69 / 192
54-2 ラグビーのボールは楽じゃない
しおりを挟む
次の日、宿から皆で出た直後から誰かにつけられていた。なんで分かるかと言うと相手がド下手クソな上に複数人だから。
と言うか、そもそもあまり隠れる気が無いのかもしれない。
道はそれなりに混んではいたけれど、異様にぶつかったり近づいてくる人が何人もいる。さりげなく私を真ん中にして歩いてくれるので助かった。前を歩いていたサタナさんが、私を隠すようにスッと動く。その時、右側にいたディナさんに思いっきりぶつかってくる人がいた。しかもショールを強奪する勢いで。
ショールは頭からは脱げたけど、首にひっかかって盗られはしなかった。
「ちょっと!」ディナさんが怒ったけど犯人は逃走。
「コレ持ってなかったらとっ捕まえたのに。」
ジェード君は両手に持った結晶の袋を揺らす。
まずいな。と小さな声でサタナさんが呟くのが聞こえた。
その後は相変わらず つけられてる気配はするがぶつかる人は激減した。ほんと嫌な予感しかしない。
結晶の取引所内には付いてこなかった彼らだが、換金して外に出たら再び、である。しかも、なんか増えてるし。
大量の結晶をみんなで運んでいたから、強盗かスリ予備軍とも考えられるけど、むしろそっちなら(サタナさんとかが)返り討ちに出来るだろうからマシなんだろうな。
「ディナはん、えいこサンとこの店見てて待っててや。野暮用済ましてくるわ。」
小さな雑貨店の中に私達を置いて、サタナさんとジェード君が外に出た。ディナさんを見るとコクンと頷いたので、ついてきた人達をなんとかしに行ってくれたのだろう。
しばらくして二人とも戻ってきてくれた。店を出ても奴らはいない。
流石!今度こそお祭りを楽しまなくちゃ!
お祭りのテーマはどうやら虹のようだ。ディナさんに聞くと、虹の精霊を表していて太陽と恵みの雨に感謝するニュアンスだった。こちらの宗教観が分かってないからズレているかもしれないけれどだいたい合っているだろう。
お昼ご飯はマーケット広場の食べ歩きで済ませた。王都の屋台は薄味な素材重視の食べ物が多かったが、こちらはガツンとしたハイカロリーな物が多くて幸せです。王都→フライドポテト、ナイロ→ビザ味フライドポテト、みたいな。毎日だと太っちゃうなー、と思いながらディナさんとシェアしながら色々試した。ディナさんの筋肉は飾りじゃないので消費カロリーも多く、つまりよく食べる。
メイン広場の方に行くまでに、再び何人かついてきた。げんなりだ。その度にジェード君やサタナさんがふらっと消えて、ついてくる人数が少なくなる。そしてまた増える。流石にこの状況ではディナさんが私に張り付いてくれているから心配はしていないけれど、食べ物以外祭を楽しめていない。
ああ!イライラする!
『ママ、感知られ過ぎて気持ち悪い。』
マリちゃんだって疲れてきたようだ。
サタナさんがまた離れた直後、ジェード君が魔法で攻撃を受けた。
「街中で何してんだよ!」ジェード君が犯人に向かう。怪我はしてなさそう。
よかった、と、思った瞬間、目の前のディナさんに真っ白のどでかい袋が頭から被せられた。
「きゃ!」
え?とびっくりしたらふわりと体が持ち上がってディナさんが入って袋が遠ざかる。違う、私が拐われた側だ!
遠くでディナさんが袋から這い出したのがギリギリ見えたあたりで、「あっつうっ!」と言って私を攫った男が私を放り投げた。マリちゃんが魔法を放ったようだ。着地に備えて身構えたら今度は違う男が私をキャッチした。
そしてまた小脇に抱えられて走られる、マリちゃんの攻撃→放り投げられる→キャッチ→小脇。
なんなの!私はラグビーボールじゃない!
だいたい150センチは小柄だけど、そんなにちんまく無いわ!ポンポンポンポン投げないでよ!
気がついたら大きな虹のオブジェがある広場まで来ていた。祭りのメイン会場まで連れてこられた?
その脇の方では沢山のカップルがイチャコラしている。恋人の聖地的な一角かーと若干現実逃避気味に考察してみた。
裏路地に連れてこられると、意外と優しく降ろされたが、両手足をちゃちゃっと手慣れた感じで縛り上げられる。おっとぉ、伝家の宝刀ウランさんの愛の証が使えないじゃないかい。
「マリちゃん、手足結ばれた。」『分かったよ。解縛のを練るね!』
我が子ながら素敵すぎる。しかし、魔法発動前に路地裏に面した家の中に押し込まれた。
手足を縛られて、押し込まれるとどうなるか。当然こけます。腕で受け身を取ったけど、こけた瞬間『きゅう。』という声が懐から聞こえた。場所的に潰してしまってはいないけどマリちゃんに何らかのダメージが!
「ようやく二人きりになれたね!」
転んだまま見上げると、乱雑な部屋に似つかわしくない清潔なピシッとした服装の男の人が立って居た。
「貴方は?」
「僕はティラだよ!マリアンヌ!」
ぞぞぞぞぞっ。
それはあの小説の主人公とヒロインの名前っ!
「あの、私マリアンヌじゃ「確かに髪色と身長くらいしか同じじゃないね!でも、その髪色は滅多にいないんだよ!しかも、それを隠そうとするなんて、なんて奥ゆかしい!君はマリアンヌになれる!」
別になりたくない。もしなれても、あんな男には惚れない。ついでに、この人はティラにちっとも似てない。
「それに、その美しい声はヒロインにぴったりだ!そして、君を手に入れれば僕はティラになれる!素晴らしい!ところで、最新刊は読んだかな?」
この人ヤバイ人だ。目が異様にギラギラしている。
刺激しちゃマズイ?
「あ、生憎拝見していません。」
月並みだけど、隙をついて逃げるしかない。今のところ殺されたりはしないみたい。
なるべく、二巻のマリアンヌに寄せて答えてみる。
「そうか、でも大丈夫!今から追体験出来るからね!安心して!貞淑な君には刺激が強いだろうけれど、僕は慣れているからね!任せると良い!」
なんと、ベルトをかちゃかちゃ言わせ始めた。
しまった、最新刊は主人公とヒロインが結ばれたとかなんとかサタナさんが言ってた。もしかしなくても、そう言う意味ですか?
と言うか、そもそもあまり隠れる気が無いのかもしれない。
道はそれなりに混んではいたけれど、異様にぶつかったり近づいてくる人が何人もいる。さりげなく私を真ん中にして歩いてくれるので助かった。前を歩いていたサタナさんが、私を隠すようにスッと動く。その時、右側にいたディナさんに思いっきりぶつかってくる人がいた。しかもショールを強奪する勢いで。
ショールは頭からは脱げたけど、首にひっかかって盗られはしなかった。
「ちょっと!」ディナさんが怒ったけど犯人は逃走。
「コレ持ってなかったらとっ捕まえたのに。」
ジェード君は両手に持った結晶の袋を揺らす。
まずいな。と小さな声でサタナさんが呟くのが聞こえた。
その後は相変わらず つけられてる気配はするがぶつかる人は激減した。ほんと嫌な予感しかしない。
結晶の取引所内には付いてこなかった彼らだが、換金して外に出たら再び、である。しかも、なんか増えてるし。
大量の結晶をみんなで運んでいたから、強盗かスリ予備軍とも考えられるけど、むしろそっちなら(サタナさんとかが)返り討ちに出来るだろうからマシなんだろうな。
「ディナはん、えいこサンとこの店見てて待っててや。野暮用済ましてくるわ。」
小さな雑貨店の中に私達を置いて、サタナさんとジェード君が外に出た。ディナさんを見るとコクンと頷いたので、ついてきた人達をなんとかしに行ってくれたのだろう。
しばらくして二人とも戻ってきてくれた。店を出ても奴らはいない。
流石!今度こそお祭りを楽しまなくちゃ!
お祭りのテーマはどうやら虹のようだ。ディナさんに聞くと、虹の精霊を表していて太陽と恵みの雨に感謝するニュアンスだった。こちらの宗教観が分かってないからズレているかもしれないけれどだいたい合っているだろう。
お昼ご飯はマーケット広場の食べ歩きで済ませた。王都の屋台は薄味な素材重視の食べ物が多かったが、こちらはガツンとしたハイカロリーな物が多くて幸せです。王都→フライドポテト、ナイロ→ビザ味フライドポテト、みたいな。毎日だと太っちゃうなー、と思いながらディナさんとシェアしながら色々試した。ディナさんの筋肉は飾りじゃないので消費カロリーも多く、つまりよく食べる。
メイン広場の方に行くまでに、再び何人かついてきた。げんなりだ。その度にジェード君やサタナさんがふらっと消えて、ついてくる人数が少なくなる。そしてまた増える。流石にこの状況ではディナさんが私に張り付いてくれているから心配はしていないけれど、食べ物以外祭を楽しめていない。
ああ!イライラする!
『ママ、感知られ過ぎて気持ち悪い。』
マリちゃんだって疲れてきたようだ。
サタナさんがまた離れた直後、ジェード君が魔法で攻撃を受けた。
「街中で何してんだよ!」ジェード君が犯人に向かう。怪我はしてなさそう。
よかった、と、思った瞬間、目の前のディナさんに真っ白のどでかい袋が頭から被せられた。
「きゃ!」
え?とびっくりしたらふわりと体が持ち上がってディナさんが入って袋が遠ざかる。違う、私が拐われた側だ!
遠くでディナさんが袋から這い出したのがギリギリ見えたあたりで、「あっつうっ!」と言って私を攫った男が私を放り投げた。マリちゃんが魔法を放ったようだ。着地に備えて身構えたら今度は違う男が私をキャッチした。
そしてまた小脇に抱えられて走られる、マリちゃんの攻撃→放り投げられる→キャッチ→小脇。
なんなの!私はラグビーボールじゃない!
だいたい150センチは小柄だけど、そんなにちんまく無いわ!ポンポンポンポン投げないでよ!
気がついたら大きな虹のオブジェがある広場まで来ていた。祭りのメイン会場まで連れてこられた?
その脇の方では沢山のカップルがイチャコラしている。恋人の聖地的な一角かーと若干現実逃避気味に考察してみた。
裏路地に連れてこられると、意外と優しく降ろされたが、両手足をちゃちゃっと手慣れた感じで縛り上げられる。おっとぉ、伝家の宝刀ウランさんの愛の証が使えないじゃないかい。
「マリちゃん、手足結ばれた。」『分かったよ。解縛のを練るね!』
我が子ながら素敵すぎる。しかし、魔法発動前に路地裏に面した家の中に押し込まれた。
手足を縛られて、押し込まれるとどうなるか。当然こけます。腕で受け身を取ったけど、こけた瞬間『きゅう。』という声が懐から聞こえた。場所的に潰してしまってはいないけどマリちゃんに何らかのダメージが!
「ようやく二人きりになれたね!」
転んだまま見上げると、乱雑な部屋に似つかわしくない清潔なピシッとした服装の男の人が立って居た。
「貴方は?」
「僕はティラだよ!マリアンヌ!」
ぞぞぞぞぞっ。
それはあの小説の主人公とヒロインの名前っ!
「あの、私マリアンヌじゃ「確かに髪色と身長くらいしか同じじゃないね!でも、その髪色は滅多にいないんだよ!しかも、それを隠そうとするなんて、なんて奥ゆかしい!君はマリアンヌになれる!」
別になりたくない。もしなれても、あんな男には惚れない。ついでに、この人はティラにちっとも似てない。
「それに、その美しい声はヒロインにぴったりだ!そして、君を手に入れれば僕はティラになれる!素晴らしい!ところで、最新刊は読んだかな?」
この人ヤバイ人だ。目が異様にギラギラしている。
刺激しちゃマズイ?
「あ、生憎拝見していません。」
月並みだけど、隙をついて逃げるしかない。今のところ殺されたりはしないみたい。
なるべく、二巻のマリアンヌに寄せて答えてみる。
「そうか、でも大丈夫!今から追体験出来るからね!安心して!貞淑な君には刺激が強いだろうけれど、僕は慣れているからね!任せると良い!」
なんと、ベルトをかちゃかちゃ言わせ始めた。
しまった、最新刊は主人公とヒロインが結ばれたとかなんとかサタナさんが言ってた。もしかしなくても、そう言う意味ですか?
0
お気に入りに追加
1,000
あなたにおすすめの小説
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
とある令嬢が男装し第二王子がいる全寮制魔法学院へ転入する
春夏秋冬/光逆榮
恋愛
クリバンス王国内のフォークロス領主の娘アリス・フォークロスは、母親からとある理由で憧れである月の魔女が通っていた王都メルト魔法学院の転入を言い渡される。
しかし、その転入時には名前を偽り、さらには男装することが条件であった。
その理由は同じ学院に通う、第二王子ルーク・クリバンスの鼻を折り、将来王国を担う王としての自覚を持たせるためだった。
だがルーク王子の鼻を折る前に、無駄にイケメン揃いな個性的な寮生やクラスメイト達に囲まれた学院生活を送るはめになり、ハプニングの連続で正体がバレていないかドキドキの日々を過ごす。
そして目的であるルーク王子には、目向きもなれない最大のピンチが待っていた。
さて、アリスの運命はどうなるのか。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
闇黒の悪役令嬢は溺愛される
葵川真衣
恋愛
公爵令嬢リアは十歳のときに、転生していることを知る。
今は二度目の人生だ。
十六歳の舞踏会、皇太子ジークハルトから、婚約破棄を突き付けられる。
記憶を得たリアは前世同様、世界を旅する決意をする。
前世の仲間と、冒険の日々を送ろう!
婚約破棄された後、すぐ帝都を出られるように、リアは旅の支度をし、舞踏会に向かった。
だが、その夜、前世と異なる出来事が起きて──!?
悪役令嬢、溺愛物語。
☆本編完結しました。ありがとうございました。番外編等、不定期更新です。
転生したら、実家が養鶏場から養コカトリス場にかわり、知らない牧場経営型乙女ゲームがはじまりました
空飛ぶひよこ
恋愛
実家の養鶏場を手伝いながら育ち、後継ぎになることを夢見ていていた梨花。
結局、できちゃった婚を果たした元ヤンの兄(改心済)が後を継ぐことになり、進路に迷っていた矢先、運悪く事故死してしまう。
転生した先は、ゲームのようなファンタジーな世界。
しかし、実家は養鶏場ならぬ、養コカトリス場だった……!
「やった! 今度こそ跡継ぎ……え? 姉さんが婿を取って、跡を継ぐ?」
農家の後継不足が心配される昨今。何故私の周りばかり、後継に恵まれているのか……。
「勤労意欲溢れる素敵なお嬢さん。そんな貴女に御朗報です。新規国営牧場のオーナーになってみませんか? ーー条件は、ただ一つ。牧場でドラゴンの卵も一緒に育てることです」
ーーそして謎の牧場経営型乙女ゲームが始まった。(解せない)
麗しの勘違い令嬢と不器用で猛獣のような騎士団長様の純愛物語?!
miyoko
恋愛
この国の宰相であるお父様とパーティー会場に向かう馬車の中、突然前世の記憶を思い出したロザリー。この国一番の美少女と言われる令嬢であるロザリーは前世では平凡すぎるOLだった。顔も普通、体系はややぽっちゃり、背もそこそこ、運動は苦手、勉強も得意ではないだからと言って馬鹿でもない。目立たないため存在を消す必要のないOL。そんな私が唯一楽しみにしていたのが筋肉を愛でること。ボディビルほどじゃなくてもいいの。工事現場のお兄様の砂袋を軽々と運ぶ腕を見て、にやにやしながら頭の中では私もひょいっと持ち上げて欲しいわと思っているような女の子。せっかく、美少女に生まれ変わっても、この世界では筋肉質の男性がそもそも少ない。唯一ドストライクの理想の方がいるにはいるけど…カルロス様は女嫌いだというし、絶対に筋肉質の理想の婚約相手を見つけるわよ。
※設定ゆるく、誤字脱字多いと思います。気に入っていただけたら、ポチっと投票してくださると嬉しいですm(_ _)m
嘘つくつもりはなかったんです!お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。
季邑 えり
恋愛
異世界転生した記憶をもつリアリム伯爵令嬢は、自他ともに認めるイザベラ公爵令嬢の腰ぎんちゃく。
今日もイザベラ嬢をよいしょするつもりが、うっかりして「王子様は理想的な結婚相手だ」と言ってしまった。それを偶然に聞いた王子は、早速リアリムを婚約者候補に入れてしまう。
王子様狙いのイザベラ嬢に睨まれたらたまらない。何とかして婚約者になることから逃れたいリアリムと、そんなリアリムにロックオンして何とかして婚約者にしたい王子。
婚約者候補から逃れるために、偽りの恋人役を知り合いの騎士にお願いすることにしたのだけど…なんとこの騎士も一筋縄ではいかなかった!
おとぼけ転生娘と、麗しい王子様の恋愛ラブコメディー…のはず。
イラストはベアしゅう様に描いていただきました。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる