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第九話 十月二十二日――猿田の死と、延岡教諭の思い

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 その日の夜、テレビで詳細を見たけれど、猿田の殺され方、それは惨憺さんたんたるものだった。

 猿田はまず、屋上の地べたに、業務用の強力粘着テープで両手両足を貼りつけられていた。さらに、首元にもそのテープを貼られることで、あごが上げられた状態で固定されていた。そして鼻の穴には、水に溶けるティッシュを大量に詰め込まれていたのだ。

 なぜ、こういう状態になったのか。
 そもそも猿田は当日、どのような行動を取ったのか。
 それについても、驚愕の事実が報道された。

 警察の捜査によれば、猿田は十月二十一日の午前七時十分ごろ、家を出ている。これはいつもの猿田と比べると、三十分以上も早い登校のようだ。なぜ、彼がそんな行動に出たかというと、猿田家の父親が証言するには、

『朝の六時五十分、くらいだったかな。家の電話が鳴ったんですよ。いまどき家の電話にかけてくるなんて珍しいなと思い出てみたら、息子の友達だと名乗る。息子に代わってくれというから代わったんです。それで息子が電話に出たら、あっという間に血相を変えてね、すぐに着替えて、ご飯も食べずに出ていったんですわ。友達だったら、息子の携帯に連絡するはずだし、おかしいとは思ったんですがね。……』

 その後、猿田家に電話をかけたのは、学校近くの公衆電話だということが分かった。
 さらに、安曇学園の校門前にある防犯カメラは、七時二十四分に、薄手の雨合羽をかぶった人物がふたり、校内に入っていく姿を録画している。その内のひとりが猿田であり、もうひとりがXではないかと推測されるが証拠は無い。

 謎だらけである。
 Xが猿田を呼び出したのはほぼ確実だと思うが、なぜXは猿田の家の電話番号を知っていたのか。さらに、猿田とXが連れ立って校内に入ったのだとしたら、二人は知り合いということになる。なぜ、猿田とXは知り合いなのか。

 その後も不明だった。
 屋上は普段、生徒が出入りできないように施錠されているはずだが、鍵は開いていたらしい。恐らく犯人が事前に鍵を開けていたものだと推測されるが、鍵は職員室にあったのにどうやって開けたのか、まったく分からない。また例によって指紋などの痕跡はまったく残っていなかった。

 ともあれ、開いていた屋上に恐らく猿田は突入し、Xにやられた。
 猿田はXに、防犯用の催涙スプレーのようなものを吹きつけられたらしい(猿田の遺体から成分が検出された)。

 そこでひるんだ猿田は、Xに押し倒され、防水強力粘着テープによって、両手両足を床に固定されてしまった。その上、口もテープで防がれ、首を上向きに固定され、鼻の穴を上空に向けられてしまったのだ。

 その鼻の穴に、水に溶けるティッシュを大量に載せた。
 二十一日は、朝こそ曇りだったが午前十時ごろから雨が降り始めた。
 その日は天気予報で、昼の降水確率は百パーセントとされていた。

 雨でティッシュは、ドロドロに溶けていく。溶けたティッシュは鼻の奥に流れ込んでいく。猿田はしばらくの間、なんとかしてティッシュを吹き飛ばそうと、鼻で空気を出して頑張っていたようだが、降り続く雨も鼻の穴に流れ込んできたため、やがて力尽き、さらにその後、雨が上がることでティッシュは乾いて固まってしまう。猿田は完全に呼吸ができなくなった。

 猿田はこうして殺された。
 死亡推定時刻は、午前十一時から午後一時とされている。
 ただ、それはあくまで死亡の推定時刻であって、猿田が屋上に貼りつけられた時間は不明なのだ。恐らく登校直後だと思われるが、確証がない。

 話は前後するが、第二の事件当日は、遺体発見の直後にやってきた警察によって、学校関係者は全員、学校の中に残された。そしてその日は夜までかかって、学校の中はくまなく捜索された。

 だが。
 やはり学校から、怪しいものは出てこなかった。

 いや。
 ひとつだけ、怪しいものは出てきた。
 屋上の片隅に、ビニール袋に入れられた粘着テープがあった。犯行に使われたものだった。ビニール袋には、それと一緒に封筒が入っていた。

 言うまでもない。
 Xからの手紙、その七通目だった。



『私はこの学校の人間です。
 私はこの学校の人間です。
 何度も申し上げますが私はこの学校の人間です。

 私は間違いなく学校関係者です。ずっとそうです。今回の事件もそうです、猿田来夢は死に値する人間でした、だから殺した、殺してやった、この私が。殺人犯Xがやったのです。本当です。

 この際だからはっきりと言っておきましょう。私は学生です。生徒です。教師ではありません。そもそも最初から学生を疑ってほしかったのですが、皆さんがいろんなことを考えなさるものだから、先生方もいらぬ疑いをかけられるのですね。

 地獄よりも恐ろしい世界が安曇学園に誕生しましたね。こうでなくてはいけない。生徒の皆さん、周りを見てみなさい。あなたの隣に、前に、横に、後ろに、Xは必ずいるのです。

 授業中、ぐさりとやられるかもしれませんね。
 休憩中、そこの角を曲がったら、Xがいるかもしれませんね。
 卒業後、同窓会を開催して友達同士で集まったら、相手はXかもしれませんね。

 Xは必ずいます。誰でも殺します。絶対に殺します。
 そのことだけを考えて、皆さん、これからもどうぞ、それなりに楽しい学園生活を送ってください。

 しかしXは、あまり楽しくありません。殺したことそれ自体は爽快ですが、全体的には憂鬱です。そうです、私は愉快犯ではないのです。また無差別犯でもないのです。学校の中の人間を意味も無く殺害したいわけでは決してない。私なりの理由と事情があって戦っているのです。そこだけは勘違いしないでください。私は楽しくて、こんなことをしているのではないのです。それだけは分かっていただきたい。それだけは。
 
 私はこの学校の生徒です。
 私はこの学校の生徒です。
 何度も申し上げますが私はこの学校の生徒です』



 テレビはXの手紙をまた放映した。
 ネットはこの画像を見て、驚き、恐怖した。

 無責任なネット探偵が、あちらこちらで、誰が犯人だ、彼が犯人だと迷推理を披露し始めた。中にはまったく関係のなさそうな一般生徒の名前を出して、こいつが怪しい、あいつがXだ、とはしゃぎ回る書き込みもあった。

 他人事だと思って、好き勝手な噂をしやがって。
 僕はため息をつき、また怒りに打ち震えた。
 なにが愉快犯じゃない、だ。Xは愉しんでいるようにしか見えない。この事態を。この惨劇を。退屈でも平和だった学校を返せ。なにが戦いだよ、かっこつけるな。

「にしたって、誰が犯人なんだよ」

 真夜中に、ベッドの上に寝転がったまま、独りごちた。
 生徒が犯人。それは恐らく間違いないだろう。
 Xの手紙に書いてある。直感的だが、あの手紙に嘘はないだろう。Xの正体は学生だ。

 だが、誰が、なんのために? 僕が一時期疑っていた猿田は、犯人じゃなかった。むしろ第二の被害者になってしまった。なぜ、猿田は殺されたのか。そもそも永谷先生もそうだ。殺される理由はなんだ。Xの口ぶりだと、まず恨み、その向こうには大目的があるようだけれど。

「……疲れた」

 第二の事件発生。警察からの取り調べ。
 解放されたのは午後九時で、それから家に戻りシャワーだけ浴びて、野菜ジュースだけを無理矢理飲んだ。今日はさすがに疲れていた。コーヒーを飲む気にもなれない。

 この事件に終わりは来るんだろうか。そんな弱気が湧いてくる。

 このまま事件が未解決となって、学校を卒業したら、どうなるんだろう。なにかの拍子に、例えば大学とかバイトとか会社でも、殺人事件が起きた高校のやつだ、なんて後ろ指をさされたりして。

「ネガティブすぎるか……」

 しかし、絶対に有りえないとは言えない。
 やっぱりXなんて殺人犯を、野放しにするわけにはいかないんだ。

 なにか、なにかあるはずだ。Xが殺人を実行する手段が、手紙を送りつけてくる理由が。それさえ見つかれば、きっと……。



 第二の事件から三日が経った、十月二十四日、学校は再開された。
 二組の教室は、三分の一ほどが欠席だった。精神的にショックを受けたひともいれば、保護者から登校を控えるように言われた生徒もいるらしい。隣のクラスでは、猿田の相方だった里村も、学校を欠席しているとのことだ。

 猿田と里村については疑問がある。
 第一の事件当時のアリバイもないし、謎の人物と一緒にいたという目撃証言まである。そして猿田は殺された。

 里村に話を聞きたい。彼はなにかを知っていると思う。
 けれど、僕は里村の連絡先も知らないし、家も知らない。いや正確に言えば、生徒会は生徒全員の住所名簿を見ることができるし、保護者の電話番号も分かるので、行こうと思えば家に行けるが、ろくに話もしたことがない人間の家に乗り込んでいくのはためらわれた。保護者に電話なんて、いっそう難しい。

 せめて里村が学校に出てくれば、生徒会長として話しかけ、尋ねることもできるのだろうが――あの日、猿田と里村ともうひとり。一緒にいたのは誰なんだ、と。でも里村は学校に来ていないのだ。

 もっとも、無理もない。
 実は僕も今日の登校前には、日ごろ放任的な両親からさえ「犯人が捕まるまでは、自宅学習にしたら?」と言われたくらいだ。

「うん、でも、僕は生徒会長だからさ」

 あまり理由になっていない気がするが、とにかく僕は登校したのだ。
 それから、一時間目の授業が終わったあと。僕はマグボトルに入ったアイスコーヒーを密かに飲んでいたのだが、そのとき延岡先生によって職員室に呼び出され、来月に開催を予定していた文化祭の中止を宣告された。

「学校がこういうときだから、仕方ないの。分かってね。それで明日の朝、臨時の全校集会を開くから、そのとき生徒会長の口からも、みんなに文化祭の中止を伝えてほしいの。……ああ、もちろん、校長先生の口からも言うけれどもね。生徒代表の言葉も必要だから」

「それは分かりましたけれど。……」

 一連の事件前と比べると、明らかに線が細くなった延岡先生を、じっと見据えていた僕だったが、そのときふと、質問をしたくなった。

「先生。この事件について、実際のところ、どう思いますか?」

「よしなさい、そういうことを尋ねるのは。事件の捜査は警察に任せるのよ」

「それはそうですが、先生のお考えも聞きたいんです。生徒の代表として、先生方がいまどういうお気持ちで事件を見ておられるのか、知っておきたいんです。知る権利も、答える義務があるとも思います」

「七原君。あなた、思っていたよりずっと口がうまいのね」

「本当のことを言ったまでです」

 実際、永谷先生と一時、付き合っていたという延岡先生がどういう気持ちなのか、僕は知りたかった。

「いいでしょう、話しておきましょう。でも、そんなに面白い話はないのよ。もう一年前、永谷先生と一緒に仕事をしたことがあってね、それで仲良くなって、年も近かったから、しばらくお付き合いをしたの」

「それ、どっちから告白したんですか?」

「あなたねえ。……まあ、いいわ。先生のほうからよ」

 マジかあ、となぜか心の中で声をあげてしまった。
 傍から見ても延岡先生は、生真面目で、文系で、あの体育会系丸出しだった永谷先生に惚れ込みそうには見えなかったんだけど。

 いや、まあ、でも、うん、そうか。
 なにがそうか、なのか自分でも分からないが、やっぱりスポーツマンっていうのは女性にモテるのかな。なんて、妙に感心してしまった。

「でも、小さなところで考え方の違いがあってね、けっきょく今年の春には別れたの。それだけよ」

「考え方の違い、ですか」

「細かいことよ。生徒は厳しくいくべきか、とか、これからは優しさも必要だとか教育論の違いみたいになってね」

「先生としてのケンカじゃないですか」

「大事なことよ。先生たちの年齢で付き合うとなったら、結婚や子育ても意識するけれど、教育論の違いは結局、子育て論の違いでしょう。だから、ああ、このひととは結婚できないな、一緒に子供を育ててはいけないなと思ってね。それでお別れ」

 そういうものか。
 やっぱり延岡先生って、真面目すぎるひとだな。

「別れてからは本当にただの同僚。でもね、殺されたことはショックだった。しばらく頭痛が止まらなくなって、それで病院にも通ってお薬を貰ったし、……いまでも驚いているの。かなり強気な性格のひとだったから、それで恨みを買ったんでしょうけど、殺されるほどの悪人でもなかったと思うし。……」

「分かりました。あと、延岡先生なりに、事件について思ったこととか、気が付いたこととか、ありますか?」

「探偵はお止しなさいと、さっき言ったはずよ。気が付いたことなんて、なにも。あったらとっくに警察の方に伝えているわ」

 それもそうだ。

「警察はなにをしているのかしらね。学校内の資料も情報も、防犯カメラの映像も、すべて提供したのに、まだ犯人を逮捕できないなんて」

「カメラの映像も、ですか。第一の事件では、校門のあたりに外部犯がいたような報道がありましたが、他には変なところはなかったんですよね?」

「そうね。例えば直にカッターナイフを持って歩いているとか、血まみれの服を着て歩いているとか、いかにも怪しいひとはいなかったわ。カメラに写っているのは、先生か生徒ばかり。それもふたりや三人で動いているひとはいなかった。みんな、ひとり。これは第一の事件でも第二の事件でも同じ」

「ということは、複数犯ではない。そして、犯行はやはり、かなり計画的に行ったもの、ということですね」

「計画的。どうしてそう思うのかしら?」

「第一の事件からして、パソコンで作ってきた手紙を犯行現場に置いているんです。これはXが計画性をもっていたなによりの証拠です。それに、カッターナイフは四十二本も盗まれているんです。なのにカメラには持って歩いている人間が映っていない。それなら、袋かカバンか、持っていても周囲に違和感をもたれないタイプの容れ物を事前に用意して、それにカッターを入れて運んだわけです。

 血まみれの服を着ていない理由はまだ分かりませんが、思ったより返り血が出なかったのか、いや、いや違う、そうか、合羽ですよ。永谷先生を殺したときにXは、薄手のビニール雨合羽、それにビニール手袋をしていたんです。ビニールの薄い合羽や手袋なら、折りたためば隠すことは簡単ですからね。例えばスクールバッグの奥に入れるとかしたのかもしれません。Xは計画的に、ビニール合羽を用意したんですよ」

 さっきコーヒーを飲んだためか、自分でも気が付いていなかった考えが、次々と出てくる。

「――そうか、計画的か。それで分かりましたよ、先生。猿田君が殺されるまでの数日間、ちょっとだけ学校が平和だった時期がありましたよね。あれは雨が降るのを待っていたんです。ティッシュで鼻を窒息死させるために、雨が確実に降る日を、Xは待っていたんですよ」

「雨を待っていた。そ、そうね。それは合理的な発想だわ。でもどうして、ティッシュで窒息死させる必要があったの? なぜ猿田君は、刃物ではなく窒息で殺害されたの?」

「そこまではまだ分かりません。ただ、きっとそれにも理由があるんですよ。そもそも猿田君だって、殺人事件が起きた直後の学校なのに、ひとりで屋上に行ったのも変です。よほどなにか、強い理由があったか。それとも呼び出した人間が、特に親しい人間だったか」

「……七原君。あなた、よくそこまで思いつくわね。考えもしなかった。そこまでは、先生も……」

「いや、どうも」

 僕は急に恥ずかしくなって、頭をかいた。

「どうも近ごろ、コーヒーを飲むと頭が冴えて、考えなくてもいいことを考えてしまうんです、はは」

「不思議な探偵ぶりね。でも、お見事だったわ。……けれどね七原君、これ以上、事件に首を突っ込むのはやめなさい。もしも犯人が分かったら、そのときはちゃんと先生か、警察に相談するのよ。分かった?」

 延岡先生はもう、教育者の顔になっていた。
 はい、と僕は頭を下げて、しかし自分の推理をもう一度、頭の中で反すうさせていた。

 計画的犯行。時間をかけてでも、永谷先生と猿田を殺す理由。すなわち動機。
 それさえ分かれば犯人が分かる。恨みだけじゃない、Xにしか持ち得ない、なにか強い犯行の動機があるはずなんだ。

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