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第八章 戦いの先にある未来
31話 迷い混んだ先で…… ダート視点
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この首都は何ていうか移動がし辛いというか、入り組んだ道ばかりで少しでも道を間違えると知らない場所にでてしまう。
カエデちゃんとダリアはこの時間だとメイメイちゃんの話し相手として、首都の最上階にある彼女の自室にいるみたいだけど何処を通れば辿り着けるのか分からなくて途方に暮れそうになる。
「こんな事ならガイドさんを頼めば良かったかも……」
メイディの首都には観光に来た人が道に迷わないようにと、宿に必ずガイドが常駐していて外出時に一定の金額をフロントに支払う事で雇えるようになっている。
でも急いで二人を迎えに行くだけなら、首都の中にある階段を上がって行くだけだから迷わないと思って外出する事だけを伝えて急いで出て行ってしまったけど……
「階段を上ったかと思ったら、少ししたら下り階段になってるし今何処にいるのか分からなくなりそう」
一応迷っても大丈夫なように宿前の座標を頭に入れてあるから、空間跳躍で戻る事も出来るけどこれは最終手段として取っておく。
何でかって宿の主人の立場になって考えると何度も空間魔術で戻って来るお客さんとか不審者でしかないと思う。
それに個人的には戻る度にフロントの人と眼が合うのは恥ずかしい……。
「何て考える暇があるなら周囲の人に声を掛けて道を聞いた方がいいよね……」
誰かいないかと周囲を見渡すけど、どうやら人の通りが無い場所に来てしまったみたいで人の気配を感じない。
それにさっきまで階段ばかりだった通路も何時の間にか両腕を広げた程の広さしか無くなり、どんどん薄暗い一本道になって行く。
「日中は精霊術師さん達のおかげで首都全体が明るくなっているって聞いたんだけど……」
魔力を光に変換する能力を持つ精霊を使役している術師さん達によって、日中はオレンジ色の居心地の良い明るさになっているってメイメイちゃんに聞いたのに、進むたびに薄暗くなって行くせいで不安な気持ちになる。
「不気味な場所に来ちゃったかも、空間跳躍で宿の前に戻ろうかな……あれ?なんで?」
指先に魔力の光を灯して空間を切り裂こうとするとけど、魔術を発動させようとする度に魔力がかき乱されてしまい使う事が出来ない。
まるで見えない何者かによって邪魔されているような感じがして気持ち悪いし、それに何やら通路の印象も変わって不気味だ。
「鉄の扉が等間隔で並んでるし……、それに」
魔術が使えないから通って来た道を戻ろうと後ろを向くと、階段が無くなり先が見えない位に暗くなった空間が目の前に広がっている。
「もしかしてだけど、来ちゃいけない場所に入っちゃったのかも」
……多分、何者かによってこの空間に閉じ込められてしまったんだと思う。
これならやっぱり最初からガイドさんを雇っておけば良かったなと反省しながら、戻るのを諦めて道を進んで行くと、暫くして古びた鉄の扉が目の前に現れる。
「後ろは真っ暗だしこれはもう入るしかないよね……」
錆びた扉の取っ手を握ってゆっくりを扉を引くと鍵が閉まっていないようで、キィキィと軋んだ音がしてゆっくりと開いて行く。
「……来たか、すまないがそこの棚にある緑の薬品を取ってくれないか?」
「え?」
「この部屋に入れるのは俺とお前だけだ、はやくしろ」
「え、あ、はい」
様々な薬品が並んだ棚が見えたかと思ったら、メイメイちゃんと同じ髪色をした見覚えのあるエルフ族の成人男性が両手に独特な刺激臭がする薬品を持って話しかけて来る。
とりあえず言われた通りに指示された薬品を持って近づくと受け取るとガラスの容器の中に入れてかき混ぜ始めさっきより匂いがきつくなって行く。
「感謝する、ところでお前は何者だ?」
「何者だって……、迷ってたらここに来てしまっただけで状況が分からないというか……」
「なるほど、ここには俺と外の世界の者を迷わせ招き入れる特別な結界で出来ている、故にお前がここに来たという事だ……、もう一度とうがお前は何者だ?何処から来た?この世界を害する者か?俺が答えたのだから今度はお前が答える番だ」
「……えっと、一度栄花の五大国の会議の時にお会いした事がありますよね?、薬王ショウソク・メイディ様、あの時ストラフィリアの前覇王ヴォルフガング・ストラフィリアと話しをさせて頂いたダートです、確かに外の世界から来ましたがこの世界を害そうという気はありません」
「……悪いが覚えていない、何分娘以外の他人やこの世界に興味が無い者でな、ただそうだな、ヴォルフガングが元気にしているか?」
元気にしているかって、あの人はもう亡くなっているのにこの人は何を言っているのか。
それにメイメイちゃん以外に興味が無いって、この人は何を言っているのか分からなくて困ってしまう。
「……ヴォルフガング様は亡くなりました」
「そうか、人は直ぐに死ぬものだな、だから最近見覚えのない娘が五大国会議に来ていた訳か、で?あれは誰で、ヴォルフガングとはどのような関係だ?」
「ヴォルフガンの息子、レースと夫婦の関係で現覇王のミュラッカ・ストラフィリアは私の義姉になります」
「そうか、まぁどうでもいいが、いったい何を探していた?精霊を通じてお前たちの行動を見ていたが……、宿屋で主人の許可なく義肢の施術を行なったりと奇行を行なっていたが何なんだお前等は」
……薬王様が私を見ながら質問をすると、混ぜ合わせた薬をいきなり飲みだす。
いったい何をし出すのかと驚いていると体の至る所から枝が生え始め樹で出来た人の姿へと姿を変えるのだった。
カエデちゃんとダリアはこの時間だとメイメイちゃんの話し相手として、首都の最上階にある彼女の自室にいるみたいだけど何処を通れば辿り着けるのか分からなくて途方に暮れそうになる。
「こんな事ならガイドさんを頼めば良かったかも……」
メイディの首都には観光に来た人が道に迷わないようにと、宿に必ずガイドが常駐していて外出時に一定の金額をフロントに支払う事で雇えるようになっている。
でも急いで二人を迎えに行くだけなら、首都の中にある階段を上がって行くだけだから迷わないと思って外出する事だけを伝えて急いで出て行ってしまったけど……
「階段を上ったかと思ったら、少ししたら下り階段になってるし今何処にいるのか分からなくなりそう」
一応迷っても大丈夫なように宿前の座標を頭に入れてあるから、空間跳躍で戻る事も出来るけどこれは最終手段として取っておく。
何でかって宿の主人の立場になって考えると何度も空間魔術で戻って来るお客さんとか不審者でしかないと思う。
それに個人的には戻る度にフロントの人と眼が合うのは恥ずかしい……。
「何て考える暇があるなら周囲の人に声を掛けて道を聞いた方がいいよね……」
誰かいないかと周囲を見渡すけど、どうやら人の通りが無い場所に来てしまったみたいで人の気配を感じない。
それにさっきまで階段ばかりだった通路も何時の間にか両腕を広げた程の広さしか無くなり、どんどん薄暗い一本道になって行く。
「日中は精霊術師さん達のおかげで首都全体が明るくなっているって聞いたんだけど……」
魔力を光に変換する能力を持つ精霊を使役している術師さん達によって、日中はオレンジ色の居心地の良い明るさになっているってメイメイちゃんに聞いたのに、進むたびに薄暗くなって行くせいで不安な気持ちになる。
「不気味な場所に来ちゃったかも、空間跳躍で宿の前に戻ろうかな……あれ?なんで?」
指先に魔力の光を灯して空間を切り裂こうとするとけど、魔術を発動させようとする度に魔力がかき乱されてしまい使う事が出来ない。
まるで見えない何者かによって邪魔されているような感じがして気持ち悪いし、それに何やら通路の印象も変わって不気味だ。
「鉄の扉が等間隔で並んでるし……、それに」
魔術が使えないから通って来た道を戻ろうと後ろを向くと、階段が無くなり先が見えない位に暗くなった空間が目の前に広がっている。
「もしかしてだけど、来ちゃいけない場所に入っちゃったのかも」
……多分、何者かによってこの空間に閉じ込められてしまったんだと思う。
これならやっぱり最初からガイドさんを雇っておけば良かったなと反省しながら、戻るのを諦めて道を進んで行くと、暫くして古びた鉄の扉が目の前に現れる。
「後ろは真っ暗だしこれはもう入るしかないよね……」
錆びた扉の取っ手を握ってゆっくりを扉を引くと鍵が閉まっていないようで、キィキィと軋んだ音がしてゆっくりと開いて行く。
「……来たか、すまないがそこの棚にある緑の薬品を取ってくれないか?」
「え?」
「この部屋に入れるのは俺とお前だけだ、はやくしろ」
「え、あ、はい」
様々な薬品が並んだ棚が見えたかと思ったら、メイメイちゃんと同じ髪色をした見覚えのあるエルフ族の成人男性が両手に独特な刺激臭がする薬品を持って話しかけて来る。
とりあえず言われた通りに指示された薬品を持って近づくと受け取るとガラスの容器の中に入れてかき混ぜ始めさっきより匂いがきつくなって行く。
「感謝する、ところでお前は何者だ?」
「何者だって……、迷ってたらここに来てしまっただけで状況が分からないというか……」
「なるほど、ここには俺と外の世界の者を迷わせ招き入れる特別な結界で出来ている、故にお前がここに来たという事だ……、もう一度とうがお前は何者だ?何処から来た?この世界を害する者か?俺が答えたのだから今度はお前が答える番だ」
「……えっと、一度栄花の五大国の会議の時にお会いした事がありますよね?、薬王ショウソク・メイディ様、あの時ストラフィリアの前覇王ヴォルフガング・ストラフィリアと話しをさせて頂いたダートです、確かに外の世界から来ましたがこの世界を害そうという気はありません」
「……悪いが覚えていない、何分娘以外の他人やこの世界に興味が無い者でな、ただそうだな、ヴォルフガングが元気にしているか?」
元気にしているかって、あの人はもう亡くなっているのにこの人は何を言っているのか。
それにメイメイちゃん以外に興味が無いって、この人は何を言っているのか分からなくて困ってしまう。
「……ヴォルフガング様は亡くなりました」
「そうか、人は直ぐに死ぬものだな、だから最近見覚えのない娘が五大国会議に来ていた訳か、で?あれは誰で、ヴォルフガングとはどのような関係だ?」
「ヴォルフガンの息子、レースと夫婦の関係で現覇王のミュラッカ・ストラフィリアは私の義姉になります」
「そうか、まぁどうでもいいが、いったい何を探していた?精霊を通じてお前たちの行動を見ていたが……、宿屋で主人の許可なく義肢の施術を行なったりと奇行を行なっていたが何なんだお前等は」
……薬王様が私を見ながら質問をすると、混ぜ合わせた薬をいきなり飲みだす。
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