27 / 59
27 中品(ちゅうぼん)位のイメージ
しおりを挟む
女性になったからか、女性化の変化の過渡期だからか、力が弱い、体が小さい、踏ん張りが効かない。
しかしその分、目と先読み力が高まっている。自分が出来なくなった事を確認しながらでも、先回り先回りで何とかいつも程度の食事はなんとか用意出来た。
「つ、疲れた……」
「おはよん!ってあんた、朝からそれ作ったの?まだ寝てなきゃ辛いでしょ?」
エウディさんは部屋に入るなり、私のおでこに手を当てた。彼の手は少しひんやりと感じる。
「やっだぁ、熱あるじゃ無い。あたしがあんたの世話も、男どもの世話もやるから、ちゃんと休んでなさいよ」
「でも、そんな……」
「あんたの仕事は休む事!私の仕事はあんたの代わり!もちろん、報酬は弾んでもらってるわ。逆にあんたが早く治りきらないと破産するわよ、この船。あたしは構わないけど」
うふっと笑った彼の顔を見て、早く回復するのが急務だと悟った。気遣いじゃなく、絶対本当に高待遇なやつだ。
「おはよーさん」
「アルバートさん……」
「ん?何や?サヤは体調もうええんか?」
昨日の夜の事が嘘のように、いつもの調子でアルバートさんは部屋に入ってきた。
「は、はい……」
それから、私は頭をポンポンと撫でられた。胸の奥がキュッとしまり、少し息苦しい。自分が発熱しているのも強く感じた。官能的な甘い香りを感じて、お腹が空いた時のような少し違うような、何かが欲しいという乾きもする。
「ちょっと!何あんたら二人で世界作ってんのよ?サヤはまだまだ発熱中!なのに朝食作ってあたしに叱られ中!だいたい、アルちゃんもまだ新月じゃないのに発作出すわ、すでに引いてるわってどういう事よ?」
「まぁ、色々あんねん。ところでエウディはなんで女装しとらへんの?」
「女装って何よ?あっちの方が可愛いし、色々気持ちいいのよ。でも、今回はクロノに雇われててこっちにしろってオーダーされたから仕方なしなの」
「でも、ねぇさん、そっちでも美人だよねー。おはよー」
現れたリードさんの言葉に、プリプリしていたエウディさんは一瞬で機嫌を直した。リードさんならお世辞って事も無い。
「って、リンリンはコレ!」
そしてまた、バッテンのシールが貼られている。
「もごもーご?」
いや、もごもごでは私はリードさんの言いたい事は分からない。
「まぁ、実際熱もあるやろーけどな。……俺の適性のせいやろな、目の潤みとかは」
アルバートさんは切なげに苦笑した。
熱と目の潤み?ぼーっとした頭のまま、また少しアルバートさんに見惚れて気がついた。私の反応は体調不良だけでなく、グールの異性を惹きつける適性の影響のせいだ。
「ごめん、なさい」
「……謝んなや。こっちこそ堪忍な」
アルバートさんは女性からの、無責任な好意の視線が不快だった。きっと、それを仲間から受けるのも不快なはず。むしろ、今までの信頼感を損なうようで、より深く傷つけてるかもしれない。
私のせいにして私自身を嫌いになったりしない人だからこそ、アルバートさんが傷ついてしまう……。
「もごっもご?」
「あたし?あたしは耐性つけたもん」
「耐性?耐性つけられるの?」
「もごもごもー」
「いけません。サヤはまだ体調が戻っていないんですから」
クロノさんがいつになく強い口調で割って入ってきた。
「サヤも今は体調を戻す事を第一に考えてください。良いですね?」
クロノさんは時々見せる左手で自身の右肘をつかんで、右手で口もとをかくす仕草をしている……。私は「はい」と返事をしながら、周辺視野でエウディさんが「後でね」と口パクで伝えてきているのを確認した。
食後、エウディさんを除く三人は仕事に向かい、エウディさんは家事業務、私は家事業務の補助をした。補助と言っても、どこに何があるとか、1日の仕事についてとか微々たるものだ。
「リンリンはあんたも耐性つけたら良いって言ったのよ」
「でも、クロノさんが禁止されたんじゃダメ、ですね」
いつもは放任と言って良いほど皆の采配に任せられているが、エラスノのボスはクロノさんである。船内の規律やメンバーの管理はやはりクロノさんに従わなくてはならない。
「んー、一応、説明だけすると、別に体調の戻りが遅くなるようなものじゃあないのよね。ただ、少し負担はあるわ」
「どの程度ですか?」
「要は催淫剤に慣れるって事なの。前の香水みたいなの使うのよ。軽い幻覚もあるし、楽しいおクスリの時体調悪かったんでしょ?逆に今の心方面の不調は一時悪化するけど、要は慣れだから短期で治るって利点もあるのよ。ぐずぐず伸ばすより荒治療の方があたしは良いと思うのよね。サヤがやる気あるなら、クロノに口添えはできるわよ?あたしはここのメンバーじゃ無いし……一応、薬師だから」
薬師……って、外科技術を使わずに病気を治す専門家のハズ。
「薬師って、確か楽しいおクスリの制限とか取り締まる側というイメージがあるんですけど」
「今の時代はね。おかげで帝国がのさばってから免許剥奪よ。返納はしてないから、モグリとか闇って言われるわー。でも、そもそも免許受けたの2個前の時代なんだから、帝国につべこべ言われる言われはないんだけどー。ていうか、おクスリは上手く使えば廃人にもならないし治療効果大なのよ!」
薬師というのは本当らしく、エウディさんはつらつらと学術的な話を続けた。理解は追いつかないけど、薬師の指導の下なら依存性が出る事はないらしい。
香水を使うとして……体が溶ける幻覚の方は、多分次は耐えられる。幻覚だと分かっていれば、大丈夫。どちらか言うと、淫らな方が実生活に引きずりそうだ。アルバートさんで変なの見てその後一方的にギクシャクすれば、更に彼に失礼になる。
私は一旦はその提案を断った。しかし、その日の午後アルバートさんが仕事でしばらく船を離れたと聞いて、今しかないと感じてエウディさんに口添えをしてもらう事にした。
「それほどに、耐性をつけたいのですか?アルのために?」
「アルバートさんのため、と言うより、私がアルバートさんに向き合えないのは嫌なんです」
「実にサヤらしい」
資料を揃えてエウディさんが交渉すると、クロノさんとエウディさんは専門的な会話を繰り広げた。半減期がどうとかクリアランス値がこうとか、全然分からない。
「代謝酵素の誘導がメインなんですね?」
「受容体の減少はこの濃度ならあり得ないわ」
「つまり、離脱症状も無いと?」
「そ」
「体への負担は……、やはり夜のあれですが……」
「あんたも男性化で経験済みでしょ、あれの激しいのが来るわね。緩和の手だては惜しまないわ」
「緩和……。サヤは昨夜夢を見ましたか?」
「え、と。記憶には無いですが、何かの夢は見たと思います」
「それって多分、恐怖系じゃない?起きた時の頭痛とか吐き気、寒気は?」
「頭痛も吐き気も無かったです。でも、寒気はありました」
「ね?多分この子、恐怖系の夢見続けるわよ」
「……」
クロノさんはため息と共に催淫剤の使用を認めてくれた。
続いてエウディさんと二人きりで治療の説明を受けた。簡単に言えば、寝る前に以前おクスリで見たクロノさんやエウディさんにあれやこれやされる幻覚を見るらしい。
「……サヤはさぁ、アルちゃんの方が好き?」
「へぁっ?!」
「いや、夢にクロノかアルちゃんが出るとして、選べるならどっちが良いかなぁって。もしかして、リンリンの方が良い?」
アルバートさんとのそんなのを見たら、私は多分死んでしまう。
「選べるなら、クロノさんの方が良いです……」
「いや、選べないんだけどね」
なら何故聞く?
怨みを込めて睨むとエウディさんはうふふと笑っていた。からかわれた?
「んーん、ご存知だと思うけど、あたしとクロノは一応夫婦なの。んでも、どっちか言うと利害関係で結ばれてるだけ。あたしにとっては二人とも大事な子だから、番になるなら祝福するわ。あたしとクロノ長いけど、番どころか恋愛感情が生まれる兆候皆無だったから」
ちょっと悲しそうにエウディさんは笑った。多分、エウディさんにとってクロノさんは数少ない対等な相手だったんだろう。けれど、それでも恋はできなかった。エウディさんはクロノさんが自分と同じ道を行かないようにしたいんだ……。
「エウディさん……」
「というわけで、夢の中でクロノが出ても煮るなり焼くなり最後までやるなりお気になさらず」
「最後までって……」
「おほほほほ」
結局最後はからかわれて説明は終わった。
しかしその分、目と先読み力が高まっている。自分が出来なくなった事を確認しながらでも、先回り先回りで何とかいつも程度の食事はなんとか用意出来た。
「つ、疲れた……」
「おはよん!ってあんた、朝からそれ作ったの?まだ寝てなきゃ辛いでしょ?」
エウディさんは部屋に入るなり、私のおでこに手を当てた。彼の手は少しひんやりと感じる。
「やっだぁ、熱あるじゃ無い。あたしがあんたの世話も、男どもの世話もやるから、ちゃんと休んでなさいよ」
「でも、そんな……」
「あんたの仕事は休む事!私の仕事はあんたの代わり!もちろん、報酬は弾んでもらってるわ。逆にあんたが早く治りきらないと破産するわよ、この船。あたしは構わないけど」
うふっと笑った彼の顔を見て、早く回復するのが急務だと悟った。気遣いじゃなく、絶対本当に高待遇なやつだ。
「おはよーさん」
「アルバートさん……」
「ん?何や?サヤは体調もうええんか?」
昨日の夜の事が嘘のように、いつもの調子でアルバートさんは部屋に入ってきた。
「は、はい……」
それから、私は頭をポンポンと撫でられた。胸の奥がキュッとしまり、少し息苦しい。自分が発熱しているのも強く感じた。官能的な甘い香りを感じて、お腹が空いた時のような少し違うような、何かが欲しいという乾きもする。
「ちょっと!何あんたら二人で世界作ってんのよ?サヤはまだまだ発熱中!なのに朝食作ってあたしに叱られ中!だいたい、アルちゃんもまだ新月じゃないのに発作出すわ、すでに引いてるわってどういう事よ?」
「まぁ、色々あんねん。ところでエウディはなんで女装しとらへんの?」
「女装って何よ?あっちの方が可愛いし、色々気持ちいいのよ。でも、今回はクロノに雇われててこっちにしろってオーダーされたから仕方なしなの」
「でも、ねぇさん、そっちでも美人だよねー。おはよー」
現れたリードさんの言葉に、プリプリしていたエウディさんは一瞬で機嫌を直した。リードさんならお世辞って事も無い。
「って、リンリンはコレ!」
そしてまた、バッテンのシールが貼られている。
「もごもーご?」
いや、もごもごでは私はリードさんの言いたい事は分からない。
「まぁ、実際熱もあるやろーけどな。……俺の適性のせいやろな、目の潤みとかは」
アルバートさんは切なげに苦笑した。
熱と目の潤み?ぼーっとした頭のまま、また少しアルバートさんに見惚れて気がついた。私の反応は体調不良だけでなく、グールの異性を惹きつける適性の影響のせいだ。
「ごめん、なさい」
「……謝んなや。こっちこそ堪忍な」
アルバートさんは女性からの、無責任な好意の視線が不快だった。きっと、それを仲間から受けるのも不快なはず。むしろ、今までの信頼感を損なうようで、より深く傷つけてるかもしれない。
私のせいにして私自身を嫌いになったりしない人だからこそ、アルバートさんが傷ついてしまう……。
「もごっもご?」
「あたし?あたしは耐性つけたもん」
「耐性?耐性つけられるの?」
「もごもごもー」
「いけません。サヤはまだ体調が戻っていないんですから」
クロノさんがいつになく強い口調で割って入ってきた。
「サヤも今は体調を戻す事を第一に考えてください。良いですね?」
クロノさんは時々見せる左手で自身の右肘をつかんで、右手で口もとをかくす仕草をしている……。私は「はい」と返事をしながら、周辺視野でエウディさんが「後でね」と口パクで伝えてきているのを確認した。
食後、エウディさんを除く三人は仕事に向かい、エウディさんは家事業務、私は家事業務の補助をした。補助と言っても、どこに何があるとか、1日の仕事についてとか微々たるものだ。
「リンリンはあんたも耐性つけたら良いって言ったのよ」
「でも、クロノさんが禁止されたんじゃダメ、ですね」
いつもは放任と言って良いほど皆の采配に任せられているが、エラスノのボスはクロノさんである。船内の規律やメンバーの管理はやはりクロノさんに従わなくてはならない。
「んー、一応、説明だけすると、別に体調の戻りが遅くなるようなものじゃあないのよね。ただ、少し負担はあるわ」
「どの程度ですか?」
「要は催淫剤に慣れるって事なの。前の香水みたいなの使うのよ。軽い幻覚もあるし、楽しいおクスリの時体調悪かったんでしょ?逆に今の心方面の不調は一時悪化するけど、要は慣れだから短期で治るって利点もあるのよ。ぐずぐず伸ばすより荒治療の方があたしは良いと思うのよね。サヤがやる気あるなら、クロノに口添えはできるわよ?あたしはここのメンバーじゃ無いし……一応、薬師だから」
薬師……って、外科技術を使わずに病気を治す専門家のハズ。
「薬師って、確か楽しいおクスリの制限とか取り締まる側というイメージがあるんですけど」
「今の時代はね。おかげで帝国がのさばってから免許剥奪よ。返納はしてないから、モグリとか闇って言われるわー。でも、そもそも免許受けたの2個前の時代なんだから、帝国につべこべ言われる言われはないんだけどー。ていうか、おクスリは上手く使えば廃人にもならないし治療効果大なのよ!」
薬師というのは本当らしく、エウディさんはつらつらと学術的な話を続けた。理解は追いつかないけど、薬師の指導の下なら依存性が出る事はないらしい。
香水を使うとして……体が溶ける幻覚の方は、多分次は耐えられる。幻覚だと分かっていれば、大丈夫。どちらか言うと、淫らな方が実生活に引きずりそうだ。アルバートさんで変なの見てその後一方的にギクシャクすれば、更に彼に失礼になる。
私は一旦はその提案を断った。しかし、その日の午後アルバートさんが仕事でしばらく船を離れたと聞いて、今しかないと感じてエウディさんに口添えをしてもらう事にした。
「それほどに、耐性をつけたいのですか?アルのために?」
「アルバートさんのため、と言うより、私がアルバートさんに向き合えないのは嫌なんです」
「実にサヤらしい」
資料を揃えてエウディさんが交渉すると、クロノさんとエウディさんは専門的な会話を繰り広げた。半減期がどうとかクリアランス値がこうとか、全然分からない。
「代謝酵素の誘導がメインなんですね?」
「受容体の減少はこの濃度ならあり得ないわ」
「つまり、離脱症状も無いと?」
「そ」
「体への負担は……、やはり夜のあれですが……」
「あんたも男性化で経験済みでしょ、あれの激しいのが来るわね。緩和の手だては惜しまないわ」
「緩和……。サヤは昨夜夢を見ましたか?」
「え、と。記憶には無いですが、何かの夢は見たと思います」
「それって多分、恐怖系じゃない?起きた時の頭痛とか吐き気、寒気は?」
「頭痛も吐き気も無かったです。でも、寒気はありました」
「ね?多分この子、恐怖系の夢見続けるわよ」
「……」
クロノさんはため息と共に催淫剤の使用を認めてくれた。
続いてエウディさんと二人きりで治療の説明を受けた。簡単に言えば、寝る前に以前おクスリで見たクロノさんやエウディさんにあれやこれやされる幻覚を見るらしい。
「……サヤはさぁ、アルちゃんの方が好き?」
「へぁっ?!」
「いや、夢にクロノかアルちゃんが出るとして、選べるならどっちが良いかなぁって。もしかして、リンリンの方が良い?」
アルバートさんとのそんなのを見たら、私は多分死んでしまう。
「選べるなら、クロノさんの方が良いです……」
「いや、選べないんだけどね」
なら何故聞く?
怨みを込めて睨むとエウディさんはうふふと笑っていた。からかわれた?
「んーん、ご存知だと思うけど、あたしとクロノは一応夫婦なの。んでも、どっちか言うと利害関係で結ばれてるだけ。あたしにとっては二人とも大事な子だから、番になるなら祝福するわ。あたしとクロノ長いけど、番どころか恋愛感情が生まれる兆候皆無だったから」
ちょっと悲しそうにエウディさんは笑った。多分、エウディさんにとってクロノさんは数少ない対等な相手だったんだろう。けれど、それでも恋はできなかった。エウディさんはクロノさんが自分と同じ道を行かないようにしたいんだ……。
「エウディさん……」
「というわけで、夢の中でクロノが出ても煮るなり焼くなり最後までやるなりお気になさらず」
「最後までって……」
「おほほほほ」
結局最後はからかわれて説明は終わった。
0
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
貴妃エレーナ
無味無臭(不定期更新)
恋愛
「君は、私のことを恨んでいるか?」
後宮で暮らして数十年の月日が流れたある日のこと。国王ローレンスから突然そう聞かれた貴妃エレーナは戸惑ったように答えた。
「急に、どうされたのですか?」
「…分かるだろう、はぐらかさないでくれ。」
「恨んでなどいませんよ。あれは遠い昔のことですから。」
そう言われて、私は今まで蓋をしていた記憶を辿った。
どうやら彼は、若かりし頃に私とあの人の仲を引き裂いてしまったことを今も悔やんでいるらしい。
けれど、もう安心してほしい。
私は既に、今世ではあの人と縁がなかったんだと諦めている。
だから…
「陛下…!大変です、内乱が…」
え…?
ーーーーーーーーーーーーー
ここは、どこ?
さっきまで内乱が…
「エレーナ?」
陛下…?
でも若いわ。
バッと自分の顔を触る。
するとそこにはハリもあってモチモチとした、まるで若い頃の私の肌があった。
懐かしい空間と若い肌…まさか私、昔の時代に戻ったの?!
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる