141 / 530
第四章 師匠との邂逅と新たな出会い
26話 新たな日常へ
しおりを挟む
アンが帰った後、クロウが起きるのを待っていたけど目を覚ます様子が無いから心配になる。
多分一時的に大量の血液を失ったり、肉体の一部を切除した後に作り直したせいで本人の体力と魔力を使い過ぎてしまったんだろうけど、もし魔力欠乏だったら今日はもう目が覚まさないだろうなって思うけど……
「レース、あの……、アンさんが私に言った事気になる?」
「んー、ダートが言いたいなら聞くけど、そうじゃないなら別にいいよ」
「……そっか、ならいい」
ダートも何かこんな感じだし、いったい何を言われたんだろうかと気になるけど、夫婦になったらするって言ってたし何れ分かる事だろう。
そんな事を思っているとぼくの部屋のドアが開いて、ふらついたクロウが出て来たから、話の途中だけど立ち上がり彼の元へと向かう。
「……すまない、今回役に立てなかったな」
「いや、あの時助けに来てくれただけで嬉しかったから大丈夫だよ」
「それならいいが、力不足を体感した以上は鍛え直さなければな」
彼はそういうと玄関に向かって歩いて行く。
顔色がまだ悪いから心配だけど、彼の性格的にここで止めてしまうとプライドを傷付けてしまう。
特に狼の獣人族は戦いにおいては誇り高い種族として知られているから、鍛え直すと決めた以上は必ず強くなる筈だ。
「俺は今日は帰らせて貰う……、今日は世話になった」
「クロウ、今日はありがとう」
「……あぁ」
彼はそういうと玄関の扉を開けて家を出て行く。
ぼくはクロウが見送るとダートの居るリビングへと戻って隣に座ったけど、何やら彼女が難しそうな顔をしている。
「ダート、どうしたの?」
「んー、ちょっと考え事をしててね?、何て言えばいいのかな……」
「ゆっくりで大丈夫だよ」
「ありがとう……、あのね?マスカレイドの目的は私なんでしょ?そしてケイスニルも今回私目当てに来たよね?」
……確かに彼等の目的はダートをマスカレイドの元へ連れて行く事だけど、その度にこうやって戦う事になるのは正直難しい事がある。
このまま行くと間違いなくこの町に被害が増えるだろうから、何れここを出て他所に行く事も考えなくてはいけないかもしれない。
「……そうだね」
「それでね?私がこの町にいると周りに迷惑をかけてしまうから、出て行った方が良いんじゃないかなって……」
「ん?どうして?」
「どうしてって、私がいると危険な人達が来ちゃうでしょ?だから私だけでもこの町から出て、お義母様の所でお世話になろうかなって思うの、そうすれば彼等も容易に手を出せないだろうし」
「そんな事考えなくていいよ」
ぼくが言うとダートが驚いた顔をしてこっちを見るけど構わず続ける。
「ダートがそんな事を考えなくても良いようにぼくが強くなるし、それにもしこの町を出て行かざるおえなくなった時は、ぼくも一緒に行くよ」
「……でもそれだとレースも危険な目にあっちゃうよ?」
「それがどうしたの?、ぼくが君と一緒にいるって決めたんだ、それなら何があっても君を一人にはさせないし、君が辛い時はこうやって側にいる、だから出て行くとか考えなくていいよ」
不安げな顔をしていたダートが、今度は顔を赤くして俯いてしまうけど、言いたい事はちゃんと伝えないと伝わらない。
だからこのままちゃんと言わないと……
「だから、二ヵ月ちょっと前の時に言おうとしたけど、ダートに自分の言葉で伝えて欲しいって言われた事を言うよ、君が好きだこれから先もずっと一緒にいて欲しい」
「わかったっ!わかったからもうやめてっ!……恥ずかしくてしんじゃうからっ!」
「で、でも、自分の気持ちや考えは伝えられる時に伝えないとっ!」
「それはそうだけど、勢いで何でも言えってもんじゃっ!」
ダートが耳まで真っ赤にして声を荒げる。
……もしかしてまた何かをやらかしてしまったのかもしれない。
現に隣に座っているぼくの肩を何度も叩いてくるから、怒らせてしまったのかもしれない?
「もしかしてダートの事怒らせちゃった……?」
「……そうじゃないけどっ!ほんっともうっ!あなたはそういうとこだよっ!ちゃんと相手の事見ればそうじゃないのくらい分かるでしょ!?」
そういうと彼女はソファーから勢いよく立ち上がると何故かキッチンの方へ歩いてってしまう。
確かにもう直ぐ夕飯時だけど、今日はぼくが夕飯を作る番だった筈だ。
「ちょっと……、今日はぼくが作る日だよ!」
「いいのっ!今日は私がレースの好きな物全部作ってあげるから座って待っててっ!立ったら怒るからねっ!」
「えぇ……」
さっきまで怒っていた筈なのに、今度はキッチンの方からご機嫌な鼻歌が聞こえてくる。
……本当に何が何だかわからないけど、機嫌が戻ったのなら良いかなって思う。
『……ほんっと、おめぇら見てる分には面白れぇわ』
「さっきからずっと黙ってると思ったら……」
『だってそうだろ?、巻き込まれるなら嫌だけど、こういうのは見てる分には最高の娯楽なんだよ』
「……そうなんだ?」
『にひひ、そうだよ』
……ダリアがそう言うと楽しそうな笑い声を出しながらぼく達の事をからかって来ると『いつか俺にもおめぇらの作った飯を食わせてくれよな』と言って黙ってしまう。
ダートが夕飯を作ってくれてる間の話し相手になってくれるのかなって思っていたけどそうじゃなかったみたいで残念だけど、キッチンの方から良い匂いがする。
この匂いは本当にぼくの好きな料理を作ってくれてるみたいで嬉しくなる、ぼくも明日はダートが好きな物を沢山作ってあげようかなと思っていると、料理を持った彼女が笑顔でキッチンから出て来た。
そして二人で昨日今日と起きた事を、色々と話し合いながら一日が過ぎて行く。
今日が終われば、この忙しすぎる非日常が終わって、明日からいつもの日常がやって来る。
そこにはカエデや、アン、まだ顔を合わせた事が無いけどヒジリっていう人もいるだろうけど暫くしたら慣れるだろう。
そんな事を思いながら、ダートが傍にいてくれる日常を大事にしたいと思うのだった。
多分一時的に大量の血液を失ったり、肉体の一部を切除した後に作り直したせいで本人の体力と魔力を使い過ぎてしまったんだろうけど、もし魔力欠乏だったら今日はもう目が覚まさないだろうなって思うけど……
「レース、あの……、アンさんが私に言った事気になる?」
「んー、ダートが言いたいなら聞くけど、そうじゃないなら別にいいよ」
「……そっか、ならいい」
ダートも何かこんな感じだし、いったい何を言われたんだろうかと気になるけど、夫婦になったらするって言ってたし何れ分かる事だろう。
そんな事を思っているとぼくの部屋のドアが開いて、ふらついたクロウが出て来たから、話の途中だけど立ち上がり彼の元へと向かう。
「……すまない、今回役に立てなかったな」
「いや、あの時助けに来てくれただけで嬉しかったから大丈夫だよ」
「それならいいが、力不足を体感した以上は鍛え直さなければな」
彼はそういうと玄関に向かって歩いて行く。
顔色がまだ悪いから心配だけど、彼の性格的にここで止めてしまうとプライドを傷付けてしまう。
特に狼の獣人族は戦いにおいては誇り高い種族として知られているから、鍛え直すと決めた以上は必ず強くなる筈だ。
「俺は今日は帰らせて貰う……、今日は世話になった」
「クロウ、今日はありがとう」
「……あぁ」
彼はそういうと玄関の扉を開けて家を出て行く。
ぼくはクロウが見送るとダートの居るリビングへと戻って隣に座ったけど、何やら彼女が難しそうな顔をしている。
「ダート、どうしたの?」
「んー、ちょっと考え事をしててね?、何て言えばいいのかな……」
「ゆっくりで大丈夫だよ」
「ありがとう……、あのね?マスカレイドの目的は私なんでしょ?そしてケイスニルも今回私目当てに来たよね?」
……確かに彼等の目的はダートをマスカレイドの元へ連れて行く事だけど、その度にこうやって戦う事になるのは正直難しい事がある。
このまま行くと間違いなくこの町に被害が増えるだろうから、何れここを出て他所に行く事も考えなくてはいけないかもしれない。
「……そうだね」
「それでね?私がこの町にいると周りに迷惑をかけてしまうから、出て行った方が良いんじゃないかなって……」
「ん?どうして?」
「どうしてって、私がいると危険な人達が来ちゃうでしょ?だから私だけでもこの町から出て、お義母様の所でお世話になろうかなって思うの、そうすれば彼等も容易に手を出せないだろうし」
「そんな事考えなくていいよ」
ぼくが言うとダートが驚いた顔をしてこっちを見るけど構わず続ける。
「ダートがそんな事を考えなくても良いようにぼくが強くなるし、それにもしこの町を出て行かざるおえなくなった時は、ぼくも一緒に行くよ」
「……でもそれだとレースも危険な目にあっちゃうよ?」
「それがどうしたの?、ぼくが君と一緒にいるって決めたんだ、それなら何があっても君を一人にはさせないし、君が辛い時はこうやって側にいる、だから出て行くとか考えなくていいよ」
不安げな顔をしていたダートが、今度は顔を赤くして俯いてしまうけど、言いたい事はちゃんと伝えないと伝わらない。
だからこのままちゃんと言わないと……
「だから、二ヵ月ちょっと前の時に言おうとしたけど、ダートに自分の言葉で伝えて欲しいって言われた事を言うよ、君が好きだこれから先もずっと一緒にいて欲しい」
「わかったっ!わかったからもうやめてっ!……恥ずかしくてしんじゃうからっ!」
「で、でも、自分の気持ちや考えは伝えられる時に伝えないとっ!」
「それはそうだけど、勢いで何でも言えってもんじゃっ!」
ダートが耳まで真っ赤にして声を荒げる。
……もしかしてまた何かをやらかしてしまったのかもしれない。
現に隣に座っているぼくの肩を何度も叩いてくるから、怒らせてしまったのかもしれない?
「もしかしてダートの事怒らせちゃった……?」
「……そうじゃないけどっ!ほんっともうっ!あなたはそういうとこだよっ!ちゃんと相手の事見ればそうじゃないのくらい分かるでしょ!?」
そういうと彼女はソファーから勢いよく立ち上がると何故かキッチンの方へ歩いてってしまう。
確かにもう直ぐ夕飯時だけど、今日はぼくが夕飯を作る番だった筈だ。
「ちょっと……、今日はぼくが作る日だよ!」
「いいのっ!今日は私がレースの好きな物全部作ってあげるから座って待っててっ!立ったら怒るからねっ!」
「えぇ……」
さっきまで怒っていた筈なのに、今度はキッチンの方からご機嫌な鼻歌が聞こえてくる。
……本当に何が何だかわからないけど、機嫌が戻ったのなら良いかなって思う。
『……ほんっと、おめぇら見てる分には面白れぇわ』
「さっきからずっと黙ってると思ったら……」
『だってそうだろ?、巻き込まれるなら嫌だけど、こういうのは見てる分には最高の娯楽なんだよ』
「……そうなんだ?」
『にひひ、そうだよ』
……ダリアがそう言うと楽しそうな笑い声を出しながらぼく達の事をからかって来ると『いつか俺にもおめぇらの作った飯を食わせてくれよな』と言って黙ってしまう。
ダートが夕飯を作ってくれてる間の話し相手になってくれるのかなって思っていたけどそうじゃなかったみたいで残念だけど、キッチンの方から良い匂いがする。
この匂いは本当にぼくの好きな料理を作ってくれてるみたいで嬉しくなる、ぼくも明日はダートが好きな物を沢山作ってあげようかなと思っていると、料理を持った彼女が笑顔でキッチンから出て来た。
そして二人で昨日今日と起きた事を、色々と話し合いながら一日が過ぎて行く。
今日が終われば、この忙しすぎる非日常が終わって、明日からいつもの日常がやって来る。
そこにはカエデや、アン、まだ顔を合わせた事が無いけどヒジリっていう人もいるだろうけど暫くしたら慣れるだろう。
そんな事を思いながら、ダートが傍にいてくれる日常を大事にしたいと思うのだった。
0
お気に入りに追加
128
あなたにおすすめの小説
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
おっさんの異世界建国記
なつめ猫
ファンタジー
中年冒険者エイジは、10年間異世界で暮らしていたが、仲間に裏切られ怪我をしてしまい膝の故障により、パーティを追放されてしまう。さらに冒険者ギルドから任された辺境開拓も依頼内容とは違っていたのであった。現地で、何気なく保護した獣人の美少女と幼女から頼られたエイジは、村を作り発展させていく。
死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~
未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。
待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。
シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。
アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。
死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。
~前世の知識を持つ少女、サーラの料理譚~
あおいろ
ファンタジー
その少女の名前はサーラ。前世の記憶を持っている。
今から百年近くも昔の事だ。家族の様に親しい使用人達や子供達との、楽しい日々と美味しい料理の思い出だった。
月日は遥か遠く流れて過ぎさり、ー
現代も果てない困難が待ち受けるものの、ー
彼らの思い出の続きは、人知れずに紡がれていく。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
「モノマネだけの無能野郎は追放だ!」と、勇者パーティーをクビになった【模倣】スキル持ちの俺は、最強種のヒロインたちの能力を模倣し無双する!
藤川未来
ファンタジー
主人公カイン(男性 20歳)は、あらゆる能力を模倣(コピー)する事が出来るスキルを持つ。
だが、カインは「モノマネだけの無能野郎は追放だ!」と言われて、勇者パーティーから追放されてしまう。
失意の中、カインは、元弟子の美少女3人と出会う。彼女達は、【希少種】と呼ばれる最強の種族の美少女たちだった。
ハイエルフのルイズ。猫神族のフローラ。精霊族のエルフリーデ。
彼女たちの能力を模倣(コピー)する事で、主人公カインは勇者を遙かに超える戦闘能力を持つようになる。
やがて、主人公カインは、10人の希少種のヒロイン達を仲間に迎え、彼女達と共に、魔王を倒し、「本物の勇者」として人類から崇拝される英雄となる。
模倣(コピー)スキルで、無双して英雄に成り上がる主人公カインの痛快無双ストーリー
◆◆◆◆【毎日7時10分、12時10分、18時10分、20時10分に、一日4回投稿します】◆◆◆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる