この空気!これ以上の物がありまして?」
「まさか…ここに永住しようとか思っていないだろうな?」
「何を仰っていますの?ここは契約をして住んでいるだけですわ。期日が来れば明け渡すのは当たり前。赤札物件になって別の買い手が決まっても居座る輩と一緒にしないでくださいまし」
王太子殿下は従者に命じて書類を持ってこさせ、テーブルの上に置きます。
持ってきてくれたドロリ●チをじゅるじゅると飲んでおります。
時々、ストローに引っかかると吸引力との勝負になるドロリ●チです。
「なんですの?この書類」
「お前の家は取り潰しになったからその報告書だ」
「あら?まだ1か月もしておりませんのに?」
「毎日借金取りが押しかけたらあっという間だろう」
「ふーん…(ジュルッ…取れた♡)」
「案外、冷たいんだな」
「温かくする理由があるとお思いで?」
「オヤジ殿はエレインを探しているそうだぞ?古物商を訪ね歩いているそうだ」
「わたくし、中古品として売りに出されていると思っているのかしら?」
「いや、お前のレトロ好きからだろう?」
「今の時代、店に行かなくても入荷情報は判りますし送ってもらえるから店にはいかないんですけどねぇ」
遠い目をして放牧された馬を見ているエレイン。王太子殿下は優しく見守るように見つめています。
いい雰囲気なのですが・・・
「殿下、わたくしは人妻です」
ぴしゃりと言い放ちます。
「判っている。だがここを出たら…奥さんっ…奥さんっ…ハァァッ」
「変態ですよ?エロビの見過ぎ」
「いや、最近はビデオではない。レーザーディスクだ」
「えっ‥‥(滝汗)」
得意気な王太子殿下ですが、エレインドン引きしております。
LP版くらいの大きさのジャケット…無駄に場所を取ってしまうレーザーディスク。
「な、何故DVDにしなかったのですか!」
そう、DVDなら大きさはCDサイズなのでコンパクトなのに・・。
「だって、また買ったのがブルーレイだと見られないじゃないか」
気持ちはわかりますが、レーザーディスクの方が消えていくの早いですよ。
あんまりタイトルも出ていなくてセ●サターンのようなものなのに。
まぁ、VHSとベータでやらかした王太子殿下は2大巨頭の商品は躊躇するのでしょう。
2つとも買えばいいだけですが、コレクションのソフトに小遣いを費やすのでハードは慎重になるようです。
ただ、その慎重さが、消えていくやつばっか選んでるのはある意味才能とも言えるでしょう。
「ところで、あいつは来ないのか?」
説明を受けていないのでしょう。王太子はここにパトリックが付いて来なかったのが不思議なようです。
「あの方にはお連れ様がいますよ?見ませんでした?」
「え?まさかと思うかあのピンク頭か?」
「そうですわよ?」
「いや、俺はあのタイプはダメなんだ」
「そうですよねぇ。人の物でもあれは人妻じゃないですし」
「いやそう言うのは抜きにしても、あの媚びるような目はダメだ」
「迫られたんですの?殿下に?趣味疑いますわね」
「言っておくがこれでも顔面偏差値は高いと言われているぞ?」
「知ってますわよ。人妻シリーズがなければ完璧ですもの」
「起きたら部屋に入れろと喚いていて驚いた」
「画面から這い出てくるよりはマシでしょうに」
「そっちは違う意味で怖いし驚くだろうが」
一応備えている客間で殿下と従者さん達にはお泊り頂いて2日目は皆で川で釣りを楽しみます。
「殿下ぁ!見てくださいまし!ヤマメですわぁ!」
塩焼きしたヤマメを焚火で焼いてみんなでパクリ。
人と食べる食事も美味しいわね。大自然最高!っとエレイン大満足。
予定の3日を4日に延長したのでエレインは転移魔法でパトリックの屋敷まで殿下たちを飛ばします。
「お前は行かなくていいのか?」
「必要がございませんもの。では御機嫌よう」
「あ、待て!忘れていた」
ごそごそと袋から取り出したのは単一の乾電池。ウワォ!と喜ぶエレインは思わず殿下に抱き着きます。
王太子殿下従者に向かってグっと親指立ててます。
従者も同じくグっと親指立ててますね。
「ありがとうぉ!発電設備がないからラジカセが聞けなくなるところだったわ!」
滞在期間で最高の笑みとハグを同時にもらった王太子殿下は転移魔法で帰っていきました。
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