14 / 56
宿に夫、妻は野宿
しおりを挟む
ゆっくりと馬車の中でこれからの事を話す予定でしたが別行動になってしまった2人。
勿論エレインとパトリックでございます。
なかなか先に出たエレインを見つけられないパトリック御一行は急いだこともあり予定していた宿から次の宿場町に宿を取るようにしました。
夕食の時刻を少し過ぎておりますが、宿も空室があり全員がベッドで体を休めます。
「元々の予定の宿場町に泊ったのだろうか?」
「ですが我々が急いだのもありますが16時頃でしたらチェックインが17時ですし先に進まれたかと」
「まぁ、見知らぬ土地だし特にここには名物もないからなぁ」
そこに他の宿にエレインが宿泊をしていないか問い合わせに回った従者が戻ってきます。
「どうやらこの宿場町には宿泊はされていないようです」
女性の一人旅というのは結構目立つものですが、女性の4人でかなりの高齢マダムという組しかいないようです。
「いったい、何処に。やはり迷ってしまったのか」
「ですが、私の書いた地図を持っていますし大丈夫では?」
「それが一番不安材料だがな」
「大丈夫ですよ。濡れても滲まないインクを使ってますし紙も破れにくいやつですから」
「そっちの心配は全くない。むしろ破れて滲んで使えないほうが安心するくらいだ」
パトリックなりに心配をしているようですが・・・。
「リリシアのようにおとなしく馬車に乗ってくれればよかったのに」
ポツリと呟きます。
「リリシア様ねぇ‥‥」
「どうかしたのか?」
「いえ、前日に出発はされましたが、かなりのお買い物をされていて荷馬車の台数が増えたそうですよ」
「何か買うものがあったのか?」
「そりゃ、辺境の地に来る業者と王都の業者は違いますからね。ドレスだけでも15着。宝飾品も絵画も色々買われたようですよ。来月以降の請求書が心配です」
「そうか、来月以降は彼女の分も入るしな」
「女性2人となると‥‥他の予算を減らさねばなりませんがどうします?」
毎月のリリシアの買い物の額は辺境の屋敷の使用人全員の3,4か月分の給与に匹敵する額です。
おそらく王都での買い物だけでも2年分くらいの額になりそうだと従者は頭を抱えます。
すでに使用人の昇給は無くなる事が決まっていますし、今回王都に来る時に何頭も結構いい馬を連れてきて返済に充てるための金にするのに売ってしまいました。
今いる仔馬が売れるようになるまでは2,3年かかるでしょう。
「せめて半年くらい今ある物で我慢するとか、1回しか着ないドレスは売るとかしてくれませんかね」
「リリシアが着たものを売れというのか?変態男が買ったらどうするんだ?」
「さぁ‥‥(色んな男を股に咥えるよりマシじゃね?)」
喉元まで出かかったリリシアの裏の顔を伝えたくなりますがグッと我慢。
この従者もパトリックが辺境から王都に帰れば王宮の仕事に戻れます。
辺境から戻れなければ、戻るまで就いているしか仕事がないのです。
そう、今この国は就職氷河期でもあるのです。
なのでこの女、ブン殴ってやろうかと何度も思いましたが王都には実家に一時帰って貰っている妻と子がいるのです。生活費を稼ぐためにはグッと我慢をしているだけです。
翌朝は早めに出発する事にして21時にはフカフカのベッドでぐっすりと疲れを取ります。
一方エレイン。飛ばしたこともあっておそらくは明日の昼過ぎには辺境の屋敷には到達する位置まで進んでいます。
現在パトリック御一行よりも30キロほど進んだ位置まで来ておりますが若いとは言え馬も疲れます。
周りを見ても宿は一軒もありませんので野宿です。
「確か…マジック厩舎に飼い葉を多く買ってたと思うんだけど…」
ゴソゴソとポケットの中を覗き込み、元気そうな馬とヤギを見てニッコリしながら飼い葉を手にします。
泉に連れていき、馬に水を飲ませて簡易の柵を作っていきます。
当然手元が暗いので照明弾と称して火魔法で上空にミニ火玉を上げております。
DIYは侯爵家にいた時から屋根の修理などやっていましたのでお手の物。
あっという間に馬用の柵が出来上がります。
飼い葉を置いて、水をたっぷり飲んだ馬を連れてきて柵の中に居れると自分の番です。
マジック納戸から簡易テントと寝袋を出しワンタッチで広がるテントを飛ばないようにペグを打ち込んでカラビナでロープを使って固定をします。今夜風でゴロゴロ転がっては眠れませんからね。
食事も簡単です。マジック保管庫から焼きたてパンと野菜、それからスライスしてもらった肉を出し、肉に塩コショウをして枝にグサっとさすと、集めた枝をこんもり持ったら上空に上げた照明弾の火を下ろせば焚火の出来上がりです。
焚火で肉をコンガリ焼き上げれば出来上がり。
ジューシーな肉汁と焼きたてパン、キュウリ、トマトを交互に食べて夕食完了です。
「辺境の中の辺境かぁ…何をして過ごそうかなぁ…牧場は決定だとして、畑でも作るかぁ」
星空を眺めながら誰にも邪魔されない食事に読書タイム。
どうせ誰も見ていないからと、火魔法と風魔法を使って泉の水をシャワーにして体を洗います。
思いっきり馬を走らせたので結構髪の毛の中に砂が入っています。
ザラザラが無くなるまでしっかりすすぎ、シャンプーにトリートメント。
最後に温風にして体と髪を乾かしたら、馬の柵の周りに防御魔法を張った後はテントに入って寝袋に潜り込みます。
リーリー♪リーリー♪
虫の音を聞きながら読書タイム。今日はバナ●フィッシュのようですね。
相変わらずうつ伏せになって足を寝袋ごとなのでバタフライのような感じでバッサバッサ。
エレインのトランクの漫画ジャンルの構成はどうなっているのか知りたいくらいです。
勿論エレインとパトリックでございます。
なかなか先に出たエレインを見つけられないパトリック御一行は急いだこともあり予定していた宿から次の宿場町に宿を取るようにしました。
夕食の時刻を少し過ぎておりますが、宿も空室があり全員がベッドで体を休めます。
「元々の予定の宿場町に泊ったのだろうか?」
「ですが我々が急いだのもありますが16時頃でしたらチェックインが17時ですし先に進まれたかと」
「まぁ、見知らぬ土地だし特にここには名物もないからなぁ」
そこに他の宿にエレインが宿泊をしていないか問い合わせに回った従者が戻ってきます。
「どうやらこの宿場町には宿泊はされていないようです」
女性の一人旅というのは結構目立つものですが、女性の4人でかなりの高齢マダムという組しかいないようです。
「いったい、何処に。やはり迷ってしまったのか」
「ですが、私の書いた地図を持っていますし大丈夫では?」
「それが一番不安材料だがな」
「大丈夫ですよ。濡れても滲まないインクを使ってますし紙も破れにくいやつですから」
「そっちの心配は全くない。むしろ破れて滲んで使えないほうが安心するくらいだ」
パトリックなりに心配をしているようですが・・・。
「リリシアのようにおとなしく馬車に乗ってくれればよかったのに」
ポツリと呟きます。
「リリシア様ねぇ‥‥」
「どうかしたのか?」
「いえ、前日に出発はされましたが、かなりのお買い物をされていて荷馬車の台数が増えたそうですよ」
「何か買うものがあったのか?」
「そりゃ、辺境の地に来る業者と王都の業者は違いますからね。ドレスだけでも15着。宝飾品も絵画も色々買われたようですよ。来月以降の請求書が心配です」
「そうか、来月以降は彼女の分も入るしな」
「女性2人となると‥‥他の予算を減らさねばなりませんがどうします?」
毎月のリリシアの買い物の額は辺境の屋敷の使用人全員の3,4か月分の給与に匹敵する額です。
おそらく王都での買い物だけでも2年分くらいの額になりそうだと従者は頭を抱えます。
すでに使用人の昇給は無くなる事が決まっていますし、今回王都に来る時に何頭も結構いい馬を連れてきて返済に充てるための金にするのに売ってしまいました。
今いる仔馬が売れるようになるまでは2,3年かかるでしょう。
「せめて半年くらい今ある物で我慢するとか、1回しか着ないドレスは売るとかしてくれませんかね」
「リリシアが着たものを売れというのか?変態男が買ったらどうするんだ?」
「さぁ‥‥(色んな男を股に咥えるよりマシじゃね?)」
喉元まで出かかったリリシアの裏の顔を伝えたくなりますがグッと我慢。
この従者もパトリックが辺境から王都に帰れば王宮の仕事に戻れます。
辺境から戻れなければ、戻るまで就いているしか仕事がないのです。
そう、今この国は就職氷河期でもあるのです。
なのでこの女、ブン殴ってやろうかと何度も思いましたが王都には実家に一時帰って貰っている妻と子がいるのです。生活費を稼ぐためにはグッと我慢をしているだけです。
翌朝は早めに出発する事にして21時にはフカフカのベッドでぐっすりと疲れを取ります。
一方エレイン。飛ばしたこともあっておそらくは明日の昼過ぎには辺境の屋敷には到達する位置まで進んでいます。
現在パトリック御一行よりも30キロほど進んだ位置まで来ておりますが若いとは言え馬も疲れます。
周りを見ても宿は一軒もありませんので野宿です。
「確か…マジック厩舎に飼い葉を多く買ってたと思うんだけど…」
ゴソゴソとポケットの中を覗き込み、元気そうな馬とヤギを見てニッコリしながら飼い葉を手にします。
泉に連れていき、馬に水を飲ませて簡易の柵を作っていきます。
当然手元が暗いので照明弾と称して火魔法で上空にミニ火玉を上げております。
DIYは侯爵家にいた時から屋根の修理などやっていましたのでお手の物。
あっという間に馬用の柵が出来上がります。
飼い葉を置いて、水をたっぷり飲んだ馬を連れてきて柵の中に居れると自分の番です。
マジック納戸から簡易テントと寝袋を出しワンタッチで広がるテントを飛ばないようにペグを打ち込んでカラビナでロープを使って固定をします。今夜風でゴロゴロ転がっては眠れませんからね。
食事も簡単です。マジック保管庫から焼きたてパンと野菜、それからスライスしてもらった肉を出し、肉に塩コショウをして枝にグサっとさすと、集めた枝をこんもり持ったら上空に上げた照明弾の火を下ろせば焚火の出来上がりです。
焚火で肉をコンガリ焼き上げれば出来上がり。
ジューシーな肉汁と焼きたてパン、キュウリ、トマトを交互に食べて夕食完了です。
「辺境の中の辺境かぁ…何をして過ごそうかなぁ…牧場は決定だとして、畑でも作るかぁ」
星空を眺めながら誰にも邪魔されない食事に読書タイム。
どうせ誰も見ていないからと、火魔法と風魔法を使って泉の水をシャワーにして体を洗います。
思いっきり馬を走らせたので結構髪の毛の中に砂が入っています。
ザラザラが無くなるまでしっかりすすぎ、シャンプーにトリートメント。
最後に温風にして体と髪を乾かしたら、馬の柵の周りに防御魔法を張った後はテントに入って寝袋に潜り込みます。
リーリー♪リーリー♪
虫の音を聞きながら読書タイム。今日はバナ●フィッシュのようですね。
相変わらずうつ伏せになって足を寝袋ごとなのでバタフライのような感じでバッサバッサ。
エレインのトランクの漫画ジャンルの構成はどうなっているのか知りたいくらいです。
67
お気に入りに追加
4,346
あなたにおすすめの小説
侯爵夫人のハズですが、完全に無視されています
猫枕
恋愛
伯爵令嬢のシンディーは学園を卒業と同時にキャッシュ侯爵家に嫁がされた。
しかし婚姻から4年、旦那様に会ったのは一度きり、大きなお屋敷の端っこにある離れに住むように言われ、勝手な外出も禁じられている。
本宅にはシンディーの偽物が奥様と呼ばれて暮らしているらしい。
盛大な結婚式が行われたというがシンディーは出席していないし、今年3才になる息子がいるというが、もちろん産んだ覚えもない。
いじめられ続けた挙げ句、三回も婚約破棄された悪役令嬢は微笑みながら言った「女神の顔も三度まで」と
鳳ナナ
恋愛
伯爵令嬢アムネジアはいじめられていた。
令嬢から。子息から。婚約者の王子から。
それでも彼女はただ微笑を浮かべて、一切の抵抗をしなかった。
そんなある日、三回目の婚約破棄を宣言されたアムネジアは、閉じていた目を見開いて言った。
「――女神の顔も三度まで、という言葉をご存知ですか?」
その言葉を皮切りに、ついにアムネジアは本性を現し、夜会は女達の修羅場と化した。
「ああ、気持ち悪い」
「お黙りなさい! この泥棒猫が!」
「言いましたよね? 助けてやる代わりに、友達料金を払えって」
飛び交う罵倒に乱れ飛ぶワイングラス。
謀略渦巻く宮廷の中で、咲き誇るは一輪の悪の華。
――出てくる令嬢、全員悪人。
※小説家になろう様でも掲載しております。
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
私は王子のサンドバッグ
猫枕
恋愛
伯爵令嬢のローズは第二王子エリックの婚約者だった。王子の希望によって成された婚約のはずであったが、ローズは王子から冷たい仕打ちを受ける。
学園に入学してからは周囲の生徒も巻き込んで苛烈なイジメに発展していく。
伯爵家は王家に対して何度も婚約解消を申し出るが、何故か受け入れられない。
婚約破棄を言い渡されるまでの辛抱と我慢を続けるローズだったが、王子が憂さ晴らしの玩具を手放すつもりがないことを知ったローズは絶望して自殺を図る。
私も貴方を愛さない〜今更愛していたと言われても困ります
せいめ
恋愛
『小説年間アクセスランキング2023』で10位をいただきました。
読んでくださった方々に心から感謝しております。ありがとうございました。
「私は君を愛することはないだろう。
しかし、この結婚は王命だ。不本意だが、君とは白い結婚にはできない。貴族の義務として今宵は君を抱く。
これを終えたら君は領地で好きに生活すればいい」
結婚初夜、旦那様は私に冷たく言い放つ。
この人は何を言っているのかしら?
そんなことは言われなくても分かっている。
私は誰かを愛することも、愛されることも許されないのだから。
私も貴方を愛さない……
侯爵令嬢だった私は、ある日、記憶喪失になっていた。
そんな私に冷たい家族。その中で唯一優しくしてくれる義理の妹。
記憶喪失の自分に何があったのかよく分からないまま私は王命で婚約者を決められ、強引に結婚させられることになってしまった。
この結婚に何の希望も持ってはいけないことは知っている。
それに、婚約期間から冷たかった旦那様に私は何の期待もしていない。
そんな私は初夜を迎えることになる。
その初夜の後、私の運命が大きく動き出すことも知らずに……
よくある記憶喪失の話です。
誤字脱字、申し訳ありません。
ご都合主義です。
婚約者と義妹に裏切られたので、ざまぁして逃げてみた
せいめ
恋愛
伯爵令嬢のフローラは、夜会で婚約者のレイモンドと義妹のリリアンが抱き合う姿を見てしまった。
大好きだったレイモンドの裏切りを知りショックを受けるフローラ。
三ヶ月後には結婚式なのに、このままあの方と結婚していいの?
深く傷付いたフローラは散々悩んだ挙句、その場に偶然居合わせた公爵令息や親友の力を借り、ざまぁして逃げ出すことにしたのであった。
ご都合主義です。
誤字脱字、申し訳ありません。
婚約解消したら後悔しました
せいめ
恋愛
別に好きな人ができた私は、幼い頃からの婚約者と婚約解消した。
婚約解消したことで、ずっと後悔し続ける令息の話。
ご都合主義です。ゆるい設定です。
誤字脱字お許しください。
巻き戻り令嬢は長生きしたい。二度目の人生はあなた達を愛しません
せいめ
恋愛
「アナ、君と私の婚約を解消することに決まった」
王太子殿下は、今にも泣きそうな顔だった。
「王太子殿下、貴方の婚約者として過ごした時間はとても幸せでした。ありがとうございました。
どうか、隣国の王女殿下とお幸せになって下さいませ。」
「私も君といる時間は幸せだった…。
本当に申し訳ない…。
君の幸せを心から祈っているよ。」
婚約者だった王太子殿下が大好きだった。
しかし国際情勢が不安定になり、隣国との関係を強固にするため、急遽、隣国の王女殿下と王太子殿下との政略結婚をすることが決まり、私との婚約は解消されることになったのだ。
しかし殿下との婚約解消のすぐ後、私は王命で別の婚約者を決められることになる。
新しい婚約者は殿下の側近の公爵令息。その方とは個人的に話をしたことは少なかったが、見目麗しく優秀な方だという印象だった。
婚約期間は異例の短さで、すぐに結婚することになる。きっと殿下の婚姻の前に、元婚約者の私を片付けたかったのだろう。
しかし王命での結婚でありながらも、旦那様は妻の私をとても大切にしてくれた。
少しずつ彼への愛を自覚し始めた時…
貴方に好きな人がいたなんて知らなかった。
王命だから、好きな人を諦めて私と結婚したのね。
愛し合う二人を邪魔してごめんなさい…
そんな時、私は徐々に体調が悪くなり、ついには寝込むようになってしまった。後で知ることになるのだが、私は少しずつ毒を盛られていたのだ。
旦那様は仕事で隣国に行っていて、しばらくは戻らないので頼れないし、毒を盛った犯人が誰なのかも分からない。
そんな私を助けてくれたのは、実家の侯爵家を継ぐ義兄だった…。
毒で自分の死が近いことを悟った私は思った。
今世ではあの人達と関わったことが全ての元凶だった。もし来世があるならば、あの人達とは絶対に関わらない。
それよりも、こんな私を最後まで見捨てることなく面倒を見てくれた義兄には感謝したい。
そして私は死んだはずだった…。
あれ?死んだと思っていたのに、私は生きてる。しかもなぜか10歳の頃に戻っていた。
これはもしかしてやり直しのチャンス?
元々はお転婆で割と自由に育ってきたんだし、あの自分を押し殺した王妃教育とかもうやりたくたい。
よし!殿下や公爵とは今世では関わらないで、平和に長生きするからね!
しかし、私は気付いていなかった。
自分以外にも、一度目の記憶を持つ者がいることに…。
一度目は暗めですが、二度目の人生は明るくしたいです。
誤字脱字、申し訳ありません。
相変わらず緩い設定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる