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第十章 魔導国学園騒動
8話 学園の同僚
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魔導云々の事は正直ぼくからしたらどうでもいいけど、ダリアに学園での生活を体験させるのはありかもしれない。
そう思い、ソフィアが用意してくれた書類にサインを書くと詳しい話を彼女に任せてミオラームの元へと向かう。
「あら?レース様、思いの外早くお話が終わったのですわね?」
「うん、学園の教師になって欲しいって言われたけど、ダートやカエデに何も言わずに決めるのはどうかなって」
「それならダリアはどうしたのかしら?一緒に来たのにどうして一人なの?」
「ダリアは学園の生徒にならないかとソフィアに言われて、編入推薦を受ける事になったから、詳しい話を聞くために置いて来たよ」
「……それってちゃんと本人の意思を確認したのかしら?」
確認したのかって言われたら、しないでダリアに体験させた方が良いというぼくの考えで決めてしまった気がする。
「レース様?そういうのもちゃんとご家族で話し合わないとダメだと私は思いますわよ?」
「……え、あぁ、うん」
「反省してるなら良いですわ、ところで後で来て頂けたら話をと言いましたが……、学園の教師にレース様もなるのでしたら、これから同僚になるのですわ」
「同僚って……、マーシェンスの【賢王】ミオラーム・マーシェンスが?」
「えぇ、そうでしてよ?私っ!学園で身分を隠して魔導具の教師をすることになりましたのよ!」
凄いドヤ顔でいきなり同僚になると言われて、一生懸命胸を張って自分を大きく見せようとしているけど……、まだ幼い体系の少女がそうしてるのを見ると微笑ましい気持ちになる。
とはいえ……ただ身分を隠していたとしても、メセリーの学園は様々な国から入学する為に人が来るから、もしかしたらミオラームの事を知ってる人物がいてもおかしくない。
その場合、国に影武者を置いている意味が無くなるのではないだろうか。
そう思うと心配になるけど、マーシェンスの周辺諸国にマスカレイドが潜伏している国がある以上は彼女を長期間、帰国される訳にはいかないし、そう思うと尚の事正体がバレない方がいい気がする。
「えっと……ミオラーム、教師になるのは良いと思うけど、もしマーシェンスの【賢王】ミオラーム・マーシェンスってバレたらどうするの?」
「それは問題ありませんわ?だって、変装しますもの」
「変装って事は、偽装の魔導具を使ったりとか?」
「いえ、これですわっ!」
「えぇ……?」
ミオラームが背中に背負っている小さなリュックの中か顔全体を覆うガスマスクを着けると、黒い外套を羽織りフードを頭にかぶる。
その姿はまるで不審者その物で、変装だと分かっていても学園に向かうまでの間に捕まって拘束されるのではないだろうか。
「……ちょっと、不審者として拘束されそうで心配なんだけど」
「大丈夫ですわ!学園に着いてから着替えますもの」
「なら大丈夫だと思うけど」
「レース様は心配し過ぎですわ、あ……そういえば学園では心器を使うのを禁止させられてるから気を付けてですわよ?」
「……え?」
心器の使用が禁止という事は、もし学園内で争いが起きて戦うような事があったらどうすればいいのだろうか。
ぼくの通常時の能力では、魔術や治癒術が使えても魔力を使った肉体強化が不得手だからいきなり殴りかかられたりした場合抵抗できない可能性がある。
……一応、常日頃から心器の長杖を顕現させて【怪力】を発動させているおかげか、使っていない時でも多少は使えるようになった。
けど本来の性能の半分程度しか出力が出ない辺り、まだ練度が足りないのかもしれないから、やはり武器を持って襲われるとかあったら致命的だろう。
「けど、そうしたら急に襲われたら危ないんじゃないかな」
「急に襲われるって、レース様何を言ってますの?ここは戦場じゃないのですからそんな事起きませんわよ?」
「え?……あ、そっか」
「私はそういう大きな戦いを経験した事が無いから分かりませんけど、ここではメイディのような出来事は無いと思いますわよ?」
「うん、これに関してはぼくがおかしかったのかも……」
メイディで大きな戦闘を経験して、ありえない数の戦死者を見たせいでまだ感覚に日常生活に戻って来れて無いのかもしれない。
今までの戦いとは明らかに規模が違ったからしょうがない所はあるとは思うけど、正直ここまで影響が出ているのなら気を付けた方がいいだろう。
「それに学園内で何か問題が起きた場合、警備の方が対処してくれますから大丈夫ですわよ、ただ……請け負ってる授業中に問題が起きた時はその時に教師の判断で対処して良いそうなのですわよ?」
「対処して良いって、もしそれで魔術の打ち合いとかになったらどうするの?」
「さすがにそれは起きないとは思いますけど、レース様が受け持つ魔術や治癒術に関しては使い方を間違えると怪我だけでは済まない専門的な物ですわよね?多少であれば実力を見せても良いと思いますわよ?」
「……やり過ぎないか心配だけどいいのかな」
「そこらへんは迷ったら学園長である、【魔王】ソフィア・メセリー様に連絡すれば良いと思いますわよ?」
……ソフィアが学園長?、メセリーの王としての国務や領主としての仕事が忙しいのに学園長まで兼任するって大丈夫なのだろうかと彼女心配になるけど多分大丈夫だろう。
そう思いながらミオラームと雑談を続けるのだった。
そう思い、ソフィアが用意してくれた書類にサインを書くと詳しい話を彼女に任せてミオラームの元へと向かう。
「あら?レース様、思いの外早くお話が終わったのですわね?」
「うん、学園の教師になって欲しいって言われたけど、ダートやカエデに何も言わずに決めるのはどうかなって」
「それならダリアはどうしたのかしら?一緒に来たのにどうして一人なの?」
「ダリアは学園の生徒にならないかとソフィアに言われて、編入推薦を受ける事になったから、詳しい話を聞くために置いて来たよ」
「……それってちゃんと本人の意思を確認したのかしら?」
確認したのかって言われたら、しないでダリアに体験させた方が良いというぼくの考えで決めてしまった気がする。
「レース様?そういうのもちゃんとご家族で話し合わないとダメだと私は思いますわよ?」
「……え、あぁ、うん」
「反省してるなら良いですわ、ところで後で来て頂けたら話をと言いましたが……、学園の教師にレース様もなるのでしたら、これから同僚になるのですわ」
「同僚って……、マーシェンスの【賢王】ミオラーム・マーシェンスが?」
「えぇ、そうでしてよ?私っ!学園で身分を隠して魔導具の教師をすることになりましたのよ!」
凄いドヤ顔でいきなり同僚になると言われて、一生懸命胸を張って自分を大きく見せようとしているけど……、まだ幼い体系の少女がそうしてるのを見ると微笑ましい気持ちになる。
とはいえ……ただ身分を隠していたとしても、メセリーの学園は様々な国から入学する為に人が来るから、もしかしたらミオラームの事を知ってる人物がいてもおかしくない。
その場合、国に影武者を置いている意味が無くなるのではないだろうか。
そう思うと心配になるけど、マーシェンスの周辺諸国にマスカレイドが潜伏している国がある以上は彼女を長期間、帰国される訳にはいかないし、そう思うと尚の事正体がバレない方がいい気がする。
「えっと……ミオラーム、教師になるのは良いと思うけど、もしマーシェンスの【賢王】ミオラーム・マーシェンスってバレたらどうするの?」
「それは問題ありませんわ?だって、変装しますもの」
「変装って事は、偽装の魔導具を使ったりとか?」
「いえ、これですわっ!」
「えぇ……?」
ミオラームが背中に背負っている小さなリュックの中か顔全体を覆うガスマスクを着けると、黒い外套を羽織りフードを頭にかぶる。
その姿はまるで不審者その物で、変装だと分かっていても学園に向かうまでの間に捕まって拘束されるのではないだろうか。
「……ちょっと、不審者として拘束されそうで心配なんだけど」
「大丈夫ですわ!学園に着いてから着替えますもの」
「なら大丈夫だと思うけど」
「レース様は心配し過ぎですわ、あ……そういえば学園では心器を使うのを禁止させられてるから気を付けてですわよ?」
「……え?」
心器の使用が禁止という事は、もし学園内で争いが起きて戦うような事があったらどうすればいいのだろうか。
ぼくの通常時の能力では、魔術や治癒術が使えても魔力を使った肉体強化が不得手だからいきなり殴りかかられたりした場合抵抗できない可能性がある。
……一応、常日頃から心器の長杖を顕現させて【怪力】を発動させているおかげか、使っていない時でも多少は使えるようになった。
けど本来の性能の半分程度しか出力が出ない辺り、まだ練度が足りないのかもしれないから、やはり武器を持って襲われるとかあったら致命的だろう。
「けど、そうしたら急に襲われたら危ないんじゃないかな」
「急に襲われるって、レース様何を言ってますの?ここは戦場じゃないのですからそんな事起きませんわよ?」
「え?……あ、そっか」
「私はそういう大きな戦いを経験した事が無いから分かりませんけど、ここではメイディのような出来事は無いと思いますわよ?」
「うん、これに関してはぼくがおかしかったのかも……」
メイディで大きな戦闘を経験して、ありえない数の戦死者を見たせいでまだ感覚に日常生活に戻って来れて無いのかもしれない。
今までの戦いとは明らかに規模が違ったからしょうがない所はあるとは思うけど、正直ここまで影響が出ているのなら気を付けた方がいいだろう。
「それに学園内で何か問題が起きた場合、警備の方が対処してくれますから大丈夫ですわよ、ただ……請け負ってる授業中に問題が起きた時はその時に教師の判断で対処して良いそうなのですわよ?」
「対処して良いって、もしそれで魔術の打ち合いとかになったらどうするの?」
「さすがにそれは起きないとは思いますけど、レース様が受け持つ魔術や治癒術に関しては使い方を間違えると怪我だけでは済まない専門的な物ですわよね?多少であれば実力を見せても良いと思いますわよ?」
「……やり過ぎないか心配だけどいいのかな」
「そこらへんは迷ったら学園長である、【魔王】ソフィア・メセリー様に連絡すれば良いと思いますわよ?」
……ソフィアが学園長?、メセリーの王としての国務や領主としての仕事が忙しいのに学園長まで兼任するって大丈夫なのだろうかと彼女心配になるけど多分大丈夫だろう。
そう思いながらミオラームと雑談を続けるのだった。
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